JPS5828811Y2 - セツチングゲ−ジ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超仕上銅盤の裏刃を調節固定するセツチングゲ
ージに関するものである。

本考案の目的は表刃の刃先に対する裏刃の後退位置を正
確に調整し固定できるセツチングゲージを提供すること
にある。

前記の目的を充足するため本考案は次のように構成した
ものである。

即ち本考案は基盤１の端縁に表刃ａと裏刃すとを重ね合
せた状態で受止めるストッパー片２を設け、かつ該スト
ッパー片２を設け、かつ該ストッパー片２に接した両刃
ａ、ｌ）を押圧する表刃圧接板３と、裏刃圧接板４とを
備え、裏刃圧接板４には表刃ａの刃先に対して裏刃すの
先端を所要の長さ引込めるための定規突起５を進退運動
可能に装着したことを特徴とするセツチングゲージであ
る。

尚図示の実施例においては、２本の杆５ ａ 、５ ｂ
を裏刃圧接板４の長手方向と直角に貫挿してその先端を
突出させて定規突起５を形成し、ねじ６を基端に取付は
目盛を施した摘みナツト７を杆５ａ、５ｂの基端に固定
し、又ねじ６に螺合して、これを回わして杆５ ａ 、
５ ｂを動かすことによって突出した定規突起５の突出
程度を調節し、この状態で一旦両刃を同圧後板３，４と
ストッパー片２によって固定し、しかる後定規突起５を
引込めてその分だけ裏刃すをずらせ、そしてそのま・ね
じ８により両刃を固定させるようにしたもので゛ある。

１３はワッシャー、１４はストッパー片２の固定ねし、
１５は圧接板４の後端縁中央部に形成した指掛は切欠を
示し又、表刃圧接板３は表刃ａの厚みより薄くする。

従って本考案によれば、表刃ａと裏刃すの圧接板３，４
を、長孔１１，１１’の範囲内で進退させることができ
るので、大きさ殊に幅の異なる刃体を自由にストッパー
片２と圧接板３，４間にセットすることができる汎用性
がある。

また表刃ａは使用中破損等によって新品と交換する機会
が多いため幅は常に略一定とみて良いが、反面交換の必
要が殆んど生じない裏刃すは経時的に磨損し幅が次第に
狭くなるから、従来のセツチングゲージでは使用可能な
裏刃であってもセットできない欠点が生じた、しかし本
考案によれば切欠１６を有するので表、裏の刃幅に差が
生じても表刃ａを回避することができ、従って刃幅の差
を吸収して両刃ａ、ｂを適切にセットし、実用上全く問
題なく使用し続けることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るセツチングゲージの一実施例を示し
たもので、第１図は平面図、第２図は一部を断面で示す
側面図、第３図は分解斜視図である。 １・・・・・・基盤、２・・・・・・ストッパー片、３
・・・・・・表刃圧接板、４・・・・・・裏刃圧接板、
５・・・・・・定規突起、９，１０・・・・・・固定ね
し、１１，１１′・・・・・・長孔、１２．１２′・・
・・・・めねし、１６・・・・・・切欠、ａ・・・・・
・表刃、ｂ・・・・・・裏刃。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基盤１の端縁に表刃ａと裏刃すとを重ね合せた状態で受
   止めるストッパー片２を設け、かつ該ストッパー片２に
   接した両刃ａ、ｌ）を押圧する表刃圧接板３と、裏刃圧
   接板４とを備え、同圧後板３，４の側辺部に押圧方向の
   位置を決める長孔１１，１１’を夫々形成するとともに
   、基盤１及び圧接板３の対応位置にそれらの固定ねじ９
   ，１０を螺合するめねし１２．１２’を設け、更に裏刃
   圧接板４には表刃ａの刃先に対して裏刃すの先端を所要
   の長さ引込めるための定規突起５を進退運動可能に装着
   するとともに、該突起５より下の裏刃圧接板４の前縁に
   表刃ａを避ける切欠１６を形成したことを特徴とするセ
   ツチングゲージ。