JPS5825904B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPS5825904B2
JPS5825904B2 JP54092039A JP9203979A JPS5825904B2 JP S5825904 B2 JPS5825904 B2 JP S5825904B2 JP 54092039 A JP54092039 A JP 54092039A JP 9203979 A JP9203979 A JP 9203979A JP S5825904 B2 JPS5825904 B2 JP S5825904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
pin
teeth
pitch
large sprocket
Prior art date
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Expired
Application number
JP54092039A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5618146A (en
Inventor
順三郎 日戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KENKI ENJINYARINGU KK
Original Assignee
KENKI ENJINYARINGU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KENKI ENJINYARINGU KK filed Critical KENKI ENJINYARINGU KK
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、チェノによって駆動側の小スプロケットから
従動側の大スプロケットに動力を伝達する装置に関する
ものである。
さらに詳しくは、特に大規模な土木工事、たとえば橋桁
、橋梁等の設置工事におけるクレーン等のように数百ト
ン以上もの大きな物体を移動したり、吊下げたりする装
置は、可能な限り減速比を太きくして部品点数を減らし
、現場までの搬送や現場での組立て、解体を容易にでき
るようにすることが望まれる。
本発明は、このような場合に使用される動力伝達装置に
関するものである。
従来のこの種動力伝達装置は、第1図に示すように、駆
動側の小スプロケット1と従動側の大スプロケット2と
の間にチェノ3を掛は渡した構造となっている。
このチェノ3は、通常2種類のリンク4,5を交互に並
べどン6留めしているが、用途によりオフセットリンク
、アタッチメントリンク等を適当に挿入している。
しかし、スプロケット1,2にかみ合う部分のピン6ま
たはローラーは同一寸法の1種類だけである。
また、駆動側の小スプロケット1と従動側の大スプロケ
ット2とは共に上記チェノ3のピッチに合わせて歯切り
されている。
ここで、前述のような目的達成のため、可能な限り減速
比を大きくしようとしても、従来は従動側の大スプロケ
ットをあまり太きく作ることはできず、したがって、あ
まり大きな減速比を得ることはできなかった。
何故なら、スプロケット径を極端に太きくすると製作コ
ストが非常に上昇し、結果的に歯車その他の伝動装置よ
りも割高となり、不適当になってしまう。
また、スプロケット径が太きくなれば、それに比例して
歯数も増加するが、歯数が多くなると歯側のピッチ誤差
とテエン側のピッチ誤差の累積差が多くなり、いわゆる
歯とび現象が生じるなど円滑な伝動ができなくなり、し
たがってあまり大きなものは使用できない。
本発明は、一方のスプロケットの径を他方に比し非常に
太きくし、それによって大きな減速比が得られるととも
に、伝動が円滑で、しかも安価に提供できるようにした
スプロケットとチェノによる動力伝達装置を得ることを
目的とする。
本発明はこのような目的達成のため、チェノは、駆動側
の小スプロケットのみとかみ合い、従動側の大スプロケ
ットには干渉しない細かいピッチのピンと、逆に大スプ
ロケットのみとかみ合い、小スプロケットには干渉しな
い粗いピッチのピンとを同時に有するように構成され、
また従動側の大スプロケットは、前記チェノの粗いピッ
チのピンとのみかみ合う歯を有し、その他の部分は歯な
しで単に案内するだけの面を外周上に有するように構成
したことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を第2図、第3図に基いて説明す
る。
図において、1は、駆動側に取付けられる小スプロケッ
ト、7は従動側に取付げられる大スプロケット、8は小
スプロケット1と大スプロケット7とを連結して動力を
伝達するチェノである。
前記小スプロケット1は、公知のスプロケットそのもの
で、外周には一定のピッチP1 で歯9・・・が形成
される。
前記大スプロケット7は、外周囲に前記チェノ8がピン
も一緒に遊嵌されて案内される案内面10を有し、この
案内面10の両側壁11゜12には、少くとも全周で2
組の歯13,14が等しい中心角θをもって一体に形成
されている。
具体的には、中心角θとして120度の間隔をもって、
3組の歯13.14が形成されている。
なお、この歯13.14は、2個を1組とする必要はな
く、1個だけでもよい。
また、案内面10は側壁11,12を有しなくともよく
、この場合、前記歯13.14は、別部材で形成したも
のを、大スプロケット7の本体に固着して形成する。
前記チェノ8は、前記小スプロケット1の歯9・・・と
順次噛み合うような細かいピッチP1 をもって、細長
板状の多数の第1のリンク15を互いに1部重合して第
1のピン16で連結したいわゆる公知のチェノを母体と
する。
そして前記第1のリンク15の1部は、第2のピン17
を有する略正三角形板の第2のリンク18に置換される
この第2のリンク18と第1のリンク15との連結は、
前記第1のピン16により前記同様綿かいピッチP1
でなされるが、第2のリンク18同志のピッチP2すな
わち第2のピン17のピッチP2は、前記大スプロケッ
ト7における歯13のピッチ(中心角θ=120度に相
当する)に等しく、細かいピッチP、の整数倍である。
第2のピン17は第2のリンク18の外方へ突出して前
記大スプロケット7の歯13,14に噛み合うようにな
っている。
このチェノ8における第2のピン17は、接近した位置
に2個並設し、@130両側に係合するようにしてもよ
い。
なお、19は小スプロケット1に連結された駆動軸、2
0は大スプロケット7に連結された従動軸である。
つぎに、本発明の詳細な説明する。
モータ等の駆動源を回転すると、駆動軸19を介して小
スプロケット1が回転する。
すると、この小スプロケット1の歯9とチェノ8の第1
のピン16とが順次噛み合って、とのチェノ8が移動を
開始する。
ここで、チェノ8は全体が大スプロケット7の案内面1
0に接しているので、テエン8自身の張力により巻きつ
いている。
そして、第2のピン17だけが大スプロケット7のi:
!13 。
14に噛み合っている。
したがって、チェノ8の移動による張力は、第2のリン
ク18、第2のピン17、歯13.14および大スプロ
ケット7を経て従動軸20に伝達される。
つまり、チェノ8は、細かなピッチP1 の第1のピン
16が、小スプロケット1のみと噛み合い、大スプロケ
ット7には干渉せず、また、粗いピッチP2の第2のピ
ン17が大スプロケット7のみと噛み合い、小スプロケ
ット1には干渉しない状態で動力を伝達する。
前記実施例において、チェノ8の第2のリンク18を略
正三角形としたので、第2のピン17は、第1のピン1
6とかなり偏心した状態で設けられている。
しかし、第2のピン17は小スプロケット1に干渉しな
い範囲で出来るだけ接近していることが望ましい。
そのため、第4図a−eに示すように、略正三角形の第
2のリンクを使わずに細長板の第1のリンク21のみか
ら形成し、第2のピン22は第1のピン23と一体に外
側に延長連結して構成してもよい。
この場合、大スプロケット24の歯25は、案内面26
の両側壁27.28にV字形の溝を形成すればよい。
前記第2図および第3図の実施例において、チェノ8を
構成する第2のリンク18は略正三角形としたが、これ
に限られるものではなく、第2のピン17が駆動側の小
スプロケット1に干渉しない範囲で他の形状に変えるこ
とができる。
前記実施例において、チェノ8を構成する第1のピア1
6および第2のピン17は円柱形状そのものとしたが、
接触抵抗を少なくするために外周にローラを取付けても
よい。
本発明は上記のように構成したので、次のような効果を
有する。
(1)大スプロケットの径を小スプロケットの径に比べ
て非常に太きくすることができる。
即ち、第2のピンは大スプロケットの径に合せて設定す
るが、理論的には大スプロケットの歯数を小スプロケッ
トの歯数と同値にできるので、つまり、それでも充分に
動力を伝達できるので、大スプロケットの歯のピッチは
従来のように小スプロケットの歯のピッチと同一である
必要はなくなり、非常に粗いピッチとすることができる
このように、大スプロケットの歯数が少ないので、製作
精度が低くても累積ピッチ誤差が小さくなり、製作コス
トを大巾に下げることができる。
実際上は歯切盤等の精密機械なしで、たとえば溶接組立
の鋼枠の外周面に数個のラチェットを取付けるだけで作
ることができる。
(2)以上のように、従来と比べて低コストで径の大き
な大スプロケットが得られるということは、同一価格で
非常に大きな減速比が得られることになる。
たとえば、1駆動側の小スプロケットの歯数が6個、径
が4001nrILφと仮定し、大スプロケットの製作
価格を同じにしたときの従来の構造そのままの大スプロ
ケットと、本発明による大スプロケットとを比較してみ
る。
従来構造の大スプロケットは、歯数が44個、径が28
00mvtφで、減速比が7.33倍のものが得られた
とすると、本発明の大スプロケットでは、歯数が6個で
済むため径が、9930m1φで、実に減速比が26倍
のものが得られる。
チェノは本発明のものがやや割高となるが、上述の効果
からみればほとんど問題にならない。
(3)大スプロケットには、リンクと第1のピンとを一
緒に案内する案内面が形成されているので、チェノは大
スプロケットの外周案内面に密接しつつ移動して周長を
一定に保ち、チェノが弛むようなことがない。
(4)大スプロケットの歯は、案内面の両側壁に形成し
たので、第2のピンは両側の歯で同時に噛合し、安定し
て大きな力を伝動できる。
上述のように安価で大きな減速比が得られるので、特に
土木機械における大重量物の搬送用等に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の伝動用チェノを使用した動力伝達装置
を示す正面図、第2図は、本発明による動力伝達装置の
一実施例を示す一部を切欠いた正面図、第3図は、第2
図におけるX−X線拡大断面図、第4図a、b、cは、
本発明の他の実施例を示すもので、aは平面図、bは正
面図、Cは断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 チェノによって従動側の大スプロケットと駆動側の
    小スプロケットとの間の動力を伝達する装置において、
    チェノは、小スプロケットの歯と噛み合うように細かい
    ピッチをもって多数のリンクを順次その1部分を重合し
    て第1のピンで連結するとともに、これらのリンクのう
    ち、粗いピッチ毎に略正3角形リンク板を介在し、この
    3角形リンク板に、第2のピンを両側へ突出して設けて
    なり、大スプロケットは、その外周上に、前記リンクと
    第1のピンとを一緒に遊嵌されて案内される略円弧状で
    、断面U字形の案内面を有するドラムからなり、かつこ
    の案内面の両側壁に第2のピンとのみ噛合する歯が形成
    されてなることを特徴とする動力伝達装置。
JP54092039A 1979-07-19 1979-07-19 動力伝達装置 Expired JPS5825904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54092039A JPS5825904B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP54092039A JPS5825904B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5618146A JPS5618146A (en) 1981-02-20
JPS5825904B2 true JPS5825904B2 (ja) 1983-05-30

Family

ID=14043379

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JP54092039A Expired JPS5825904B2 (ja) 1979-07-19 1979-07-19 動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103108U (ja) * 1981-12-29 1983-07-13 サンユレジン株式会社 一体化された混成高圧装置
JPH11132314A (ja) 1997-04-18 1999-05-21 Uni Sunstar Bv スプロケット及びその製造方法

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JPS5618146A (en) 1981-02-20

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