JPS5828281Y2

JPS5828281Y2 - 逆丁張計算尺

Info

Publication number: JPS5828281Y2
Application number: JP10098777U
Authority: JP
Inventors: 皓三別宮
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1977-07-27
Filing date: 1977-07-27
Publication date: 1983-06-20
Also published as: JPS5428495U

Description

【考案の詳細な説明】本案は新規な構成を有する逆丁張計算尺を提供しようと
するものである。

従来道路工事の切土または盛土作業におげろ法頭、法尻
の決定には第１図のＡ点の縦断測量によるなど時間と労
力を費やし、必ずしも満足すべき結果を得られぬ場合も
生ずるなど、現場技術員の悩みの種となっている。

本案はかかる問題を充分解決しようとするもので、以下
図面を参照しながらその１実施例の詳細を説明する。

１は本案の逆丁張計算尺である。

そして、その構成は、法頭Ａ点の位置を正弦法部で決定
する際の三角形Ａ、Ｍ、ＣにおいてＡｃｔ、Ｌγお
よびａが既知の場合、器械点Ｍから法頭Ａまでの距離Ｃ
を求めるために計算尺本体の１面２における固定尺下部
２人に既知辺長ａおよび求める長さＣの対数目盛２Ｂが
１〜１０として配設され、上記計算尺本体の１面におけ
る滑尺下部２Ｃには上記固定尺の下部の対数目盛に対応
するｓｊｎαの対数目盛なαとし、ｓｉｎγの対数目盛
をｎとした目盛２Ｄが配設され、上記計算尺本体の１面
における固定尺の上部２ＥにはａおよびＣの対数目盛２
Ｆが当該目盛の１を中央にして配設され、上記計算尺本
体の１面における滑尺土部２Ｇには、これに対応する５
ｉｎＩｉ（αＦＲ尺）ｓ５ｉｎｒ（ｎＦ目盛）の目
盛２Ｈを配設し、一方上記計算尺本体の２面３における
固定足下部３Ａには、上記計算尺本体の１面において既
知数値としたａおよびＺαの計算をするための既知数値
りおよび求めるｎｈの対数目盛３Ｂが配設され、上記計
算尺本体の２面における滑尺下部３Ｃには規定された法
勾配置：ｎにおけるｎの対数目盛３Ｄが配設され、さら
に上記計算尺本体の２面における固定尺上部３Ｅと滑尺
土部３Ｆには求める値、４ａと実測値乙βを等分目盛３
Ｇで配設し、上記固定足土部には勾配と角度の関係にお
けるＬδをｎ目盛としてαおよびβを同目盛３Ｈとして
１：ｎのｎの数値で表わされている。

本考案の原理（記号および計算式）は下記の通りである
。

記号ｈｍ器械高ｈｆ地盤高と計画高の高低差Ｍ器械点Ａ：求点ｔ法尻より器械点までの水平距離ｌ：ｎ計画法勾配 β 仰角（切土の場合）又は俯角（盛土の場合）観測値ｈｍ・ β＃Ｃ規定値ｈｆ、ｔ、１：ｎ（即ちδ、ｒ）計算式
計算尺に用いる式ｈ＝ｈｍｆｈｆａ＝ｔ＋ｎｈ１ｏｇｎｈ＝ｌｏｇｎ＋１ｏｇｈ δ＝ｃｏｔｎ γ＝ｉｓｏ−δ α＝１８０−（β＋γ、） α＝δ−β ＝δ−β （δ：ｎ目盛）１ｏｇｃ＝ｌｏｇａ−１ｏｇｓｉｎα＋ｌｏｇｓｉｎγ （１ｏｇｓｉｎγ：ｎ目盛）ついで、本案のものの使用方法を効果と共に説明する。

道路工事の切土または盛土作業におげろ法頭。

法尻の決定には、第１図に示したＡ点の縦断測量による
等、時間と労力を費やし、必ずしも満足すべき結果を得
られぬ場合も生ずる等、現場技術員の悩みの種となって
いる。

・老練な技術者は経験を生かした独自の現場的手法によ
る解決法を見出しているが、水沫によれば、比較的簡単
な操作により容易にＣを求めることができ、初心者の場
合でも正確にＡ点を求め、工事の無駄を省くことができ
る。

使用ｆ叡）（第４図参照）観測値、規定値（第４Ａ図）／、＝３．０Ｏｈｍ１．３０ β＝１２°〜ｏｏ’ １：ｎ＝１：１．５（ａ）ａの算出（第４Ｂ図）（イ）ｈ尺の１．３０にカーソルをおき、。

尺の１．０を合わせる。

（０）法勾配の１：ｎ＝１：１．５のｎ＝１．
５にカーソルを移し、それに対応するｎｈ尺を読むと、
ｎｈ＝１．９５ ←ｊａ＝４＋ｎｈ＝５．００＋１．９５＝＝６．９
５（ｂ） αの算出（第４Ｃ図）（イ）ｎ尺に１：ｎ＝１：１．５のｎ＝
１．５をとり、カーソルを用いてβ尺の１２３０を合わ
せる。

（ロ）カーソルをβ尺の０に移し、それに対応するα
尺をみるとα；２１２０（計算値＝２１°２１’２４
“）（ｃ）ｃの算出（第４Ｄ図）（イ）ａｗｅ尺にａ＝６．９５をおき、α尺の２１２０
を合わせる。

（０）ｎ尺に１：ｎ＝１：１．５のｎ＝１．５にカ
ーソルを移すが、右外にはずれるので、ｎＦ尺の１．５
にカーソルを移し、それに対応するａ。

ｃＦ尺を読むとｃＬ；１０．６（計算値：１０．５８６
）使用ψ１Ｘ２）（第５図参照）観測値、規定値（第５Ａ図）ｔ＝３．６０ｈｍ１．２０ β＝２５°Ｌ５ｏ’ １：ｎ＝１：１．２ｓ＝０．６０（ステップ幅）犬走りを設ける必要がある場合の計算は、ａの算出の際
にステップ幅Ｓを加算する。

（ａ）ａの算出（第５Ｂ図）（イ）ｈ尺の１．２０にカーソルをおき、ｎ尺の１．０
を合わせる。

（ロ）１：ｎ＝１：１．２のｎ＝１．２
にカーソルを移し、それに対応するｎｈ尺を読む。

ｎｈ＝１．４４（ハ）ａ＝ｔ＋ｎｈ＋ｓ＝３．６０＋１．４４＋０．６０＝５．６４（
ｂ）αの算出（第５Ｃ図）（イ）ｎ尺に１：ｎ＝１：１．２０ｎ＝１
．２をとり、カーソルを用いてβ尺の２５°５０′を合
わせる。

（０）カーソルをβ尺のＯに移し、それに対応する
ｎ尺を読むとαヨ１４００（ｃ）ｃの算出（第５Ｄ図）（（）ａ、ｃ尺にａ＝５．６４をおき、４尺の
１４°ｏｏ’を合わせる。

（ロ）ｎＦ尺（ｎ尺は右外にオーバー）に１：ｎ＝１：
１．２のｎ＝１．２にカーソルを移し、それに対応
するａ＋ｃＦ尺を読むとｃ共１５．０（計算値：１
４．９５４）使用前３）（第６図参照）観測値、規定値（第６Ａ図）ｔ＝３．００ｈｍ＝１．６０ｈｆ＝０．４０ｈ＝１．６０＋０．４０＝２．００ β＝３２〜３０１：ｎ−１：０．５計画高のきまった実測線から法頭を求める場合、器械高
に計画高と地盤高との差を増減してｈとする。

（ａ）ａの算出（第６Ｂ図）１）ｈ尺に２．００をおきｎ尺の１．０を合わせる
。

（−）ｎ尺に１：ｎ＝１：０．５のｎ＝０．５にカ
ーソルを移し、それに対応するｎｈ尺を読むとｎｈ＝１
．００（ハ）ａ＝ｔ＋ｎｈ＝３．ＯＯ＋１．ＯＯ＝４．ＯＯ
（イ）ｎ尺に１：０．５０ｎ＝０．５をとり、カー
ソルを用いてβ尺の３２３０を合わせる。

０）カーソルをβ尺のＯに移し、それに対応する４尺を
読むとα；３１００（計算値＝３０°５６’０６“）（ｃ）ｃの算出（第６Ｄ図）（イ）ａｓ８尺にａ＝４．ｏｏをおき、４尺の３１
００を合わせる。

（ロ）ｎ尺（あるいはｎＦ尺）に１：ｎ＝１：０．５０
ｎ＝０．５にカーソルを移し、それに対応するａｓ
ｅ尺（あるいはａｔｃＦ尺）を読むと、ｃ＃７．００
（言樽イ直：６．９６０）

【図面の簡単な説明】

図面は、本案の１実施例を示すもので、第１図は標準図
、第２図は計算尺本体の１面の平面図、第３図は計算尺
本体の２面の平面図、第４Ａ図ないし第４Ｄ図は使用例
（りの説明図、第５Ａ図ないし第５Ｄ図は使用例（２）
の説明図、第６Ａ図ないし第６Ｄ図は使用例（３）の説
明図、第７図はｎとδおよびγの関係を示す表である。１・・・・・・逆丁張計算尺、２・・・・・・計算尺の
１面、３・・・・・・計算尺の２面。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

法頭Ａ点の位置を正弦法則で決定する際の三角形Ａ、
Ｍ、Ｃにおいて乙α、Ｌγおよびａが既知の場合、器
械点Ｍから法頭Ａまでの距離Ｃを求めるために計算尺本
体の１面における固定足下部に既知辺長ａおよび求める
長さＣの対数目盛が１〜１０として配設され、上記計算
尺本体の１面における滑尺下部には上記固定尺の下部の
対数目盛に対応するｓｉｎαの対数目盛なαとし、ｓｉ
ｎγの対数目盛なｎとした目盛が配設され、上記計算尺
本体の１面における固定尺の上部にはａおよびＣの対数
目盛が当該目盛の１を中央にして配設され、上記計算尺
本体の１面における滑尺土部には、これに対応するｓｉ
ｎα（αＦＲＲ）ｓ５ｉｎｒ（ｎＦ目盛）の目盛を
配設し、一方上記計算尺本体の２面における固定足下部
には、上記計算尺本体の１面において既知数値としたａ
およびＺαの計算をするための既知数値りおよび求める
ｎｈの対数目盛が配設され、上記計算尺本体の２面にお
ける滑尺下部には規定された法勾配置：ｎにおけるｎの
対数目盛が配設され、さらに上記計算尺本体の２面にお
ける固定尺上部と滑尺土部には求める値Ｚαと実測値乙
βを等分目盛で配設し、上記固定尺上部には勾配と角度
の関係におけるｌδをｎ目盛としてαおよびβを同目盛
として１：ｎのｎの数値で表わされていることを特徴と
する逆丁張計算尺。