JPS5827659Y2 - 昆虫飼育箱 - Google Patents

昆虫飼育箱

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Publication number
JPS5827659Y2
JPS5827659Y2 JP7277780U JP7277780U JPS5827659Y2 JP S5827659 Y2 JPS5827659 Y2 JP S5827659Y2 JP 7277780 U JP7277780 U JP 7277780U JP 7277780 U JP7277780 U JP 7277780U JP S5827659 Y2 JPS5827659 Y2 JP S5827659Y2
Authority
JP
Japan
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rearing
case
silkworms
breeding
cases
Prior art date
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Expired
Application number
JP7277780U
Other languages
English (en)
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JPS56173083U (ja
Inventor
美明 菊地
Original Assignee
株式会社 側島
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 側島 filed Critical 株式会社 側島
Priority to JP7277780U priority Critical patent/JPS5827659Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として家蚕を飼育する昆虫飼育箱に関する
ものである。
近年、人工飼料による蚕の飼育が盛んに行われるように
なったが、この人工飼料による蚕飼育方法では、飼料の
種類、給餌体系などによって多少相違はあるが、普通重
箱に蚕座紙を敷き、その中央部に人工飼料を適量散布し
て規定面積の蚕座を設け、その蚕座に掻立を行い、それ
から順次日数を経て1〜5齢期と蚕の発育に応じて順次
適量の給餌及び鉱産を行って蚕飼育を行うものである。
そしてこのような人工餌料による蚕飼育においては、蚕
の発育に応じた給餌及び鉱産を行って行くのに適した適
正な条件を備えた飼育箱及びその飼育箱内を均等なむら
のない適正な温度に保温できる保温装置が要求されるも
のであり、このような要求が満たされれば、格別の技術
を要せず素人にでも正しい蚕飼育が容易に行えるもので
ある。
この考案は上記に鑑みなされたもので、=般農家用とし
ては勿論のこと、学習または学術研究の教材用などとし
て適した家蚕などの適正な人工飼料飼育が行える昆虫飼
育箱を提供するにある。
この考案の昆虫飼育箱を以下図面実施例について具体的
に説明すると、1はプラスチックなどの絶縁材料でなる
台盤で、その上面中央部には、垂直柱状の自動保温器2
が突設されている。
そしてこの自動保温器2としては、プラスチックまたは
金属などの円筒器5内に、中心部の加熱体3及びその周
囲を囲繞する液体(例えば水、油)またはガラスウール
などの耐熱性熱媒体4を充填内装したものなどが使用さ
れ、適宜サーモスタット7、スイッチ8などを介して導
線6によって電源に接続できるようにしである。
そしてこの自動保温器2は通電によって後述する外周方
の飼育ケース10内を20℃〜30℃に保温できるよう
自動温度調節される構成となっているものである。
10は、底部中央に前記自動保温器2に嵌り合う嵌孔9
及び該嵌孔9沿いに内方に突出させた短い突筒部11を
夫々有する上端開口の円筒状の飼育ケースで、黒色不透
明または一部を透明とした(学習教材用などの場合に外
部から内部が透視観察できるようにするため)プラスチ
ックなどで構成されている。
かつまたこの飼育ケース10の上記突筒部11の外面及
び外周壁10a内面の数個所には、仕切板14が夫々放
射状に嵌脱自在に嵌付けできる夫々対応する数組の垂直
ガイド12a13a。
12b13b、12c13cが夫々設けられており、飼
育ケース10内を仕切板14によって適宜扇形状室に区
画できるようになっている。
なお仕切板14が夫々嵌付けできる各垂直ガイド12a
13a、12b13b、12c13cは、図面第1〜3
図の実施例では該仕切板14の両端縁が嵌合できる軸(
縦)方向の垂直な溝部として構成されているが、図面第
5図のように仕切板14の両端縁に嵌合溝部14’、
14“を夫々形成し、同第6図のように該嵌合溝部14
’ 、 14“に嵌り合う軸(縦)方向の突条として前
記突筒部11外面及び外周壁10a内面に夫々突出構成
してもよい。
そして上記構成の飼育ケース10は数個(図面実施例で
は3個)作製され、図面第1図のように夫夫その嵌孔9
を前記自動保温器2に嵌脱自在に挿通して台盤1上に積
重ねられ、さらにその最上段飼育ケース10の上端開口
部を連間する蓋15がその中央嵌孔16を上記自動・保
温器2に嵌脱自在に嵌合して載置されている。
即ち最上段のもの以外の飼育ケース10は夫々その上方
に載った飼育ケース10が蓋の役目を果すものである。
この考案の昆虫飼育箱は叙上の構成であって、次にその
使用状態例を説明すると、先ず例えば最下段の飼育ケー
ス10の垂直ガイド12a13a及び垂直ガイド12b
、13bに夫々仕切板14を嵌付けて(図面第1,2図
の状態)この2枚の仕切板14によってその間に形成さ
れる該飼育ケース10内の晴形状室を蚕の最初の1齢期
の飼育室として蚕座を設け、掻立を行う。
そして日数を経て次の2齢期に入る際には、前記垂直ガ
イド12b13bに嵌付けられている一方の仕切板14
だけを取外してそれを他のもう一組の垂直ガイド12c
13cの方へ嵌付けて変え、つまりその一方の仕切板1
4を嵌め変え移した分だけ扇形状室を拡大してそれを鉱
産した蚕の2齢期の飼育室とし、発育に応じた適量の給
餌(組付人工飼料などの給餌)を行って蚕飼育を行う。
次に3齢期に入る際には、上記垂直ガイド12c13c
に嵌付けられている一方の仕切板14だけを取外して外
部に出し、それによって飼育室を飼育ケース10内全域
に拡大してそれを鉱産した蚕の3齢期の飼育室とし、発
育に応じた適量の給餌を行って飼育を行うものである。
(なおこの3齢期飼育の場合、垂直ガイド12a13a
に嵌付けられている他方の仕切板14を取外しておいて
もよい。
)そして続いて4齢期に入る際には、上記最下段の飼育
ケース10よりその上の中段の飼育ケース10に鉱産し
て、つまり最下段及び中段の二段の飼育ケース10を鉱
産した蚕の4齢期の飼育室とし、発育に応じた適量の給
餌を行って飼育を行う。
即ちこの場合は、最下段の飼育ケース10内に入ってい
る蚕の全頭数の半分を、人工飼料が付着されている所要
枚数のポリ垂線(約5crrL角の大きさ)ごと中段の
飼育ケース10内に移動させて最下段の飼育ケース10
から中段の飼育ケース10へ鉱産するものである。
さらに最後に5齢期に入る際には、さらに最上段の飼育
ケース10に鉱産して、つまり上中下三段の飼育ケース
10を鉱産した蚕の5齢期の飼育室とし、発育に応じた
適量の飼育を行うものである。
即ちこの場合は蚕頭数が上中下三段の各飼育ケース10
内に3等分となるよう最下段及び中段の各飼育ケース1
0内に夫々入っている蚕の一部を夫々最上段の飼育ケー
ス10内に前記同様、人工飼料が付着されている所要枚
数のポリ垂線ごと移動させて最下段及び中段の飼育ケー
ス10から最上段の飼育ケース10へ鉱産するものであ
る。
なお以上の蚕の1〜5齢期に亘る飼育にl、??は自動
保温器2が電源に接続結線されていて、該自動保温器2
によって各段の飼育ケース10内は20℃〜30℃の適
宜の飼育温度に保持されているものである。
なお上記のような蚕飼育を行う場合、飼育する蚕の頭数
に応じて適宜仕切板14を使用して飼育ケース10内を
適宜区画し、例えば下段飼育ケース10の一部区画室と
土中二段の飼育ケース10とによって、或は上段飼育ケ
ース10の一部区画室と中下二段の飼育ケース10とに
よって夫々蚕の1〜5齢期の飼育室を形成して飼育を行
うことなども自由にできるものである。
この考案の昆虫飼行箱は、叙上のように、底部中央の嵌
孔9沿いの内方に突出させた突筒部11の外面及び外周
壁10a内面の数個所に、仕切板14が夫々放射状に嵌
脱自在に嵌付けできる数組の垂直ガイド12al 3a
、12b 13b 、”・を夫々対応して設けた数個
の円筒状飼育ケース10及び最上段飼育ケース10の上
端開口部を連間する蓋15を、夫々その嵌孔9,16を
自動保温器2に嵌脱自在に挿通して台盤1上に積重ね、
自動保温器2をサーモスタット及びスイッチなどを介装
して電源に接続できるようにしたものであるから、数個
の飼育ケース10を使用して、かつ該飼育ケース10内
を、所要の垂直ガイドに仕切板14を夫々低材けて蚕飼
育基準に基いた規定の蚕座面積に適正に拡圧できると共
に数個の飼育ケースを台盤1上に積重ねる多段形式の飼
育箱であるから、場所をとらず拡圧及び給餌の作業並に
作業管理が頗る容易であり、しかも各飼育ケース10を
均等に加熱保温でき熱効率もよいなどの卓抜した効果が
ある。
また特に多段式に積重ねられた数個の円筒状飼育ケース
10の中央に自動保温器2が挿通された状態となってい
るため、該自動保温器2の外周面から放熱される均斎な
熱によって各段の飼育ケース10内は夫々万遍なく加熱
保温されて全域がむらのない均一な適正飼育温度に保持
できる優れた効果がある。
さらにまこ数個の円筒状飼育ケース10の多段積重ね方
式であるから、各飼育ケース10の一部または全部を透
明として内部が透視できるようにすることによって蚕飼
育における蚕の発育状態などが外部から具に窺知、観察
でき、家蚕なと昆虫生物の生態研究など学習、学術研究
用としても供し得えて寄与できる著大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の昆虫飼育箱の実施例を示すものであっ
て第1図は縦断正面図、第2図は横断平面図、第3図は
飼育ケースの斜視図、第4図は仕切板の斜視図、第5図
は仕切板の別の実施例の斜視図、第6図は同上低材は状
態の斜視図である。 1・・・・・・台盤、2・・・・・泪動保温器、3・・
・・・・発熱体、4・・・・・・熱媒体、5・・・・・
・円筒器、6・・・・・・導線、7・・・・・・サーモ
スタット、8・・・・・・スイッチ、9・・・・・・嵌
孔、10・・・・・・飼育ケース、10a・・・・・・
外周壁、11・・・・・・突筒部、12 a 、12
b 、12 c 、13 a 。 13 b 、13 c・・・・・・垂直ガイド、14・
・・・・・仕切板、14’ 、 14“・・・・・・嵌
合溝部、15・・・・・・蓋、16・・・・・・嵌子匡

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 台盤1上面中央部に、サーモスタット及びスイッチを介
    装して電源に接続できる垂直柱状の自動保温器2を突設
    し、底部中央の嵌孔9沿いに内方に突出させた突筒部1
    1の外面及び外周壁10a内面の数個所に、仕切板14
    が夫々放射状に嵌脱自在に嵌付けできる数組の垂直ガイ
    ド12a13a。 12b13b、12c13c、・・を夫々対応して設け
    た数個の円筒状飼育ケース10及び最上段飼育ケース1
    0の上端開口部を遮閉する蓋15を、夫々その嵌孔9,
    16を前記自動保温器2に嵌脱自在に挿通して台盤1上
    に積重ねしてなる昆虫飼育箱。
JP7277780U 1980-05-26 1980-05-26 昆虫飼育箱 Expired JPS5827659Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7277780U JPS5827659Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26 昆虫飼育箱

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JP7277780U JPS5827659Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26 昆虫飼育箱

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JPS56173083U JPS56173083U (ja) 1981-12-21
JPS5827659Y2 true JPS5827659Y2 (ja) 1983-06-15

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ID=29665965

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JP7277780U Expired JPS5827659Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26 昆虫飼育箱

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JPS6030629A (ja) * 1983-07-29 1985-02-16 日本農産工業株式会社 養蚕方法

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JPS56173083U (ja) 1981-12-21

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