JPS582549A - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

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JPS582549A
JPS582549A JP10204881A JP10204881A JPS582549A JP S582549 A JPS582549 A JP S582549A JP 10204881 A JP10204881 A JP 10204881A JP 10204881 A JP10204881 A JP 10204881A JP S582549 A JPS582549 A JP S582549A
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water
coil
heating
water heater
heater
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JP10204881A
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English (en)
Inventor
Toshibumi Saruga
猿賀 俊文
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H1/00Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
    • F24H1/10Continuous-flow heaters, i.e. heaters in which heat is generated only while the water is flowing, e.g. with direct contact of the water with the heating medium
    • F24H1/101Continuous-flow heaters, i.e. heaters in which heat is generated only while the water is flowing, e.g. with direct contact of the water with the heating medium using electric energy supply

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は、ガス加熱によらずに流水をあたためる
電気加熱方式の瞬間湯沸器に関する。
まず、高周波誘導加熱による湯沸器について説明する。
高周波磁界により、材料が加熱される理由にヒステリシ
ス損によるものと、うず電流損によるものとが存在する
ことは良く知られている。
効率よく高周波電力により加熱するには、うず電流損に
よる方式が優れている。うず電流横加熱方式でも、材料
の表皮深さと導電材料の半径aとの関係で、加熱され方
が変化する。ただし。
式(1)で、fは周波数、μは透磁率、へは導電率であ
る。簡単のために9円筒型コイル中に、半径aの円筒導
電材料が挿入されたときのことを考える。半径aが2表
皮深さd8より小さいときの1円筒状導電体1m当りに
発生する電力は。
P ” th” a’o−f” /yがI”XIO″’
 (W/m )  (2)である。一方、半径aが表皮
深さくLsにくらべて十分短くなったときには(たとえ
ば1/10以下)。
ア=43・−μ)%o・。・8、。−・。W/m)  
(3)とな不。ただし、fは周波数、μrは導電体の比
透磁率、nはコイルの1m当りの巻数、工はコイルを流
れる電流である。
式(2)の場合には9円筒導体に入る電力は、〜。
μr4. n”、  工1に比例する。この2つの特性
を分ける臨界周波数fcは。
1.285X10’ fc=7品7   (Hり    (4)で見られる。
導電体のμr、 o−及びaが決まれば。
fcは決定する。fcは、μr、a、o−が大きい程低
くなる。a= 3 mmのとき、銅、及びr鉄のfcは
、それぞれ+ 2.3KHz及び330KH2となる。
周波数変化に対して鈍めなこと、及び周波数が高い程、
導体の発生電力が大きいことから、臨界周波数以上のと
ころで加熱する方が有利なことが多い。
内筒型コイル沖に挿入される導電体が/Zイブ(内径2
at外径2b)の時の電力は。
となる。
ところで9通常各家庭で水道・とじて使う水の量は* 
50 CC/secから100 CG/8@C穆度であ
る。
単位時間当りの水量V1y (CC/B@Q )を1Δ
T(’C)昇温するに要する電力Pwは。
p、 = 4.1 gv、ΔT(W)、    (6)
流水を瞬時的にあたためるためKは、相当の電力が必要
になる。通常、各家庭の最大許容電力は、’3〜25i
cw程度であるから+ Vy==59 CC/seaの
流水をlθ℃程度昇温できる程度である。したがって、
比較的高い水温を使用する要求があるときに社、夜間電
力を使りである程度の温度に上げた水を貯水しておいて
、使用時に10〜20℃穆度昇温して使う方式が適して
いる。水量を減少すれば昇一温度は高くなる。もちろん
、大型共同住宅や、大型ピル、地下街などの各ユニット
の最大許容電力を大きくしてお叶ば9本発明の高周波誘
導加熱方式の瞬間湯沸器によるIl変ヒ昇を高(シ、水
量を名らに多くすることかで舞る。
鉄パイプで内径6mm、外径8mmのちのに、3mmφ
の電肯をコイルとして巻きつけた状轢で周波数fを10
0KH2とすると式(句よりP <= 40 X I 
’    W / m  −(ηとな抄、電流工をIO
Aとすれば4xwの加熱が行える。f = 50LH,
とすると P中10XI”    W/m    Kとなり、工=
2OAで4KWの加熱が行える。工=3OAとすればg
xwと吟うことになる。
通常、各家庭などに引かれている電力源昧。
100 V テI ル。100Vtell整流すれば。
2@OVの直流電源が得られるから、たとえば。
電源210 Vで、電流20ムというように動作させれ
ばよいことになる。
以上で議論した値は、1m長さの出力である。
したがって、全長をもっと長くすればもっと出力は取れ
るわけである。3mmφの太さの線を外径’1mmのパ
イプに巻いた場合の1m当りのインダクタンスは2通常
の円筒コイルのインダクタンスの式 より求められる。Kは長岡係数である。略々11μ≠ 
となる。
本発明の高周波誘導加熱方式の瞬間湯沸器の加熱部の実
施例を第3図に示す。パイプ12.コイル13.に水1
1が流れ込み、!!導加熱であたためられて流れ出てく
る。第3図では、17〜18cm程度の長さにパイプを
折りまげて構成されてお秒、略々全長1mになっている
。平面的な大きさで、15X20cd程度にすることが
できる。
成すればよい。すなわち、水の流れの入口と出口を第4
図のように接近させて構成する。磁束14は殆んど外部
に漏れずに、すべての磁束が有効に加熱に使われること
になる。
家庭で使うことを考えると、100Vの直接整流あるい
は倍電圧整流の140 V 、あるいは280Vの電源
を使い数1OAの電流高周波電流を流して加熱すること
になるから、高周波発振を行う半導体デバイスから見る
ときわめて低インピーダンスの駆動になる。パイプ加熱
部を一つのコイルで駆動するのでは、インダクタンスが
大きくなりすぎて、高−波電流を十分流せないという場
合には、コイルを複数個に分けて並列に接続すればよい
。コイルをn個に分けて、並列接続にすれば2.全部を
1つのコイルにした場合のとが重要でおる。第5図の例
では2分離されたコイル21. 22がそれぞれ同じ向
きに巻かれているから、並列接続する時には、23と2
5.24と26をそれぞれ接続する。各コイルの端子が
離れていて接続しにくいという時には、コイル2にと2
2の巻く向きを逆にすればよMoその時には、24と2
5’、23°と26を接続することになる。
これまで、水を流す鉄、銅、ステンレス等の導電性のパ
イプに直接コイルを巻きつける例について述べたが、コ
イル自身があたたまることが不都合な場合、。には、導
電体パイプとコイルの間に断熱性の膜を巻けばよいし、
耐熱性の断熱塗料をパイプにfll−zておいてもよい
第3図乃□至′第5図の例では、水の流れているパイプ
の外周に沿って、連続的にコイルを巻いて高周波皐加熱
する装道について述べたが、平板型コイルによる加熱も
行える。すなわち、中心から外側に向って電球を平板上
に同心円状にぐるぐる巻いたコイルである。第6図で2
周囲ろん、こうした高周波で加熱するようなコイルに使
う電線は2表皮効果のことを考えて1表皮深さと略々同
程度かもしくは、それより細い銅線のより合わせたもの
を使用する。磁束φは矢印の向きにできる。このような
平板状コイルの上下に水の流れている導電体で作られた
容器を設ければ、加熱が行える。第7図にその例を示す
。同心円状に巻かれた平板コイル41.42の上下に、
この平板コイルよりやや大きい円板状の水の流れる鉄、
銅、ステンレス等導電体で作られた容器43.44.4
5を設け、水が連続的に流れるようにパイプ46.47
で接続されている。
容器43.44.45の導電体の厚さ紘、略々表皮深さ
と同程度か、それよ抄厚く表されている。
こうなされていれば、平板コイルで作られた磁束は、こ
の導電体内部を円の中心から外側に向って放射状に向っ
て分布することになる。平板コイルの外園に漏れる磁束
が外部に影響して不都傘な場合には平板容器の間で、平
板コイルの外側に7−ライトなどの磁性体を設ければ上
い。
フェライトは、外周全部に設けてもよいし、外周の所定
の個所に略々対称の位置に、複数個設けてもよい。
第7図の例では、平板コイルを2個設けた例を示したが
、1段でもまた3段以上のつ段でもよいことはいうまで
もない。必要とする水量と。
温度に応じて決めればよい。当然のことながら。
上昇温度が高く、かつ水量が多い場合には1段数を多く
する。第7図の場合でもコイル自身があたたまることを
防ぐには、コイルと容器の間に断熱材を設ければよい。
これまで、水の加熱部について述べてきたか−。
高周波電力発生部を次に述べることにする。使用する半
導体デバイスは、大電力用に適している静電誘導トラン
ジスタ(S工T)あるいは静電誘導サイリスタ(Sエサ
イリスタ)が好適でえる。とくに−1高速゛スイツチン
グが行え、導通−時の順方向降下電圧の小さいS:エサ
イリ、スタが適している。もちろん、他のサイリスタ、
バイポーラトランジスタ(絶縁ゲート型)電界効果トラ
ンジスタでも目的によっては使用することができる。
Sエサイリスタを用いた高周波発生回路の一例を第8図
に示す。AC電源、たとえば100v入力電源がスイッ
チSを通して、ダイオード病。
D、、D暑、DIを用いた整流回路に導かれ、 C1,
Lllダグ行う場合には、シ璽、トキダイオードにする
。Cjpi R3はサージ電圧吸収用である。インダク
タンスLが、水を加熱するコイルであり。
コンデンサCは、共振用の容量である。Lがたとえば1
0μHであれば、共振周波数を1OOKH2ある。51
は水の流れているパイプである。トランスTから電圧を
取って所望の電圧を発生させ、SエサイリスタQ+のゲ
ートに加える励起用パルス発生回路を作成゛する。C1
は高周波接地用コンデンサである。加熱温度設定や起動
回路等はすべてゲートパルス発生回路に接続して設ける
ことになる。  ″ 方ソード、アノード間距離40μm、チップ面積5”X
 20 rrLm’、埋込みゲート型′Sエサイリス’
Rで1′順方向阻止電圧4’OOF、平均アノード電流
5゜A+50Aめアンード電流のター゛ンオフ時間0・
1〜0・2μsdcの8エサイリスタで100 KH,
の発生回路を構成し、パイプ外径8 mm 、内径6m
mのパイプに3mmφのより線を1mに亘って巻いた加
熱装置で、高周波発生回路に入っている電力Pと50.
CC;/5cicの水′の上昇温度ΔTの関係を第9図
に示す。5KW入力で17℃、6KW入力で20℃の温
度上昇が認められる。
こうした、大電力の発生を行う場合には、Sエサイリス
タ、8工T等の半導体デバイス内部にも、内部損失があ
って、半導体デバイス自身の温度も上昇する。本発明の
よ”うに、水の温度を上げるために大電力発生器が使わ
れている場合には、半導体デバイスを水の上流側に接着
して、未だ温度が高くなっていない水で、半導体デバイ
スを冷却すれば、半導体デバイス自身は効率よく冷却さ
れ、その熱は水に伝えられて。
きわめて効率のよい水の加熱が行える。−例を第10図
に示す。A1やCuのブロック61に水、を流すバイブ
ロ2が設けられ、その上に絶縁物Gスペーサ65を介し
て、たとえばTO−3ジヤンボのパッケージにおさめら
れた半導体デバイスが設けられている。64は、To−
3ジヤ/自身はある程度あたためられることになる。
これまで、高周波誘導・加熱で水をあたためる例につい
て述べてきたが、電力によ抄本をあたためるためには、
必ずしも高周波誘導加熱による必要はない。いずれにし
ても、水の流れている管壁をなんらかの手段であたため
ればよいのである。
加熱用によく使用されるニクロム線の抵抗率は、 Ni
、 Cr、 F’s、 Mn等の含有率にもよるが、略
々10″Ω二命程度である。外径8mm程度の銅パイプ
の外周を絶縁被覆したものに、3X1mm断面積のニク
ロムリボンを4mmピッチで1mに亘って巻けば、抵抗
2.35Ω程度になり、100V高用電源の駆動で4K
W程度の電力入力となる。ニクロム線からの熱が外部に
洩れないようにニクロム線の周囲を絶縁性の断熱材で囲
んでおくことが有効である。ここでリボン状のニクロム
線ヲ用いたの社、水の流れているパイプの外壁に熱がよ
く伝わるようにするためである。もちろん円形の線でも
よい。
ここでは、ニクロム線のリボンや線を用いたヒータの例
について述べたが、水を加熱するのであるから、ヒータ
自体の温度もそれ程高くは渠 ならない。たかだか高くなって数10℃から数100℃
である。したがって、必ずしもニクロム線を使う必要杜
ない。抵抗率が高い他の合金でもよいし、耐熱性のある
合成ゴムや樹析中に金属粉やカーボン粉をまぜた抵抗体
でもよい。流れている水との絶縁が保たれ゛るようにし
て、水を流すパイプ自身をこうした抵抗性材料で作って
、直接パイプに電流を流して加熱することもできる。
また、第11図のように水73を流すパイプ71中にニ
クロム線などの抵抗体によるヒータ72を外側を絶縁被
覆して挿入することも有効である。この例では、′ヒー
タ73の周囲は殆んど完全に水によっておおわれること
になって。
ヒータと水との熱交換効率がきわめてよいことになる。
水の流れL管壁より中心はど速いから。
ヒiりは水の流速の速くなる部分に有効に配置する。パ
イプの全長は、たとえば、1mとか所定の長さにする。
中に入れるヒータの太さ及び長さも電源に合わせてもめ
る。
水の昇温速度を速くするためには、スイッチ投入後のわ
ずかな時間だけ入る電力が大きいことが望ましい。商用
電源で直接加熱する場合であれば、1m長さのパイプに
連続的に巻いていたニクロム線を中央で2つに分けてお
いて、最初短時間だけ並列接続にして電流を流せばよい
こうすると、抵抗値が0.59ΩになるからZoo V
電源で17 KWの電流が入ることになる。しばらくし
て、接続をもとの直列接続に戻せばよい。
あるいは、商用電源にサイリスタの制御部を設けて、実
効的に加わる電圧を制御してもよい。
その時には、ニクロム線の抵抗をあらかじめ小さくして
おく。たとえば1Ωにしておけば。
100 V f lQ’K”lF 、 8゛OV テロ
、4 KWということになる。
高周波誘導加熱の場合には、ゲートパルスの位相を、ス
イッチ投入後は十分に電流が流れるように設定しておい
て、しばらくしてからゲートパルスの位相を遅らせて流
れる電流を減少さイイ、い。゛ て、゛使用開呻当初からあたたかい水を得るためには、
最初は水量を少なく、シておく方が誓い。
また、使用頻度が多い所では、水を使用していない時に
、水を循環させておいて、加熱電力を低下させておいで
ある程度の温度に予備加熱しておく。水を使用し始める
ときに社、加熱電力を正規の電力に上昇すればよい。
配がまったくな≦1.大型共同住宅や、大型ビル。
地下街などで使、用するのに、最適であ、る。高周波1
−4′ 加熱用のコイルと被加熱導電体1m1K:、、導電体が
存在しなければ、非導電性材料で作られた容器の中に設
けられた。導電体部分だけ2を加熱できるこ□とになる
。たとえば、高圧がjt+中の所定の個所だけを加熱す
ることができる。あ□る゛いは。
減圧状態に:なされた容器中の所定の個所だ−は加熱す
ること□もできる。もちろん、加熱され゛るものは水だ
けに限られ・るわけではな゛い。、薬:品プも′ぐ このように9本発、明の湯沸器は、その用途が広く、工
業的価値は高′い。
【図面の簡単な説明】
第1図は円筒導体に消貴される電力Pの周波数f依存・
性、第2図は水の昇温に必要な所要電力Pwの水量Vw
依存性、第3図及び第4図は高周波誘導加熱部、第5図
はμイルを複数個に分けた場合の高周波誘導加熱部、第
6図は平板状コイル、第7図は高周波銹導加熱部、第8
図は( 8エサイリスタを用いた高周波発生回路、第9図は入力
電力と上昇温度の関係、第10図は半導体デバイスマウ
ント部″t’ (a)は平1図、(b)は断面図、第1
1図は直熱方式加熱部である。 −7図 露1vtr *4g z、9   242f      。 畷5− 舘〆図 手  続  補  正  書 昭和56年 9月26日 1、事件の表示 昭和56年特許願第102048号2
 発明の名称 電気湯沸器 3 補正をする者 特許出願人 4 補正の対象  [明細書の特許請求の範囲の欄」。 ′        「明細書の発明の詳細な説明の欄」
「明細嘗め図面の簡単な説明の欄」 「図面1ur図乃至第12図、第 (υ  ) Cb    ) 〃   喀〃図 する。 (3)図面第13図及び第14図を添付図面の如(追加
する。 6、添付書類の1鎌 (1)図  面 1通 □ 1発明の名称 電気湯沸器 2特許請求の範囲 (1)水の流れる容器に薄い絶縁体を介して、抵抗体よ
りなるビー2夕もしくは導電体よりなるコイルからなる
電気加熱部を備え前記電気加熱部に半導体デバイスを含
むことを特徴とする電気湯沸器。 (2)前記水の流れ′4r−容器の少なくとも一部が導
電体より形成されており、前記導電体より形成される水
の流れている容器に絶縁層を介して、円筒型もしくは平
板型コイルが密着して設けられており、前記コイルが半
導体デバイスにより構成される高周波発振器の出方端子
に接続されていることを特徴とする特許 の範囲第1項記載の電気湯沸器。 (3)前記高周波発振器を構≠する半導体デバイスが、
前記水の流れの上流側の所定の個所に薄い絶縁体を介し
て密接して設けられたことを特徴とする前記特許請求の
範囲第1項乃至第2項記載の電気湯沸器。 (4)前記ヒータが水ii容器の内部に設けられており
、直接水と熱女換するべく配置したことを.特徴とする
前記特許請求の範囲第l項記載の電気湯沸器。    
゛ 3、発明の詳細な説明 本発明は、電気加熱による瞬間湯沸器に関する。   
      ゛・′ ガス加熱方式瞬間湯沸器は、水を流し始めて、すなわち
ガス点火後比較的短い時間で、たとえば20℃〜50″
0程度に流゛れ出′る水の温度が上り、大変!利な装置
と(て、醜に多くの家庭や営業用に使われている。  
    一しかし、最近のように大型の共□同住宅やビ
ルまた地下街等が多くなって,こうしたビルや地下街の
あらゆる場所:c−努ス□力;使ゎれると、ガス洩れが
あったときに非常に大きな事.故を′起すこ瞬間湯沸器
のように多量のガスを使う機器がjいと、ガス洩れ、不
完全燃焼時の事故の被害が太き《なる。瞬間湯沸器が有
用であることはすでに実証ずみである。したがって、ガ
スによらない瞬間湯沸器の出現が望まれることになる。 ガスによらない加熱方法としては電気的な加熱手段を採
るのが最も妥当である。しかも、安全性や効率を考慮す
れば、固体素子を用いた温度制御回路付の電気加熱方式
が適している。 本発明の目的は、ガス加熱によらずに流水をあたためる
固体素子を用□いた電気,加熱方式の瞬間湯沸器に関す
る。瞬間湯沸器で問題となるのは応答性゛と効率である
。特に電気的加熱方式の場合、発熱部分と被加熱体との
構造及び発熱部分の効率の2点が重要である。 応答性を良くするなめには発熱部分が被加熱体と直かに
もしく!マ薄い絶縁物を介して接して  。 いることが好ましいし、効率よい加熱手段としては、固
体素子を温度制御装置付加熱電源として用いるのが適し
ている。固体素子も効率、安全性等を考えあわせると最
近開発された静電誘導サイリスタが最適である。 以下に1発熱部分と被加熱体との構造及び固体素子を用
いた加熱電源を中心として本願発明について具体的忙説
明する。 まず、高周波誘導加熱による湯沸器忙ついて説明する。 高周波磁界により、材料が加熱される理由にヒステリシ
ス損によるものと、5ず電流積によるものとが存在する
ことは良く知られている。 効率よく高周波電力により加熱するには、うず電流積に
よる方式が優れている。うず電流横加熱方式でも、材料
の表皮深さd8と導電材料の半径aとの関係で、加熱さ
れ方が変化する。ただし、式(11で、fは周波数、μ
は透磁率、σは導電率である。簡単のために、円筒型コ
イル中に、半径aの円筒導電材料が挿入されたときのこ
とを考える。半径aが、表皮深さd より小さいときの
、円筒状導電体1m当りに発生する電力は、 p =8+r’a’e/”a”rnJ”X10−” (
w/m)(2)である。一方、半径aが表皮深さd に
くらべて十分短くなったときには(たとえば1/10以
下)、 p =4 π2a (−’J’) M n” I”X1
O−’ (W/m) (3)とIろ、Tで1C″し−f
LZIWIi9K、)’rll導電体の比透磁率、nは
コイルの1m当りの巻数、■はフィルを流れる電流であ
る。 式(2)の場合には、円筒導体に入る電力は、σ、I2
、μr′、I2、I2に比例し、式(1)では、σ−i
。 j   L  h2 、 、2 に比例する。この2つ
の特f2、μ、2・ 性を分ける臨界周波数fcは。 でえられる。導電体のI4、σ及びaが決まれば、fc
は決定する。foは、I4、a、σが大きい程低くなる
。a=311IIIIのとき、銅、及びr鉄のfcは、
それぞれ、2.3に’H及び330KH,となる。 周波′数置化に対して鈍感なこと、及び周波数が高い程
、導体の発生電力が大−きいことから、臨界周波数以上
のところで加熱する方が有利なことが多い。 円筒型コイル中に挿入される導電体がパイプ(内径2m
、外径2b)の時の電力は、(5) となる。 ところで、通常各家庭で水道として使う水の量は、50
 c e / s a eから100cc/see程度
である。単位時間当りの水量V  (cc/5ee)を
。 △r(’C)昇温するに!’する電力PWは、PW=4
.18V、△T (W)       (6)で与えら
れる(*2図)。たとえば、V、=50Ce/seeで
、ΔT=20℃とするとP−=4゜18KWとなる。V
W=5(1c c/’s e c 、 ΔT=−10”
0でP、=2.09KWである。流水を瞬時的にあたた
め^は、相当の電力が必要になる。通常、各家庭の最大
許容電力は、3〜5KW程度であるから。 V、+++−5Oce/n・Cの流水をlO℃程度昇温
できる程度、ある。LtSが。薔、Jtwe高い水、l
ヶ使蒲する要求があるときには、夜間電力を使つ”であ
る程度の温度に上げた水を貯水しておいて使用時に10
〜20℃程度昇温して使う方式が適している。水量を減
少すれば昇温温度は高くなる。もちろん、大型共同住宅
や、大型ビル、地下街などの各ユニットの最大許容電力
を大きくしておけば、本発明の高周波誘導加熱方式の瞬
間湯沸器による温度1昇を高(し、水量をさらに多(す
ることができる。 鉄パイプで内径6龍、外径8龍のものに、3MIIIi
の電線をフィルとして巻きつけた状態で周波数fを10
0KH,とすると式(5)よりPキ40 X I2(W
/m)   +7)となり、電流IをIOAとすれば4
KWの加熱が行える。  f=50KH2とすると Pキ10 x I”  (W/m)   (8)となり
、I=2OAで4KWの加熱が行える。■=30Aとす
れば9KWということになる。 通−業、名家廁などに引かれている電力源は、100V
である。100Vを倍電圧整流すれば、280Vの直流
電源が得られるから、高周波発生部はたとえば、電源2
80■で、電流20Aとい 、λ うように動作させればよいことになる。 以上で議論した値は、■°m長さの出力である。 したがって、全長をもつと長(すればもつと出゛力は取
れ゛るわけである。3mlの太さの線を外径81mのパ
イプに巻いた場合の1m当りのインダクタンスは1通常
の円筒コイルのインダクタンスの式 より求められる。Ktt長岡係数である。略々11、μ
H/ mとなる。   。 本発明の高周波群”4加熱方式の瞬間湯沸器のコイル1
.3、K水11が流れ込み、誘導加熱であたためられ゛
て流、れ出て(る。第3図では、17〜18cIIL、
4度の長さにパ°イブを折りまげて構成されており、略
々全長1mになりている。平面的な大きさで、15’X
 10が程度にする°ことが。 第3図で、コイルの終端から漏れる磁束が無駄になるこ
とを防ぐためには、第4図のように構成すればよい。す
なわち、水の流れの入口と出口を第4図のように接近さ
せて構成する。磁束14は殆んど外部に漏れずに、すべ
ての磁束。 が有効に加熱に使われることになる。  4     
゛家庭で使うことを考え−ると、100vの直接整流あ
るいは倍電圧整流の140V、あるいは280Vの電源
ぎ使い数1OAの高周波電流を流し′て加熱することに
なるから、高周波発振を行う半導 、 。 体デバイスから見るときわめて呼インピーダンスの駆動
でなる。パイプ加熱部を一つのコイルで駆動するのでは
、インダクタンスが太き(なりすぎて、高周波電流を士
0分流せないとい−う場合には、コイルを、複数個艷分
けて並列に接続すればよい。コイルをn(ljK分けて
、並列接続にすれば、全部を1つのジイルにした場合の
インダクタンスLに(らべてL/n”にインダクタンス
は減少する。各コイルの終端部での磁束のリ一りがな艶
ように各コイルの作る磁束が同じ向。 きになるようにフィルを並列接続することが重要である
。第5図の例では、分離されたフィル21.22がそれ
ぞれ同じ向きに巻かれているから、並列接続する時には
、23と25.24と26をそれぞれ接続する。各コイ
ルの端子が離れていて接続しにくいという時には、コイ
ル21と22の巻く向きを逆にすればよい。その時には
、24と25.23と26を接続するととKなる。 これまで、水を流す鉄、鋼、ステンレス等の導電性のパ
、イブに直接コイルを巻きつげる例について述べたが、
コイル自、身があたたまることが不都合な場合には、導
電体パイプとコイルの間に断熱性の膜を巻けばよいし、
耐熱性の断熱塗料をパイプに塗っておいてもよい。 第3図乃至第5図の例では、水の流れているパイプの外
周に沿って、連続的にコイルを巻い−て高周波加熱する
装置について述べたが、平板型コイルによる籐熱も行え
る。す゛なわち、中心から外側に向−て電線を平板上に
同心i状にぐる・rぐる倦いたコイルである。第6 旨
蝉−−転吐は【 周囲をエナメルやホルマール等の比較的高温に耐える絶
縁塗料で被覆した銅線31を平板状に巻いたコイルであ
る′。もちろん、こうした高周波で加熱するようなコイ
ルに使う電線は、表皮1% 効果のことを考えて、表皮深さと略々同程度かもしくは
、それより細い一線のより合わせ素ものを使用する4゜
磁束2は矢印゛の向きにできる。 このような平板状コイルの上下に水の流、れている導電
体で作られた容器を設゛ければ、加熱が行 ゛える。第
7図にその例を・示す。同心円状忙巻か・へた平板コイ
ル、41.42の上下に、この平板コイルよりやや大き
い一円板状の水の流れる鉄。 、銅、ステンレス等導電体で作られた容器43.44.
45を設け、水が連続、的に流れるようにパイプ46,
47で接続されている。容器43,44.45の導電体
の厚さは、略々表皮深さと同2程度か、それ、より厚く
なされている。こうなぎれていれば、平板コイルで作ら
れた磁束は、この導電体内部を円の中心から外側に向っ
て放射状に向って分布することになる。平板フィルの外
周。 に漏れる磁束が外部に影響して不都合な場合には平板容
器の間で、平板コイルの外側にフェライトなどの磁性体
を設ければよい。フェライトは、外周全部に設けてもよ
いし、外周の所定の個所に略々対称の位置に、複数個設
けてもよい。 第7図の例では、平板コイルを2個設けた例を示したが
、1段でもまた3段以上の多段でもよいことはいうまで
もない。必要とする水量と、温度に応じて決めればよい
。当然のことながら、上昇温度が高く、かつ水量が多い
場合には、段数を多くする。第7図の場合でもコイル自
身があたたまることを防ぐには、コイルと容器の間に断
熱材を設ければよい。 これまで、水の加熱部について述べてきたが、高周波電
力発生部を次に述べることにする。使用する半導体デバ
イスは、大電力用に適している静電誘導トランジスタ(
SIT)あるいは静電誘導サイリスタ(Slサイリスタ
)が好適である。SITは、Slサイリスタと比較して
内れる電力に対するトランジスタ内部で消費される電力
の割合が十分にとれないので、とくに、高速スイッチン
グが行え、導通時の順方向降下電圧の小さいSlサイリ
スタが適している。Slサイリスタは、設計によってゲ
ートに電圧がかかつていない時導通状態となるノーマリ
オン型でも、非導通状態となるノーマリオフ型でも自由
に得ることができる。すなわち、チャ1ルの不純物密度
とも関係するが、比較的ゲート間隔をせまくとればノー
マリオフ型ができ、逆に広くとればノーマリオン型がで
きる。安全性を考えるとノーマリオフ型の方が有利であ
るが、もちろん1.適当な安全装置、゛例えばヒユーズ
などを7ノ一ド回路に挿入することを考えれば、ノーマ
リオン型のSlサイリスタでも十分使用できる。ノーマ
リオフ型でも、ノーマリオン型でもSlサイリスタは非
常に高速動作でありながら、内部での消費電力はそれほ
ど大きくなく、例えば既に耐圧が1200V程度のSl
サイリスタで、電流遮断時間が0.1μsec程度、電
流密度I Q Q A/ffi”時のオン電圧が0.8
v程度という値が得られている。また、Slサイリスタ
は温度係数が負で熱暴走をおこさず、これも安全度の向
上に役立つ。したがってSlサイリスタを高周波電力発
生部に用いれば非常に効率の良い、しかも安全な加熱装
置となる。また、非常に応答速度が速(かつ電子的な制
御もかけやすいので流量のゝ゛かんにかかわらず7定0
温湯な得ることも簡単である。 もちろん、他のサイリスタ、バイポーラトランジスタ(
絶縁ゲート型)電界効果トランジスタでも目的によって
は使用することができる。 通常のサイリスタは温度係数が正なので熱暴走を起こし
易く、また周波数特性もSlサイリスタには劣るが、素
子の温度上昇に対する保護回路を付けるなどして、湯沸
器用の高周波電源には十分に使用できる。バイポーラ・
トランジスタも、温度係数が正なので適当な保護回路を
必要とする。また、(絶縁ゲート型)電界効果トランジ
スタは、オン電圧が大きいという欠点はlあるが、温度
係数が負であるため安全度が高いのに加え、入力インピ
ーダンスが大きく、駆動回路が簡単になるという利点を
持つ。要はそれぞれの固体素子の特徴をよ(つかんだ上
で、その利点を生かす様な使い方をすればよいのである
。 Slサイリスタを用いた高周波発生回路の一例を第8図
に示す。AC電源、たとえば100v入力電源がスイッ
チSを通して、ダイオードD8、D2、D3、D4を用
いた整流回路に導かれ、C1、L、平滑回路で直流に整
流される。Q工は、nチャンネルのSlサイリスタであ
る。D、は逆方向導通用ダイオードである。高速のスイ
ッチングを行う場合には、ショットキダイオードにする
。、C2、R2はサージ電圧吸収用である。インダクタ
ンスLが、水を加熱するコイルであり、コンデンサCは
、共振用の容量である。Lがたとえば10μHであれば
、共振周波数を100KHzにる。51は水の流れてい
る一バイブである。トラ。 ンスTから電圧を取って所望の電圧を発生させ、S!サ
イリスタQIのゲートに加える励起用パルス発生回路を
作成する。C1は高周波接地用コンデンサである。加熱
温度設定や起動回路等はすべてゲートパルス発生回路に
接続して設けること忙なる。 第9図には、励起用パルス発生回路を用いない場合の回
路例を示す。第8図と違う点はSlサイリスタQ、のゲ
ートに励起用パルス発生回路を接続す−るかわりに直列
に可変抵抗R8が用いられている点にある。81サイリ
スタは、素子自体のゲート直列抵抗が非常に小さくなる
よう忙設計されているために、ブレイクオーバーをおこ
さないとい51!#徴を持っている。逆にこの性質を利
用してゲートの外部に適当な抵抗を接続することによっ
て、任意の電圧でブレイクオーバーさせることもできる
。したがって第9図のとと<SIサイリスタのゲートに
直列に可変抵抗R1を接続することによって任意の7ノ
ーF電なわち任意に出力の制御のできる非常に簡単な回
路構成の自励発振器を得られる。もちろん温度制御を行
なう場合には、可変抵抗のかわりに電界効果トランジス
タ等の固体素子を接続し、温度によって抵抗値が変化す
るような回路構成にすればよいわけである。 カソード、7ノ一ド間距離40μm1チップ面積5X2
0112、埋入みゲート型SIサイリスタで、順方向阻
止電圧400 V、  平均7ノード電流50A、50
A のYノード電流のターンオフ時間0.1〜0.2 
a tr e cのSIサイリスタで100KH。 の発生回路を構成し、パイプ外径8鴎、内径6鶴のパイ
プに31151のより線を1mK亘って巻いた加熱装着
で、高周波発生回路に入っている電力Pと50cc/s
ee  の水の上昇温度ΔTの関係を第10図に示す。 5KW入力で17℃、6KW入力で20℃の温度上昇が
認められる。 たとえば、高周波誘導加熱によらない方法としてニクロ
ム線を用いて、商用電源によって直接加熱する方法があ
る。゛ こうした、大電力の発生を行う場合には、S■サイリス
タ、SIT等の半導体デバイス内部にも、内部損失があ
って、半導体デバイス自身の温度も上昇する。本発明の
ように、水の温度を上げるために大電力発生器が使われ
ている場合には、半導体デバイスを水の上流側に接着し
て、未だ温度が高くなっていない水で、半導体デバイス
を冷却すれば、半導体デバイス肩身は効率よく冷却され
、その熱は水に伝えられて、きわめで効率のよい水の加
熱が行える。−例を第11図に示す。AtやCuのブロ
ック61に水を流すバイブロ2が設けられ、その上に絶
縁物のスペーサ65を介して、たとえばTO−3ジヤ/
ポのパフケージにおさめられた半導体デバイスが設けら
れている。64は、TO−3ジヤンボパツケージの堆り
損し電極である。パイプの中を水66が流れて、半導体
デバイスを冷却し、自身はある11度あたためられると
と忙なる。 これまで、高周波誘導加熱で水をあたためる例について
述べてきた示、電力により水をあたためるためには、必
ずしも高周波誘導加熱による必要はない。いずれにして
も、水の流れている管壁をなんらかの手段であたためれ
ばよいのである。 加熱用によ(使用されるニクロム線の抵抗率は、Ni、
 Cr、 Fa%Mn等の含有率にもよるが、略々1O
−40−儂程度である。外径8顛程度の鋼パイプの外周
を絶縁被覆したものに、3X、1X断面積のニクロムリ
ボンを4 I11ピッチで1mに亘って巻けば、抵抗2
350程度になり、toov商用電源の駆動で4Kw4
i度の電力入力となる。ニクロム線からの熱が外部に洩
れないようlc=クロム線の周囲を絶縁性の断熱材で囲
んでおくことが有効である。ここで6ボン状のニクI=
人線を用いたのは、水の流れぞいるパイプの外壁に熱が
よく伝わるようKするためである。もちろん書影の線で
もよい。 ここでは、ニクロム着のリボンや線を用いたヒータの例
について述べたが、水を加熱するのであるから、ヒータ
自一体の温度もそれ程高くは・ならない。たかだか高く
なっても数10℃から数100°Cである。したがって
、必ずしもニクロム線を使う必要はない。抵抗率が高い
他の゛合金でもよいし、耐熱性のある合成ゴムや樹脂中
に金属粉やカーボン粉をまぜた抵抗体でもよい。流れて
いる水との絶縁が保たれるようにして、水を流すパイプ
自身をこうした抵抗性材料で作って、直接パイプに電流
を流して加熱することもできる。 また、第12図のように水73を流すパイプ71中にニ
クロム線などの抵抗体によるヒータ72を外側な絶障被
覆して挿入することも有効である。この例では、ヒータ
73の周囲は殆んど完全に水によっておおわれることに
なって、ヒータと水との熱交換効率がきわめてよいこと
になる。水の流れは管壁より中心はど速いから、ヒータ
は水の流速の速くなる部分に有効に配置する。パイプの
全長は、たとえば、1mとか所長さも電源に合わせてき
ある。 水の昇温速度を速くするためには、スイッチ投入後のわ
ずかな時間だけ入る電力が大きいことが望ましい。商用
電源で直接加熱する場合であれば、1f11長さのパイ
プに連続的に巻いていたニクロム線を中央で2つに分け
ておいて、最初短時間だけ並列接続にして電流を流せば
よい。 こうすると、抵抗値が0.59Ωになるから100V電
源で17KWの電流が入ることになる。しばら(して、
接続をもとの直列接続に戻せばよい。 あるいは、商用電源にサイリスタの制豐部を設けて、実
効的に加わる電圧を制御してもよい。 その時には、ニクロム線の抵抗をあらかじめ小さくして
おく。たとえば1Ωにしておけば、100Vで1OKW
、80Vで6.4KWということになる。。 このようにニクロム−等の抵抗体ヒータを用い直接商用
電源で加熱する方法においても固体素子による制御回路
は有効である。固体素子による制御回路を用いることに
よって非常に効率よく温度の制−が行なえ、たとえば流
量のいかんKかかわらず一定の温度の温湯な供給するこ
とも簡単にできる。 使用する固体素子は、効率及び安全性を考慮すれば、高
周波誘導加熱の場合と同様にノーマリオフ型のSIサイ
リスタが最適である。交流を直接制御する方式であるか
ら、ノーマリオフ型のSIサイリスタであれば、よしん
ば何らかの原因でゲート制御回路が破゛壊したとしても
その次のサイクルから電流が流れなくなり危険を防止で
きる。効率については高周波誘導加熱のところで述べた
とおりである。もちろん使用する固体素子はノーマリオ
フ型81サイリスタに限られるわけではない。適当な安
全装置をつけることによってノーマリオンmS■サイリ
スタを使用することもできるし、通常のサイリスタやバ
イポーラトランジスタあるいは電界効果トランジスタも
、目的によっては使用できる。 第13図に、ニクcI^纏等の抵抗体ヒータを用い、直
接商用電源を固体素子によって制御して加熱する場合の
回路構成例を示す。82がニ□クロム線等の抵抗体ヒー
タk・よる発熱部分で、商用電源81より加えられる電
力を、SIサイリスタ等の固体素子による制御回路84
で制御している、。β5が制御パルス発生回路、83が
安全リレ゛−である。 第14図に制御回路の1例を示す。Ql及びQ2はSI
サイリスタ、R,%C8はサージ吸収用の抵抗及びコン
デンサである。91にニクI:lA線−等の抵抗体ヒー
タが接続され、このヒータのもう一方の端と7−ス94
との間に商用電源が接続される。モして92及び93に
適当なパルスを加えるととKよって、所望の温度の温湯
が得られるように、入力電力が制御されるようKなって
いる。 高周波誘導加熱の場合には、ゲートパルスの位相を、ス
イッチ投入後は十分に電流が流れるように設定しておい
て、しばらくしてからゲートパルスの位相を遅らせて流
れる電流を減少させればよい。 本発明の湯沸器を各家庭などで使うことを考えると、最
大許容量電力は決っている。したがって、使用開始当初
からあたたかい水を得るためには、最初は水量を少な(
しておく方がよい。 また、使用頻度が多い所では、水を使用していない時に
、水を循環させておいて、加熱電力を低下させておいで
ある程度の温度に予備加熱しておく。水を使用し始める
ときには、加熱電力を正規の電力に上昇すればよい。 本発明の電気加熱による瞬間湯沸器は、ガス加熱湯沸器
に(らべて、ガス漏れ事故などの心配がまったくなく、
大型共同住宅や、大型ビル、地下街などで使用するのに
最適である。高周波誘導加熱部よる湯沸器の場合には、
ヒータに直接電流を流して加熱するのではなJlから、
誘導加熱用のコイルと被加熱導電体の間に、導電体が存
在しなければ、非導電性材料で作られた容器の中に設け
られた、導電体−分だけを加熱できることになる。たと
えば、高圧がま中の所′定の個所だけを加熱することが
できる。あるいは、減圧状態になされた容器中の所定の
個所だけ加熱することもできる。もちろん、加熱される
ものは水だけに限られるわけではない。薬品でもなんで
もよい。 このように、本発明の湯沸器は、その用途が広く、工業
的価値は高い。 4、図面の簡単な説明 第1図は円筒導体に消lされる電力Pの周波数f依存性
、第2図は水の昇温に必要な所要電力pyの水l:7w
依存性、第3図及び第4図は高周波誘導加熱部、第5図
はコイルを複数個に分けた場合の高周波誘導加熱部、第
6図は平板状コイル、第7図は高周波誘導加熱部、第8
図はSIサイリスタを用いた高周波発生回路、第9図は
81サイリスタを用いた高周波発生回路の別の例、第1
0図は入力電力と上昇温度の関係、11E1’1図は半
導体デバイスマウント部で(、)は平面図、(b)は断
面図、第12図は直熱方式加熱部、第13図は抵抗体ヒ
ータを用い、直接商用電源  ゛を固体素子罠よって制
御する場合の回路構成例、第14図はSIサイリス門を
用いた商用電源制御回路例である、 1/s5図 II(?図 第1Qs (久 ) (b ) ”     812゜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)7に′メfi、7.84よ、い、1ケ、オアー5
    1区1、体よ抄−なるヒータ゛も“しくは導電体よ抄な
    □パるコ゛イルからなる電気加熱部を備えたことを特許
    とする電気湯沸器。
  2. (2)前記水の流れる容器の少なくとも一部が導電体よ
    抄形成されており、前記導電体より形成される水の流れ
    ている容器に絶縁層を介して1.円筒型もしくは平板型
    コイルが密着して設けられており、前記コイルが高周波
    発振器の出力端子に接続されていることを特徴とする特
    許求の範囲第1項記載の電気湯沸器。
  3. (3)前記高周波発振器を構成する半導体デバイスが,
    前記水の流れの上流側の所定の個所に薄い絶縁体を介し
    て密接して設けられたことを特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項乃至第2項記載の電気湯沸器。
  4. (4)前記ヒータが水の流れる容器の内部に設けられて
    おり,直接水と熱交換するべく配置したことをs′徴と
    .す;る、前記特許請求の範囲第1項記載の電気湯沸器
    。・  7     、    、る。 ガース加熱方式瞬閘湯沸器紘.水を流し始めて。 すなわちガス点火後比較的短い時間で,たとえ。 ば20℃〜50℃程度に流れ出る水の温.度が上り,大
    変便利な装置として,既に多くの家庭や営業用に使われ
    ている。 しかし、最近のように大型の共同住宅やビルまた地下街
    等が多くな゛って,゛こうしたビルや地下街のあらゆる
    場所でガスが使われると,ガス洩れがあったときに非常
    に大きな事故を起すことになり,滉して望ましいことで
    はない。特に。 瞬間湯沸器のように多量のガスを使う機器が多いと,ガ
    ス洩れ,不完全燃焼時の事故の被害が大きくなる。瞬間
    湯沸器が有用であることはすでに実証ずみである。した
    がって、ガスによ−らない瞬間湯沸器の出現が望まれる
    ことになる。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009050631A1 (en) * 2007-10-18 2009-04-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Flow-through induction heater
JP2011238449A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Kame Takeharu 電磁誘導加熱装置及びそれを用いた暖房・給湯装置
CN107255362A (zh) * 2012-02-09 2017-10-17 特电株式会社 流体加热装置
CN110207365A (zh) * 2019-06-12 2019-09-06 哈尔滨理工大学 一种电磁加热水箱

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