JPS5825518Y2 - ガスモレケイホウキノ シドウジカクニンソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はガス漏れ警報器の始動時確認装置に係る。

ガス漏れ警報器は、シＰ、ガス、都市ガス等がある濃度
、例えばり、Ｐ、ガスの場合に爆発する濃度の約十分の
−に達するとブザーが吹鳴する構造となっている。

従来、設定したガスの濃度値でブザーの吹鳴、即ち、ガ
ス漏れ警報器が始動するかどうかを検査するに、密閉し
た複数個の箱体あるいは密閉した複数個の隔室を有する
箱体にガス漏れ警報器を夫々収納し、その箱体へは徐々
にガスを注入して夫々のガス漏れ警報器のブザーの鳴り
始めを個々のガス漏れ警報器に対応して設けたマイクロ
ホンによって確認してい丸 しかし、これでは特定のガ
ス漏れ警報器のブザーの吹鳴を拾うべきマイクロホンが
他のガス漏れ警報器のブザーの吹鳴を拾い、従って、個
々のガス漏れ警報器の始動時を誤認する虞れがあった。

又、ガス漏れ警報器の始動時前にはブザーがうなりを生
へ このうなりをマイクロホンが拾うために正確にガス
漏れ警報器の始動時を確認する事が困難であり、且つ、
複数個のガス漏れ警報器の中にブザーが吹鳴しているも
のがある場合にそのガス漏れ警報器の動作中に発生する
パルスによって他の未始動のガス漏れ警報器を誘導して
作動させる事があった。

然るに、上記のようにガス漏れ警報器の始動時を確認し
ていたのであっては正確に始動時の確認が得られないと
共に検査における作業能率が悪いなどの欠点があった。

本案は、上記欠点に鑑み、ガス漏れ警報器の動作中に発
生するパルスを取出して始動時確認信号に変換し、その
信号で複数個のガス漏れ警報器の始動時を正確且つ確実
に確認できる装置を提供する事を目的とする。

以下図面について説明すると、第１図において、１．２
は商用交流電源ラインである。

該商用交流電源ライン１，２に複数個のラインフィルタ
３・・・を接続させておき、各々のラインフィルタ３・
・・には線４，５・・・により夫々コンセント６・・・
が接続される。

該コンセント６・−・にはガス漏れ警報器７のプラグ８
が夫々差込筐れる。

ガス漏れ警報器７はガス検知ヱレメント９とブザーＢＺ
との直列接続により構成させてあって、ガスの濃度があ
る濃度値、例えばり、Ｐ、ガスの場合には１９００ｐｐ
ｍに達するとブザーＢＺが吹鳴する。

この時、ブザーＢＺが第２図に示すように時間ｔｏで鳴
り始めると線４，５には正弦波電圧Ｖｏ上にパルスＰが
発生する。

該パルスＰは上記ラインフィルタ３により他のガス漏れ
警報器７へ流入する事を防止され、且つ線５に設けた始
動時確認回路１０のピックアップトランスＰＴにより正
弦波電圧Ｖｏと共に取出す。

次に上記始動時確認回路１０の構成を説明すると、ピッ
クアップトランスＰＴにより取出した正弦波電圧Ｖｏと
共にパルスＰをアンプＡに加え、更にアンプＡ を経て
商用周波数阻止用のフィルタＦ に加える。

該フィルタＦ の出力からはパルスＰだけを取出し、パ
ルス用アンプＡを経て整流回路Ｒに流入せしめる。

該整流回路Ｒの出力からはパルスＰの大きさに比例した
信号が得られ、この信号をり、Ｃ，アンプＡ を介して
始動時確認信号として取出す。

上記始動時確認信号は第３図に示すように、ボックス１
１内に設けた複数個の密閉した隔室１２・・・内へ設置
したガス漏れ警報器７・・・の始動時に夫夫のランプ１
３を点灯させる。

このランプ１３の点灯により各ガス漏れ警報器７の始動
時を確認し、その時のガス濃度値をガスボンベ１４から
ボックス１１へのガス注入系路に設けた主制御器１５で
読取る。

あるいは上記始動時確認信号を夫々の隔室１２・・・に
注入されるガスの従制御器１６に加え、ガス漏れ警報器
７の始動時に隔室１２に注入されるガスを停止させ、そ
の時のガス濃度値を従制御器１６によって読取るように
してもよい。

上述のように本案によれば、複数個のガス漏れ警報器７
・・・を線４，５・・・とラインフィルタ３・・・とを
介して商用交流電源ライン１，２に夫々接続させたから
、未動作のガス漏れ警報器は動作中のガス漏れ警報器か
ら発生するパルスＰをラインフィルタによって他のガス
漏れ警報器へ流入する事を防止できるので誘導して始動
する事がなく、よって、ガス漏れ警報器の始動時を誤認
する事はない。

又、ガス漏れ警報器の動作中に線４，５へ発生するパル
スＰをピックアップトランスＰＴとアンプＡ と商用周
波数阻止用のフィルタＦ とを介して夫々取出し、上記
パルスをパルス用アンプＡ２を介して整流回路Ｒへ加え
、更に該整流回路Ｒ１の出力信号をり、Ｃ，アンプＡ
に加えてその出力からは夫々のガス漏れ警報器の始動時
確認信号として取出すようにしたから、夫々のガス漏れ
警報器の始動時をパルスＰの大きさに比例した始動時確
認信号によって正確且つ確実に確認でき、よって従来の
ようにガス漏れ警報器の始動時前に発生するブザーのう
なり等によるその始動時を誤認するという事はない。

更に、ガス漏れ警報器の検査における作業能率の向上を
促進する等有益な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案ガス漏れ警報器の始動時確認装置の回路図
、第２図は第１図における線４，５の電圧波形図、第３
図は第１図における本案ガス漏れ警報器の始動時確認装
置の一実施例を示した図である。 １．２・・・・・・商用交流電源ライン、３・・・・・
・ラインフィルタ、４，５・・・・・・線、７・・・・
・・ガス漏れ警報器、Ｐ・・・・・・パルス、ＰＴ・・
・・・・ピックアップトランス、Ａ・・・・・・アンプ
、Ｆ ・・・・・・商用周波数阻止用のフィルタ、Ａ・
・・・・・パルス用アンプ、Ｒ・・・・・・整流回路、
Ａ３・・・・・・Ｄ、 Ｃ，アンプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 交流電源ライン１，２を設け、該交流電源ライン１，２
   に複数個のラインフィルタ３・・・及ヒ線４５・・・を
   並列に接続して、複数個のガス漏れ警報器７・・・をそ
   れぞれ線４，５及びラインフィルタ３を介して交流電源
   ライン１，２へ接続し、筐た、線４．５の中途に、上記
   ガス漏れ警報器の奏鳴により発生するパルスＰを検出し
   て始動時確認信号を取出すところの始動時確認回路１０
   を接続し、該始動時確認回路１０は、線４，５中に介入
   したピックアップトランスＰＴと、該ピックアップトラ
   ンスの出力を増幅するアンプＡ と、該アンプの出力か
   ら上記パルスＰを抽出するフィルタＦ と、そのパルス
   Ｐを増幅するパルス用アンプＡ と、その増幅したパル
   スを整流する整流回路Ｒと、該整流回路からの出力信号
   を増幅し始動時確認信号として出力するり、Ｃ，アンプ
   Ａ とから成ることを特徴とするガス漏れ警報器の始動
   時確認装置。