JPS582704B2 - パチンコキ ノ セ−フダマハツセイキ ノ セイギヨソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は取付板に形成した玉入口の前面両側に平行起
立と逆八形傾動を行う一対の開閉翼板を軸支すると共に
、前記玉入口の後部に槓杆作動の玉導板を軸支し、その
玉導板が後端をはね上げるのと関係的に開閉翼片を起立
し、後端をはね下げるのと関係的に同翼片を傾動するセ
ーフ玉発生器の本来の機能を変換し、前面から開閉翼片
の間に入る打玉とは全く無関係に該翼片の傾動を制御し
てその制御時間中だけ打玉の捕捉範囲を拡げ得るように
し、通常は開閉翼片を起立させて一般のセーフ玉受口と
同様に打玉の捕捉範囲を固定的にするようにしたパチン
コ機のセーフ玉発生器の制御装置に係るものである。

従来公知のセーフ玉発生器は一対の開閉翼片が起立して
いるとき、その翼片間に入る打玉が玉入口から玉導板上
を後方に流れるとその玉の重量により該玉導板の前端を
はね上げて、それにより該翼片を逆八形に傾動させる第
１動作と、傾動した開閉翼片間に打玉が入ると、その重
さにより該翼片を起立させると同時に玉導板の重い前端
を該翌片の軸より下方にはね下げ、同後端をはね上げて
開閉翼片の前記起立を保持する第２動作とを交互に生じ
て打玉の捕捉範囲を広狭二様に変化させる特定の作動を
行うようにしたものである。

本発明はかかる本来の動作を全く変換してセーフ玉発生
器が自律的に前記の動作を行い得ないようにすると同時
に、開閉翼片の傾動による捕捉範囲の拡大を時間制限の
下に行わせるものであって、その実施態様の数例を添付
図面に従って説明すれば次のとおりである。

第１〜５図は第１実施例を示し、１はセーフ玉発生器、
２はその取付板を示しこれに玉入口３が設けられる、４
，４は玉入口３の前部両側に高さの中間を軸５，４によ
り取付けた開閉翼片であって第１図実線のとおりに平行
に起立し、若しくは同図鎖線のとおりに逆八字形に傾動
する。

６は開閉翼片４，４の前側と下方部両側とを覆いその底
部に玉入口３の下方に玉を導く誘導底７を設けたカバー
、８は玉入口３の後部で取付板２に固定した案内箱で、
これに差渡した横軸９に槓杆作動の玉導板１０を軸支す
る。

該玉導板１０は重い前端１１を有し、その前端を第１図
のように起立した開閉翼片４，４の軸５，５より下方に
介入して該起立を保持し、若しくは鎖線のようにはね上
げて開閉翼片４，４の傾動を行わせるものである。

しかし玉導板１０には横軸９より前部に重い重錘１４を
取付け、その玉導板１０の上面を後端まで流れる玉の重
量によってい前端１１をはね上げ得ない特殊構造として
ある。

その他、該玉導板１０の後端１２に案内箱８の外部に突
出する係合ピン１３を設ける。

１５はパチンコ機本体であって、その転球板１６の打玉
誘導レールによって囲まれた内部前面に前記セーフ玉発
生器１の取付板２を密着して取付け、案内箱８の後部と
係合ピン１３とを転球板１６の裏面即を機裏に突出する
。

本例はセーフ玉発生器１を左右に一個ずつ合計二個を装
着した例をしめしたもので、その両者の間に、転球板１
６に取付けた軸支１７により水平に支持したクランク杆
１８を設け、その両端のクランク腕１９のループ部２０
に各セーフ玉発生器１の係合ピン１３を挿入して係合す
る。

クランク杆１８にはさらに曲柄２１を設け、これを上方
部に於て転球板１６に取付けたソレノイド２２に挿通し
て引上ばね２４により引上げられた可動鉄片２３から延
長した連杆２５の下端を連結し、前記引上ばね２４の作
用によりクランク杆１８のクランク腕１９を上方に移動
し、係合ピン１３を介して玉導板１０の後端１２を常に
はね上げる状態に保持する。

その保持状態では玉導板１０の前端１１が開閉翼片４４
の軸５，５より下方にはね下げるため前記翼片４，４が
起立を保持されるものであって、このとき打玉ａが取付
板２の前面で起立開閉翼片４，４の間に入り、これが玉
入口３から玉導板１０上を後端１２に流れてもその玉の
重さで該後端１２ははね下がらず、従って開閉翼片４，
４は傾動を生じない。

前記したセーフ玉発生器１の各後端とクランク杆１８と
は第３図に示すように転球板１６の裏面に取付けられた
セーフ玉集合樋２６によって囲まれた内部に設けられる
。

連杆２５はその集合樋２６の上方から内部に挿入される
。

２９は前記集合樋２６の背部に取付けた景品玉放出樋（
第４図）であって、景品玉ケース２７の放出部２８を受
ける位置に受口３０を開放し、内部に軸３１によって支
持した可動片３２を設ける。

該可動片３２は軸３１より左方３３を重くし、同右方の
受口３０に合致する位置に玉受部３４を設けたものであ
って、かかる可動片３２は通常のパチンコ機のほとんど
に設置されており、セーフ玉集合樋２６の出口から正規
のセーフ玉が流れ、その玉により景品玉放出機構が動作
した景品玉ケース２１の放出部から例えば１５個の景品
玉が放出されると、これが受口３０から入って玉受部３
４に乗り、その重量で該玉受部３４を揺下し左方３３を
はね上げて流出するようになる。

３５は前記左方３３のはね上げによってレバー３６を押
されてオン動作を生ずるようにしたスイッチである。

スイッチ３５は景品玉ケース２７から放出される景品玉
により可動片３２が第４図矢線のように揺動している間
だけオン動作を行うものであって、このスイッチ３５は
ソレノイド２２の駆動回路の開閉を制御する。

ソレノイド２２はスイッチ３５がオン動作している間だ
け駆動されて可動鉄片２３を第３図の矢線方向に押下げ
るようにしてもよいが、本実施例ではスイッチ３５によ
りトランジスタタイマーリレー３７の駆動を制御し、そ
のリレー接点によりソレノイド２２の駆動回路４０を閉
成する構成を示す。

前記タイマーリレー３７は抵抗Ｒ１ とコンデンサＣと
からなる時定数回路３８をトランジスタＴｒのベースに
接続して該回路３８にスイッチ３５を介装し、トランジ
スタＴｒをスイッチング素子としてリレーＲＥの作動回
路３９に接続したものである。

本実施例は可動片３２、スイッチ３５、タイマーリレー
３７、ソレノイド２２、町動鉄片２３、クランク杆１８
等が機裏を流下する放出景品玉の接触により一定時間電
磁的に作動して玉導板１０の後端を押下げるはね下げ強
制部材の一実施例をなすものである。

前記に詳記した実施例の作用を説明するに、セーフ玉発
生器１の玉導板１０は軸９より前側に、上面を後端まで
流れる玉の重さに打勝つ重い重錘１４を取付け、さらに
その後端１２の係合ピン１３をクランク杆１８のクラン
ク腕１９によって係合され、クランク杆１８は可動鉄片
２３に作用する引上ばね２４によって曲柄２１とクラン
ク腕１９とを引上げているからソレノイド２２が駆動し
ない限り前記玉導板１０は後端１２を押下げられ、同時
に前端をはね上げる機会がない、このため開閉翼片４，
４は常には起立し、既述のように打玉ａが入っても傾動
を全く生じない。

即ち、開閉翼片４，４は一般のセーフ玉受口と異なって
打玉の捕捉範囲を拡げない。

パチンコ機本体１５でセーフ玉が発生し、これが公知の
順序で作用して景品玉ケース２７から景品玉を放出し、
それに伴って可動片３２が揺動してスイッチ３５のオン
動作を生じさせると、タイマーリレー３７が作動し、コ
ンデンサーＣが満充電したのちトランジスタＴｒのベー
ス電位を高めて該トランジスタを導通状態にするから、
作動回路３９の閉成を生じてリレーＲＥにより駆動回路
４０を閉路しソレノイド２２を駆動する。

このため可動鉄片２３と連接杆２５が引上ばね２４に抗
して引上げられ、クランク杆１８の曲柄２１とクランク
腕１９とを押下げて玉導板１０の後端１２を押下げ、同
前端１１をはね上げる。

この結果開閉翼片４がはじめて傾動して打玉の捕捉範囲
を拡げる。

スイッチ３５は可動片３２の玉受部３４から景品玉が流
れ去って左方３３が下がると同時にオフに戻るが、それ
と同時にコンデンサＣの充電分の放電を生じ、抵抗Ｒ１
とコンデンサＣにより設定した時定数、例えば１５秒
間はなおトランジスタＴｒの導通を保持する。

このためソレノイド２２はスイッチ３５のオフ動作に遅
れて駆動回路４０を開路される。

玉導板１０はその開路と同時に再び引上げばね２４が作
用するクランク杆１８のクランク腕１９と重錘１４とに
より後端１２をはね上げ前端１１をはね下げるから、開
閉翼片４、４が起立の状態に戻る。

第６図は本発明の他の実施例を示し、前記実施例におけ
るクランク杆１８の曲柄２１を、軸４１によって支持し
た槓杆４２の一端の連杆４３に連結し、他端から吊下げ
て案内片４５により移動方向を制御した連動杆４４の下
端を可動片３２の左方３３の上部に接触させたものであ
る。

本実施例では、景品玉ケース２７から放出される景品玉
により可動片３２の左方が第４図の場合と同様に鎖線位
置に移動すると、連動杆４４が実線位置に押上げられて
槓杆４２を鎖線のとおりに揺動し、クランク杆１８のク
ランク腕１９を介して玉導板１０の後端を前記実施例の
通りに押下げ、景品玉が玉受部３４（図示されていない
、第４図参照）に接触している間だけ開閉翼片４，４を
傾動するものであって、その作動は前記実施例と均等で
ある。

本実施例は可動片３２、槓杆４２、クランク杆１８等が
機裏を流下する放出景品玉の接触により一定時間機械的
に作動して玉導板１０の後端を押下げるはね下げ強制部
材の一実施例をなすものである。

本発明装置は前記各実施例の説明により明らかにしたよ
うに、従来のセーフ玉発生器が開閉翼片の間に打玉が入
るごとに起立と傾動を交互に繰返えす本来の作用を変換
し、常には開閉翼片を起立させ、実施例に示したスイッ
チと、ソレノイド及びクランク杆、又はそれらとタイマ
ーリレー回路若しくは槓杆とクランク杆の如き、機裏を
流下する景品玉の接触により電磁的若しくは機械的に動
作する玉導板後端のはね下げ強制部材を設け、それら強
制部材を任意に設定した時間だけ作動させることにより
、その時間だけ開閉翼片の傾動を生じさせるものである
から、セーフ玉発生器の作動の陳腐化を変換して新たな
作動を生じさせ得る効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図は本発明の実施例を示し、第１図はパチンコ
機裏本体の概要正面図、第２図はセーフ玉発生装置の一
部を欠除した正面図、第３図は第５図Ａ−Ａ線で切断し
た裏面図、第４図は同Ｂ −Ｂ線で切断した裏面図、第
５図は所要部分を縦断した側面図である。 第６図は他の実施例を示した一部裏面図である。 １・・・・・・セーフ玉発生器、４・・・・・・開閉翼
片、１０・・・・・・玉導板、１１・・・・・・前端、
１２・・・・・・後端、１６・・・・・・転球板、１８
・・・一・・クランク杆、１９・・・・・・クランク腕
、２ １−・−−−−曲柄、２２−・−＝ソレノイド、
２３・・・・・・可動鉄片、２４・・・・・・引−上ば
ね、２９・・・・・・景品玉放出樋、３２・・・・・可
動片、３３・・・・・・左方、３４・・・・・・玉受部
、３５・・・・・スイッチ、３７・・・・・・タイマー
リレー、４０・・・・・・７駆動回路、４２・・・・・
・槓杆、４４・・・・・運動杆。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 取付板に形成した玉入口の前面両側に平行起立と逆
   八形傾動を行う一対の開閉翼片を軸支し、前記玉入口の
   後部に槓杆作動の玉導板を軸支して，その玉導板が後端
   をはね上げるのと関係的に開閉翼片を起立して該起立を
   保持し、後端をはね下げるのと関係的に同翼片を傾動さ
   せるようにすると共に前記玉導板の前端を常にはね下げ
   状態に付勢若しくは保持して玉入口から該板上を後方に
   流れる玉の重量によっては前端をはね上げ得ないように
   拘束されるセーフ玉発生器をパチンコ機の転球板前面に
   装着して、前記玉導板の後端を機裏に突出し、さらに機
   裏を流下する放出景品玉の接触により一定時間電磁的若
   しくは機械的に動作して玉導板の後端を押下げるはね下
   げ強制部材を設け、その部材により玉導板の前端を任意
   に設定した一定時間だけはね上げてその時間内のみに開
   閉翼片の傾動を制御し、前記一定時間の経過とともには
   ね下げ強制部材を復動して玉導板の前端をはね下げの常
   の状態に戻す構成としたことを特徴とするパチンコ機の
   セーフ玉発生器の制御装置。