JPS5826355Y2 - オイルレベルゲ−ジ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オイルレベルゲージに関し、特に、オイル
レベルゲージ本体及びレベル環からなり、オイルレベル
ゲージ本体は一対の押え部及びゲージ部を有し、各々の
ゲージ部は押え部に押圧力が与えられると互いに近づく
方向に狭くなるように偏倚させられ、押え部に対する押
圧力が解かれる時にレベル環に係合してレベル はゲー
ジ部便保持され、更にレベル環はゲージ部な囲むｔ５に
ゲージ部に嵌められたことを特徴とするオイルレベルゲ
ージに関する。

従来、エンジンオイル、パワーステアリング用オイルタ
ンク等に使用されているオイルレベルゲージはオイル量
を知るために、１度引夾いてからオイルレベルゲージに
付着しているオイルを紙・布等で拭き取り、再度オイル
レベルゲージを差込んでそれから再び引抜き、それにオ
イルが付着した位置により、オイル量を測定するように
なっている。

し−かしこれでは２度の動作及びオイルを拭き取る動作
を行なわなければならず、面倒であると共にオイルを拭
き取るということで手等が汚れる恐れがあり、好ましい
ものではなかった。

この考案の目的は、上記欠点を解消することで１度引き
抜くだけで、しかも紙・布等で拭き取る必要なくオイル
量を測定できるオイルレベルゲージを提供することであ
る。

以下、この考案の一実施例をエンジン・オイルレベルゲ
ージに関する図面を参照して詳述する。

この考案によるオイルレベルゲージは、番号１０で全体
的に示されており、そしてオイルレベルゲージ本体及び
レベル環８から威る。

オイルレベルゲージ本体は、把手部１、キャップ部２）
一対のオイルレベルゲージ部９及びレベルゲージ押え部
４から戊る。

各々のゲージ部９は、その先端部即ち自由端部にレベル
環抜は防止部６及びその途中に突出形成された補助押え
部７を有している。

更に、ゲージ部９は外力即ち押圧力が働らかされていな
い時即ち解かれた時には互いに離れる方向にそれ自体の
ばね力によって下方自由端部が拡開されている（第１図
参照）。

レベル環８はオイルの比重より小さい比重を有し、従っ
てオイル液面に浮くものである。

レベル環抜は防止部６はオイＪしが非常に少なくなった
時又はオイル交換の時等にレベル環８が抜は落ちないよ
うにレベル環８の内径より大きめに互いに隔置されるよ
うに構成されている。

レベル環８の外径はオイルレベルゲージガイド３の内径
より小であり、補助押え部７によって押え部４がレベル
ガイド３から抜けた状態の時にレベルガイド３の内径に
レベル環８の外径が接触して移動しないように構成され
ている。

このとき、上記したことが遠戚されるには、言うまでも
ないが、突出形成された補助押え部７の外径はオイルレ
ベルゲージガイド３の内径よりも小であり、レベル環８
の外径は補助押え部７の外径よりも小であることが必要
である。

オイルレベルゲージ部９に対する目盛は、押え部４の長
手方向の寸法ｔだげ実際の液面が下がることを考慮して
補正した目盛が付しである。

第１図に示された押え部４を押圧することによって第３
図に示すようにゲージ部９の先端部（自由端部）は狭く
偏倚されるように構成される。

第４図及び第５図はレベルゲージ部９とレベル環８との
形状についてのそれぞれ別の実施例を斥す。

この考案によるレベルゲージの作用即ち使用について詳
述する。

通常、第１図に示すレベルゲージ１０がエンジンブロッ
ク即ちエンジン本体５に取付けられたオイルレベルゲー
ジガイド３に第３図に示すように挿入されている。

この状態では、押え部４はオイルレベルゲージガイド３
に押圧されており、ゲージ部９，９は互いに近づけられ
それらの間は狭く偏倚されている。

従って、レベル環８はゲージ部９を囲むようにゲージ部
９に対しし遊嵌状態になりしかもオイル液面に浮いてい
る。

オイル量を知りたい時には、把手部１を持ち静かにレベ
ルゲージ１０をオイルレベルゲージガイド３から引抜く
。

まず、押え部４がオイルレベルゲージガイド３から離脱
し、押え部４に押圧力が働らかなくなる。

それによりゲージ部９，９が互し・に離れる方向に開き
、オイル液面に浮いているレベル環８に係合し、ゲージ
部９，９のばね力にｆよりレベル環８はゲージ部９，９
に保持される。

０続いて、オイルレベルゲージ１０を引抜く。

その場合、補助押え部７の作用によってレベＪし環８は
オイルレベルゲージガイド６に触れてその位置が変えら
れることがない。

従って、レベル環８のゲージ部９に対する位置により、
オイル量を測定することができる。

以上の構成であるから、レベルゲージをエンジン本体に
取付けられたオイルレベルゲージガイドから一度引抜く
だけでオイル量を測定することができる。

なお、レベル環抜は防止部を設けると、レベルゲージ本
体とレベル環がバラバラになり使用できなくなることが
ない。

更に、補助押え部を設ければ、引抜きの際にレベル環が
ゲージ部上を移動してオイル量の測定を誤ることがない
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案によるレベルゲージの不使用状態を示
す概略正面図。 第２図は第１図のレベルゲージの使用状態を示ししかも
押え部がオイルレベルゲージガイドから丁度離脱した状
態を示す概略正面図。 第３図は第１図のレベルゲージをエンジン本体に挿入し
ている状態を示す概略断面図。 第４図及び第５図は第３図の線Ａ−Ａに於けるレベル環
とゲージ部との関係についてのそれぞれ別の実施例を示
す断面図である。 １・・・・・・把手部、４・・・・・・押え部、６・・
・・・・レベル環抜げ防止部 ７・・・・・・補助押え
部、８・・・・・・レベル環、９・・・・・・ゲージ部
、１０・・・・・・オイルレベルゲージ。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）一対の押え部及びゲージ部を有し、このゲージ部
   には突出した補助押え部が形成されているオイルレベル
   ゲージ本体並びに前記ゲージ部を囲むように前記ゲージ
   部に嵌められたレベル環から成ると共にこのレベル環の
   外径が前記突出形成された補助押え部の外径よりも小さ
   くされたオイルレベルゲージであって、各々の前記ゲー
   ジ部は前記押え部に押圧力が与えられることにより互い
   に近ずく方向に狭くなるように偏倚させられ、前記押え
   部に対する押圧力が解かれる時に前記レベル環に係合し
   て前記レベル環は前記ゲージ部に保持されることを特徴
   とするオイルレベルゲージ。
2. （２）前記ゲージ部の先端部にはレベル環抜は防止部が
   設けられている実用新案登録請求の範囲第１項に記載の
   オイルレベルゲージ。
3. （３）前記ゲージ部の途中に補助押え部が設けられてい
   る実用新案登録請求の範囲第１項又は第２項に記載のオ
   イルレベルゲージ。