JPS5830050B2 - 超音波映像装置 - Google Patents

超音波映像装置

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JPS5830050B2
JPS5830050B2 JP5680577A JP5680577A JPS5830050B2 JP S5830050 B2 JPS5830050 B2 JP S5830050B2 JP 5680577 A JP5680577 A JP 5680577A JP 5680577 A JP5680577 A JP 5680577A JP S5830050 B2 JPS5830050 B2 JP S5830050B2
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ultrasonic
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reflector
sound field
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一浩 飯沼
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波映像装置に係り、特に超音波ビームの音
場パターンを測定する機能を持った超音波映像装置に関
する。
被検体中に超音波ビームを放射し、その反射波を検出し
て断層像等を表示する超音波映像装置は、近年特に医用
の分野で超音波診断装置として普及し始めている。
このような超音波映像装置では、分解能(距離分解能お
よび方位分解能)の向上が常に望まれているが、未だ十
分とはいえず、特に方位分解能が悪いのが現状である。
したがって、方位分解能を測定することは装置の性能を
評価する上で重要である。
この方位分解能は音場パターンを測定することによって
知ることができるが、この音場パターンの測定は非常に
困難とされており、一般にはほとんど行なわれておらず
、ましてや各装置について音場パターンを個々に測定し
、定量的なデータを得ることは従来全く行なわれていな
い。
一般に、超音波映像装置における超音波ビームの音場パ
ターンは超音波の送受波を行なうトランスジューサ(振
動子)の形状、寸法および超音波の周波数、パルス幅で
決定される。
ところが、最近では複数個の振動子を一列に配列したト
ランスジューサアレイを用い、超音波ビームの送受波方
向を電子的にコントロールする電子走査形超音波診断装
置と呼ばれるものが開路され、このような装置ではトラ
ンスジューサのみならず、装置に含まれるコントロール
回路等の電子回路等も方位分解能に影響を与え、音場パ
ターンもトランスジューサに固有のものとは異なってく
る。
したがって、トランスジューサのみならず、装置全体の
特性に基づく音場パターンを個々の装置について容易に
測定できることが望まれる。
本発明の目的は簡単な手段により超音波ビームの音場パ
ターンを測定し表示する機能を備えた超音波映像装置を
提供するにある。
本発明はこの目的を達成するため、振動子より放射され
る超音波ビームを一点にて反射する反射体を設け、この
反射体からの反射波を振動子列の受波信号から取出し、
その振幅を超音波ビームの走査方向に対応させてその表
示位置を移動させつつ、この移動方向と直交する方向に
線表示することによって、超音波ビームの音場パターン
を表示するようにし、さらにこの表示に際して振動子列
はもちろん、振動子列の駆動制御や反射波の振幅検出を
行なう電子回路として、被検体の状態表示時に用いる超
音波映像装置に本来含まれている回路をそのまま利用す
るようにしたものである。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す装置全体の概略的構成
図で、いわゆるリニア電子走査方式の超音波映像装置に
適用した場合の例である。
T1〜Tnは超音波トランスジューサとしての細長く形
成された振動子で、−列に配列されてプローブ11を形
成している。
以下、T、〜Tnを全体として振動子列という。
この振動子列T1〜T、の各々には、リード線12(第
2図参照)を介してスイッチS、〜Soが接続され、こ
れらのスイッチ81〜Snの反対側は共通に接続されて
パルサ14および受信回路15に接続されている。
なお、プローブ11は通常第2図に示すようにケーブル
13によって装置本体と電気的に接続され、自由に動か
せるようになっている。
パルサ14はクロックパルス発生回路16からの例えば
1〜4KHzのクロックパルスを加えられる毎に駆動さ
れてパルス信号を発生する回路で、このパルス信号はス
イッチ81〜Snのうちオン状態にあるもののみを介し
て、対応する振動子に加えられる。
これにより、その振動子は付勢されて超音波パルスを発
生する。
この超音波パルスは被検体(例えば生体内組織)または
後述する反射体によって反射され、この反射波は同じ振
動子列T、〜Tnで受波されて電気信号とされた後、ス
イッチ81〜Snのうちオン状態にあるスイッチを介し
て受信回路15に加えられ、さらに信号処理回路11を
通って切換スイッチ28bにより表示装置であるブラウ
ン管オシロスコープ18の輝度変調信号入力端子Zまた
は垂直軸端子Vに入力される。
一方、クロックパルス発生回路16よりのクロックパル
スはアドレス制御回路19にも加えられ、この制御回路
19によって制御されるスイッチ制御回路20がスイッ
チ81〜Snを制御する。
また、アドレス制御回路19の出力であるアドレス信号
はD/A変換器21によってアナログ信号に変換されて
ブラウン管オシロスコープ18の水平軸端子Hに入力さ
れる。
スイッチ制御回路20は次のような動作を行なう。
すなわち、アドレス制御回路19がアドレス“1″′を
指定したとすると、スイッチ制御回路20は例えばスイ
ッチ81〜S4のみをオン動作させる。
このとき、超音波パルスは振動子T1〜T4より超音波
ビームとして放射され、かつ反射波が受波される。
したがって、この場合T1〜T4の中心軸C1の方向か
らの反射波が検出され、これはスイッチ81〜S4、受
信回路15および信号処理回路17を通り、その振幅に
比例した信号となってブラウン管オシロスコープ18の
垂直軸端子Vに入力される。
次にクロックパルスの次の1個で、アドレス制御回路1
9がアドレス“2″を指定すると、スイッチ制御回路2
0はスイッチ82〜S5のみをオン動作させる。
この場合は、振動子T2〜T、より超音波ビームが放射
され、かつ反射波が受波されるので、T2〜T、の中心
軸C2方向からの反射波が検出され、その振幅に比例し
た信号がブラウン管オシロスコープ18の垂直軸端子V
に入力されることになる。
このように、スイッチS、〜Snを1個ずつ位置を進ま
せながら、例えば連続する4個ずつ同時にオン動作させ
ることにより、超音波ビームを振動子列T1〜Tnの配
列方向に走査(リニア走査)し、アドレス制御回路19
の指定アドレスが(n+4−1)=“n−3”に達した
ら、アドレスを“l”に戻し、再び超音波ビームの走査
を行なう。
したがって、ブラウン管オシロスコープ18上には、各
方向C1〜Cn−3からの反射波の振幅に応じた長さの
輝線が垂直軸方向に表示されることになる。
一方、ブラウン管オシロスコープ18の水平軸端子Hに
は、前述したようにアドレス制御回路19が発生するア
ドレス信号をD/A変換器21によりアナログ信号にし
たものが加えら゛れているので、ブラウン管オシロスコ
ープ18上の電子ビームはアドレス、すなわち超音波ビ
ームの方向に対応して左から右に走査される。
すなわち、上記輝線の表示位置は超音波ビームの走査に
伴いビーム方向に対応して水平軸方向に移動するので、
水平軸方向における輝線の位置は、超音波ビームの送受
波方向C1〜Cn−3に対応することになる。
なお、2γは掃引回路、28aはこの掃引回路28の出
力をオン・オフするための切換スイッチで、前記切換ス
イッチ28bと連動している。
本装置において、被検体の状態をブラウン管オシロスコ
ープ18で表示する場合には、切換スイッチ28aをオ
ン状態とするとともに、切換スイッチ28bをブラウン
管オシロスコープ18の輝度変調信号入力端子Z側に切
換えることによって、クロックパルス発生回路16に同
期して掃引回路21より出力される鋸歯状波STを垂直
軸端子Vに加えるとともに、信号処理回路17の出力S
Gである被検体からの超音波ビームの反射波の振幅に対
応した信号を端子Zに輝度変調信号として加える。
このようにすると、被検体、例えば生体内の断層像がブ
ラウン管オシロスコープ18上に表示される。
一方、本装置による超音波ビームの音場パターンの測定
は次のようにして行なう。
すなわち、この測定に際しては切換スイッチ28aをオ
フ状態として、代りに例えば一定レベルの輝度変調信号
を端子Zに加えるとともに、切換スイッチ28bを端子
V側に切換える。
そして、さらに第2図に示すようにプローブ11の超音
波送受波面31を液体、例えば水中32に浸し、かつプ
ローブ11の中心軸O上で超音波送受波面31から距離
Iだけ離れた点Pに小球あるいは細い線からなる反射体
33を置く。
なお、この反射体33とプローブ11との相対位置は調
整可能であることが望ましい。
超音波ビームの送受波はプローブ11の一端から振動子
配列方向に沿って走査されるが、振動子配列方向におけ
る超音波ビーム送受波位置をプローブ11の中心軸Oか
らの距離Xで表わすものとする。
いま、例えば超音波ビームの送受波が中心軸O上、つま
りx−=0の位置で行なわれたとすると、プラウ/管片
シロスコープ18上の水平軸方向の表示位置は画面の中
央にあり、垂直軸端子Vにはこのときの信号処理回路1
1の出力SGである反射体33からの反射波、すなわち
超音波ビームの放射方向のちょうど正面(中心軸O上)
からの反射波の振幅に比例した信号が切換スイッチ28
bを介して加わる。
したがって、この場合ブラウン管オシロスコープ18上
では、画面の中心位置(X=0に対応する)に、作動し
ている複数の振動子の中心軸方向である点Pに位置した
反射体33からの反射波の振幅に比例した長さの輝線が
表示されることになる。
そして超音波ビームが振動子配列方向に順次移動し任意
の位置Xで超音波ビームの送受波が行なわれたときには
、垂直軸端子Vには作動している複数の振動子の中心軸
から角度θだけ傾いた方向にある点Pに位置した反射体
33からの反射波の振幅に比例した信号が入力され、ブ
ラウン管オシロスコープ18上にはXに対応した位置に
その反射波の振幅に比例した長さの輝線が表示されるこ
とになる。
XはC1,C2,・・・co−3に対応して細かく変化
するから、このときブラウン管オシロスコープ18上に
表示される図形は、実際には第3図のようになる。
なお、第3図では音場パターンの上半分のみ表示されて
いるが、これは信号処理回路17の出力が整流後の波形
であるためで、もちろん高周波そのものの波形を用いて
表示してもよく、その場合はほぼ上下対称の音場パター
ンが表示される。
また、必ずしも振幅に比例したものだけでなく、例えば
対数増幅器を通して振幅の対数に比例した値を垂直軸方
向に線表示すれば、デシベル目盛で音場パターンが鋼測
できる。
さらに、第3図の包絡線のみを表示するなど種々の方法
が考えられる。
方位方向における音波の強さの分布を表わす式を指向性
関数と呼び、音場パターンあるいは方位分解能を求める
ことは、この指向性関数を求めることに他ならない。
今、指向性関数をR(θ)で表わすと、プローブ11の
中心軸O上で超音波の送受波を行なった場合、反射体3
3の位置するP点での超音波強度はθ=0の方向の指向
性関数R−に比例し、その反射波を受けるときの指向性
関数もまたR−であるから、このときのプローブ11の
受波信号である反射体33からの反射波の振幅、すなわ
ち第3図の表示図形における中心の輝線の長さはR2(
0)に比例する。
Xの位置における送受波の場合は、同様にしてP点の超
音波強度はR(θ)に比例するから、プローブ11の受
波信号である反射波の振幅、すなわち第3図の表示図形
の水平細土Xの位置における輝線の長さはR2(Mに比
例する。
したがって、第3図の表示図形は超音波ビームの音場パ
ターンそのもの、あるいはその2乗を与えることになる
このようにして、第1図の装置により超音波ビームの音
場パターンの測定を行なうことができる。
なお、第3図の表示図形は毎秒30枚程度のコマ数で得
られるから、通常のブラウン管上で直視することができ
、勿論写真撮影により記録しておくことも可能である。
ところで、プローブ11の超音波送受波面31から放射
された超音波ビームが反射体33で反射されて受信され
るまでには、超音波が反射体33との間を往復するに要
する時間が必要である。
例えばプローブ11の中心軸O上(x=0の位置)で超
音波ビームの送受波を行なう場合は、音速をCとすれば
その時間tdは td=211/C・・・(1) で表わされる。
水中ではc”=1500 m/ sであり、例えば、1
2=7.5cnとすればtd=100Psとなる。
第4図はプローブ11の送波超音波パルスAと受波超音
波パルス(反射体33からの反射波)Bとの時間関係を
示したものである。
反射波Bのパルス幅は1〜2Psで、送波超音波パルス
Aの繰返し時間は数100Psであるから、図のように
プローブ11の受波レベルはほとんど零レベルで、極く
僅かな時間だけ反射波Bが出現する。
したがって、前述のように単純に第3図の表示を行なう
と、送波超音波パルスAも表示され、さらに零レベルの
輝度が強くなりすぎて、ハレーションを起こすおそれが
ある。
これを防ぐために、第1図ではブランキング制御回路2
9をさらに設け、切換スイッチ28cにより音場パター
ン表示時のみこの回路29の出力を輝度変調信号入力端
子Zに加えるようにする。
第5図は上記ブランキング制御回路29の具体的構成例
を示したものである。
すなわち、クロックパルス発生回路16に同期して超音
波パルスが発射された後、カウンタ22によって上記の
時間【dだけ時間を置いてモノマルチ23により反射波
の受信期間だけブラウン管オシロスコープ18の輝度変
調信号入力端子Zにアンブランキング信号を供給し、他
の期間はブランキング信号を端子Zに供給する。
反射体33との間を超音波パルスが往復するに要する時
間tdは、(1)式からプローブ11の超音波ビーム送
受波位置と反射体33との間の距離によって定まるので
、この距離に対応して超音波ビームが発射されてから端
子Zにアンブランキング信号が供給されるまでの時間が
tdに一致するように、マニュアル入力装置24を操作
して距離セット回路25によりカウンタ22をプリセッ
トすればよい。
なお、前記実施例で説明したようなリニア電子走査方式
の場合は、第2図からも分るように、超音波ビーム送受
波位置と反射体33との間の距離は、プローブ11の中
心軸0(x=0の位置)から超音波ビーム送受波位置ま
での距離Xにより異なる。
この距離Xは前記アドレス制御回路17の指定アドレス
と対応するので、第5図に示すようにアドレス制御回路
11からのアドレス信号をマニュアル入力装置24から
の信号と距離セット回路25で合成し、その合成値に応
じてカウンタ22のプリセットを行なうようにすれば、
超音波ハルスが発射されてから端子Zにアンブランキン
グ信号が供給されるまでの時間をXの値によらず常にt
dを一致するように補正することができる。
この場合のtdの値は となり、Xの値は前記アドレスと1:1で対応するから
、この関係をROM(読出し専用メモリ)に記憶してお
けば、容易に上記補正が可能である。
また、マイクロコンピュータとRAM(ランダムアクセ
スメモリ)を用いて補正を、行なってもよい。
また、Xに対してtdの変化はゆるやかであるから、反
射波を自動的に検出して逐次適切なアンブランキング信
号を端子Zに与えることも可能であり、その場合にはマ
ニュアル入力装置24は必らずしも必要ではない。
以上のように、ブラウン管オシロスコープ18に対し反
射波の振幅を表示する期間のみアンプランキングをかけ
輝度変調を行なうことにより、送波超音波パルスを描写
することがなく、かつハレーションの発生がなくなるの
で、見易い表示図形が得られる。
なお、第5図においてマニュアル入力装置24に距離表
示器26を接続しておけばマニュアル入力装置24の調
整操作が容易となり、逆に反射波振幅がブラウン管オシ
ロスコープ18で表示すしるときの距離表示器26の表
示から、前記の距離1を読取ることもできる。
また、前記と同一のブラウン管上に距離を表示すれば、
データの保存には非常に便利である。
以上の説明ではリニア電子走査方式の超音波映像装置に
本発明を適用した場合について述べたが、本発明はセク
タ電子走査方式の超音波映像装置にも同様に適用できる
第6図はセクタ電子走査方式における超音波ビームの走
査の様子を示す図で、プローブ11の振動子列T1〜T
nを位相差を持たせて駆動することによって、送受波面
31で送受波される超音波ビームの方向をセクタ(扇)
状にコントロールする。
この場合、第2図と同様にプローブ11の中心軸O上の
点Pに反射体33を置くと、超音波パルスの送受波方向
が中心軸O方向の場合(θ=0)のプローブ11の受波
信号である反射体33からの反射波の振幅は(R(0)
) 2に比例し、ブラウン管オシロスコープ184で
は水平軸上の中心位置にそれに比例した長さの輝線が表
示される。
中心軸Oから角度θの方向で超音波パルスの送受波を行
なうと、反射体33からの反射波の振幅は(R(θ)J
2に比例し、ブラウン管オシロスコープ18上では角度
θに対応した水平軸上の位置にそれに比例した長さの輝
線が表示される。
このように、セクタ電子走査方式に本発明を適用した場
合は、表示図形の水平軸がリニア電子走査では超音波ビ
ームの横方向における送受波位置に対応するのに対し、
セクタ電子走査では超音波ビームの角度θあるいはsi
nθに対応する点が異なっているか、各輝線の長さが反
射体33からの反射波の振幅に比例する点は同じである
また、セクタ電子走査では角度θによらずプローブ11
の超音波送受波面31と反射体33との間の超音波ビー
ムの往復時間は一定である。
以上説明したように、本発明によれば振動子列より送波
される超音波ビームを一点にて反射する反射体を設け、
その反射体からの反射波を振動子列の受波信号から取出
し、その反射波の振幅を検出して超音波ビームの走査方
向に対応させてその表示位置を移動させつつこの移動方
向と直交する方向にその反射波の振幅又は相関lζ比例
した長ささの線として表示するという簡単な手段により
、超音波ビームの音場パターンを測定表示できる。
し力)も、本発明装置では音場パターンの測定・表示時
に、被検体の状態表示時と同一の電子回路を用いて振動
子列の駆動制御や反射波の振幅の検出を行なっているた
め、測定・表示された音場パターンから振動子列のみな
らずこれらの電子回路を含めた超音波装置全体としての
方位分解能を測定でき、装置の性能の評価を適確に行な
うことができる。
また、反射体と振動子列との間の距離を種々変えて音場
パターンを測定することにより、超音波ビームの2次元
分布を求めることもできる。
あるいは適当な間隔で水中に糸を張っておきアンブラン
キングの位置を変えて各距離における音場パターンを測
定できる。
本発明によれば、単に超音波映像装置の性能評価のみな
らず、超音波ビームを電子的に集束したり、さらにその
集束位置を9変する機能などを有する超音波映像装置に
通用した場合は、その集束効果や集束位置を表示された
音場パターン75)ら一目瞭然に把握でき、最も適切な
音場パターンを確認した上で装置を使用でき、実際の使
用上極めて有効である。
また、超音波映像装置ではプローブのみを交換する場合
も多く、本発明によればその交換の都度簡単に音場パタ
ーンを測定でき、同時にプローブ装置本体とのマツチン
グ状態が良好か否かを判定することもできる。
さらに電子回路部分に異常があれば、それを容易に検出
できる利点をもつ。
また、前記実施例によれば反射体を液体中に設け、かつ
振動子列の超音波送受波面をこの液体中に浸すか薄い膜
などを通して接触するようにしてあり、反射体以外の空
気層等からの不要な反射が少なく、音場パターンの表示
が明確となり、より正確な測定が可能である。
さらに、前記実施例では反射体からの反射波の受波期間
のみ表示装置であるブラウン管オシロスコープを反射波
の振幅に応じて輝度変調するようにしたことによって、
送波超音波パルスの影響およびハレーションのない見易
い表示を行なうことができる。
しかも、第2図の実施例によれば振動子列と反射体との
間の距離を表示できるようにしたため、調整が容易とな
り、また表示された音場パターンがどの位置におけるも
のかを容易に判別し得る。
さらに、前記実施例では表示装置(ブラウン管オシロス
コープ)への信号の入力の仕方を変えることにより、被
検体の断層像を表示する表示装置と同一の表示装置を用
いて音場パターンの表示を行なうようにしたため、構成
が簡単であり、コスト的に極めて有利である。
すなわち、既存の電子走査形超音波映像装置に第2図中
に示したごとき簡単な切換スイッチを付加し、さらに反
射体を含む装置をセットするだけで簡単に音場パターン
の測定機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す装置全体の概略的構成
図、第2図はリニア電子走査方式における超音波ビーム
の送受波方向と反射体からの反射波の振幅との関係を説
明するための図、第3図は本発明により得られた音場パ
ターン表示の一例を示す図、第4図は送波超音波パルス
と反射波との時間関係を示す図、第5図は第1図におけ
るブラウン管オシロスコープに対するブランキング制御
回路の構成図、第6図は本発明をセクタ電子走査方式に
適用した場合の超音波ビーム送受波方向と反射体からの
反射波の振幅との関係を説明するための図である。 T1〜Tn・・・・・・振動子列、11・・・・・・プ
ローブ、14・・・・・・パルサ、15・・・・・・受
信回路、16・・・・・・クロックパルス発生回路、1
1・・・・・・信号処理回路、18・・・・・・ブラウ
ン管オシロスコープ(表示装置)、20・・・・・・ス
イッチ制御回路、21・・・・・・D/A変換器、22
・・・・・・カウンタ、23・・・・・・モノマルチ、
24・・・・・・マニュアル入力装置、25・・・・・
・距離セット回路、26・・・・・・距離表示器、27
・・・・・・掃引回路、28a 、28b 、28c=
−・切換スイッチ、29・・・・・・ブランキング制御
回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 超音波ビームの送受波を行なう振動子列と、この振
    動子列による超音波ビーム送受波方向を電子的に走査す
    る手段と、上記振動子列より送波される超音波ビームの
    被検体からの反射波または一点に設けられた反射体から
    の反射波を上記振動子列の受波信号から取出しその反射
    波の振幅を検出する検出手段と、この手段により検出さ
    れた前記被検体からの反射波の振幅に基づいて前記被検
    体の状態を映像表示する手段と、前記検出手段により検
    出された前記反射体からの反射波の振幅を前記超音波ビ
    ームの走査に対応させてその表示位置を移動させつつこ
    の移動方向と直交する方向に線表示して前記超音波ビー
    ムの音場パターンを表示する手段とを備えた超音波映像
    装置。 2 前記反射体と前記振動子列との相対的位置または角
    度あるいはその両方が調整可能である特許請求の範囲1
    に記載の超音波映像装置。 3 前記反射体は液体中に設けられ、さらに前記振動子
    列は少なくとも超音波送受波面がこ、の液体と音響的に
    カップリングされている特許請求の範囲1に記載の超音
    波映像装置。 4 前記被検体の状態表示と前記音場パターンの表示と
    を同一の表示装置で選択的に行なうようにした特許請求
    の範囲1に記載の超音波映像装置。 5 前記音場パターンを表示する表示装置は前記反射波
    の振幅を輝線表示するものであり、かつ前記反射波の受
    波期間のみ輝度変調を受けて前記反射波の振幅を表示す
    るように構成されている特許請求の範囲1または4に記
    載の超音波映像装置。
JP5680577A 1977-05-17 1977-05-17 超音波映像装置 Expired JPS5830050B2 (ja)

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Cited By (2)

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