JPS5830340B2 - タイシヨウゲキセイノスグレタ ジユシソセイブツ - Google Patents

タイシヨウゲキセイノスグレタ ジユシソセイブツ

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JPS5830340B2
JPS5830340B2 JP5022074A JP5022074A JPS5830340B2 JP S5830340 B2 JPS5830340 B2 JP S5830340B2 JP 5022074 A JP5022074 A JP 5022074A JP 5022074 A JP5022074 A JP 5022074A JP S5830340 B2 JPS5830340 B2 JP S5830340B2
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JP
Japan
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bicyclo
hebutene
mol
polymer
weight
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JP5022074A
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四郎 国領
博 小沼
隆 上島
純一 中村
忠達 津下
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication of JPS5830340B2 publication Critical patent/JPS5830340B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐衝撃性のすぐれた樹脂組成物に関する。
さらにくわしくは、(A)(1) r少なくとも一個の
シアノ基またはシアノ基を含む置換基を有するノルボル
ネン誘導体」(以下「シアノ系ノルボルネン誘導体」と
云う)の開環単重合体または(2)該シアノ系ノルボル
ネン誘導体と多くとも50モル%の他の環状オレフィン
系化合物との開環共重合体99〜10重量部と(E)(
1)r塩化ビニル単重合体またヲ財2)塩化ビニルを少
なくとも50モル%含有する共重合体」(以下「塩化ビ
ニル系重合体」と云う)1〜90重量部とからなる配合
物100重量部に対して(C)(1)ブタジェン系ゴム
状物、アクリル酸エステル系ゴム状物、塩素化ポリエチ
レン系ゴム状物、エチレン−酢酸ビニル系ゴム状物およ
びエチレン−プロピレン系ゴム状物からなる群からえら
ばれた少なくとも一種の弾性体とスチレン単重合体もし
くはスチレン、アクリロニトリルおよびメチルメタクリ
レートからなる群からえらばれた少なくとも一種のビニ
ル系化合物を少なくとも50重量%含有する共重合樹脂
との配合物または(2)該弾性体に該ビニル系化合物の
うち少なくとも一種をグラフト重合することにより得ら
れるグラフト物」(以下「耐衝撃性樹脂」と云う)1〜
50重量部とからなる耐衝撃性のすぐれた樹脂組成物に
関する。
5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2を
タングステンおよび/またはモリブデンの化合物と有機
アルミニウム化合物あるいはこれらの化合物と第三成分
とからなる触媒系で開環重合することにより得られる開
環重合体は、一般に使用されている塩化ビニル系樹脂(
pvc)およびプロピレン系樹脂(pp)に比べて耐衝
撃性がすぐれているばかりでなく、引張強度および硬度
は塩化ビニル系樹脂に匹敵し、プロピレン系樹脂よりも
高く、さらに耐熱性がすぐれている(ガラス転移温度が
高い)から、高温において使用することが可能であるこ
とは知られている(特開昭48−100500号明細書
参照)。
さらに、本発明者らの一部は、すでに5−シアノ−ビシ
クロ〔2・2・1〕−へブテン−2以外の少なくとも一
個のシアノ基またはシアン基を含む置換基を有するノル
ボルネン誘導体を前記特開昭48−100500号明細
書に記載された触媒系で開環重合することにより新規な
重合体が得られることを見出し、以前に提案した(特願
昭47108902号)。
しかし上記の方法により得られる少な(とも−個のシア
ノ基またはシアノ基を含む置換基を有するビシクロ〔2
・2・1〕−へブテン−2’)開環重合体は、上記のご
とく、一般に使用されている合成樹脂にくらべ、種々の
特性がすぐれているが、特にその開環重合体をたとえば
、各種容器、ヘルメット、機械器具部品、窓枠、照明用
カバー(街灯)および日用品雑貨のごとき成形物に成形
加工した場合、得られる成形物の耐衝撃性はかならずし
も満足なものとは云えない。
一般に、合成樹脂の耐衝撃性を向上させるためにゴム状
物を配合することが行なわれている。
上記開環重合体にゴム状物を配合した場合、耐衝撃性は
改良することができるげれども、引張強度(抗張力)が
低下するうらみがある。
本発明者らは、シアノ系ノルボルネン誘導体の開環重合
体またはシアノ系ノルボルネン誘導体を主成分とする開
環重合体の耐衝撃性を向上させ、引張強度があま−り低
下しない組成物を得る方法について種々探索した結果、
上記開環重合体(共重合体も含む)に塩化ビニル系重合
体と耐衝撃性樹脂を配合(混合)することにより、耐衝
撃性がすぐれ、かつ引張強度があまり低くない樹脂組成
物が得られることを見出し、本発明に到達した。
本発明により得られる樹脂組成物は、上記のごとき特性
を有するばかりでなく、組成物の成形物の表面の硬度が
比較的に高く、引張強度(抗張力)もあまり低下してい
ない。
さらに、塩化ビニル系重合体を配合するため、得られる
組成物は難燃性になる。
特に、塩化ビニル系重合体の混合割合によってはきびし
い難燃規格であるUL垂直法でもSE(自己消火性)に
合格する組成物もある。
本発明において使用される開環重合体は少なくとも一個
のシアノ基および/またはシアノ基を含む置換基を有す
るノルボルネン誘導体(すなわち、シアノ系ノルボルネ
ン誘導体)を単独で開環重合することにより得られる開
環単重合体あるいはこれらのシアノ系ノルボルネン誘導
体と多くとも50モル%の環状オレフィン系化合物とを
共重合することにより得られる開環共重合体である。
上記開環重合体を製造するにあたり、単量体として用い
られるシアノ系ノルボルネン誘導体はビシクロ〔2・2
・1〕−へブテン−2の5および6の位置に少な(とも
一つのシアノ基またはシアノ基を含む置換基を有するも
のである。
すなわち、下式であられされるものである。
(ただし、w、x、yおよび2は水素原子またはシアノ
基、シアノ基を含む置換基もしくは炭素数1〜20のア
ルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリル(
aryl)基およびアラルキル基からなる群からえらば
れた炭化水素基であるが、少なくとも一つはシアノ基ま
たはシアノ基を含む置換基である) 上記のシアノ基を含む置換基としては、シアノメチル基
、シアノエチル基、シアノプロピル基、シアノ−n−ブ
チル基、シアノ−イソブチル基およびω−シアノ−n−
ヘプチル基があげられる。
また、炭化水素基はメチル基、エチル基、フロビル基、
n−ブチル基、イソブチル基、オクチル基、フェニル基
、シクロヘキシル基および2−オクテニル基があげられ
る。
これらのシアノ系ノルボルネン誘導体はシクロペンタジ
ェンとシアノ基またはシアノ基を含むビニル系化合物(
たとえば、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、
ビニリデンシアナイド、マレオニトリル)とをディール
ス−アルダ−(Diels −Alder )反応させ
ることによって合成することができる〔エッチ、エル、
ホルメス(H,L、 Holmes )著、オルガニッ
ク リアクションズ(Organic Reactio
ns )第4巻、第60頁〜第173頁、1948年、
ジョン ウィリーアンド サンズ社(John wil
ey and 5onsInc、)発行 参照〕が、ジ
シクロペンタジェンと上記ビニル系化合物とを反応させ
ることによって合成することも可能である。
本発明において用いられる開環重合体を製造するさいに
単量体として使用されるシアノ系ノルボルネン誘導体の
うち、代表的なものとしては、5−シアノ−ビシクロ〔
2・2・1〕−へブテン−2・5−メチル−5−シアノ
−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5−エチル
−5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2
・5−nプロピル−5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1
〕−へブテン−2・5−n−ブチル−5−シアノ−ビシ
クロ〔2・2・1〕−ヘプテン−2・5−インブチル−
5−シアノ−ビシクロ〔2・2・l〕−へブテン−2・
5〜n−オクチル−5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1
〕−へブテン−2・5−フェニル−5−シアノ−ビシク
ロ〔2・2・l〕−へブテン−2・5−シクロヘキシル
−5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2
・5−(2−オクテニル)−5〜シアノ−ビシクロ〔2
・2・1〕−へブテン−2・5・5−ジシアノ−ビシク
ロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5・6−ジシアツー
ビシクロ〔2・2・1)−へブテン−2・5−メチル−
6−シアツービシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・
5−エチル−6−シアツービシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2・5−n−7”チル−6−シアツービシクロ
〔2・2・1〕−へブテン−2・5−インブチル−6−
シアツービシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5フ
ェニル−6−シアツービシクロ〔2・2・1〕へブテン
−2・5−シアノメチル−ビシクロ〔2・2・1〕−ヘ
ゲテン−2・5−シアノエチル−ビシクロ〔2・2・1
〕−へブテン−2・5(シアノ−n−ブチル)−ビシク
ロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5−(シアノ−イソ
ブチル)ビシクロ〔2・2・l〕−へブテン−2・5=
(ω−シアノ−n−ヘプチル)−ビシクロ〔2・2・1
〕−へブテン−2および5−シアノフェニル−ビシクロ
〔2・2・1〕−へブテン−2があげられる。
置換基のつき方としてはエンド(endo )型および
エキソ(exo )型がある。
以上のごとく、シアノ系ノルボルネン誘導体は、異性体
が存在するけれども、本発明において使用する開環重合
体を製造する場合、前記のシアノ系ノルボルネン誘導体
を精密蒸溜などにより異性体を分離して用いてもよいが
、異性体を分離しないでそのまま用いてもよい)。
本発明においては、前記シアノ系ノルボルネン誘導体の
うち、一種のみを開環重合することにより得られる重合
体(すなわち、単重合体)を用いてもよいが、これらの
シアノ系ノルボルネン誘導体のうち、二種以上を開環重
合することにより得られる重合体(すなわち、共重合体
)を使用してもよい。
さらに、本発明においては前記ノルボルネン誘導体を主
成分としく50モル%以上)、これらと多くとも50モ
ル%の他の環状オレフィン系化合物とを共重合すること
により得られる共重合体も使用することができる。
他の環状オレフィン系化合物のうち、代表例としては、
シクロペンテン、シクロヘプテンおよびシクロドデセン
のような単環式オレフィン系化合物、■・5−シクロオ
クタジエン、1・5・9シクロドデカトリエン、1−ク
ロロ−1・5−シクロオクタジエンおよびノルボルナジ
ェンのような非共役環状ポリエン系化合物ならびに5−
メトオキシカルボニル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブ
テン−2・5−エトオキシカルボニル−ビシクロ〔2・
2・1〕−へブテン−2・5−アリロキシカルボニル−
ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5−メチル−
5−メトオキシカルボニルビシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2・5ヘキシロキシ力ルボニル−6−メチルー
ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5−エトオキ
シカルボニル−6−フェニル−ビシクロ〔2・2・1〕
−へブテン−2・5−へブチル−6−オクチロキジカル
ポニルービシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5−
メトオキシカルボニル−6−メトオキシカルボニル−ビ
シクロ〔2・2・1〕へブテン−2・5・6−ジメトオ
キシカルボニルービシクロ〔2・2・1〕−へブテン−
2・5メチル−6・6−ジメトオキシカルボニルービシ
クロ〔2・2・l〕−へブテン−2・5−ω−メトオキ
シカルボニルへブチル−6−オクチル−ビシクロ〔2・
2・1〕−へブテン−2・5−ωメトオキシカルボニル
ー2−デセニル−6−ペンチル−ビシクロ〔2・2・1
)−ヘプテン−2・5−アセトオキシメチル−ビシクロ
〔2・2・1ヘプテン−2および5−ステアロキシメチ
ルビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2のごときエス
テル系ノルボルネン誘導体、5−メトオキシ−ビシクロ
〔2・2・1〕−へブテン−2・5シクロヘキソオキシ
−ビシクロ〔2・2・l〕へブテン−2・5−メトオキ
シメチル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5
−メトオキシ6−メトオキシメチルービシクロ〔2・2
・1〕へブテン−2および5−フェノオキシ−ビシクロ
〔2・2・1〕−へブテン−2のごときエーテル系ノル
ボルネン誘導体、3・6−メチレン−1・2・3・6−
チトラヒドローシスーフタリツクアンハイドライド、6
−(5−カルボオキシ−ビシクロ〔2・2・1〕−2−
へブテニル)酢酸無水物、4・7−メタノ−1−メチル
−1・2・3・3α・4・7・7α−8−ナフタレン−
1・2ジカルボン酸無水物および4−(ビシクロ〔2・
2・1〕−2−へブテニル)フタル酸無水物のごとき酸
無水物系ノルボルネン誘導体、N−メチル=3・6−メ
チレン−1・2・3・6−チトラヒドローシスーフタル
イミド、N−メチル−3・6−メチレン−1−メチル−
1・2・3・6−チトラヒドローシスーフタルイミド、
ビシクロ〔2・2・1〕へブタ−2−エン−5−スピロ
−3′(N−エチルサクシンイミド)、2−メチル−2
−アザート3−ジオキソ−5・8−メタノート2・3・
4・4α・5・8・8α−オクタヒドロナフタレン、N
−エチル−5・8−メタノート2・3・4・4α・5・
8・8α−オクタヒドロナフタレン−2・3−ジカルボ
キシイミド、N−メチル−4−(5−ノルボルナ−2−
エニル)フタルイミド、N−(5−ノルボルナ−2−エ
ニル)メチル−マレイミド、N−(5−ノルボルナ−2
エニル)メチル−シトラコンイミドおよ′びN−(5−
ノルボルナ−2−エニル)メチル−ナフタレン−2・3
−ジカルボキシイミドのごときイミド系ノルボルネン誘
導体、5−クロロ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン
−2・5・5−ジクロロ−ビシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2および5・6−ジクロロ−ビシクロ〔2・2
・1〕へブテン−2のごときハロゲン系ノルボルネン誘
導体、N−N−ジメチル−ビシクロ〔2・2・1〕へブ
テン−2−カルボンアミド−5、N−メチル−N−エチ
ル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2−カルボン
アミド−5、N−N−ジ−nプロピル−ビシクロ〔2・
2・1〕−ヘプテン2−カルボンアミド−5、N−N−
ジシクロヘキシル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン
−2−カルボンアミド−5、N−N−ジフェニル−ビシ
クロ〔2・2・1〕−へブテン−2−カルボンアミド−
5、N−N−ジベンジル−ビシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2−カルボンアミド−5、N−N−ジエチル−
6−メチル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2−
カルボンアミドおよびN−N−N’・N′−テトラメチ
ル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2−カルボン
アミド−5のごときアミド系ノルボルネン誘導体ならび
に5−(2−ピリジル)−ビシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2・5−(3−ピリジル)−ビシクロ〔2・2
・1〕−へブテン−2・5−(3−メチル−2−ピリジ
ル)−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2・5−(
4−メチル−2−ピリジル)ビシクロ〔2・2・1〕−
へブテン−2,5(6−メチル−2−ピリジル)−ビシ
クロ〔2・2・1〕−へブテン−2,5−(5−メチル
−3ピリジル)−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−
2,5−(6−メチル−3−ピリジル)−ビシクロ〔2
・2・1〕−へブテン−2,5−(5エチル−2−ピリ
ジル)−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2,5−
(3・5−ジメチル2−ピリジル−ビシクロ〔2・2・
l〕−へブテン−2,5−(5−エチル−3−メチル−
2−ピリジル)−ビシクロ〔2・2・IJ−ヘプテン2
.5−(2−キノリル)−ビシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2,5−(4−キノリン)−ビシクロ〔2・2
・1〕−へブテン−2,5−(9−カルバゾリル)−ビ
シクロ〔2・2・1〕−へブテン−2,5−(3−メチ
ル−9−カルバゾリル)−ビシクロ〔2・2・1〕−へ
ブテン−2,5−(3−n−ブチル−9−カルバゾリル
)−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2,5−(9
−フチルー3−カルバゾリル)−ビシクロ〔2・2・1
〕−へブテン−2,5−(9−オクチル−3−カルバゾ
リル)−ビシクロ〔2・2・1〕へブテン−2および5
−(9−ドデシル−3−カルバゾリル)−ビシクロ〔2
・2・1〕−へブテン−2のごとき窒素含有複素環系ノ
ルボルネン誘導体のような極性基または極性基を含む置
換基を有するノルボルネン誘導体があげられる。
さらに、他の環状オレフィン系化合物としては、1・4
−ジヒドロート4−メタノナフタレン、1・4−ジヒド
ロ−1・4−メタノ−6−メチルナフタレン、■・4−
ジヒドロ−1・4−メタノ6−メトオキシナフタレン、
1・4−ジヒドロ−1・4−メタノ−6−メトキシカル
ボニルナフタレン、1・4−ジヒドロ−6−フルオロー
ト4−メタノナフタレン、1・4−ジヒドロ−1・4−
メタノ−5・6・7・8−テトラフルオロナフタレン、
6−クロロート4−ジヒドロ−1・4−メタノナフタレ
ン、■・4−ジヒドロ−1・4−メタノ−5・6・7・
8−テトラクロロナフタレン、5・8−ジアセトキシー
ト4−ジヒドロ−1・4−メタノナフタレン、5・8−
ジアセトキシ−6・7−ジシアツー1・4−ジヒドロト
4−メタノナフタレン、5・8−ジアセトキシ−1・4
−ジヒドローエ・4−メタノ−6−メチルナフタレン、
5・8−ジアセトキシート4−ジヒドロ−6・7−シメ
チルー1・4−メタノナフタレン、5・8−ジアセトキ
シ−1・4−ジヒドロ−6・7〜ジメトキシ−1・4−
メタノナフタレン、6−シアツート4−ジヒドロ−1・
4−メタノナフタレン、l・4−ジヒドロ−1・4−メ
タノアントラセン、1・4−ジヒドロ−1・4−メタノ
−6−メトオキシカルボニルアントラセン、9・10−
ジアセトキシ−1,4−ジヒドロ−1・4−メタノアン
トラセン、6−シアツト4−ジヒドロ−1・4−メタノ
アントラセンおよび1・4−ジヒドロ−9・10−ジフ
ェニル=1・4−メタノアントラセンのごとき芳香族系
ノルボルネン誘導体ならびに2−メトキシカルボニルビ
シクロ〔2・2・1〕−へブタ−2・5−ジエン、2−
エトキシカルボニルビシクロ〔2・2・l〕−へブタ−
2・5−ジエン、2−イソプロピルオキシカルボニルビ
シクロ〔2・2・1〕へブタ−2・5−ジエン、2−ペ
ンチルオキシカルボニルビシクロ〔2・2・1〕−へ7
’ター2・5−ジエン、2−オクチルオキシカルボニル
ビシクロ〔2・2・1〕−へブタ−2・5−ジエン2−
メトキシカルボニル−3−メチルビシクロ〔2・2・1
〕−へブタ−2・5−ジエン、2・3−ジメトキシカル
ボニルビシクロ〔2・2・1〕へブタ−2・5−ジエン
、2・3−ジブチルオキシカルボニルビシクロ〔2・2
°1〕−へフタ2・5−ジエン、2−メトキシカルボニ
ル−3エトキシカルボニルビシクロ〔2・2・1〕へブ
タ−2・5−ジエン、2・3−ジプロピルオキシカルボ
ニルビシクロ〔2・2・1,1−ヘプタ2・5−ジエン
、2・3−ジブチルオキシカルボニルビシクロ〔2・2
・1〕−へブタ−2・5−ジエン、2−メトキシカルボ
ニル−3−へキシルオキシカルボニルビシクロ〔2・2
・1〕へブタ−2・5−ジエン、2−アセトキシメチル
ビシクロ〔2・2・1〕−へブタ−2・5−ジエン、2
−ブチリルオキシメチルビシクロ〔2・2・1.1−へ
ブタ−2・5−ジエン、2−バレリルオキシメチルビシ
クロ〔2・2・1」−へブタ−2・5−ジエン、2−カ
プロイルオキシビシクロ〔2・2・1〕−へブタ−2・
5−ジエン、2・3−ジ(アセトキシメチル)ビシクロ
〔2・2・1〕へブタ−2・5−ジエン、2・3−ジ(
グロピオニルオキシメチル)ビシクロ〔2・2・1〕−
へブタ−2・5−ジエン、2−メトキシカルボニル3−
プロピル−ビシクロ〔2・2・1〕−へブタ−2・5−
ジエン、2−メトキシカルボニル3−ヘキシルビシクロ
〔2・2・1〕−へブタ−2・5−ジエン、2−メトキ
シ力ルホ=/L’−3フェニルビシクロ〔2・2・1〕
−へブタ−2・5−ジエン、2−アセトキシメチル−3
−メチルビシクロ〔2・2・1)−へブタ−2・5−ジ
エン、2−アセトキシメチル−3−シクロヘキシルビシ
クロ〔2・2・1〕−へブタ−2・5−ジエン、2−ア
セトキシメチル−3−フェニルビシクロ〔2・2・1〕
−へブタ−2・5−ジエン、2−プロビオニルオキシメ
チル−3−メチルビシクOC2・2・1〕−へ7’ター
2・5−ジエンオヨび2−バレリルオキシメチル−3−
フェニルビシクロ〔2・2・1〕−へブタ−2・5−ジ
エンのごときエステル基またはエステル基を含む置換基
を有するノルボルナジェンのようなノルボルナジェン誘
導体があげられる。
本発明において使用される前記シアノ系ノルボルネン誘
導体の単重合体またはこれらのシアノ系ノルボルネン誘
導体相互もしくはこれらのノルボルネン誘導体を主成分
とする共重合体を製造するには、タングステンおよび/
またはモリブデンの化合物と有機アルミ−ラム化合物あ
るいはそれらと第三成分とからなる触媒系で不活性有機
溶媒中でまたは溶媒の不存在下で一100℃〜+200
℃の温度範囲で前記の単量体あるいは単量体の混合物を
開環重合することにより達成することができる。
上記タングステンおよびモリブデンの化合物のうち、代
表的なものとしては、六塩化タングステン、五塩化モリ
ブデン、タングステンオキシテトラクロライド(WOC
l4)およびタングステンのハロゲン化物をアルミニウ
ム粉末により還元することにより得られるアルミニウム
ータングステンのハロゲン化物(たとえばA14W3C
118)があげられる。
また、有機アルミニウム化合物は一般式AlR3もしく
はAlRnX3−n (ただし、Rはアルキル基また
はアリル(aryl)基であり、Xはハロゲンもしくは
水素原子またはアルコキシ基であり、nはl、1.5ま
たは2である)またはAlR3−H2O(ただし、モル
比でH20/AlR3<1.5 )で処理したものがあ
げられる。
この有機アルミニウム化合物のうち、トリエチルアルミ
ニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルア
ルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、ジ−n
−ブチルアルミニウムクロライド、エチルアルミニウム
セスキクロライド、ジエチルアルミニウムブトオキサイ
ドおよびトリエチルアルミニウムー水(モル比1:0.
5)が触媒成分として好適である。
また、第三成分としては、水、過酸化物(たとえば、ベ
ンゾイルパーオキサイド、第三級−ブチルハイドロパー
オキサイド、過酸化水素)、エポオキサイド系化合物(
たとえば、プロピレンオキサイド、エピクロルヒドリン
、アリルグリシジルエーテル)、・・ロゲン含有有機化
合物〔たとえば、アリル(allyl )クロライド、
α−クロロアセトン〕、アセタール系化合物(たとえば
、アセトアルデヒドジエチルアセクール、シェドオキシ
メタン、ジクロロアセトアルデヒドジメチルアセタール
)、アルコール系化合物(たとえば、メチルアルコール
、rl−7”チルアルコール、フェノール)およびオル
ソカルボン酸エステル系化合物(たとえば、オルンギ酸
メチル、オルンギ酸エチル)があげられる。
さらに、不活性有機溶媒としては、上記触媒を被毒しな
いものが望ましく、その代表例として、ペンタン、ヘキ
サンおよび石油エーテルのごとき脂肪族炭化水素、ベン
ゼン、トルエンおよびキシレンのごとき芳香族炭化水素
、シクロヘキサン、デカリンおよびシクロオクタンのご
とき脂環族炭化水素、塩化メチレン、■・2−ジクロル
プロパンおよびクロルベンゼンのごときハロゲン化炭化
水素ならびにジエチルエーテルおよびテトラヒドロフラ
ンのごときエーテル類があげられる。
上記の方法により開環重合体を製造するには、特開昭4
8−100500号明細書に記載された方法と同様にし
て得ることができる。
本発明において使用される開環重合体は、前記シアノ系
ノルボルネン誘導体の単重合体またはこれらのシアノ系
ノルボルネン誘導体相互もしくはこれらのシアノ系ノル
ボルネン誘導体と多くとも50モル%の前記他の環状オ
レフィン系化合物とからなる混合物をタングステンおよ
び/もしくはモリブデンの酸化物(たとえば、二酸化タ
ングステン、三酸化モリブデン)とルイス酸またはこれ
らと前記有機アルミニウム化合物からなる触媒系で前記
不活性有機溶媒または溶媒の不存在下で50℃〜+15
0℃の温度範囲で開環重合することにより得ることがで
きる。
触媒として使用されるルイス酸の代表例としては、塩化
アルミニウム、四塩化スズ、四塩化バナジウムならびに
ジアルキルアルミニウムクロライドおよびアルキルアル
ミニウムジクロライドのごときハロゲン含有有機アルミ
ニウム化合物があげられる。
この方法により開環重合体を製造する場合、前記「タン
グステンおよび/またはモリブデンの酸化物」(以下「
酸化物」と云う)1モルに対するルイス酸の使用割合は
一般には0.1〜10.0モルであり、特に、0.3〜
5.0モルが好ましい。
さらに、有機アルミニウム化合物を使用する場合、酸化
物1モルに対する有機アルミニウム化合物の使用割合は
一般には多くとも10.0モルであり、特に、多くとも
5.0モルが望ましい。
また、この重合体を製造するさいに、酸化物とルイス酸
または酸化物とルイス酸および有機アルミニウム化合物
をそのまま重合系に添加してもよいが、酸化物とルイス
酸とをあらかじめ反応して得られる反応生成物もしくは
酸化物とルイス酸とをあらかじめ共粉砕することにより
得られる共粉砕物またはこの反応生成物もしくは共粉砕
物と有機アルミニウム化合物とを重合系に添加してもよ
い。
上記の反応生成物を製造するには、酸化物1モルに対し
て9.1〜10.0モル(好ましくは0.3〜5.0モ
ル)のルイス酸を前記不活性有機溶媒中にて室温ないし
200℃で反応させることにより得ることができる。
この方法により本発明において使用される開環重合体を
製造する場合、触媒成分、単量体および不活性有機溶媒
(使用する場合)を重合系(重合装置)に添加する順序
としてはいろいろな方法がある。
そのうち、代表的な例としては、不活性有機溶媒を反応
系に添加し、ついで単量体および酸化物を添加した後に
有機アルミニウム化合物(用いる場合)とルイス酸を加
える方法ならびに不活性有機溶媒を反応系に添加し、つ
いで単量体を加えた後、酸化物とルイス酸との反応生成
物もしくは共粉砕物を添加する方法またはさらに有機ア
ルミニウム化合物を加える方法があげられるが、特定の
触媒成分相互またはいずれかの触媒と単量体をあらかじ
め混合するか、あるいは加熱処理を行ってもよい。
本発明において使用される開環重合体は、以上述べたご
とく、タングステンおよび/もしくはモリブデンの化合
物と有機アルミニウム化合物またはこれらの化合物と第
三成分あるいはタングステンおよび/もしくはモリブデ
ンの酸化物とルイス酸またはこれらと有機アルミニウム
化合物からなる触媒系でシアノ系ノルボルネン誘導体お
よび/もしくはエステル系ノルボルネン誘導体または該
ノルボルネン誘導体と他の環状オレフィン系化合物との
混合物を不活性有機溶媒の存在下あるいは不存在下で重
合することにより得ることができるけれども、さらに、
エチレン、プロピレン、ブテン−■およびヘキセン−1
のどときα−オレフィン、ブテン−2およびヘキセン−
2のごとき内部オレフィン、ブタジェンおよびイソプレ
ンのごとき共役ジオレフィンならびに1・4−へキサジ
エンのごとき非共役ジオレフィンのような化合物を重合
系に添加することにより、開環重合体の分子量を調節す
ることができるが、一般には、単量体100重量部に対
して上記化合物(分子量調節剤)の使用割合は多(とも
10.0重量部である。
本発明において使用される開環重合体は前記の二つの触
媒系で得られるが、いずれの触媒系を用いて重合しても
、その反応式は下記の通りである(シアノ系ノルボルネ
ン誘導体の単重合の場合)。
これらのノルボルネン誘導体はビニレン型の形式(下式
)で重合体になる可能性を有するが、これらの触媒系で
はビニレン型の重合体はほとんど得られず、たとえ得ら
れたとしても微量である。
(上記二式において、w、x、yおよびZは水素原子あ
るいはシアノ基もしくはシアノ基を含む置換基または炭
素数1〜20のアルキル基、シクロアルキル基、アルケ
ニル基、アリル(aryl )基およびアラルキル基か
らなる群からえらばれた炭化水素基であるが、少なくと
も一つはシアノ基、エステル基またはシアノ基もしくは
エステル基である。
またnは正の整数)前記のいずれの触媒系により得られ
た開環重合体を回収する方法および得られた重合体に存
在する触媒の除去する方法は、インプレンおよびブタジ
ェンなどの溶液重合において一般に行なわれている触媒
除去および重合体回収の方法を適用すればよい。
その−例として、塩酸を少量含有する低級アルコール(
たとえば、メチルアルコール、エチルアルコール)に重
合して得られる溶液〔開環重合体、未反応の単量体、触
媒残渣および不活性有機溶媒(使用した場合)〕を注ぎ
込むことにより、触媒残渣が除去されると同時に得られ
る重合体が析出する。
また、重合した有機溶媒を水と混合しない溶剤(たとえ
ば、塩化メチレン)を用いて均−状にした後、ニトリロ
トリ酢酸およびエチレンジアミンテトラ酢酸のごときキ
レート剤を含む水で処理し、触媒残渣を除去した後、有
機溶剤全除去する方法あるいはスチームストリッピング
法により得られた開環重合体を回収する方法があげられ
る。
本発明において使用される塩化ビニル系重合体とは、塩
化ビニルを単独で重合することにより得られる単重合体
および50モル%以上の塩化ビニルと50モル%以下の
酢酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、アクリロニト
リルおヨヒマレイン酸のごとき単量体の一種または二種
以上とを共重合することにより得られるものである。
これらの塩化ビニル単重合体または共重合体(すなわち
、塩化ビニル系重合体)は乳化重合法、懸濁重合法また
は塊状重合法により広く工業的に製造されている。
本発明を実施するにあたり、重合度が450〜1500
の塩化ビニル系重合体が好ましい。
また、塩化ビニル系重合体は熱や光に対して不安定であ
るから、後記の混合過程において一部劣化を生じるため
、金属石けん、すす系化合物およびエポキシ系化合物の
ごとき安定剤(脱塩酸防止剤)を含有していてもよいこ
とはもちろんである。
本発明において用いられる耐衝撃性樹脂とは、弾性体と
ビニル系化合物の単重合体または共重合体を配合(混合
)することにより得られる配合物、あるいは弾性体にビ
ニル系化合物の一種または二種以上をグラフト重合する
ことにより得られるグラフト物である。
上記配合物またはグラフト物を製造するために用いられ
る弾性体はブタジェン系ゴム状物;アクリル酸エステル
系ゴム状物、塩素化ポリエチレン系ゴム状物、エチレン
−酢酸ビニル系ゴム状物およびエチレン−プロピレン系
ゴム状物である。
ブタジェン系ゴム状物はブタジェン単重合ゴムまたはブ
タジェンを主成分として少量のスチレンもしくはアクリ
ロニトリルを含有する共重合ゴムである。
共重合ゴムを使用する場合、ランダム共重合ゴムを用い
てもよく、ブロック共重合ゴムを用いてもよい。
アクリル酸エステル系ゴム状物とは、アクリル酸エステ
ルを主成分とし、少量の他の単量体(たとえば、アクリ
ロニトリル)を共重合することにより得られるものであ
り、一般にアクリルゴムと云われているものである。
塩素化ポリエチレン系ゴム状物とは、高密度(密度0.
93〜0.98グ/cc )のエチレン単重合体または
エチレンと少量(一般には、10モル%以下)のプロピ
レンおよびブテン−1のごときαオレフィンとの共重合
体を溶媒中または水性懸濁液中にて塩素化することによ
り得られるものである。
その塩素含有量が特に25〜45重量%のものが好まし
い。
エチレン−酢酸ビニル系ゴム状物とは、エチレンと酢酸
ビニルとをたとえば乳化重合系において共重合すること
により得られるものであり、このゴム状物に占める酢酸
ビニルの含有量が30〜50重量%のものが好適である
また、エチレン−プロピレン系ゴム状物とは、エチレン
とプロピレンとの共重合ゴムあるいはそれらを主成分と
し、1・4−ペンタジェン、1・5−へキサジエン、1
・5−へキサジエンおよび3・3−ジメチル−1・5−
へキサジエンのごとき二個の二重結合が末端に含有する
直鎖もしくは分岐鎖のジオレフィン、l・4−へキサジ
エンおよび6−メチル−1・5−へキサジエンのごとき
二重結合を一つだけ末端に含む直鎖もしくは分岐鎖ジオ
レフィンまたはビシクロ〔2・2・1〕へブテン−2の
ごとき環状ジエン炭化水素のヨウな単量体の少量を共重
合させることにより得られる多元共重合ゴムである。
上記共重合ゴムまたは多元共重合ゴムのエチレンモノマ
一単位とプロピレンモノマ一単位の重量比が30/70
ないし70/30のものが好ましい。
これらのエチレンプロピレン系ゴム状物は有機アルミニ
ウム化合物と遷移金属化合物を主成分とする触媒系で製
造することができるものである。
これらの弾性体は、工業的に製造され、他方面にわたっ
て使用されていることは広く知られている〔(たとえば
、神原周も著 合成ゴムハンドブック 朝食書店発行)
参照〕。
本発明において使用される配合物を製造するにあたり、
上記弾性体と配合されるビニル系化合物の単重合体とし
ては、スチレン単重合体である。
また共重合樹脂(共重合体)は、スチレン、アクリロニ
トリルおよびメチルメタクリレートからなる群からえら
ばれた少なくとも一種のビニル系化合物を少なくとも5
0重量%含有するものであり、その−例として、アクリ
ロニトリル−スチレン共重合樹脂(AS樹脂)、メチル
メタクリレート系樹脂(ポリメタクリレート)およびメ
チルメタクリレート−スチレン共重合樹脂(MS樹脂)
があげられる。
これらの単重合体および共重合体(共重合樹脂)が、塊
状重合法、乳化重合法、懸濁重合法または溶液重合法に
より工業的に生産され、広く使用されている。
配合物を製造するにあたり、上記弾性体が配合物中に占
める割合は、最終的に得られる組成物の使用目的ならび
に配合される弾性体およびビニル系化合物の単重合体ま
たは共重合体の種類などによって異なるが、一般には1
〜85重量%であり、特に3〜80重量%が好ましい。
さらに本発明において耐衝撃性樹脂として用いられるグ
ラフト物は、前記弾性体にスチレン、アクリロニトリル
およびメチルメタクリレートからなる群からえらばれた
少なくとも一種のビニル系化合物をグラフト重合するこ
とにより得られるものである。
グラフト重合する方法は塊状重合法、乳化重合、懸濁重
合法および溶液重合法ならびにそれらを組合せる方法(
たとえば、塊状型合法懸濁重合法)がある。
これらの方法により製造されるグラフト物の代表例とし
ては、ブタジェン単重合ゴムまたはスチレン−ブタジェ
ン共重合ゴム(ランダム共重合ゴムでもよく、フロック
共重合ゴムでもよい)にスチレンをグラフト重合するこ
とにより得られる耐衝撃性スチレン系樹脂、ブタジェン
単重合ゴム、スチレン−ブタジェン共重合ゴムまたはア
クリロニトリル−ブタジェン共重合ゴムにスチレンとア
クリロニトリルをグラフト重合することにより得られる
アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン三元共重合樹
脂(ABS樹脂)、ブタジェン単重合ゴムまたはスチレ
ン−ブタジェン共重合ゴムにスチレンとメチルメタクリ
レートとをグラフト共重合することにより得られるメチ
ルメタクリレート−ブタジェン−スチレン三元共重合樹
脂(MBS樹脂)、アクリル酸エステル系ゴム状物にス
チレンとアクリロニトリルとをグラフト共重合すること
により得られるアクリロニトリル−アクリル酸エステル
−スチレン三元共重合樹脂(AAS樹脂)、塩素化ポリ
エチレン系ゴム状物にアクリロニトリルとスチレンとを
グラフト共重合することにより得られるアクリロニトリ
ル−塩素化ポリエチレン−スチレン三元共重合樹脂(A
C8樹脂)、塩素化ポリエチレン系ゴム状物にメチルメ
タクリレートとスチレンとをグラフト共重合することに
より得られるメチルメタクリレート−塩素化ポリエチレ
ン−スチレン三元共重合樹脂(MC8樹脂)、エチレン
−酢酸ビニル系ゴム状物にスチレンとアクリロニトリル
とをグラフト共重合することにより得られるグラフト共
重合体(AEVS樹脂)およびエチレン−プロピレン系
ゴム状物にアクリロニトリルとスチレンとをグラフト共
重合することにより得られるグラフト共重合体(AES
樹脂)があげられる。
上記グラフト共重合体はゴム状物(弾性体)に単量体と
して使用するビニル系化合物が完全にグラフト重合しな
くてもよく、その一部がゴム状物にグラフト重合し、他
のビニル系化合物のみが重合(共重合も含む)し、グラ
フト物とビニル系化合物とが混在しているものでもよい
これらのグラフト物は工業的に生産され、その製造方法
はよく知られている。
本発明において使用される耐衝撃性樹脂は、上記の配合
物またはグラフト物のうち、いずれを使用してもよい。
これらの配合物またはグラフト物は一種のみで用いても
よく、二種以上を併用してもよい。
さらに、配合物とグラフト物とを併用してもよい。
前記シアノ系ノルボルネン誘導体の開環重合体と塩化ビ
ニル系重合体の総和に対して開環重合体の占める配合害
拾は99〜10重量%であり、特に、80〜20重量%
が好ましい。
開環重合体の占める配合割合が10重量%以下では、開
環重合体の有する前記特性(たとえば、耐熱性)が失わ
れるため好ましくない。
また、塩化ビニル系重合体の配合割合が小さい場合、得
られる組成物の難燃性および硬度に対する効果が減少す
る。
一方、シアノ系ノルボルネン誘導体の開環重合体と塩化
ビニル系重合体との合計量ioo重量部に対する耐衝撃
性樹脂の配合割合は1〜50重量部であり、特に、3〜
40重量部が好ましい。
開環重合体と塩化ビニル系重合体との合計量100重量
部に対する耐衝撃性樹脂の配合割合が50重量部以上で
は、耐衝撃性は向上するけれども、開環重合体の有する
特性がそこなわれる。
本発明において組成物を製造するにあたり、前記開環重
合体、塩化ビニル系重合体および耐衝撃性樹脂は同時に
混合してもよく、またそのうちいずれかを混合した後、
この混合物に他の重合体を混合してもよい。
さらに耐衝撃性樹脂として弾性体とビニル系化合物の単
重合体または共重合体との配合物を用いる場合、あらか
じめ弾性体と単重合体または共重合体を混合し、この混
合物(すなわち、配合物)と前記開環重合体と塩化ビニ
ル系重合体とを同時に混合してもよく、開環重合体、塩
化ビニル系重合体、弾性体および単重合体または共重合
体を同時に混合してもよい。
混合方法としては、開環重合体、塩化ビニル系重合体お
よび耐衝撃性樹脂とを有機溶媒に溶解または懸濁させ、
有機溶媒を除去する方法があげられる。
他の混合方法としては、一般の合成樹脂、耐衝撃性樹脂
または弾性体(ゴム状物)を混合するときに実施されて
いるロールミル、押出機およびバンバリーミキサ−のご
とき混合機を用いて溶融混練する方法ならびにリボンミ
キサーおよびタンブラ−のごとき混合機を用いてトライ
ブレンドする方法があげられる。
本発明により得られる組成物は、前記したごとく、耐衝
撃性がすぐれている。
また、使用する開環重合体、耐衝撃性樹脂および塩化ビ
ニル系重合体の種類をえらぶことにより、透明性の組成
物を得ることができる。
さらに、燃えにくいという特徴を有しており、配合量を
限定すれば、きびしい難燃規格である米国のUL規格で
SE(自己消火性)の組成物を得ることができる。
本発明において得られる組成物は、上記のごとき特性を
有しているからそのまま使用することができるが、さら
にその使用目的に応じて、光(紫外線)、酸素、熱およ
びオゾンに対する安定剤、難燃化剤、可塑剤、滑剤、補
強剤、充填剤、着色剤、帯電防止剤、発泡剤ならびに電
気特性改良剤のごとき添加剤を配合することにより、一
層その効果を発揮することができ、これらの配合物も本
発明に包含される。
開環重合体、塩化ビニル系重合体および耐衝撃性樹脂の
組成物ならびにこの組成物に添加剤を配合した配合物は
一般の合成樹脂において用いられている圧縮成形法、押
出成形法、射出成形法、吹き込み成形法およびキャステ
ィングのごとき成形方法により、フィルム状、シート状
、ボード状、パイプ状、棒状、球状およびその他の種々
の形状に成形することができる。
本発明で得られる組成物または添加剤を配合した配合物
は前記のごときすぐれた特性を有し、また種々の形状に
成形加工することにより多方面にわたって使用すること
が、その−例として、びんのごとき容器、フィルムおよ
びその二次加工品(たとえば、袋)、包装材、水道など
のパイプおよびそのジヨイント、日用品雑貨、台所用品
、機械器具の部品、電気器具(照明器具も含む)部品、
農業もしくは水産業用器具またはそれらの部品ならびに
玩具類をあげることができる。
以下、実施例により本発明をさらにくわしく説明する。
なお、実施例および比較例においてアイゾツト(Izo
d)衝撃強度はASTM D−25656にしたがっ
て測定した。
引張強度はJISK6723にしたがって測定した(試
片 JIS2号1 / 2、厚さ 1 mm、引張速度
5mi/分)。
ビカット(Vicat )軟化点はASTM D−1
525−58Tにしたがって測定した。
鉛筆硬度はJIS K 5401にしたがって測定
した(荷重 1kg)。
また、燃焼性はUL−94およびASTM D−63
5−56Tにしたがって厚さが十インチの試片を使用し
て測定した。
(UL規格については、水平法テストによりSBに合格
したものについて垂直法を実施して判定した)。
実施例 1 乾燥した後、充分窒素置換した20Jのステンレス製オ
ートクレーブに単量体として使用直前に精密蒸溜装置に
より減圧下で蒸溜精製した5−シアノ−ビシクロ〔2・
2・1〕−へブテン−2(エキソ体 40%含有)3k
g、使用直前に水素化カルシウムで脱水した1・2−ジ
クロルエタン91および37.5111のn−ヘキセン
−1(単量体に対して1.2モル%)を仕込み、よく攪
拌した。
この容器に重合触媒として6塩化タングステンの1・2
−ジクロルエタン溶液(0,2モル/1)151.2m
l、第三成分として1・l−ジェトキシエタン〔CH3
CH(OC2H5)2〕 の1・2−ジクロルエタン溶
液(o、6モル/l ) 151.2mlおよびジエチ
ルアルミニウムクロライドの1・2−ジクロルエタン溶
液(1,0モル/J) 181.6を加え(単量体1モ
ルに対して6塩化タングステン1.2ミリモル、ジエチ
ルアルミニウム7.2ミリモル、1・1−ジェトキシエ
タン3.6ミリモル)、70℃において2時間重合を行
なった。
重合終了後、反応生成物(開環重合体)を含む溶液をと
り出し冷却した。
この溶液に100m1のモノエタノールアミンを添加し
、よく攪拌した後、多量(約301)のメチルアルコー
ルに投入し、開環重合体を沈澱させた。
この開環重合体をアセトン/メチルアルコール系で溶解
−沈澱を2回繰り返した後、開環重合体の塩化メチレン
溶液で1%濃度のトリポリリン酸ナトリウム水溶液で3
回水洗を行ない、さらに水洗を3回行なった。
開環重合体をアセトンで約10重量%に希釈し、メチル
アルコールで沈澱させ、得られた開環重合体を45℃に
おいて減圧下で48時間乾燥を行なった。
このようにして精製された開環重合体は白色フレーク状
であった。
得られた開環重合体の還元粘度(30℃、ジメチルホル
ムアミド中、濃度 0.1 ?/dl)は0.50であ
った。
この開環重合体に3重量%のジブチルチンマレート(三
共有機合成社製、商品名 スタンBM)および0.5重
量%の2・2′−メチレンビス(4メチル−6−第三級
−ブチルフェノール)を安定剤として加え、ロール表面
温度を180℃に設定したロールで10分間混練した。
この混合物を200℃に保ったプレス成形機で100k
g/cniの加圧下で5分間プレスし、厚さ111XW
および3關のプレス板を作成した。
このプレス板のアイゾツト衝撃強度は11.9 kg−
crrt/cm−ノツチであり、0張強度は482kg
/criであった。
またビカット軟化点は129.4℃であり、鉛筆硬度は
2Bであった。
難燃性はUL−94テスト法でSBであり、ASTM法
では可燃性であった。
前記の方法により精製(後処理)した開環重合体50重
量部、塩化ビニル系重合体(県別化学社製、商品名 フ
レ・・ PVC5901、重合度1100)50重量部
、メチルメタクリレート−ブタジェン−スチレン三元共
重合樹脂(鐘淵化学工業社製、商品名 カネエース B
−12、)10重量部、ジブチルチンマレ−)3.0重
量部および0.5重量部の2・2′−メチレンビス(4
−メチル−6−第三級−ブチルフェノール)を前記と同
様にロールを用いて混練した。
この混合物を前記と同様にプレス成形を行なった。
得られたプレスハ微黄褐色透明であった。
このプレス板のアイゾツト衝撃強度は122.9 kg
・cIrL/cm−ノツチであり、引張強度は443
kg/crAであった。
このプレス板のビカット軟化点は118.6℃であり、
鉛筆硬度は2Bであった。
燃焼性はUL法でSElであり、ASTM法では不燃性
であった。
またこの組成物は良好な透明性を有していた。
実施例 2〜8 実施例1において耐衝撃性樹脂として使用したメチルメ
タクリレート−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂の
かわりに、第1表に示す耐衝撃性樹脂を用いたほかは、
実施例1と同様にロールを用いて開環重合体、塩化ビニ
ル系重合体および安定剤とともに混練した(配合割合は
20重量部の耐衝撃性樹脂を用いたほかは実施例1と同
じ)。
得られた混合物をそれぞれ実施例1と同様にプレス成形
し、プレス板を作成した。
得られたそれぞれのプレス板のアイゾツト衝撃強度、引
張強度、ビカット軟化点、鉛筆硬度および燃焼性を第1
表に示す。
(1) UL−94による。
(2)ASTM D−635−56Tによる。
(3)宇部サイコン社製、商品名 サイコラックGSM
、アイゾツト衝撃強度34、0 kg −crn/cm
−ノツチ、ビカット軟化点 102.0℃、引張強度4
20 kg/crri1 (4)昭和電工社製、塩素化度が40重量%の塩素化ポ
リエチレンにスチレンとアクリロニトリルをグラフト共
重合して得られるグラフト物(塩素化ポリエチレン 7
5重量%含有) (5)昭和電工社製、塩素化度が40重量%の塩素化ポ
リエチレンにスチレンとアクリロニトリルをグラフト共
重合して得られるグラフト物(塩素化ポリエチレン 5
0重量%含有) (6)昭和電工社製、塩素化度が40重量%の塩素化ポ
リエチレンにスチレンとアクリロニトリルをグラフト共
重合して得られるグラフト物(塩素化ポリエチレン 2
0重量%含有)、アイゾツト衝撃強度 8.0 kg・
crrt/cm−ノツチ、ビカット軟化点 101.0
℃、引張強度、400 kg/crtl(7)日立化成
社製、商品名 パイタックス V−6101、アクリル
酸エステル系ゴム状物にスチレンとアクリロニトリルを
グラフト共重合することにより得られるグラフト物、ア
イゾツト衝撃強度 25.0kg・crrt/cm−ノ
ツチ、ビカット軟化点 102℃、引張強度 350
kg/ctA、(8) エチレン−酢酸ビニル共重合
ゴム〔バイエル社製、商品名 レバプレン(Levap
rene ) −450) 30重量部とスチレン−ア
クリロニトリル共重合樹脂(旭ダウ社製、商品名 タイ
ジル 767)70重量部との混合物、アイゾツト衝撃
強度 17.0kg・cIrL/crIL−ノツチ、ビ
カット軟化点101.8℃、引張強度 380 kg/
ca (9)日本ポリスチレン社製、商品名 ニスブライ)
500A、ブタジェン系ゴム状物にスチレン(単独)
をグラフト重合することにより得られるグラフト物、ア
イゾツト衝撃強度 9.0 kg・CrrL/crIL
−ノツチ、ビカット軟化点、84.0℃、引張強度 2
20 kg/ca実施例 51のオートクレーブ中に蒸溜水1 360 ml。
2%のポリビニルアルコール水溶液2401rLl、ト
リカルシウムホスフェート481およびドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ1%水溶液12m1!ヲ添加した。
ついでエチレン−プロピレン系ゴム状物(住友化学工業
社製、商品名 ニスプレン502P)623?を入れ、
攪拌しながらスチレン184.7f、アクリロニトリル
55.3グ、第三級−ブチルパーオキシベンゾニー)0
.74dおよび0.28m1の第三級−ドデシルメルカ
プタンを加えた。
その後、オートクレーブ中を窒素置換し、80℃で1時
間、120℃で3時間、さらに140℃で2時間攪拌し
ながらグラフト共重合を行なった。
グラフト共重合終了後、得られたグラフト物を35%塩
酸水溶液を用いて80℃で水洗を行ない、さらに純水で
充分水洗を行なった後、50℃にて一昼夜減圧乾燥を行
なった。
重合収率は95%であり、若干粗い粒子状のグラフト物
が得られた。
得られたグラフト物のアイゾツト衝撃強度はs、okg
・cIrL/cIrL−ノツチであり、ビカット軟化点
は101.0℃であった。
このグラフト物の引張強度は291 kg/crAであ
り、鉛筆硬度は4Bであった。
燃焼性はUL法でSBであった。
実施例2において耐衝撃性樹脂として用いたアクリロニ
トリル−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂のかわり
に、上記の方法により得られたグラフト物を用いたほか
は、実施例2と同様にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は14.0kg
・CrrL/cdであり、引張強度は443 kg/c
rAであった。
ビカット軟化点は117.3℃であり、鉛筆硬度は2B
であった。
燃焼性はUL法でSBであり、ASTM法で不燃であっ
た。
実施例 10 11のオートクレーブ中に蒸溜水175m1,2%のポ
リビニルアルコール水溶液1251rL11トリカルシ
ウムホスフエ−)5fおよびドデシルベンゼンスルホン
酸ソーダ0.025Pを加えた。
ついで塩素化ポリエチレン(塩素化度 40重量%)4
0グを添加した後、室温でよくかきまぜた。
このオートクレーブ中へ0.32ftの第三級−ブチル
パーオキシアセテートおよび0.48ffの第三級ドデ
シルメルカプタンを溶解したメチルメタクリレート−ス
チレン単量体の混合物(メチルメタクリレート 104
2、スチレン 56i)を加えた後、オートクレーブ中
を窒素置換した。
その後、105℃で4時間、さらに145℃で2時間グ
ラフト共重合を行なった。
グラフト共重合終了後、得られたグラフト物を35重量
%の塩酸水溶液を用いて80℃で水洗を行ない、さらに
純水で充分水洗を行なった後、50℃にて一昼夜減圧乾
燥を行なった。
重合収率は99.5%であり、若干粗い粒子状のグラフ
ト物が得られた。
得られたグラフト物のアイゾツト衝撃強度は8.3 k
g・cfrL/CIIL−ノツチであり、ビカット軟化
点は100.1℃であり、引張強度は410 kg/c
rriであった。
燃焼性はUL法でSBであった。
実施例2において耐衝撃性樹脂として使用したアクリロ
ニトリル−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂のかわ
りに、上記の方法により得られたグラフト物を用いたほ
かは、実施例1と同様にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は13.9kg
−crrt/cm−ノツチであり、引張強度は469k
g/caであった。
ビカット軟化点は118.6℃であり、鉛筆硬度は2B
であった。
燃焼性はUL法では5E−1であり、ASTM法では不
燃性であった。
実施例 11〜13 実施例1において耐衝撃性樹脂として使用したメチルメ
タクリレート−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂の
配合量を第2表に示すようにかえたほかは(開環重合体
、塩化ビニル系重合体および安定剤の配合量は実施例1
と同じ)、実施例1と同様にそれぞれロールを用いて混
練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のそれぞれのアイゾツト衝撃強度(単
位はkg・cm/cm−ノツチ)、引張強度(単位はk
g/crA )ビカット軟化点(単位は℃)および燃焼
性(UL法およびASTM法)を第2表に示す。
実施例 14 ポリブタジェンゴム(日本合成ゴム社製、商品名 BR
−01)10重量部およびアクリロニトリル−スチレン
共重合樹脂(旭ダウ社製、商品名タイジル 767)5
0重量部をロールを用いてあらかじめ混合した。
実施例2において耐衝撃性樹脂として用いたアクリロニ
トリル−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂のかわり
に、上記の方法で得られた混合物を用いたほかは、実施
例2と同様にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例2と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は14.2kg
・cIrL/CrfL−ノツチであり、引張強度は47
2kg/caであった。
このプレス板のビカット軟化点は119.2℃であった
燃焼性はUL法でSBであり、ASTM法で不燃であっ
た。
鉛筆硬度は2Bであった。実施例 15 ブタジェン−アクリロニトリル共重合ゴム(日本ピオン
社製、商品名 ハイカー 1042)10重量部および
ポリスチレン(日本ポリスチレン社製、商品名 ニスブ
ライ) #2)50重量部をロールを用いてあらかじ
め混合した。
実施例14において用いた混合物のかわりに、上記の方
法で得られた混合物を用いたほかは、実施例14と同様
にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例14と同様にプレス成形し、プ
レス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は14.2 k
g −crrL/cm−ノツチであり、引張強度は48
5 kg/crAであった。
このプレス板のビカット軟化点は119.5℃であった
燃焼性はUL法でSBであり、ASTM法で不燃であっ
た。
鉛筆硬度は2Bであった。実施例 16 塩素化ポリエチレンゴム(昭和電工社製、商品名 エラ
スレン 401A、塩素化度 40重量%)10重量部
およびアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂(旭ダウ
社製、商品名 タイジル767)50重量部をロールを
用いてあらかじめ混合した。
実施例14において用いた混合物のかわりに、上記の方
法で得られた混合物を用いたほかは、実施例14と同様
にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例14と同様にプレス成形し、プ
レス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は14.2kg
・crn/crn−ノツチであり、引張強度は469k
g/c4であった。
このプレス板のビカット軟化点は119.2℃であった
燃焼性はUL法で5E−1であり、ASTM法で不燃性
であった。
・鉛筆硬度は2Bであった。実施例 17 実施例14において使用したポリブタジェンゴム7重量
部、メチルメタクリレート−スチレン共重合樹脂(メチ
ルメタクリレート含有量 46重量%)3重量部、実施
例1において用いた開環重合体50重量部、塩化ビニル
系重合体50重量部、ジブチルチンマレート3.0重量
部およびQ、5重量部の2・2′−メチレンビス(4−
メチル−6−第三級−ブチルフェノール)を実施例1と
同様に同時にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は16.7kg
・crrt/礪−ノツチであり、引張強度は448kg
/cdiであった。
このプレス板のビカット軟化点は118.9℃であった
燃焼性はUL法でSBであり、ASTM法では不燃性で
あった。
また、鉛筆硬度は2Bであった。
実施例 18 実施例1において使用した開環重合体の配合量を75重
量部および塩化ビニル系重合体の配合量を25重量部に
かえたほかは、実施例1と同様にロールを用いて混練し
た。
得られた混合物を実施例1と同様プレス成形し、プレス
板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は139.6k
g −cm/cm−ノツチであり、引張強度は429k
g/c4であった。
このプレス板のビカット軟化点は123.1℃であった
燃焼性はUL法でSBであり、ASTM法で不燃性であ
った。
また、鉛筆硬度は2Bであった。
実施例 19 実施例1において使用した開環重合体の配合量を25重
量部および塩化ビニル系重合体の配合量を75重量部に
かえたほかは、実施例1と同様にロールを用いて混練し
た。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した6得られたプレス板のアイゾツト衝撃強
度は56.5kg−cm/cm−ノツチであり、引張強
度は475kg/caであった。
このプレス板のビカット軟化点は102.5℃であった
また燃焼性はUL法で5E−0であり、ASTM法で不
燃性であった。
鉛筆硬度はBであった。
実施例 20 実施例1において使用した塩化ビニル系重合体のかわり
に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(信越化学工業社
製、商品名 信越 PvCMC800、重合度 800
、塩化ビニル含有量85%)を用いたほかは、実施例1
と同様にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は125.4k
g−cm/cm−ノツチであり、引張強度は435kg
/crIiであった。
このプレス板のビカット軟化点は118.2℃であり、
鉛筆硬度は2Bであった。
燃焼性は、UL法でSBであり、ASTM法では不燃性
であった。
実施例21〜26、比較例1〜6 実施例1において使用したオートクレーブを乾燥した後
、窒素置換し、使用直前に水素化カルシウムで脱水した
1・2−ジクロルエタン11.4Jを仕込み、単量体と
して使用直前に精密蒸溜装置を用いて減圧下で蒸溜精製
した5・5−ジシアノ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブ
テン−27,88kg(20モル、単量体濃度 20重
量/容量%)および24.81!llのn−ヘキセン−
1(単量体に対して1モル%)加え、反応系を充分に攪
拌した。
その後、重合触媒として六塩化タングテンの1・2−ジ
クロルエタン溶液(0,2モル/l)100ml(単量
体に対して0.1モル%)、1・1ジエトキシエタンの
1・2−ジクロルエタン溶液(0,6モル/l ) 1
00m1(六塩化タングステン1モルに対して3モル)
およびジエチルアルミニウムクロライドの1・2−ジク
ロルエタン溶液(1,0モル/7 ) 120ml (
六塩化タングテン1モルに対して6モル)を加え、70
℃で5時間重合を行なった。
重合終了後、実施例1と同様に後処理(精製処理)を行
なった。
その結果、2.07kgの白色粉末状の重合体が得られ
た(重合転化率73.0%)。
得られた重合体の還元粘度(ジメチルホルムアミド中、
濃度 0.1 ?/dl、温度30℃)は0556であ
った(以下、この重合体を「重合体A」と言う)。
実施例1において使用したオートクレーブを乾燥した後
、窒素置換し、使用直前に水素化カルシウムで脱水した
1・2−ジクロルエタン11.4.Jを仕込み、単量体
として使用直前に精密蒸溜装置を用いて減圧下で蒸溜精
製した5・6−ジシアノビシクロ〔2・2・1〕−へブ
テン−2 7,88kg(20モル、単量体濃度 20重量/容量
%)および24.8mlのn−ヘキセン−1(単量体に
対して1モル%)を加え、反応系を充分に攪拌した。
その後、重合触媒として六塩化タングテンの1・2−ジ
クロルエタン溶液(0,2モル/J)100rrLl(
単量体に対して0.1モル%)、■・1−ジェトキシエ
タンの1・2−ジクロルエタン溶液(0,6−Eル/J
) 1001rLl(六塩化タングステン1モルに対し
て3モル)およびジエチルアルミニウムクロライドの1
・2−ジクロルエタン溶液(1,0%#/J ) 12
0m1(六塩化タングテン1モルに対して6モル)を加
え、70℃で5時間重合を行なった。
重合終了後、実施例1と同様に後処理(精製処理)を行
なった。
その結果、2.09−の白色粉末状の重合体が得られた
(重合転化率73.5%)。
得られた重合体の還元粘度(ジメチルホルムアミド中、
濃度 0. I f?/di、温度30℃)は0.59
であった(以下、この重合体を「重合体B」と言う)。
実施例1において使用したオートクレーブを乾燥した後
、窒素置換し、使用直前に水素化カルシウムで脱水した
1・2−ジクロルエタン8.07を仕込み、単量体とし
て使用直前に精密蒸溜装置を用いて減圧下で蒸溜精製し
た5−シアノ−5−メチル−ビシクロ〔2・2・1〕−
へブテン−22,66kg(20モル、単量体濃度 2
5重量/容量%)および分子量調節剤として17.3m
lのnヘキセン−1(単量体に対して0.7モル%)を
加え、反応系を均一になるように攪拌した。
その後、重合触媒として六塩化タングステンの1・2−
ジクロルエタン溶液(0,2モル/l)80ml(単量
体に対して0.08モル%)、■・1−ジェトキシエタ
ンの1・2−ジクロルエタン溶液(0,6モル/、g)
80ml(六塩化タングステン1モルに対して3モル)
およびジエチルアルミニウムクロライドの1・2−ジク
ロルエタン溶液(1,0モル/A)961rLl(六塩
化タングステン1モルに対して6モル)を加え、70℃
において3時間重合を行なった。
重合終了後、実施例1と同様に後処理を行なった。
その結果、2.20kgの白色粉末状の重合体が得られ
た(重合転化率 82,5%)。
得られた重合体の還元粘度(ジメチルホルムアミド中、
濃度 0.1 ?/di、30℃)は0.68であった
(以下、この重合体を「重合体O」と言う)。
実施例1において使用したオートクレーブを乾燥した後
、窒素置換し、使用直前に水素化カルシウムで脱水した
1・2−ジクロルエタンs、olを仕込み、単量体とし
て使用直前に精密蒸溜装置を用いて減圧下で蒸溜精製し
た5−シアノメチルビシクロ〔2・2・1〕−へブテン
−22,66kg(20モル 単量体濃度 25重量/
容量%)および分子量調節剤として17.3dのn−ヘ
キセン−1(単量体に対して0.7モル%)を加え、反
応系を均一になるように攪拌した。
その後、重合触媒として六塩化タングステンの1・2−
ジクロルエタン溶液(0,2モル/l)70ml(単量
体に対して0.07モル%)、■・1−ジェトキシエタ
ンの1・2−ジクロルエタン溶液(0,6モル/1)7
0rfLl(六塩化タングステン1モルに対して3モル
)およびジエチルアルミニウムクロライドの1・2−ジ
クロルエタン溶液(1,0モル/lり841fLl(六
塩化タングステン1モルに対して6モル)を加え、70
℃において4時間重合を行なった。
重合終了後、実施例1と同様に後処理を行なった。
その結果、2.28kgの白色粉末状の重合体が得られ
た(重合転化率 86.3%)。
得られた重合体の還元粘度(ジメチルホルムアミド中、
濃度0.1? /dl、30℃)は0.70であった(
以下、この重合体を「重合体D」と言う)。
実施例1において使用したオートクレーブを乾燥した後
、窒素置換し、これに実施例1と同様に精製した1・2
−ジクロルエタン12.Olを仕込んだ。
単量体として実施例1と同様にして精製した3、34k
gの5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1〕へブテン−2
(28モル)および精密蒸溜装置を用いて蒸溜精製した
シクロペンテン0.82kg(12モル)ならびに分子
量調節剤として34.6mlのn−ヘキセン−1(単量
体に対して0.7モル%)を加え、反応系が均一になる
ように攪拌した。
その後、重合触媒として六塩化タングステンの1・2−
ジクロルエタン溶液(0,2モル/J)120ml(単
量体に対して0.06モル%)、■・エージエトキシエ
タンの1・2−ジクロルエタン溶液(0,6モル/l
) 120m1(六塩化タングステン1モルに対して3
モル)およびジエチルアルミニウムクロライドの1・2
−ジクロルエタン溶液(1,0モル/l)144ml(
六塩化タンクステ71モルに対して6モル)を加え、7
0℃において4時間重合を行なった。
重合終了後、実施例1と同様に後処理を行なった。
その結果、3.03kgの白色粉末状の重合体が得られ
た。
この重合体を元素分析を行なったところ、66モル%の
5−シアノービミ・クロ〔2・2・1〕−へブテン−2
を含有する共重合体であることがわかった。
得られた共重合体の還元粘度(I・2−ジクロルエタン
中、30℃、濃度 0.1 ?/dl )は0,63で
あった(以下、この重合体を「重合体E」と言う)。
実施例1において使用したオートクレーブを乾燥した後
、窒素置換し、これに実施例1と同様に精製した1・2
−ジクロルエタン801を仕込ンだ。
単量体として実施例1と同様にして精製した1.67k
gの5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−
2(14モル)および前記と同様にして精製した1、0
0kgの5−メチル−5−メトオキシカルボニル−ビシ
クロ〔2・2・1〕−へブテン−2(6モル)ならびに
分子量調節剤として14.8mlのn−ヘキセン−1(
単量体に対して0.6モル%)を加え、反応系が均一に
なるように攪拌した。
その後、重合触媒として六塩化タングステンの1・2−
ジクロルエタン溶液(0,2モル/1)75扉l(単量
体に対して0.075モル%)、1・1−ジェトキシエ
タンの1・2−ジクロルエタン溶液(0,6モル/、l
:)75ml(六塩化タングステン1モルに対して3モ
ル)およびジエチルアルミニウムクロライドの1・2−
ジクロルエタン溶液(1,0モル/J ) 901rL
l(六塩化タングステン1モルに対して6モル)を加え
、70℃において攪拌しながら3時間重合を行なった。
重合終了後、実施例1と同様に後処理を行なった。
その結果、2.26kgの白色粉末状の重合体が得られ
た。
この重合体を元素分析を行なったところ、73モル%の
5−シアノ−ビシクロ〔2・2・1〕−へブテン−2を
含有する共重合体であることがわが**つた。
得られた共重合体の還元粘度(ジメチルホルムアミド中
、30℃、濃度 0.1 ?/dl )は0674であ
った(以下、この重合体を「重量体F」と言う)。
実施例1において使用した5−シアノ−ビシクロ〔2・
2・1〕−へブテン−2の開環重合体のかわりに、上記
の方法で得られたそれぞれの重合体を用いたほかは、実
施例1と同様にロールを用いて混練した(以下、得られ
たそれぞれの混合物9 を「組成物A」、「組成物B」
、「組成物C」、「組成物D」、「組成物E」および「
組成物F」と言う)。
前記の方法により得られたそれぞれの重合体(安定剤と
して0.5重量%の2・2′−メチレンピア ス(4−
メチル−6−第三級−ブチルフェノール)を含有〕およ
び上記のそれぞれの混合物(組成物)を実施例1と同様
にプレス成形し、プレス板を作成した。
それぞれのプレス板のアイゾツト衝撃強度、引張強度、
ビカット軟化点、鉛筆硬度および燃焼性(UL法および
ASTM法による)を第3表に示す。
比較例 7 実施例1において耐衝撃性樹脂として使用したメチルメ
タクリレート−ブタジェン−スチレン三元共重合樹脂を
配合しなかったほかは、実施例1と同様にロールを用い
て混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を゛作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は7.1 kg
・crn/cm−ノツチであり、引張強度は496 k
g/caであった。
このプレス板のビカット軟化点は121.5℃であり、
鉛筆硬度はBであった。
また、燃焼性は、UL法で5E−1であり、ASTM法
では不燃性であった。
比較例 8 実施例1において使用した塩化ビニル系重合体を配合せ
ず、5−ンアノービシクロ〔2・2・1〕へブテン−2
の開環重合体の配合量を100重量部にかえたほかは、
実施例1と同様にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は91.4kg
−cm/cm−ノツチであり、引張強度は421に!9
/caであった。
このプレス板のビカット軟化点は127.1℃であり、
鉛筆硬度は2Bであった。
また、燃焼性はUL法でSBであり、ASTM法では可
燃性であった。
比較例 9 実施例1において使用した5−シアノ−ビシクロ〔2・
2・1〕−へブテン−2の開環重合体を配合せず、塩化
ビニル系重合体の配合量を100重量部にかえたほかは
、実施例1と同様にロールを用いて混練した。
得られた混合物を実施例1と同様にプレス成形し、プレ
ス板を作成した。
得られたプレス板のアイゾツト衝撃強度は65.2kg
・crfL/CrrL−ノツチであり、引張強度は47
0kg/cAであった。
このプレス板のビカット軟化点は85.0℃であり、鉛
筆硬度はHBであった。
また、難燃性は、UL法で5E−0であり、ASTM法
で不燃性であった。
以上のことから、本発明により得られる組成物は、耐衝
撃性がすぐれているばかりでなく、難燃性である。
また、引張強度、耐熱性および硬度のごとき特性がバラ
ンスがとれていることが明白である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A)(1)少なくとも一個のシアン基もしくは
    シアノ基を含む置換基を有するノルボルネン誘導体の開
    環単重合体または(2)該ノルボルネン誘導体と多くと
    も50モル%の他の環状オレフィン系化合物との開環共
    重合体99〜10重量部と(BXI)塩化ビニル単重合
    体または(2)塩化ビニルを少なくとも50モル%含有
    する共重合体1〜90重量部とからなる配合物100重
    量部に対して(Q(1)ブタジェン系コム状物、アクリ
    ル酸エステル系ゴム状物、塩素化ポリエチレン系ゴム状
    物、エチレン−酢酸ビニル系ゴム状物およびエチレン−
    プロピレン系ゴム状物からなる群からえらばれた少なく
    とも一種の弾性体とスチレン単重合体もしくはスチレン
    アクリロニトリルおよびメチルメタクリレートからなる
    群からえらばれた少なくとも一種のビニル系化合物を少
    なくとも50重量%含有する共重合樹脂との配合物また
    は(2)該弾性体に該ビニル系化合物のうち少なくとも
    一種をグラフト重合することにより得られるグラフト物
    1〜50重量部とからなる耐衝撃性のすぐれた樹脂組成
    物。
JP5022074A 1974-05-08 1974-05-08 タイシヨウゲキセイノスグレタ ジユシソセイブツ Expired JPS5830340B2 (ja)

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JP6013398B2 (ja) * 2014-05-19 2016-10-25 ダイセルバリューコーティング株式会社 樹脂フィルム、積層体及びその製造方法並びに燃料電池の製造方法

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JPS50142661A (ja) 1975-11-17

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