JPS5825421B2 - 食肉発酵法 - Google Patents

食肉発酵法

Info

Publication number
JPS5825421B2
JPS5825421B2 JP56043062A JP4306281A JPS5825421B2 JP S5825421 B2 JPS5825421 B2 JP S5825421B2 JP 56043062 A JP56043062 A JP 56043062A JP 4306281 A JP4306281 A JP 4306281A JP S5825421 B2 JPS5825421 B2 JP S5825421B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meat
bentosaceus
fermentation method
pediococcus
fermentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56043062A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57155970A (en
Inventor
モツシエ・ラクアチ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAIKURORAIFU TEKUNITSUKUSU Inc
Original Assignee
MAIKURORAIFU TEKUNITSUKUSU Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAIKURORAIFU TEKUNITSUKUSU Inc filed Critical MAIKURORAIFU TEKUNITSUKUSU Inc
Priority to JP56043062A priority Critical patent/JPS5825421B2/ja
Publication of JPS57155970A publication Critical patent/JPS57155970A/ja
Publication of JPS5825421B2 publication Critical patent/JPS5825421B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 微生物の寄託 この発明に係る食肉発酵法に用いられる、選択されたベ
ジオコックス・ベントサセウス (Pediococcus pentosaceus
)株は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関す
るブタペスト条約の規定に基いて、アメリカ合衆国、イ
リノイ州、ペオリア(Peoria )、アスダ(US
DA )のノーザン・リイジョナル・リサーチ・ラボラ
トリ−(Nothern Regional Re5e
arch Laboratory)に、寄託番号NRR
L−8−11465として、寄託されている。
開示内容の要約 本明細書傾は、独特の低温食肉発酵特性を有する、選択
されたベジオコックス・ベントサセウス(Pedioc
occus pentosaceus )の培養物(c
ulture )を用いて乳酸を生成させることによっ
て発酵食肉を製造する方法とバクテリア組成物とが、開
示されている。
好ましいペジオコックス・ベントサセウス(Pedio
coccus pentosaceus )はNRRL
−8−11465であり、これは低い食肉温度でpHを
著しく急速に低下させる。
発酵刺激性(発酵促進性)の食用金属塩、好ましくはマ
ンガン塩が食肉中にベジオコックス・ベントサセウス(
Pediococcus pentosaceus)
と共に、15.6°C(60°F)と26.7°C(8
00F)の間の食肉温度での、保存料による発酵阻害(
preservative 1nhibition)を
減少或は消滅さする石、及び/または生育を促進するだ
めに、加えられる。
変敗及び酸敗臭(rancidity )を防止する保
存料を食肉中に用い得、このような保存料は、ヒドロキ
シアリール抗酸化剤、 %にブチルヒドロキシトルエン
(BHT)及び/またはブチルヒドロキシアニソール(
BHA)、を含み得る。
BHT及び/またはBHAは、他の食肉保存料、特に塩
化ナトリウム、と共に15.6℃(60’F )ト26
.7℃(800F′)トノ間ノ低温でNRRL−8−1
1465を厳しく阻害する。
発酵刺激性の金属塩を含むペジオコックス・ベントサセ
ウス(Pediococcus pentosaceu
s )組成物も、開示されている。
特にマンガン塩を伴なう開示方法及び組成物は、標準ケ
ーシング径(約100群まで)において約15.6°C
(60°F)以上のくん煙室温度及び4.4℃から10
°C(40°Fから500F″)の間の初期食肉温度で
、30時間以内に約5.0より低いpHを生ぜしめ得る
ペジオコックス・ベントサセウス(Pediococc
us pentosaceus ’)NRRL−8−1
1465は特に、低温食肉発酵に適当しており、十分に
添加された、同化し得る糖類を有する上記条件下で、食
肉中のpHを約4.3にまで低下させる。
開示方法は特に、ドライソーセージ及びセミドライソー
セージを製造するために、またpHの低下からして食肉
中の亜硝酸塩を減少させるために、有用である。
発明のバックグランド この発明は、15.6°C(60°F″)と26.7°
C(80°C)との間の食肉温度で、特に、マンガンイ
オンであることが望ましい発酵刺激性の金属イオンの存
在下で、迅速な発酵特性を有する、選択されたベジオコ
ックス・ベントサセウス (Pediococcus pentosaceus
)を用いて食肉を発酵させる方法に、関するものである
約15.6°C(600F)と48,9℃(120°F
″)との間の範囲にあるくん煙室温度を用い得るが、食
肉中での黄色ブドウ球菌(5taphylococcu
s aureus )の意味ある生育の危険を減少させ
るために、26.7°C(800F′)より低い温度が
望ましい。
特に、この発明は、食肉中において、同化し得る糖類、
及びヒドロオキシアリール抗酸化剤、特にブチルヒドロ
キシトルエン(BHT)或はブチルヒドロキシアニソー
ル(BHA)或はその混合物、のような保存料の存在下
で、15.6°C(60°F′)から26.7°C(8
00F)の間の食肉温度で、約5.0より低いpHを生
ぜしめるように発酵を引起す能力を有するところの、発
酵刺激性の金属塩を含む、新規な選択されたベジオコッ
クス・ベントサセウス(Ped 1ococcuspe
ntoaaceus ’)組成物な用いた食肉発酵法に
、関するものである。
従来技術 食肉中で乳酸を生成するペジオコックス (Pediococcus )属の多くの異なった菌株
を用いる食肉発酵法に係る従来技術が、既に公知である
ニベン(N 1ven )等に与えられた米国特許嵐3
907661とロスチャイルド(Rothchild)
等に与えられた米国特許A3561977及び五391
0664は、広汎な従来技術の代表例である。
また、特許アメリカ合衆国及びいくつかの他の国におい
て、長期間にわたり冷凍もしくは凍結できる発酵食肉製
品、特にドライソーセージ、の変敗及び酸敗臭を防止す
るために、亜硝酸塩、硝酸塩及び/または塩化ナトリウ
ム、或は他の防腐性化合物と共に、BHT 、BHA或
はその混合物、或は他のヒドロキシアリール型の抗酸化
剤を用いることが、共通した習慣となっている。
該抗酸化剤は、貯蔵された脂肪に酸敗臭が生ずるのを防
止する。
これらの保存料は、微生物株に依存して、及び/または
保存料のタイプ及び濃度と発酵温度に依存して、ペジオ
コックス属(Pediococcus )に対し極〈有
毒である。
通常、セミドライソーセージは、食肉中で糖類、特にブ
ドウ糖及び/または自然に生ずるグリコーゲンについて
約30時間より少ない時間で発酵を行なわせることで、
製造され、またドライソーセージは、2日ないし3日間
にわたり発酵を行なわせることで、製造される。
両方法は、食肉中に乳酸を生成させてpHを低下させる
急速な初期発酵を含むことが望ましい。
一般に、約30時間或はそれより少ない時間で約5.0
よりも低いpHを発現させるようにソーセージを製造す
るのに用いられる従来技術によるペジオコックス(Pe
diococcus)株によるときは、約26.7℃か
ら48.9℃(80ヤから120°F)の間の範囲の高
められた食肉温度で発酵されねばならない。
ペジオコックス属(Pediococcus )のこわ
らの菌株を用いる場合、約15.6°Cから26.7°
C(60°Fから800F′)の間の食肉温度では発酵
が余りに遅々としており、この温度範囲で約5.0より
低いpHを発現させるのに極めて長時間を要する。
このため、26.7℃(80°F″)で少なくとも48
時間が、ペジオコックス・アシディラフティシイ(P
ediococcusacidilactici 戴は
ペジオコックス・セレビシェ=(Pediococcu
s cerevisiae ’) (後にペジオコッ
クス8ダムノシウス Pediococcus dam
nosus−であると知られた。
)を用いて5.0ないしそれより低いpHを達成するの
に、要求される。
15.6℃から26.7°C(600Fから80°F′
)ノ間ノ温度範囲で食肉中で、30時間よりも少ない時
間で5.0よりも低い値へとpHを、特に酸敗臭阻止用
のビトロキシアリール抗酸化剤保存料の存在下で、低下
させる迅速発酵のために産業上有用であるペジオコック
ス属(Pediococcus ’)の菌株は、何ら知
られていない。
どのようなペジオコックス・ベントサセウス(Pedi
ococcus pentosaceus )も、ソー
セージ製造のために有用であるとは、従来技術が何ら示
唆し得ていないと、信じられる。
テヤイ) (Chaiet ’)に与えられた米国特許
A2945766は、ペジオコックス属 (Pediococcus )の種々の菌株、特にペジ
オコツクユ、アシディラクティシイ(Pediococ
cusacidilactici ) 或はペジオコッ
クス・セレビシェ−(Pediococcus cer
evisiae ) 、を用いる食肉の発酵においてマ
ンガン塩を、培養菌の0.5−4重料パーセントのマン
ガンレベルで用いることを、開示している。
バクテリアは、マンガン塩の存在下で生育せしめられる
か、及び/または、培養物或は食肉処方物へと添加され
る。
この従来技術による方法を用いた結果は、食肉の単位重
量当りに必要なスターター培養物の量が減らされ、また
スターター培養物の単位重量当りについて食肉中に生ぜ
しめられる酸性度が増やされることである。
食肉発酵は、26.7°C(80°F′)から43.3
’C(1100F)の間のくん煙室温度で行なわれる。
この米国特許五2945766は、BHT或はBHA或
は他の抗酸化剤の使用、或は26.7°C(80°F)
より低い食肉発酵温度の利用を、何ら開示していない。
従来技術はまた、食肉中に同定可能な赤色な生ぜしめる
ところの、塩漬は後の食肉中の残留亜硝酸塩の減少とい
った問題にも、直面している。
亜硝酸塩は揚げ物(フライ)調理時に食肉中に、健康上
危険であると考えられるニトロソアミンを形成し得る。
酸は亜硝酸塩を破壊すると、知られている。
亜硝酸塩を、特に約26.7℃(800F′)或はそれ
より低い食肉温度で減少させることを援けるべく、食肉
中に十分な酸性度を迅速に生成させることができるかが
、問題となる。
目 的 したがって、この発明の目的とするところは、特に食品
々等の発酵刺激性の金属塩(ここK「食品々等」とは、
食品に添加しても人の健康に害を及ぼさないような純度
にまで、不純物を取除いて、精製されているものを、指
す。
以下同様。)の存在下で約15.6℃から26.7°C
(60°F′から800F)の間の低食肉温度でp’H
を約5よりも低い値へと迅速に低下させるのに有用であ
る、選択されたベジオコックス・ベントサセウス(Pe
diococcuspentosaceus )の培養
物を用い、特にBHT、BHA或はその混合物のような
ヒドロキシアリール型の抗酸化剤を、他の保存料と共に
存在させた条件下で、セミドライソーセージ、ドライソ
ーセージ及び・・ムを含む発酵食肉を製造する方法を、
提供することにある。
別の目的は、低食肉温度で食肉中K、乳酸の生成よりし
て亜硝酸塩の迅速な減少を引起すのに有用である方法を
、提供するKある。
これら及び他の目的は、以下の説明を参照することによ
って極めて明瞭となる。
一般的な説明 この発明は、ソーセージを製造するためにペジオコック
ス・ベントサセウス(Pediococcuspent
osaceus ”)を用いる。
特にこの発明は、乳酸生成バクテリアを同化し得る糖類
と共に、そして通常は変敗及び酸敗臭阻止用の保存料と
共に、食肉中に設け、次いで上記バクテリアにより食肉
を発酵させて上記糖類から発酵食肉中に一定時間にわた
り乳酸を生成させる工程を備えた食肉発酵法の改良に係
り、食肉中への予混合物中に選択されたベジオコックス
・ベントサセウス(Ped 1ococcuspent
osaceus )の培養物を、通常、食肉1グラム当
りペジオコックス・ベントサセウス (Pediococcus pentosaceus
)の約105 から109の間の菌数濃度だけ、特に変
敗及び酸敗臭阻止量の保存料と共に、また望ましくはマ
ンガン塩である食品々等の刺激性金属塩の、ペジオコッ
クス0ペントサセウス(Pediococcus pe
ntosaceus)による発酵を促進するのに十分な
量と共に、附与するものであって、上記の選択されたベ
ジオコックス0ペントサセウス(Pediococcu
s pentosaceus)培養物が、約15.6℃
(600F)と26.7℃(800F′)との間の食肉
温度で食肉混合物を約5よりも低いpHを生ぜさせるよ
うに急速に発酵させる能力を有することによって、特徴
付けられるものであり、さらに食肉混合物を約15.6
℃(60°F)から48.9℃(120°F′)の間の
温度で発酵させて、発酵食肉製品中に乳酸を生成させる
ものである。
ペジオコックス・ベントサセウ−nPediococc
uspentosaceus ) NRRL −8−1
1465は、発酵食肉を製造するのに特別に適当してい
る。
この発明は、食肉中に乳酸生成バクテリアを、同化し得
る糖類と共に、また変敗及び酸化臭を阻止する保存料と
共に、設け、次いで上記バクテリアでもって食肉を発酵
させて、上記糖類から一定時間にわたり乳酸を発酵食肉
中に生成させる工程を含む食肉発酵法の改良に係り、同
改良法は、食肉中への予混合物中に選択されたベジオコ
ックス・ベントサセウス(Pediococcus p
entosaceus )の培養物を、食肉1グラム当
りペジオコックス・ベントサセウス(Pediococ
cus pentosaceus )の約105から1
09の間の菌数濃度だけ、同化し得る糖類と共K、また
15.6℃(600F) ト26.7℃(800F)の
間の食肉温度でペジオコックス・ペントサセウス(Pe
diococcus pentosaceus )を実
質的に阻害するところの、ヒドロキシアリール抗酸化剤
を含む、食肉変敗及び酸敗臭阻止量の保存料と共に、さ
らに該保存料によるペジオコックス9ペントサセウス(
Pediococcus pentosaceus)の
阻害を減少させるのに十分な量の食品々等の金属塩、好
ましくはマンガン塩、と共に、設ける工程を備えており
、上記の選択されたベジオコックス1ペントサセウス(
Pediococcus pentosaceus)培
養物が、約15.6℃(60’F) ト26.7°C(
800F″)との間の食肉温度で食肉混合物を約5より
も低いpHを生ぜさせるように急速に発酵させる能力を
有することKよって、特徴付けられるものであり、上記
改良法はさらに、食肉混合物を約15.6℃(600F
)から26.7℃(800F″)の間のくん煙室温度で
ペジオコックス・ベントサセウス(Pediococc
us pentomeeus )でもって発酵させて、
発酵食肉製品中に乳酸を生成させる工程を、備えている
コノ発明ハマタ、約15.6°C(600F)ト48.
9℃(120’F)との間のくん煙室温度で食肉発酵を
行なうのに適した、同化し得る糖類を含む培養物を用い
た食肉発酵法に係り、同培養物は、同化し得る炭素源、
チッ素源及び好ましくはマンガン塩を含む無機物質を含
んだ増殖培地中で生育された、選択されたベジオコック
ス・ベントサセウス(Pediococcus pen
tosaceus )を、1 mll当り少なくとも1
×107の菌数濃度だけ備えており、また約4と7の間
のpHな有し、さらに食肉中に約0.01 ppmと1
500 ppmの間の濃度の金属イオンを附与すること
により食肉中での発酵を促進するに十分な量の発酵刺激
性で食品々等の金属塩を増殖後に含んでおり、且つ、該
ペジオコックス・ベントサセウス (Pediococcus pentosaceus
)培養物は、同化し得る糖及び保存料を備えた食肉混合
物中において15.6°C(60°F)と26.7℃(
80°F)の範囲内の温度で約5より低いpHを生成す
るように急速に発酵を起す能力を有することを、特徴と
する。
金属塩は、該塩中の金属イオン(カチオン)の量で言っ
て食肉に対する重量比で約0.01pp勧)ら約150
0pp四好ましくは約0.1ないし100 ppmだけ
、用いられる。
同金属塩としては例えば、塩化マンガン、硫酸マンガン
、クエン酸マンガン、グリセロリン酸マンガン(man
ganese glycerophosphate )
、酸化マンカン及びグルコン酸マンガン、並びに水に少
なくとも僅かKは可溶の種々の非毒性酸金属塩がある。
他の金属イオンとしては、第一鉄イオン、第二鉄イオン
、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、亜鉛イオン
があるが、これらの何れもマンガンイオンはど有効では
ない。
金属塩は、培養物が添加されたときに食肉中に必要とさ
れる金属塩量を附与するために培養物中に、培養物に対
する重量比で約0.01パーセントから関パーセントの
間の量だけ加え得る。
ヒドロキシアリール型の抗酸化剤より成る保存料は通常
、酸敗臭を阻止するために通常は脂肪量に応じて食肉の
約0.02重量パーセント以上、添加される。
アメリカ合衆国で最も普通に用いられているヒドロキシ
アリール抗酸化剤は、BHT及びBHAである。
用いられる他の抗酸化剤は、「カーク・オスマーJ (
Kirk−Othmer)第2巻(1963年発行)の
第598−596頁に記載されているように1ノルジヒ
ドログアイアレチン酸(NDGA)、ターシャリイ・ブ
チル・ヒドロキノン(TBHQ)、グアヤツク樹脂(r
esin guaiac又プロピル、オクチルもしくは
ドデシル没食子酸塩、トコフェロール等がある。
この発明に係る、好適したベジオコックス・ベントサセ
ウス(Pediococcus pentosaceu
s )株は、アメリカ合衆国、イリノイ州、ペオリア(
Peoria)、アスダ(USDA−)のノーザン・リ
イジョナル・リサーチ・ラボラトリ−(Norther
n Regional )Research Labo
ratory )に寄託されており、その寄託番号は、
NRRL−8−11465である。
NRRL−8−11465或は実質的に同一の低温食肉
発酵特性を有する同−属の菌株は、突然変異を含む遺伝
子工学により製造される菌のように、本発明に用いられ
る。
比較目的のために、ペジオコックス・セレビシェ−(P
ediococcus cerevisiae)に類似
の態様で内申に発酵を起させるペジオコックス0ペント
サセウス(Ped 1ococcus pentoaa
ceus )ATCC(アメリカン・タイプ・カルチャ
・コレクション)&25744についても、後に述べる
ペジオコックス・ペントサセウス(Pediococc
uspentosaceus ) NRRL −8−
11465は、アメリカン・タイプ・カルチャ・コレク
ション(American Type Cu1ture
Co11ection )にATCC10791とし
て当初寄託された培養菌から抽出された。
この当初の培養菌は、標準培養ブイヨン中において26
℃で最も活性であると述べられているが、この菌株のう
ちの選択されたものをソーセージ発酵に用いたとき、最
も速やかな発酵温度は45°G(113°F)であるこ
とが見出された。
発明者は、NRRL−8−11465が、(1)突然変
異体であるか、或は、(2)異常に低い温度の発酵特性
を有する、選択された単=変異株(single 5t
rain variant )であるが、を確かとしな
い。
選択されたベジオコックス・ベントサセウス(Pedi
ococcus pentsaceus )細胞は、好
ましくはマンガン塩である金属塩を混合されていて1
tdl当り少なくとも約1×10 個の細胞、通常は1
m14当り約I X 109 から5×1011個の細
胞、を含む濃縮物として、利用できる。
1ml当り約1×10 個より少ない個数の細胞を備え
た濃縮物は、製品ソーセージへの過度の水添加の故K、
過度に多量の培養物を要求する。
金属塩を含有する濃縮物は、グルタミン酸ナトリウム、
麦芽エキス、低脂ドライミルク、アルカリ金属グリセロ
リン酸塩、グルタミン酸、システィン、グリセリン、デ
キストラン等の凍結安定化剤と共に或は該安定化剤なし
に、凍結し、次いで使用のために解凍でき、或はまた当
業者によく知られているように凍結乾燥して粉末へとで
きる。
細胞は、食肉1グラム当り約105 から109個の範
囲で用いられる。
発酵刺激性の金属塩を混合された低温発酵性のベジオコ
ックス・ベントサセウス(Pediococcuspe
ntosaceus )、特にNRRL−B−1146
5はまた、約5と6の間のpHで、且つ、1 mal当
り約105−106個の細胞で、発酵食肉、特にベーコ
ン及びハムのような豚肉中に亜硝酸塩を減少させるのに
、特に適している。
通常、問題とするバクテリアは、浸漬水溶液中に含ませ
られ、重量比で15パーセントまでの量、吹きかけ或は
注入により食肉に加えられる。
ベーコンは普通、63−6.4といった初期のpHから
約6より低いPHへとは低下せしめられない。
ペジオコックス・ベントサセウス(Pediococc
us pentosaceus )は、如何なる公知従
来技術によるペジオコックス(Pediococcus
)属菌法にても達成できナイ低温で、亜硝酸塩の減少
を得させる。
明細な説明 実施例 1 ペジオコックス・ベントサセウス(Pediococc
uspentosaceus ’r NRRL −8
−11465を、米国特許&3561977及び&39
60664に記載されているような増殖培地中で培養し
た。
同培地は、糖類(グルコースまたは他の同化し得る糖)
、チッ素源(イーストエキスまたは他のアミノ酸源)、
及び痕跡の必須ミネラルないし無機物質を、含むもので
ある。
同培地は特に、0.01重iパーセントの硫酸マンガン
1水塩(分子量169.02)であるマンガン塩を含ん
でいた。
培地のpHを最初に6.5と6.7との間に調整し、培
養中にアンモニアを加えることでpHを6.0に保った
NRRL−8−11465は、培養条件に対する温度の
効果を検べるために、26℃と32℃とで11時間、培
養した。
比較目的のためにATCC25744(これは約36℃
で最もよく生育する。
)を、同じ培地中で35℃で培養した。
結果する細胞濃縮物を、APT寒天での生育により細胞
個数について検査した。
ペジオコックスペントサセウス(Pediococcu
s pentosaceus )NRRL−8−114
65については、2.6°Cでは1 mil当り約1.
7X10 個の細胞が生ぜしめられ、32℃では1
mll当り約1.3X10 個の細胞が生ぜしめられ
た。
したがってNRRL−8−11465に対して、上記増
殖培地中では上記の低い温度の方が好適しているように
みえるが、25℃(77°F)で培養したソーセージ山
中での酸生成能において生育温度は何らの本質的な差異
を生ぜしめなかった。
ペジオコックス・ペントサセウスATCC25744(
Fbdiococcuspentosaceus A
T CC25744)については、35℃で1 mll
当り約17’X’IO9個の細胞が生ぜしめられ、この
温度で良好な生育を行ない、同生育は、上記の低温での
NRRL−B−11465よりも良好であった。
ATCC25744は、低温(23℃)ではよく生育し
ない。
実施例 2 ペジオコックス・ベントサセウス(Pediococc
uspentosaceus ) NRRL −8−
11465及びATCC25744の細胞を、実施例1
のブイヨン培養物を更に濃縮することなくして使い、セ
ミドライソーセージの製造に用いた。
同培養物罠は、マンガン塩或は他の抗酸化剤を加えなか
ったが、保存料として塩化ナトリウム及び亜硝酸ナトリ
ウムを加えた。
実施例1におけると同様の培地で培養され更濃縮を行な
ってないペジオコックス・セレビシェ−(Pedioc
occus cerevisiae )NRRL−8−
5627(現在は、ペジオコックス・アシディラクティ
シイーPediococcusacidilactic
i−として知られている。
)の市販の培養物も、比較目的のために試験した。
本実施例の目的は、NRRL−8−11465が独特の
培養物であることを示すことで、同培養物は、低温で3
0時間より少ない時間で5.0或はそれより低い値へと
pHを減少させた。
セミドライソーセージ(典型的なサマーソーセージ)の
成分と製造手順は、次のようであった。
成分 1)ひき肉組成 牛肉67b (2727g) 豚肉27b (909g) 背脂肪 2Jl?b (909g) 545g 2)塩漬は ブドウ糖 1係 45.5 gNaCl
3% 136.5gNaNO20,01
56% 0.709g(200’rrL9/ml
溶液の3.5m1)3)香料 黒コシヨウ粉 16.8g カラシ種子(まるごと) 2.8g ニクズク 1.4g コエンドロ 5.6gオールスパイ
ス油 1.4g 4)カエデくん液(水中KO,25重量係)重量水 (4℃及び2.5重量係) 114g 6)(実施例1で得られた)培養物 a)26°C及び32°Cで培養されたベジオコックス
・ベントサセウス NRRL−8− 1465 b)35℃で培養されたベジオコックス・ベントサセウ
ス ATCC25744 C) ペジオコックス・セレビシェ−NRRL−B−
5627 製造手順 上記成分を混合し、それぞれ1136g(2,51b)
の4群へと分割した。
1)食肉1g当り4.5×10 細胞数の接種割合(2
6℃ NRRL−8−11465については、1136
g(7)食肉中に27.2m1No培養物。
32℃ NRRL −8−11465VCCライは、1
136gの食肉中に36mAoATCC25744につ
いては、1136gの食肉中に4.0m1lの培養物。
NRRL−8−5627&Cついては、1136gの食
肉中に5.8m10)を、用いた。
これにより食肉中に、0.4から3ppmの間の硫酸マ
ンガン1水和物が導入された。
2)ソーセージ混合物を、55闘の直径を不するケーシ
ングに詰めた。
3)詰められたソーセージを、ソルビン酸カリウムの2
.5係溶液に浸漬した。
4)発酵を、乾琢温度25℃(77°F)、湿球温度2
3℃(73,4°F″)(相対湿度85係)で行なわせ
た。
5)25℃で16時間経った後に熱処理を35°Cで3
0分、48℃で30分、57℃で30分、そして最後に
センモウ虫を除去するように58℃から60℃の食肉内
温度へと加熱して、行なった。
製造されたセミドライソーセージについての結果を、次
の第1表に掲げる。
第1表は、低食肉温度でpHを低下させるのにヘシオコ
ックス・ベントサセウス(Pediococcuspe
ntosaceus ) NRRL−8−11465
が、ペジオコックス・ベントサセウス(Pedioco
ccuspentosaceus)ATCC25744
及びペジオコックス・セレビシェ−(Pediococ
cuscerevisiae) NRRL −B −
5627よりもずっと優れていることを、示している。
乾球温度25℃(77°F″)、湿球温度23℃(73
,4°F)で12ないし14時間裏に5.0といったp
Hが得られており、これは全く予想外のことであった。
比較により、商業的に広汎に使用されているペジオコツ
クス”セレビシェ−(Pediococcus cer
evisiae)NRRL −8−5627は、低食肉
温度において上記の時間でATCC25744と類似し
た結果ヲ示シ、26.7°C(800F)で16時間で
も約5.46のpHを生ぜしめるのみである。
終局的には、これらのバクテリアによりpH値は徐々に
低下し始める。
比較実施例 3 実質的にマンガン塩を有しない、抗酸化剤保存料及び成
る濃度のベジオコックス・ベントサセウス(Pedio
coccus pentosaceus ) N R
RL −8−11465を含む市販のジエノアソーセー
ジ(Genoa sausage )組成物(豚肉のみ
で、74朋のケーシング中において、重量比で30%の
脂肪、3.3係の食塩、0.7係のブドウ糖、156
ppmの亜硝酸塩、ジエノアスパイス、BHT及びBH
Aを各0.003%、0.003%のクエン酸を含む。
トについて予想外にも、相対湿度80優においてpHを
5.0まで低下させるのに26.7℃(80°F)で4
2時間を必要とした。
これは、極端に遅いpH低下である。
ジエノアソーセージは、培養物の発酵特性の厳密なテス
ト品であるとみなされる。
他の保存料と組合せて抗酸化剤を有する組成物がNRR
L−8−11465を阻害するかどうかKついて、次の
実施例4に示すように試験した。
比較実施例 4 塩化ナトリウム及び/またはBHT及びBHAを抗酸化
剤として加えたブイヨン中での試験において、次の第2
表に示すように1 これらの保存料が37℃(98,6
係゛)で2時間以上にわたりNRRL−8−11465
を阻害することを、見出した。
上記の比較的高い温度は、試験時間を減らすために採用
したものである。
第2表から判明するように、BHTのみ罠よって実質的
な阻害(50係より犬)があった。
最も厳しい阻害は、抗酸化剤としてのクエン酸、BHT
及びBHAと塩化ナトリウムとを組合せたときにみられ
た。
比較してみると、ペジオコックス・セレビシェ−NRR
L−8−5627はずっと少ない程度に阻害された。
このデータは、食肉(特に脂肪)が抗酸化剤の阻害効果
を成る程度かくす傾向はあるも、ジエノアン−セージ中
で何かが起ったことを指示している。
予想外に、食肉中の金属塩が塩化ナトリウムを含むBH
T及び/またはBHAの効果を減少或は消滅させてより
速やかな発酵を起させることを、見出した。
このことが何故起るかは、確かでない。金属塩、特にマ
ンガン塩が、バクテリアに対する保存料の効果により創
成される初期の遅延時間を減少させるのかも、しれない
結果が、次の実施例5に示されている。
実施例 5 硫酸マンガン1水和物を、実施例1におけるように培養
したNRRL−8−11465であって1ml当り1.
22 X 1011個の細胞を含む遠心性濃縮物の形の
NRRL−8−11465(遠心法よりして、無意義量
の刺激性金属塩を含む。
)と・共に、食肉中に加えて、豚肉ジエノアソーセージ
組成物(重量比で塩化ナトリウムを3.3係、亜硝酸ナ
トリウムを156ppm、ブドウ糖を0.7係、BHA
、BHT及びクエン酸を各0.003係含み、50mm
径のケーシングに詰められる。
)中での100 pp重量(マンガンイオン32.5
ppm)のBHT−BHA−クエン酸系抗酸化剤の阻害
効果を、克服せんとした。
硫酸マンガンは濃縮物に対し、濃縮物を水で4.5X1
07細胞/1mlにまで希釈してから、加え、混合物を
肉に添加した。
この実験は4回繰返され、次の第3表に示すような典型
的な結果が得られた。
第3表から判明するように、マンガンイオンは、抗酸化
剤の効果を急速に克服する。
実施例 に の実験の目的は、希釈前に濃縮物中にマンガンイオンを
含ませたベジオコックス・ベントサセウス(Pedio
coccus pentosaceus ) N R
RL −8−11465を接種され乾球温度27℃(8
0,60F)、湿球温度24°C(72,5°F)で発
酵されたジエノアソーセージのpH特性を、求めるにあ
る。
成分 1)食肉ブロック 豚肉(ボストン・バット) 207b(9,12す)2
)塩漬は及び香料 成分 係g/2(Mb(912<9) a)食塩(塩化ナトリウム’) 3.3 300
.0b)香料混合物 1.08 98.3
c)BHA−BHTUff、?エン 酸の各0.003重量係 d)亜硝酸ナトリウム 0.0156 1.423
)培養物及び接種割合 a)培養物中に6.97重重量のマンガンイオンヲ含む
ペジオコックス・ベントサセウス (Pediococcus pentosaceus
) NRRL −8−11465゜上記比率のマンガン
イオンは食肉中に13ppmのマンガンイオンを附与す
る。
濃縮物(39g)を680 mlの飲料水で希釈し、5
.0 lb (23に9)当り12゜0m1l ノ希釈
培養物及び7.5 lb (3,4Kg)当り18.0
mlの希釈培養物をソーセージ混合物中に接種した(肉
1g当り2,6X10 個の細胞)。
濃縮物を1 m、il当り1.22×1d1個の細胞を
有するように遠心性処理し、マンガン塩の添加に先立ち
刺激性の金属塩を含ませた。
ト)ヘジオコックス・セレビシェ− (Pediococcus cerevisiae )
NRRL−8=5627゜この培養物+28.5g)を
680m1 (7)飲料水で希釈し、 50 zb
(2,3Ky)当り11.8mlの希釈培養物をソーセ
ージ混合物中に接種した(肉1g当り2.6X107個
の細胞)。
この濃縮物中には、刺激量の金属塩が実質的に存在しな
かった。
C)処理物 処 理 重 量 1 非接種の対照標準 1136g(2,5A!b’
)2 NRRL−8−562722739(5,ol
h)3 NRRL−8−114653409,9(7
,51b)手順 1)食肉を選択した寸法へと粉砕した。
2)食塩、香料混合物、亜硝酸す) IJウム、BHT
及びBHAを、粉砕した食肉に加えて混ぜ合せた。
3)ソーセージ混合物を、次のように3分した。
a) 1.14Kg(2,51b )(非接種の対照
標準) b)2.27Kq(5,ib )(ペジオコックス・ベ
ントサセウス) c/) 3.41に7(7,5lb )(ペジオーy
ックス・セレビシェ−) 帝)
4)ソーセージ混合物を油圧詰込機を用いて74朋径の
白色繊維性ケーシング中に、4インチ((101,6c
m)の長さへと詰込んだ。
5)空気調和室を用いてソーセージを、乾球温度27°
G(80,6°F)、湿球温度24℃(75,2°F′
)(室温度80係)で発酵させた。
pHの測定 1)ソーセージのpHを、0,16,18.20及び2
2時間で測定した。
2)30gのソーセージに90m/の蒸留水を、30秒
から60秒で混合した。
得られたスラリーpHを測定した。
各pH読取り罠先立ち、2種の標準緩衝液(pH値7.
00及び401)を用いてpHメータを較正した。
結果を第4表に示す。
第4表から判明するように、NRRL−8−11465
は、昇温下においてずらNRRL−8−5627よりも
ずっと速やかKpHを低下させる。
マンガンを添加されたNRRL −B−11465は、
マンガンとNRRL−8−11465とが実施例5にお
けるように別々に食肉に加えられるときよりもずつと速
<、pHを低下させる。
実施例 7 本実験の目的は、ベジオコックス・ベントサセウ” ’
Pediocorcus pentosaceus )
N RRL−B−11465が、乾球温度26.7°C
(80°F)、湿球温度23.9℃(75°F)で培養
されるジエノアン−セージ中の黄色ブドウ球菌(5ta
p1vlococcusaureus ’l 265
−1の生育を制御するかどうかを、検討するKあった。
手順 1)食肉を10℃(50°F)K保った。
2)2273!1(51b)の豚肉(ボストン・バツト
)を、混合機中で粉砕した。
3)ひき肉過程の終期Kかけて、75g(3,3係)の
食塩、24.6g(1,08%)の香料、各0.003
係のBi(T 、BHA及びクエン酸、及び亜硝酸ナト
リウムの200mg/ml溶液の1.70ml (15
6ppm)を食肉中に、ジエノアソーセージ混合物が与
えられるように加えた。
4)該ジエノアソーセージ混合物から、1000gの試
料を2個つくった。
5)ソーセージ混合物の各試料に黄色ブドウ球菌(5t
aphylococcus aureus )株265
−1を、35℃で培養された18時間ブイヨン培養物(
Difco BHI−4録商櫟−培地)として、接種し
た(同培養物は、連続して3回移入した。
)。6)NRRL−8−11465培養物の39gを6
80 mlの飲料水で希釈し、−のソーセージ混合物試
料に、ソーセージ混合物1000g当り希釈培養物が5
3m/となるような割合で、加えた。
7)十分な量の黄色ブドウ球菌(5taphyloco
ccusaureus株 265−1を両ソーセージ混
合物試料罠、ソーセージ混合物中に約10000個の生
細胞が与えられるようK、各ソーセージ混合物試料を1
手袋(殺菌手術手袋)をはめた手で完全に攪拌混合した
8)各試料を、繊維性ケーシング中I/c74mm径で
詰込んだ。
種々の採取時間で連鎖(li□)(12−18CrrI
長)が形成された。
9)ソーセージの連鎖を、ソルビン酸カリウムの25係
溶液に浸漬した。
10)ソーセージの連鎖を、乾球温度27℃(80,6
PF)、湿球温度24°C(75゜2°F)で空気調和
室内において発酵させた。
pHの測定 30g(IJ)7−t−ジIIC90ml!の蒸留水を
、30秒から90秒で混合した。
得られたスラリーのpHを、pHメータを用いて測定し
た。
各pH測定に先立ちpHメータを、2種の標準緩衝液(
pH値7.00と4.01)を用い較正した。
黄色ブドウ球菌の菌数測定 1)黄色ブドウ球菌(5taphylococcus
aureus )の菌数測定のための試料採取は、0時
間ソーセージ混合物及び21時間発酵させた後のソーセ
ージ混合物について、行なった。
2)10gの試料を、ソーセージの外周のリング状部分
(0,5−1,0cmM−)から取出した。
3)10gの試料の各々に、0.1%ペプトン(Dir
co−登録商標)水を2分間で混合した。
より以上の十進法希釈(各1 /I O)を、同じ希釈
剤を用いて行なった。
0.1 mlの希釈液試料を、新たK(24時間)予め
注がれ乾燥された表面のバード・パーカー(Ba ir
d −Parker(BP 1−登録商標)寒天プレー
ト十K、2重に表面分散させた。
同寒天プレー)[ついて、35°C(95°F)で48
時間、培養を行なった。
20かも200個の集落を含むグレートを選択し、典型
的な黄色ブドウ球菌(5taphylococcusa
ureusメみ(外側の透んだ領域を有する不透明領域
に囲まれた黒色部)を、算出した。
結果 】)第5表は、処理を異圧するジエノアソーセージの外
周部分中における黄色ブドウ球菌 (5taphylococcus aureus )2
65−1の生菌数を示している。
2)第6表は、各処理についてジエノアソーセージのp
Hを示している。
第 6 表 黄色ブドウ球菌265−1のみ、及びそ れと共KNRRL−8−11465を接 種され27℃(80,6°F)で21時間。
培養さ4たジゴアノソーセージのpH 1g当り10000菌数の黄色ブドウ球菌(5taph
ylococcus aureus )を接種され乾球
温度27℃(80,6°F)、湿球温度24°C(72
,5(8′)で21時間、発酵せしめられたジエノアン
−セージ中でペジオコックス・ベントサセウス (Pediococcus pentosaceus
’I N RRL −8−11465は、外周部分中で
の黄色ブドウ球菌(5taphylococcus a
ureus )の生育を、21時間fK僅かに1桁の増
加へと制御しており、これは極めて優れた結果である。
食肉1g当り105菌数以上の黄色ブドウ球菌による汚
染レベルは食品製造において認容され得ないと、認めら
れる。
実施例60手順、食肉組成及びペジオコックスベントサ
セウス(Pediocoecus pentosace
us )NRRL−B−11465の遠心性処理培養物
を用いて、そして特に食肉中に抗酸化剤としてBHT及
びBHAを含む場合において、カルシウムイオン、マグ
ネシウムイオン、第−及び第二鉄イオン、亜鉛イオンを
含む他の金属イオンのジエノアン−セージ中での効果が
、第7表に示すように判定された。
他の金属イオンの中ではカルシウムが、最も刺激性であ
った。
等量の添加マンガンイオンを有するソーセージの20時
後pH5,09と比較して添加カルシウムイオンを有す
るソーセージの21時後pHは、5.22であった。
他の塩は、この金属イオン濃度で発酵刺激性が極く小さ
く、より速やかな発酵を達成するためKより高レベルの
金属イオンを用い得る。
金属塩の刺激量がないときは、第7表から判明するよう
[27℃(80,6°F)で培養物が有効に作用しなか
った。
そのよらなときは、より長時間或はより高食肉温度で培
養物が有効に作用することとなろう。
結論 以上の説明から判明するようK、選択された低温発酵性
ペジオコックス・ベントサセウス(Pediococc
us pentoaaceus ) 、特KNRRL−
B−11465,の培養物は、ヒドロキシアリール型抗
酸化剤及び食塩を含む保存料の存在下で特忙、食品々等
の発酵刺激性金属塩と共に食肉中での発酵を生ぜしめる
能力忙おいて特異である。
ペジオ0ツクス°ゝントサセウス(Ped 1ococ
cuspentosaceus )NRRL−8−11
465は、金属塩が用いられるか用いられないかに拘ら
ず、従来技術により発酵のために用いられていた昇温下
での発酵の迅速性の故K、特異なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 乳酸を生成するバクテリアを同化し得る糖類と共に
    食肉中に設け、上記バクテリアで食肉を発酵させて、一
    定時間にわたり発酵食肉中に糖類から乳酸を生成させる
    工程を備えた食肉発酵法であって、 (a) 食肉中への予混合物中に選択されたベジオコ
    ックス・ベントサセウス(Pediococcuspe
    ntosaceus )の培養物を、同化し得る糖類と
    共に、且つ、上記ペジオコックス・ベントサセウスによ
    る発酵を促進するのに十分な量の発酵刺激性金属塩と共
    に、設けることを特徴とし、上記の選択されたベジオコ
    ックス・ベントサセウス培養物が、約15.6℃と26
    .7℃の間の食肉温度で食肉混合物中に約5より低いp
    Hを生ぜさせるように急速に発酵を起させる能力を有す
    ることを、特徴とするものであり。 さらに、 (b) 約15,6℃と48.98Cの間の温度で上
    記ペジオコックス・ベントサセウスにより食肉混合物を
    発酵させて、発酵食肉製品中に乳酸を生成させることを
    特徴とする、 食肉発酵法。 2、特許請求の範囲第1項に記載の食肉発酵法であって
    、食肉中への予混合物中に保存料として、亜硝酸塩を、
    含ませることを特徴とする食肉発酵法。 3 特許請求の範囲第1項に記載の食肉発酵法であって
    、前記金属塩がマンガン塩であり、発酵食肉製品がソー
    セージであって1発酵を26.7℃或はそれより低い食
    肉温度で約5より低いpHを生ぜしめるように行なうこ
    とを、特徴とする食肉発酵法。 4 特許請求の範囲第1項に記載の食肉発酵法であって
    、前記ペジオコックス・ベントサセウスが実質的に、ペ
    ジオコックス・ベントサセウスNRRL−8−1146
    5の同定特性を有するものであることを、特徴とする食
    肉発酵法。 5 特許請求の範囲第1項に記載の食肉発酵法であって
    、前記ペジオコックス・ベントサセウスが、ペジオコッ
    クス・ベントサセウス NRRL−B−11465であ
    ること、特徴とする食肉発酵σ。 6 特許請求の範囲第1項に記載の食肉発酵法であって
    、前記のベジオコックス・ベントサセウス培養物がマン
    ガン塩の存在下で培養されたものであり、該培養物を、
    それKさらに前記金属塩としてマンガン塩を添加した上
    で、1ml当り少なくとも約107個の細胞を含む液状
    濃縮物として、食肉中に混合することを、特徴とする食
    肉発酵法。 7 特許請求の範囲第6項に記載の食肉発酵法であって
    、バクテリアの前記液状濃縮物を、前記マンガン塩と共
    に一旦凍結させ、食肉に添加するに先立ち解凍して水を
    含む予混合物である液状濃縮物を得て水溶液の形で食肉
    中に加えることを、特徴とする食肉発酵法。 8 特許請求の範囲第1項に記載の食肉発酵法であって
    、前記したベジオコックス・ペントサセウスの細胞を、
    前記金属塩としてのマンガン塩を含む凍結乾燥粉末状の
    ものとし、粉末状で食肉中に加えることを、特徴とする
    食肉発酵法。 9 乳酸を生成するバクテリアを食肉中に、同化し得る
    糖と共に、且つ、食肉の変敗と酸敗臭を防止する保存料
    と共に、設け、次いで上記バクテリアで食肉を発酵させ
    て、一定時間にわたり発酵食肉中に糖から乳酸を生成さ
    せる食肉発酵法であって、 (a) 食肉中への予混合物中に選択されたベジオコ
    ックス・ベントサセウス(Pediococcuspe
    ntosaceus ”)の培養物を食肉1グラム当り
    約105 と109 の間の菌数だげ、同化し得る糖類
    と共に、且つ、21.1℃と26.7℃の間の温度テペ
    ジオコックス・ペントサセウスを実質的に阻害するヒド
    ロキシアリール抗酸化剤を含む食肉変敗及酸敗臭防止量
    の保存料と共に、さらニ、該保存料によるペジオコック
    ス・ベントサセウスの阻害を減少させるのに十分な量の
    発酵刺激性金属塩と共に、加えることを特徴とし、上記
    のベジオコックス・ベントサセウス培養物が、約15.
    6℃と26.7℃の間の食肉温度で食肉混合物中に約5
    よりも低いpHを生ぜさせるように急速に発酵を起させ
    る能力を有することな、特徴とするものであり、 さらに、 (b) 約15.6℃と48.9°Cの間のくん煙室
    温度で上記ペジオコックス・ベントサセウスにより食肉
    混合物を発酵させて、発酵食肉製品中に乳酸を生成させ
    ることを特徴とする、 食肉発酵法。 10特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であって
    、食肉中への予混合物中に保存料として、ブチルヒドロ
    キシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ターシャ
    リイ・ブチル・ヒドロキノン或はその混合物であるヒド
    ロキシアリール抗酸化剤を含ませることを、特徴とする
    食肉発酵法。 11 特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であっ
    て、糖、保存料及び金属塩を食肉に対し、前記ペジオコ
    ックス・ベントサセウスを1 ml 当?)約105か
    ら1010菌数だけ含む浸漬用水溶液として、食肉重量
    に対する重量比で約15パーセントまで加え、食肉を、
    約5と6の間のT)Hが得られるまで21.1℃から3
    8℃の間の温度に保つことを、特徴とする食肉発酵法。 12特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であって
    、前記金属塩がマンガン塩であり1発酵食肉製品がソー
    セージであって、発酵を26.7℃或はそれより低い食
    肉温度で約5より低いpHを生ぜしめるように行なうこ
    とを、特徴とする食肉発酵法。 13特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であって
    、前記ペジオコックス・ベントサセウスが実質的に、ペ
    ジオコックス・ベントサセウスNRRL−B−1146
    5の同定特性を有するものであることを、特徴とする食
    肉発酵法。 14特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であって
    、前記ペジオコックス・ベントサセウスが、ペジオコッ
    クス・ベントサセウス NPPL−8−11465であ
    ることを、特徴とする食肉発酵法。 15特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であって
    、前記のベジオコックス・ベントサセウス培養物がマン
    ガン塩の存在下で培養されたものであり、該培養物を、
    それにさらに前記金属塩としてマンガン塩を添加した上
    で、1ml当り少なくとも約10 個の細胞を含む液状
    濃縮物として、食肉中に混合することを、特徴とする食
    肉発酵法。 16特許請求の範囲第15項に記載の食肉発酵法であっ
    て、バクテリアの前記液状濃縮物を、前記マンガン塩と
    共に一旦凍結させ、食肉に添加する忙先立ち解凍して水
    を含む予混合物である液状濃縮物を得て、水溶液の形で
    食肉中に加えることを、特徴とする食肉発酵法。 17特許請求の範囲第9項に記載の食肉発酵法であって
    、前記したベジオコックス・ベントサセウスの細胞を、
    前記金属塩としてのマンガン塩を含む凍結乾燥粉末状の
    ものとし、粉末状で食肉中に加えることを、特徴とする
    食肉発酵法。 18乳酸を生成するバクテリアを同化し得る糖類と共に
    食肉中に設け、上記バクテリアで食肉を15.6℃から
    48.9℃の間の温度で発酵させて、一定時間にわたり
    発酵食肉中に糖類から乳酸を生成させる食肉発酵法であ
    って、前記バクテリアとしてペジオコックス・ベントサ
    セウス (Pediococcus pentosaceus
    )を用いることを、特徴とする食肉発酵法。 19特許請求の範囲第18項に記載の食肉発酵法であっ
    て、前記ペジオコックス・ベントサセウスがNRRL−
    8−11465に類似の同定特性を有し、15.6℃と
    26.7℃の間の食肉温度で食肉中に約5より低い9p
    Hを生ぜしめるように、食肉中で発酵を起させる能力を
    有するものであることを、特徴とする食肉発酵法。 冗特許請求の範囲第18項に記載の食肉発酵法であって
    、前記ペジオコックス・ベントサセウスがNRRL−B
    −11465であることを、特徴とする食肉発酵法。
JP56043062A 1981-03-23 1981-03-23 食肉発酵法 Expired JPS5825421B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56043062A JPS5825421B2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23 食肉発酵法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56043062A JPS5825421B2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23 食肉発酵法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57155970A JPS57155970A (en) 1982-09-27
JPS5825421B2 true JPS5825421B2 (ja) 1983-05-27

Family

ID=12653372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56043062A Expired JPS5825421B2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23 食肉発酵法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5825421B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57155970A (en) 1982-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Smith et al. Use of starter cultures in meats
US4303679A (en) Method and bacterial compositions for fermenting meats
US6063410A (en) Method and compositions for improved flavor and aroma in fermented meat
US4886673A (en) Method of preserving meat products and microorganisms for the stabilization of meat products
Aryanta et al. The occurrence and growth of microorganisms during the fermentation of fish sausage
US9062293B2 (en) Bacterial compositions of Staphylococcus vitulinus having nitrate reductase activity and of lactic acid bacteria and methods using these compositions
Sydykova et al. Using of lactic-acid bacteria in the production of sausage products: modern conditions and perspectives.
JP2018537430A (ja) キサントフモールを含む抗微生物剤および食品における使用
US20190297906A1 (en) Meat treatment composition and use thereof
US3814817A (en) Process for curing dry and semi-dry sausages
JPH04349846A (ja) 食肉の保存法と保存用組成物
US4238513A (en) Method and compostion for the production of fermented sausage
US20040223955A1 (en) Intracellular proteinacious antimicrobial agents from lactic acid bacteria derived from fermented food samples
Kalalou et al. Improving the quality of fermented camel sausage by controlling undesirable microorganisms with selected lactic acid bacteria
Gökalp Residual NO− 3 NO− 2, carbonyl and TBA values of Turkish soudjouk manufactured by adding different starter cultures and using different ripening temperatures
JPS5825421B2 (ja) 食肉発酵法
US5173319A (en) Method and composition for extending the shelf life of processed meats
JPS63202358A (ja) ストレプトマイシス類からの細菌溶解酵素調製物の新鮮肉の保存のための使用
KR20200072354A (ko) 와이셀라 시바리아 jw15 균주를 포함하는 육가공제품용 조성물 및 이를 이용한 육가공제품의 제조방법
EP0922391B1 (de) Präparat zum Reifen von Rohwurst
RU2753890C1 (ru) Препарат бактериальный протеолитический для производства ферментированных мясных изделий
RU2284115C2 (ru) Способ производства варено-копченых колбас
CAGGIULA HISTAMINE QUANTIFICATION IN FERMENTED LIVER SAUSAGES OF THE MARCHE REGION AND CHARACTERISATION OF PRO-TECHNOLOGICAL GRAM-POSITIVE BACTERIA.
Emmanuel et al. Microbiological Analysis and Organoleptic Assessment of Smoked Sarotherodon melanotheron from Retail Market in Lagos, Nigeria
Bothast et al. Influence of controlled microbial curing on porcine muscle