JPS5829027Y2

JPS5829027Y2 - フレ−ムとコンテナ−とが分離可能なフレ−ム式フレキシブルコンテナ−

Info

Publication number: JPS5829027Y2
Application number: JP1979139931U
Authority: JP
Inventors: 政治島田; 文夫矢田
Original assignee: 太陽工業株式会社
Priority date: 1979-10-09
Filing date: 1979-10-09
Publication date: 1983-06-24
Also published as: JPS5659587U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、フレーム式フレキシブルコンテナーに関し、
更に詳細にはフレーム部分とフレキシブルコンテナ一部
分とが簡単な操作により分離可能であって空荷時には両
者を別々にコンパクトに収納して保管或は輸送等が可能
なフレーム式フレキシブルコンテナーに関するものであ
る。

従来より、主として粉粒体の保管、輸送等にフレーム式
フレキシブルコンテナーは使用されていたが、これらは
、フレキシブルコンテナーの周辺に設けた掛吊用筒状部
にフレームの横杆を嵌装してフレームにフレキシブルコ
ンテナーを固定的に取付けたものであった。

このため保管或は補修等のため袋を取りはずそうとすれ
ば、フレームを分解しなければならず、大変な手間と時
間がかかるものであった。

また、空荷時においてもコンテナーの外容積は変化せず
、空荷のコンテナーを返送する場合、或は保管する場合
に不便であった。

このため全体を折畳み方式により空荷時にはコンパクト
に折り畳めるようにしたものが提案された。

然し乍ら、フレームとフレキシブルコンテナーとが一体
的に組立てられているため、折り畳み構造が複雑であり
、又、フレームと一緒に折り畳むため、フレキシブルコ
ンテナーが損傷を受けやすいという欠点があった。

本考案はこのような従来技術の状況に鑑みなされたもの
であって、フレキシブルコンテナーとフレームとを簡単
に分離できるよう係合離脱可能に取付けたことを特徴と
するものであって、これにより、空荷時には別々にコン
パクトに収納して保管、輸送が出来、又、組立ても容易
なフレーム式フレキシブルコンテナーを提供するもので
ある。

即ち本考案の最大の特徴は、支柱のうち２本は座枠前部
の間口の外側に立設され、のこり２本は座枠後部の間口
の内側に立設され、又座枠前部に立設された２本の支柱
の頂部間には上梓がなく前面上部解放型のフレームとな
っており、前記コンテナー掛吊枠に付設された取付手段
により、コンテナー掛吊枠が座枠後部に立設された支柱
の外側面と座枠前部に立設された支柱の内側面とにそれ
ぞれ係合離脱可能に取付けられ、フレキシブルコンテナ
ーがフレームの前面乃至前面上部へ分離可能とした点で
ある。

以下、図面に示した例に従って本考案を説明する。

第１図はまだフレームに取付けられていないフレキシブ
ルコンテナーを示す斜視図、第２図は第１図のフレキシ
ブルコンテナーをフレームを取付けた後の斜視図、第３
図はこの正面図、第４図はフレキシブルコンテナーをフ
レームから取除いた後のフレームを示す斜視図である。

第１図、第２図及び第４図の比較から明らかなように本
考案は、フレームとフレキシブルコンテナーとを簡単に
分離可能とした点にあり、このため第１図に示すように
フレキシブルコンテナー１の上部四辺に掛吊用筒状部２
ａ、２ｂ（図示せず）２Ｃ，２ｄを設け、この筒状部に
コンテナー掛吊枠３ａ、３ｂ、３Ｃ，３ｄを挿
入し、これら４本の掛吊枠を相互に連結して掛吊枠を構
威し、この掛吊枠ごとフレキシブルコンテナーを保合離
脱可能な状態でフレームに取付けた点にある。

第４図は本考案の実施態様に示すフレームの斜視図であ
って、フレームが座枠２４，２５，２６．２７と座枠の
四隅から立設された４本の支柱２０，２１．２２．２３
と支柱の頂部に横架された上枠２８．２９．３０とから
或っており、支柱のうち２０．２１の２本は座枠前部２
４の間口Ｗ１の外側に立設され、のこ９２本２２．２３
は座枠後部２６の間口Ｗ２の内側に立設され、又、座枠
前部２４に立設された２本の支柱２０．２１の頂部間に
は上梓がなく前面上部解放型のフレームとなっている。

そしてこのようなフレームにはコンテナー掛吊枠３ａ
、３ｂ、３Ｃ，３ｄを座枠後部２６ニ立設され
た支柱２２．２３の外側面と座枠前部２４に立設された
支柱の内側面にそれぞれ係合離脱可能に取付けることが
できる。

即ち、フレキシブルコンテナーを掛吊する掛吊枠３ａ
、３ｂ、３Ｃ，３ｄを第１図に示す如く連結し
て掛吊枠を構成し３ｂと３ｄの前後それぞれ４ケ所に取
付手段４ｂ、４Ｃ（図示せず）４ｄ、４ａを設は
第２図に示したようにフレーム支柱２０，２１．２２．
２３に取付けるのである。

つまりフレーム支柱に第４図に示すように取付部材４０
．４１．４２．４３を設け、第５図及び第６図に示した
ような取付手段により係合離脱自在に取付けるのである
。

そうすると、この時フレキシブルコンテナーの掛吊枠２
ａ、２ｃはフレームの間口Ｗ１．Ｗ２より小さく、又掛
吊枠２ｂ、２ｄはフレームの前面間口Ｗ□の内側つまり
、座枠２７，２５と同じ位置にあり、結局フレキシブル
コンテナー全体がフレームの前面間口Ｗ１より内側にあ
るため、取付手段４ａ、４ｂ、４Ｃ，４ｄをは
ずせば全体がフレームの前面へと分離可能である。

この時、フレームが前面上部解放型とされているのでフ
レキシブルコンテナーとフレームとの分離作業は更に簡
単となり、結局フレキシブルコンテナーはフレームの前
面上方へ容易に分離、取外しが可能となる。

フレキシブルコンテナー掛吊枠をフレームに取付ける手
段は第５図及び第６図に詳細を示したものに限らず、他
の掛止、鉤止、或は枢支等の取付手段によっても良い。

しかし、いづれの場合も簡単な作業によって容易に保合
離脱が可能であって、しかもコンテナーに内容物を充填
した場合の輸送や保管に耐えうる強度を有している取付
手段でなければならない。

図面に示した例においては、フレキシブルコンテナーを
フレーム内に体積効率良く納まるようにフレキシブルコ
ンテナーの下部側面に張架用筒状部５ａ、５ｂ、５Ｃ（
図示せず）５ｄが付設され、コノ筒状部には互いに連結
されて張架枠を構成する張架枠が挿入され、更にこの張
架枠には掛吊枠の場合と同じ取付手段７ａ、７ｂ
、７Ｃ，７ｄが設けられており、フレーム支柱２０
，２１．２２．２３に係合離脱可能に取付けられる。

フレキシブルコンテナーはこの張架用筒状部から次第に
挟窄部１０を形成し、底部に排出口９を備えている。

又、第４図に例を示した本考案のフレームは、座枠２５
．２７の底部に多段積を可能にする三角凹状部材３１．
３２が柱状部材３３．３４を介して取付けられており、
上梓３０．２８がこれに対応して三角凸状に形成されて
おり、両者が嵌合することによってフレキシブルコンテ
ナーを掛吊したままの状態でフレームの多段積みが可能
となっている。

又、座枠２５゜２６．２７．２８の下部には三角凹状部
材３１．３２との間に空間部が形成されており、この空
間部にはフォークリフトのフォークが差込み可能となっ
ている。

又、第４図に示すように本考案に係るフレームは後面間
口Ｗ３が前面間口Ｗ１より小さく構°或されているため
、フレキシブルコンテナーを取外した後、多数のフレー
ムをフレームの内部に次々と収納しておくことが可能で
ある。

本考案は上記のように構成されているのでフレームとフ
レキシブルコンテナーとを簡単に分離することができ、
空荷時には両者を分離フレキシブルコンテナーは掛吊用
枠ごとコンパクトに畳み、又フレームはフレームだけで
折り畳み構造にしたり、又実施態様に示したようにコン
パクトに重ねて収納したりする等することにより余分な
スペースを必要とすることなく、返送したり、保管する
ことができる。

又、フレームとフレキシブルコンテナーとが簡単に分離
可能であるという点は次のような利点をも、もたらす。

即ち、フレキシブルコンテナーはフィルムや織布等の積
層品等から作られることが多く、金属製のフレームと比
較して耐用年数が短かい。

このためフレキシブルコンテナーが破損した場合、本考
案品の場合はその取替も又極めて容易なのである。

更に、フレームはフレキシブルコンテナーを取外した場
合でも各種のラックとして使用することが出来、従来の
フレキシブルコンテナーをフレームに固定的に取付けた
ものと比較してその利用範囲が著しく増大する。

【図面の簡単な説明】

第１図はフレームから取外した状態のフレキシブルコン
テナーの斜視図、第２図は本考案のフレーム式フレキシ
ブルコンテナーの斜視図、第３図はこの正面図、第４図
はフレキシブルコンテナーを取外した後のフレームを示
す斜視図、第５図及び゛第６図はフレキシブルコンテナ
ーをフレームに取付ける取付手段を示す図である。図中の符号１・・・・・・フレキシブルコンテナー、
２ａ、２ｂ（図示せず）、２Ｃ９２ｄ・・・・・・掛吊
用筒状部、３ａ、３ｂ、３Ｃ，３ｄ −−・−
・・掛吊杆、４ａ、４ｂ、４Ｃ（図示せず）
、４ｄ・・・・・・取付手段、５ａ、５ｂ（図示せず）
、５Ｃ（図示せず）、５ｄ・・・・・・張架用筒状部、
６ａ、６ｂ、６Ｃ９６ｄ・・・・・・張架杆、７ａ
、７ｂ、７Ｃ（図示せず）、７ｄ・・・・・・取
付金具、８・・・・・・フレキシブルコンテナーの蓋、
９・・・・・・排出部、１０・・・・・・挾容部、２０
，２１．２２．２３・・・・・・支柱、２４．２５．２
６．２７・・・・・・座枠、２８，２９．３０・・・・
・・上梓、３１．３２・・・・・・多段積用三角凹状部
材、３３．３４・・・・・・柱状部材、３５．３６．３
７．３８・・・・・・座枠補強部材、４０〜４７・・・
・・・取付部材、４８．４９・・・・・・ボルト。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

四角袋状のフレキシブルコンテナーの上部四辺に掛吊用
筒状部が付設されており、この筒状部には相互に連結さ
れて四角形の掛吊枠を形成するコンテナー掛吊枠が挿入
されており、フレームが座枠と座枠の四隅から立設され
た４本の支柱と支柱の頂部に横架された上梓とから戒っ
ており、支柱のうち２本は座枠前部の間口の外側に立設
され、のこ９２本は座枠後部の間口の内側に立設され、
又座枠前部に立設された２本の支柱の頂部間には上梓が
なく前面上部解放型のフレームとなっており、前記コン
テナー掛吊枠に付設された取付手段により、コンテナー
掛吊枠が座枠後部に立設された支柱の外側面と座枠前部
に立設された支柱の内側面とにそれぞれ係合離脱可能に
取付けられ、フレキシブルコンテナーがフレームの前面
乃至前面上部へ分離可能なことを特徴とする、フレーム
式％式％