JPS5829232Y2 - 錠前付警報装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は錠前と一体に構成した警報装置に関するもので
、その目的とするところは、引戸或いは開き戸に装着し
、閉戸と同時に警報装置を自動的に作動準備完了し得る
構造簡単、作動確実な錠前付警報装置を提供しようとす
るものである。

以下図面を参照して本考案をその一実施例につき説明す
ると、１は取付枠、２はこの取付枠１に固着した錠前で
、３は外殻、４は作動つまみ、５は鎖錠片である。

６は警報部で、この警報部６は取付枠１に固着した外筐
７とブザー８とリードスイッチ９，９′と、作動磁石１
０と、作動磁石１０を固着した作動枠１１と、この作動
枠１１に設けたスリット１２と、このスノット１２に係
合片１３を摺動自在に嵌合した鎖錠釦１４とスプリング
１５と、試験用押釦１６とスプリング１７とよりなり、
外筐７に嵌合した試験用押釦１６と取付枠１に嵌合した
鎖錠釦１４との間にスプリング１７および１５を介在せ
しめて作動枠１１を装着することにより、この作動枠１
１に固着した作動磁石１０はリードスイッチ９，９′に
近接し、このリードスイッチ９，９′を作動状態に維持
せしめる。

１８は電源部で、この電源部１８は電池１９と、固定接
点端子２０と可動接点端子２１と増設信号器用端子２２
とよりなる。

尚、第１図および第２図に示す実施例は開き戸に装着し
た警報装置を示し、第４図は引き戸に装着した警報装置
を示すものである。

上述の構成よりなる本考案の警報装置を開き戸或いは引
き戸の縦桟にその取付枠１を固着して装着するもので、
このとき警報部６の鎖錠釦１４は縦桟の壁面によりスプ
リング１７および１５の弾力に抗して外筐７内に押し込
まれるので、その保合片１３は作動枠１１のスリット１
２の一方の端部からスリット１２内を摺動して他方端に
当接してこの作動枠１１をスプリング１７の弾力に抗し
て変位せしめる。

このとき作動枠１１に固着した作動磁石１０はリードス
イッチ９，９′から開離してその接点を開放しブザー８
えの電流の供給を停止するものである。

この状態において、若し錠前が破損されて戸の縦桟から
取付枠１が逸脱したときには前記の鎖錠釦１４はスプリ
ング１７および１５の弾力によって外筺７内から取付枠
１方向に突出するので作動枠１１も変位して作動磁石１
０がリードスイッチ９．９′に接近しその接点を閉合す
るので、これに接続したブザー８は電池１９により作動
され警報音を発し、錠前が破損され泥棒などの侵入した
ことを報知するものである。

本考案は上述のように錠前を固着した取付枠１に警報装
置６および電源装置１８を一体的に固着してなり、これ
を開き戸或いは引き戸の縦桟に固着したときには、錠前
は確実に鎖錠され、警報装置６は不作動状態にあり、泥
棒などにより錠前が破損されて取付枠１の取付状態が変
化したときには警報装置６が作動して警報音を発し、泥
棒の侵入を報知し得るものである。

本考案はこれらの点において実用上有効便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の一実施例の平面図および
側断面図、第３図は警報部の縦断面図、第４図は本考案
の他の実施例の側面図である。 １・・・・・・取付枠、２・・・・・・錠前、３・・・
・・・外殻、４・・・・・・作動つまみ、５・・・・・
・鎖錠片、６・・・・・・警報部、７・・・・・・外筐
、８・・・・・・ブザー、９，９′・・・・・・リード
スイッチ、１０・・・・・・作動磁石、１１・・・・・
・作動枠、１２・・・・・・スリット、１３・・・・・
・係合片、１４・・・・・・鎖錠釦、１５・・・・・・
スプリング、１６・・・・・・試験用押釦、１７・・・
・・・スプリング、１８・・・・・・電源部、１９・・
・・・・電池、２０・・・・・・固定接点端子、２１・
・・・・・可動接点端子、２２・・・・・・増設信号器
用端子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鎖錠片５とこれを作動する作動つまみ４を外殻３内に収
   納してなる錠前２と、ブザー８を作動するリードスイッ
   チ９と、これを作動する作動磁石１０と、これを固着し
   た作動枠１１と、この作動枠１１に設けたスリット１２
   内に摺動自在に嵌合した係合片１３を有する鎖錠釦１４
   と、外筐７に嵌合した試験用押釦１６と、試験用押釦１
   ６と作動枠１１との間に介在したスプリング１７と、作
   動枠１１と鎖錠釦１４との間に介在したスプリング１５
   とよりなる警報部６と、電池１９と固定接点端子２０と
   可動接点端子２１とを有する電源部１８とを取付枠１に
   一体的に固着してなる錠前付警報装置。