JPS5827042Y2 - 混圧タ−ビン - Google Patents
混圧タ−ビンInfo
- Publication number
- JPS5827042Y2 JPS5827042Y2 JP11795678U JP11795678U JPS5827042Y2 JP S5827042 Y2 JPS5827042 Y2 JP S5827042Y2 JP 11795678 U JP11795678 U JP 11795678U JP 11795678 U JP11795678 U JP 11795678U JP S5827042 Y2 JPS5827042 Y2 JP S5827042Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- piston
- low
- steam
- balancing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Turbines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は混圧タービンに関し、高圧蒸気の供給停止時に
高圧翼列および釣り合いピストンの空転に伴う過熱発生
を防止するよう、低圧側供給蒸気の一部を高圧翼列へ向
けて通流冷却させるに際して、その蒸気の通流を一層確
実に行わせるようにして空転過熱の防止性能の改善化を
図ったものである。
高圧翼列および釣り合いピストンの空転に伴う過熱発生
を防止するよう、低圧側供給蒸気の一部を高圧翼列へ向
けて通流冷却させるに際して、その蒸気の通流を一層確
実に行わせるようにして空転過熱の防止性能の改善化を
図ったものである。
周知のように混圧タービンは高圧および低圧の蒸気源よ
り、それぞれ高圧蒸気および低圧蒸気が供給されるよう
構成されている。
り、それぞれ高圧蒸気および低圧蒸気が供給されるよう
構成されている。
かかる混圧タービンにおいて、運転状況により高圧蒸気
の供給を停止した低圧蒸気のみによる運転の際には、タ
ービンの高圧段部が空転して過熱が生じる恐れがある。
の供給を停止した低圧蒸気のみによる運転の際には、タ
ービンの高圧段部が空転して過熱が生じる恐れがある。
この過熱を防止するよう、低圧側に供給される低圧蒸気
の一部を高圧段部の翼列へ向けて通流することにより高
圧段部を冷却する方式が一般に採用されている。
の一部を高圧段部の翼列へ向けて通流することにより高
圧段部を冷却する方式が一般に採用されている。
この場合に高圧段部へ向けて流れる蒸気をそのまま車室
からコンデンサへ排出したのでは、蒸気が有効な仕事を
せず蒸気損失となってタービン効率の低下を招くことか
ら、例えば第１図の如く、タービンのスラストバランス
のために設置されている釣り合いピストンと低圧段とを
結ぶ釣り合い配管を利用して、前記冷却蒸気流を低圧段
へ導入して有効に仕事をさせるようにした方式が既に実
施化されて公知である。
からコンデンサへ排出したのでは、蒸気が有効な仕事を
せず蒸気損失となってタービン効率の低下を招くことか
ら、例えば第１図の如く、タービンのスラストバランス
のために設置されている釣り合いピストンと低圧段とを
結ぶ釣り合い配管を利用して、前記冷却蒸気流を低圧段
へ導入して有効に仕事をさせるようにした方式が既に実
施化されて公知である。
即ち第１図において１は車軸、２，３、および４ａ、４
ｂはそれぞれ車軸１上に配列設置された調速段、高圧翼
列、および低圧翼列、５は高圧蒸気供給路、６は低圧蒸
気供給路、７は主止め弁、８は加減弁、９はグランド、
１゛０は車軸１の高圧側端に設けた釣り合いピストン、
１１は釣り合いピストン１０から漏れる蒸気を低圧翼列
における圧力釣り合い段部となる翼列４ａと４ｂとの間
へ導入するよう連通接続した釣り合い配管、１２は復水
器である。
ｂはそれぞれ車軸１上に配列設置された調速段、高圧翼
列、および低圧翼列、５は高圧蒸気供給路、６は低圧蒸
気供給路、７は主止め弁、８は加減弁、９はグランド、
１゛０は車軸１の高圧側端に設けた釣り合いピストン、
１１は釣り合いピストン１０から漏れる蒸気を低圧翼列
における圧力釣り合い段部となる翼列４ａと４ｂとの間
へ導入するよう連通接続した釣り合い配管、１２は復水
器である。
なお釣り合い配管１１は単室側に設けられている。
今、高、低圧両側より蒸気を供給している混圧運転状態
から高圧蒸気供給路５の主止め弁７を閉じて、低圧蒸気
のみの運転となった場合には、各所の蒸気圧力Ｐ１．Ｐ
２．Ｐ３は、Ｐ２〉Ｐｌ〉Ｐ３の関係になるから、低圧
供給蒸気の一部は矢印Ａのごとく高圧翼列３→調速段２
→釣り合いピストン１０→釣り合い配管１１を経て流通
し、高圧段側の空転による過熱発生を防止する。
から高圧蒸気供給路５の主止め弁７を閉じて、低圧蒸気
のみの運転となった場合には、各所の蒸気圧力Ｐ１．Ｐ
２．Ｐ３は、Ｐ２〉Ｐｌ〉Ｐ３の関係になるから、低圧
供給蒸気の一部は矢印Ａのごとく高圧翼列３→調速段２
→釣り合いピストン１０→釣り合い配管１１を経て流通
し、高圧段側の空転による過熱発生を防止する。
上記の例はシングルピストン形の釣り合いピストン１０
を備えた例であるが、超高圧タービン、特に混合タービ
ンのごとく運転状況によって高圧翼列３への蒸気の流れ
が、低圧翼列４ａ 、４ｂへの蒸気の流れと独立して変
化するタービンでは、シングルピストン形の釣り合いピ
ストンでは十分なスラストバランスが得られないことか
ら、第２図に示すごとくダブルピストン形釣り合いピス
トン１３を採用する例が多い。
を備えた例であるが、超高圧タービン、特に混合タービ
ンのごとく運転状況によって高圧翼列３への蒸気の流れ
が、低圧翼列４ａ 、４ｂへの蒸気の流れと独立して変
化するタービンでは、シングルピストン形の釣り合いピ
ストンでは十分なスラストバランスが得られないことか
ら、第２図に示すごとくダブルピストン形釣り合いピス
トン１３を採用する例が多い。
このダブルピストン形釣り合いピストン１３に対しては
、その高圧ピストン部１３ａと低圧ピストン部１３ｂか
ら漏れる蒸気をそれぞれ低圧側における圧力釣り合い段
へ導入するよう高圧側釣り合い配管１４および低圧側釣
り合い配管１５が配管されている。
、その高圧ピストン部１３ａと低圧ピストン部１３ｂか
ら漏れる蒸気をそれぞれ低圧側における圧力釣り合い段
へ導入するよう高圧側釣り合い配管１４および低圧側釣
り合い配管１５が配管されている。
このようなダブルピストン形釣り合いピストン１３を装
備した混圧タービンでは、高圧蒸気の供給停止運転時に
、低圧供給蒸気の一部は車室内の各部における圧力差条
件から流体抵抗の小さな釣り合い配管１４を通じて釣り
合いピストンへ流れ、ここから釣り合いピストン１３の
高圧ピストン部１３ａおよび釣り合い配管１５を経て低
圧段へ導入される。
備した混圧タービンでは、高圧蒸気の供給停止運転時に
、低圧供給蒸気の一部は車室内の各部における圧力差条
件から流体抵抗の小さな釣り合い配管１４を通じて釣り
合いピストンへ流れ、ここから釣り合いピストン１３の
高圧ピストン部１３ａおよび釣り合い配管１５を経て低
圧段へ導入される。
この結果、高圧翼列３、調速段２、低圧ピストン部１３
ｂは配管１４で短絡された状態となり、蒸気の通流が得
られず冷却できない。
ｂは配管１４で短絡された状態となり、蒸気の通流が得
られず冷却できない。
即ちこのままでは第１図で述べたような高圧段への冷却
蒸気流の通流が得られない。
蒸気流の通流が得られない。
この対策として、第２図において、調速段２の入口側と
釣り合い配管１５との間にバイパス管１６を配管し、こ
こにしゃ新井１７を介挿配置した方式が従来実施化され
ている。
釣り合い配管１５との間にバイパス管１６を配管し、こ
こにしゃ新井１７を介挿配置した方式が従来実施化され
ている。
しみ新井１Ｔは混圧運転時には閉じており、高圧蒸気の
供給停止運転時にのみ開放操作される。
供給停止運転時にのみ開放操作される。
従って車室内の圧力差条件から低圧供給蒸気の一部は高
圧翼列３、調速段２を通流して冷却したのちに、バイパ
ス管１６、釣り合い配管１５を経て矢印Ｂのごとく低圧
段へ導入される。
圧翼列３、調速段２を通流して冷却したのちに、バイパ
ス管１６、釣り合い配管１５を経て矢印Ｂのごとく低圧
段へ導入される。
しかしながら上記の方式では、バイパス管１６を設ける
ことが複雑な単室構造の制約を受けてなかなか困難であ
るのみならず、釣り合いピストン１３へはその軸封用ラ
ビリンスグランドなどによる通路抵抗が犬であるために
蒸気の流れは生じず、釣り合いピストンに対する冷却効
果は殆んど期待できない。
ことが複雑な単室構造の制約を受けてなかなか困難であ
るのみならず、釣り合いピストン１３へはその軸封用ラ
ビリンスグランドなどによる通路抵抗が犬であるために
蒸気の流れは生じず、釣り合いピストンに対する冷却効
果は殆んど期待できない。
本考案は上記の点にかんがみ、従来方式の難点を解消し
、ダブルピストン形釣り合いピストンを装備した混圧タ
ービンにおいて、高圧蒸気の供給停止運転時には高圧翼
列とともに釣り合いピストンも良好に冷却し得るよう、
低圧供給蒸気の一部を円滑に高圧翼列および釣り合いピ
ストンへ通流できるよう（こしたことを目的とするもの
であり、以下本考案を図示の実施例に基づいて説明する
。
、ダブルピストン形釣り合いピストンを装備した混圧タ
ービンにおいて、高圧蒸気の供給停止運転時には高圧翼
列とともに釣り合いピストンも良好に冷却し得るよう、
低圧供給蒸気の一部を円滑に高圧翼列および釣り合いピ
ストンへ通流できるよう（こしたことを目的とするもの
であり、以下本考案を図示の実施例に基づいて説明する
。
第３図において、第２図と同一符号は同一部品を示す。
ところで本考案により、高圧側釣り合い配管１４内の途
中にはしゃ新井１８が介挿設置されている。
中にはしゃ新井１８が介挿設置されている。
このしゃ新井１８は通常の混圧運転時には開放されて高
圧ピストン部１３ｂからの漏れ蒸気を低圧翼列４ａの入
口段に導く。
圧ピストン部１３ｂからの漏れ蒸気を低圧翼列４ａの入
口段に導く。
逆に、高圧蒸気の供給停止運転時には、しゃ新井１８は
閉塞操作される。
閉塞操作される。
従って低圧供給蒸気はもはや釣り合い配管１４゛は通流
し得ない。
し得ない。
一方この運転時には図中の各所の蒸気圧Ｐ１〜Ｐ５は、
しゃ新井１８の閉塞によりＰ２＼Ｐ４となるから、Ｐ２
〉Ｐｌ〉Ｐ４〉Ｐ５〉Ｐ３の関係になり、矢印Ｃのごと
く低圧供給蒸気の一部は、高圧翼列３→調速段２→高圧
ピストン部１３ｂ→低圧ピストン部１３ａ→低圧側釣り
合い配管１５を経て流れ、低圧段の翼列４ａと４ｂの中
間に導入される。
しゃ新井１８の閉塞によりＰ２＼Ｐ４となるから、Ｐ２
〉Ｐｌ〉Ｐ４〉Ｐ５〉Ｐ３の関係になり、矢印Ｃのごと
く低圧供給蒸気の一部は、高圧翼列３→調速段２→高圧
ピストン部１３ｂ→低圧ピストン部１３ａ→低圧側釣り
合い配管１５を経て流れ、低圧段の翼列４ａと４ｂの中
間に導入される。
この過程で蒸気流は高圧翼列３、調速段２、および釣り
合いピストン１３を良好に冷却することができる。
合いピストン１３を良好に冷却することができる。
なお、この運転状態では高圧側釣り合い配管１４が不動
作となるが、高圧翼列３が運転状態にないのでスラスト
バランスに支障を来たすことはない。
作となるが、高圧翼列３が運転状態にないのでスラスト
バランスに支障を来たすことはない。
また構造的にも既設の高圧側釣り合い配管１４にしゃ新
井１８を介挿設置するのみであるから簡単に実施できる
。
井１８を介挿設置するのみであるから簡単に実施できる
。
以上のごとく本考案によれば、簡単な構造で高圧蒸気の
供給停止運転時に、低圧供給蒸気の一部を高圧翼列およ
び釣り合いピストンへ確実に通流させることができ、従
来の方式に較べてその冷却性能の改善化を図ることがで
きる。
供給停止運転時に、低圧供給蒸気の一部を高圧翼列およ
び釣り合いピストンへ確実に通流させることができ、従
来の方式に較べてその冷却性能の改善化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第１図、および第２図はそれぞれ従来におけるシングル
ピストン形、およびダブルピストン形釣り合いピストン
を備えた混圧タービンの高圧段冷却方式を示す構成略示
図、第３図は本考案実施例の構成略示図である。 １：車軸、２：調速段、３：高圧翼列、４ａ。 ４ｂ：低圧翼列、５：高圧蒸気供給路、６：低圧蒸気供
給路、９ニゲランド、１２：復水器、１３：ダブルピス
トン形釣り合いピストン、１３ａ：高圧ピストン部、１
３ｂ：低圧ピストン部、１４：高圧側釣り合い配管、１
５：低圧側釣り合い配管、１８：しゃ新井、Ｃ：高圧蒸
気の供給停止運転時における高圧側段へ通流する冷却蒸
気流の流れ。
ピストン形、およびダブルピストン形釣り合いピストン
を備えた混圧タービンの高圧段冷却方式を示す構成略示
図、第３図は本考案実施例の構成略示図である。 １：車軸、２：調速段、３：高圧翼列、４ａ。 ４ｂ：低圧翼列、５：高圧蒸気供給路、６：低圧蒸気供
給路、９ニゲランド、１２：復水器、１３：ダブルピス
トン形釣り合いピストン、１３ａ：高圧ピストン部、１
３ｂ：低圧ピストン部、１４：高圧側釣り合い配管、１
５：低圧側釣り合い配管、１８：しゃ新井、Ｃ：高圧蒸
気の供給停止運転時における高圧側段へ通流する冷却蒸
気流の流れ。
Claims (1)
- 高圧側の車軸端にダブルピストン形釣り合いピストンを
設置し、該釣り合いピストンの高圧ピストン部および低
圧ピストン部と、低圧側翼列における圧力釣り合い段部
との間をそれぞれ高圧側釣り合い配管および低圧側釣り
合い配管を介して連通させた混圧タービンにおいて、高
圧側釣り合い配管の途中に高圧蒸気の供給停止時にのみ
閉塞操作されるしゃ断弁を介挿設置したことを特徴とす
る混圧タービン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11795678U JPS5827042Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | 混圧タ−ビン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11795678U JPS5827042Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | 混圧タ−ビン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5536911U JPS5536911U (ja) | 1980-03-10 |
| JPS5827042Y2 true JPS5827042Y2 (ja) | 1983-06-11 |
Family
ID=29071859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11795678U Expired JPS5827042Y2 (ja) | 1978-08-29 | 1978-08-29 | 混圧タ−ビン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5827042Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-29 JP JP11795678U patent/JPS5827042Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5536911U (ja) | 1980-03-10 |
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