JPS5826802Y2 - 二輪車用車輪 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイ等に用いる二輪車用車輪の改良
に関する。

二輪車の・・ブトラムとリムを、鋼板をプレス打抜きし
た板スポークで連結したものがある。

この車輪は、所定の治具に固定して溶接するので、芯合
せ、左右の振れ等の精度が、棒スポークで組立てるもの
に比べて出し易く、製造が容易でコストを安（作ること
ができる。

ところが、板スポークは板状であるので、多少のリブを
設けても曲り易く、横方向の剛性に欠けるきらいがある
。

一方、板を厚くすると重量が重くなる等の不都合がある
。

この考案は、かＳる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

第１図及び第２図に於て、リム１は鋼板をロール成形し
て製作したものである。

又、−・ブトラム２は、軸筒３に、鋼板をプレス成形し
た左右のドラム４，５を溶接して一体化したものである
。

又、板スポーク６は、鋼板をプレス成形したものである
。

而して本考案は、−側の−・ブフランジ７に溶接する板
スポーク６と、他端の−・プフランジ８に溶接する板ス
ポーク６を円周方向に交互に配置し、各板スポーク６の
先端を、リム１の内周に溶接する。

溶接はスポット溶接でよい。作用について説明する。

板スポーク６は、各々、−側のハフフランジ７と他側の
ハフフランジ８に交互に配置され、リム１を、横方向に
巾を持たせて保持できるので、横剛性が高くなる。

従って、板スポーク６の板厚を薄くでき、軽量にできる
。

又、治具に固定して溶接するので、芯出し等が容易で製
作が簡単な板スポークの特徴は、その１ま残る。

以上説明したように、この考案は、・・ブトラムとリム
を板スポークで連結するものに於て、−側の−・ブフラ
ンジに固着した板スポークと他側の・・フフランジに固
着した板スポークを円周方向に交互に配置し、各板スポ
ークの先端をリムの内周に固着したので、リムを、横方
向に巾を持たせて保持することができ、横剛性を高めら
れて、板スポークの板厚を薄くでき、軽量化できる。

そして、板スポークの、製作の簡単さ、芯合せの容易さ
等はその１１残り、重量軽減による使用材料の節約等に
よって、コストダウンが計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本考案の一実施例を示し、第１図は
正面図、第２図は第１図Ａ−Ａ矢視縦断面図である。 １・・・・・・リム、２・・・・・・ハフフランジ、６
・・・・・・板スポーク、７・・・・・・−側のハブフ
ランジ、８・・・・・・他側のハブフランジ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一・ブトラムとリム板を板スポークで連結するものに於
   て、−側のハブフランジに固着した板スポークと他側の
   −・ブフランジに固着した板スポークを円周方向に交互
   に配置し、各板スポークの先端をリムの内周に固着した
   ことを特徴とする二輪車用車輪。