JPS5826587Y2

JPS5826587Y2 - 抽斗用仕切板

Info

Publication number: JPS5826587Y2
Application number: JP1980178614U
Authority: JP
Inventors: 陸平山内
Original assignee: チトセ株式会社
Priority date: 1980-12-11
Filing date: 1980-12-11
Publication date: 1983-06-08
Also published as: JPS5799447U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は机の脇抽斗、キャビネットの抽斗等の内部の
仕切りに用いる仕切板に関する。

従来、この種の仕切板は、−投に板状本体の上端両側縁
に突設せられた掛止用耳部を有し、この耳部を抽斗の左
右両側壁上端部に所定間隔置きに設けられた縦方向の仕
切板掛止用切込みに嵌め込むことにより垂直に懸下する
ようになったものであり、特に深い抽斗にあっては更に
下端に突設した係止片を抽斗の底面に設けた係合孔に係
合せしめて垂直状に配設するようになされたものであっ
た。

然るに、机の鳴抽斗等にあっては、その深さが種々異な
るものであることが多いために、そのそれぞれに対応し
た大きさの各梗仕切板を準備しなければ、使用に際して
任意の抽斗に仕切板を必要に応じて取付けることができ
ず、不経済かつ不便であった。

のみならず、仕切板は常に垂直状に設置されるために、
特に底の浅い抽斗に書類を仕分けして入れたいような場
合に不向きである欠点もあった。

この考案は上記のような点に鑑み、深さの異なる各種の
抽斗に共通に使用でき、しかも底の浅い抽斗には段階的
に可変角度で斜めに設置できて書類の仕分は収納等に好
都合に使用できる仕切板を提供しようとするものである
。

以下、この考案の構成を図示実施例に基づいて説明する
。

はこの考案に係る仕切板Ａを使用する抽斗ＢｔＢ’
は、主に金属製のもので、第１図、第３図および第４図
に示すように左右側壁１１，１１の上端部に所定間隔置
きに多数個の縦方向の仕切板掛止用切込み１２が設けら
れたものであり、特に底の深い第４図に示すような抽斗
Ｂ′にあっては底壁１３にも上記掛止用切込み１２に対
応して多数個の横長の係合孔１４が設けられたものであ
る。

而して、仕切板Ａは合成樹脂製のものであり、その板状
本体１の上端部両側縁に掛止軸部材２が回転自在に取付
けられると共に、下端には抽斗Ｂ′の底壁１３の係合孔
１４に係合可能な１対の係止片３が突設され、更に同下
端にＬ字状に屈曲された折曲縁４が略全幅にわたって設
けられている。

掛止軸部材２は、板状本体１の上端両側面に穿たれた軸
孔５に回転可能に嵌合される軸部６と、該軸部６を下端
に有する縦長の長円形の舌片γと、該舌片７の上端部に
おいて前記軸部６と反対側に膨隆形成された断面縦長円
形の嵌合部８とを有する合成樹脂型のものであり、この
嵌合部８を抽斗Ｂ、Ｂ’の前記切込み１２にしっく
りと回転不能に嵌め込み、又取外し自在なものとなされ
ている。

そこで、上記仕切板Ａは、その使用に際し、第１固転よ
び第３図に示すようにその高さよりも底の浅い抽斗Ｂに
対しては、掛止軸部材２，２の嵌合部８，８を抽斗Ｂの
適宜の仕切板用切込み１２に嵌め込み、板状本体１の下
端を抽斗Ｂの底面上に当接させて斜めに配設するもので
ある。

かつ、この場合、第３図の左右に対比して示すように、
掛止軸部材２，２をその軸部６を中心に１８００回転し
て、その舌片７を板状本体１に対して上向き、筐たは下
向きのいずれかの状態に選択して抽斗Ｂに取付けること
により、仕切板Ａの設定角度を同じ位置において第３図
の左側のそれのように比較的緩い角度に設定したり、同
図右側のそれのように比較釣魚な角度に設定することが
できるものである。

一方底の深い抽斗Ｂ′にあっては、上記同様に嵌合部８
，８を掛止用切込み１２に嵌合する一方、第４図に示す
ように下端の係止片３を係合孔１４に係合せしめて、垂
直に配置するものである。

この考案は上述のように、深さの異なる各種の抽斗に共
通に使用できるのはもとより、深さの相対的に浅い抽斗
内においては、■ないし複数個の仕切板を抽斗の深さに
応じた斜めの状態に設置することかでき、この仕切板上
の各空間を書類等の収納空間に利用し得て、書類の仕分
は収納に好都合であるのはもとより、抽斗の深さが深く
なるにつれて、垂直に近い状態に配置しうるから、深さ
の深い抽斗はど、書類等を縦向きに収納することが多い
実情に鑑み、その場合にも仕切板によって抽斗内の空間
を可及的便利に仕切ることができる優れた機能性を有す
る。

昔た、浅い抽斗に仕切板を斜めに設置する場合に釦いて
も、前述のように掛止軸部材の板状本体に対する取付方
向を上向きあるいは下向きに変更することにより、仕切
板の設定角度を緩急２段階に変更することができ、愈愈
書類等の整理上便利に使用しうる。

なお、板状本体１の下端の折曲縁４は、仕切板Ａを斜め
に使う場合に、その上に載置される書類の下端を受は止
めてその安定収納に役立つものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図は相対的
に底の浅い抽斗に使用した状態の斜視図、第２図は掛止
軸部材を分離して示した仕切板の斜視図、第３図は第１
図ｌｌｌ−［線の断面図、第４図は深さの深い抽斗に使
用した状態の断面図である。Ａ・・・仕切板、Ｂ、Ｂ’・・・抽斗、１・・・板
状本体、２・・・掛止軸部材、３・・・係止片、４・・
・折曲縁、５・・・軸孔、６・・・軸部、Ｔ・・・舌片
、８・・・嵌合部、１１・・・側壁、１２・・・仕切板
掛止用切込み、１３・・・底壁。１４・・・係合孔。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）左右両側壁上端部に所定間隔置きに多数個の
仕切板掛止用切込みを有する抽斗に用いる仕切板に釦い
て、該仕切板の板状本体の上端部両側縁に掛止軸部材が
回転自在に装着されてなり、該掛止軸部材は、前記板状
本体の上端部両側面に穿たれた軸孔に回転可能に嵌合さ
れた軸部と、該軸部を下端に有する縦長の舌片と、該舌
片の上端部において前記軸部と反対側に膨隆形成され、
抽斗の前記切込みに回転不能に嵌外し自在となされた縦
長の嵌合部とを有するものとなされると共に、前記板状
本体の下端に、抽斗の底壁に設けられる係合孔に係合可
能な係止片が突設されてなる抽斗用仕切板。
（２）板状本体は、その下端にＬ字状に屈曲された折曲
縁を有する実用新案登録請求の範囲第１項記載の抽斗用
仕切板。