JPS582499B2 - 電子式送信機 - Google Patents

電子式送信機

Info

Publication number
JPS582499B2
JPS582499B2 JP53048380A JP4838078A JPS582499B2 JP S582499 B2 JPS582499 B2 JP S582499B2 JP 53048380 A JP53048380 A JP 53048380A JP 4838078 A JP4838078 A JP 4838078A JP S582499 B2 JPS582499 B2 JP S582499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
telegraph
voltage
line
transmitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53048380A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53135501A (en
Inventor
ヘリツト・ラーデマーケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS53135501A publication Critical patent/JPS53135501A/ja
Publication of JPS582499B2 publication Critical patent/JPS582499B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/20Repeater circuits; Relay circuits
    • H04L25/22Repeaters for converting two wires to four wires; Repeaters for converting single current to double current
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/08Modifications for reducing interference; Modifications for reducing effects due to line faults ; Receiver end arrangements for detecting or overcoming line faults

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Devices For Supply Of Signal Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2進データ信号に応答して指令信号を発生させ
る入力回路にあって、該入力回路のデータ信号搬送部分
と、指令信号搬送部分とが直流電流の不所望な影響に対
して互いに分離される入力同路と;正極および負極を有
する電信用電圧源と:単極定電流源と;前記指令信号に
よって制御され、電信用電圧源の前記2極の何れか一方
を単極定電流源を介して電信線路に選択的に接続するた
めのスイッチング回路と;電信線路と並列のコンデンサ
を有している出力フィルタとを具え、2進データ信号を
複流線電流に変換して電信線路へ伝送する直流電信方式
用の電子式送信機に関するものである。
複流直流電信方式において、機械的な電信継電器を有し
ている以前から一般に用いられている送信機は、寿命、
占積空所および価格の点ではるかに有利な電子式電信継
電器を有している送信機によって相当多く替えられてい
る。
このような電子式電信送信機を上述したような方法で構
成すれば、これらの送信機を電流制御および電圧制御電
信方式の双方で用い得る利点がある。
これらの送信機を電流制御方式で用い、電信線路の入力
端子の電信信号を、例えば20mAのような規定値を有
する電流と定め、かつ受信機の入力インピーダンスをで
きる限り低くする際には、定電流源を規定電流値に調整
する。
これに対し、これらの送信機を電圧制御方式で用い、電
信線路の入力端子の電信信号を、例えば80ボルトの電
信用蓄電池電圧よりも5ボルト低い75ボルト以下の規
定値を有する電圧と定め、かつ受信機の入力インピーダ
ンスをできる限り大きくする際には、定電流源の電流値
を例えば50mAのような高い電流値に調整して、電信
線路と受信機とのインピーダンスが常に受信機側の電流
を決定し、従って電流源が電流制限器としてのみ作用す
るようにする。
電子式の電信送信機を用いる際にも注意する必要のある
最も重要な問題は、隣接する伝送線路への電信信号から
の漏話である。
特に、電信線路に電話線路が隣接している場合に、漏話
によって生ずる妨害信号は厄介である。
その理由は、妨害信号の周波数は音声周波数帯域内にあ
るため、その妨害信号が聴えるからである。
これがため殆んどの電気通信行政ではこのようなタイプ
の妨害信号のレベルに厳格なる要求を課している。
漏話は周波数に応じて増大するため、電信信号の高周波
は抑圧して、漏話妨害を許容限度以内に保つ必要がある
電信信号の高周波を抑圧するために過去広く一般に用い
られ、かつ現在も従来の電子式電信送信機と共に用いら
れている回路網は2個の直列コイルと1個の並列コンデ
ンサとを有するか、または1個の直列コイルと2個の並
列コンデンサとを有しているLCフィルタである。
普通の電信速度からみると、これらのLCフィルタの遮
断周波数は若しろ低いため、特に大形のコイルを必要と
し、従ってこのために電子式電信送信機を小形化する可
能性は著しく制限される。
英国特許第1,209,988号明細書には、ほぼ瞬時
的な転換部を有する複流信号の高周波を抑王するのにL
Cフィルタの代りにコイルのない回路を用いて、この回
路を複流信号の転換に応答してほぼ線形の勾配特性を呈
する出力信号を供給するような帰還回路を有している第
1演算増幅器と、この第1演算増幅器の出力信号に応答
してほぼ正弦勾配特性を呈する出力信号を供給するよう
な帰還回路を有している第2演算増幅器とで構成する旨
記載されている。
このような回路の動作は主として、シリコンダイオード
およびゲルマニウムダイオードの導通状態と非導通状態
との間の転換範囲内におけるこれらダイオードの非線形
電流−電圧特性の形状の差異に基づくものである。
上述したような非線形素子の特性上の応動性は実際上の
理由からすれば通常不所望であることは別として、斯る
従来回路を電子式電信送信機に用いるには現存の送信機
の構造を大規模に変化させる必要があり、さらに、素子
の数および電力消費量が増加し、従ってこの回路は送信
機出力端子における電信信号の高電流および電上値を処
理するのには適さず、これをLCフィルタと同じ場所に
用いることはできない。
さらに、現存のLCフィルタにおけるコイルをなくすこ
とによって電子式電送信機を小形化することも既に提案
されている。
しかしこの場合、隣接する電話線路への漏話妨害を許容
限度以内に保つための電信信号の高周波抑圧が不十分と
なることは明らかである。
本発明の目的は電信信号の高周波を適切に抑王して、隣
接する電話線路への妨害レベルを規定値以下に保ち、か
つそれにも拘らず小形で、しかも廉価な構成部品のみで
組み立てられて、送信機全体を有効に小形化し得るよう
にした出力フィルタを有している前述した種類の電子式
電信送信機を提供せんとするにある。
本発明は2進データ信号に応答して指令信号を発生させ
る入力回路にあって、該入力回路のデータ信号搬送部分
と、指令信号搬送部分とが直流電流の不所望な影響に対
して互いに分離される入力回路と;正極および負極を有
する電信用電圧源と:単極定電流源と;前記指令信号に
よって制御され、電信用電圧源の前記2極の何れか一方
を単極定電流源を介して電信線路に選択的に接続するた
めのスイッチング回路と;電信線路と並列のコンデンサ
を有している出力フィルタとを具え、2進データ信号を
複流線電流に変換して電信線路へ伝送する直流電信方式
用の電子式送信機において、前記出力フィルタには電信
線路と並列に2つの相補枝路を設け、前記電流源によっ
て供給される線電流の極性転換に応答して、前記2つの
枝路の少なくとも一方が線電流に対し極性が反対の補正
電流パルスを電信線路に供給するようにしたことを特徴
とする。
図面につき本発明を説明する。
第1図は2進データ信号を電信信号に変換し7、これら
の電信信号を複流線電流形態にて電信線路3を介して受
信機2に伝送する電子式送信機1を有している従来の複
流直流電信方式の一例を示すブロック線図である。
2進データ信号の電流および電圧値並びに電信信号のそ
れらは全く異なる範囲内にあるので、これらの信号を送
信機1にて互いに直流的に分離させる。
これがため、送信機1はデータ信号から相補指令信号D
およびDを発生させる入力回路を具えており、ここに指
令信号Dは指令信号Dが最小の正の値(最小正値)を呈
する際に最大負値を呈し、これとは逆に指令信号Dが最
大正値を呈する際に指令信号Dは最小負値を呈する。
入力回路4は、指令信号D,Dおよびデータ信号が変成
器または光電式結合素子の如き既知の手段を用いて直流
電流の不所望な影響に対して互いに分離されるように配
置する。
これらの指令信号D,Dはスイッチング回路5を制御し
、このスイッチング回路はデータ信号の2進直に依存し
て電信用蓄電池の正極+TBまたは負極−TBを単極定
電流源6を介して電信線路3に接続する。
第1図のスイッチング回路5は2個の相補形トランジス
タT1,T2および2個のダイオードD1,D2を具え
ており、電流源6の一端をトランジスタT1を介して正
極+TBに接続すると共に、ダイオードD2を介して電
信線路3に接続し、また上記電流源6の他端をトランジ
スタT2を介して負極−TBに、ダイオードD1を介し
て電信線路3に接続する。
指令信号Dがデータ信号の2進値「1」に対して最小正
値となり、従って指令信号Dが最大負値となるものとす
れば、トランジスタT1とダイオードD1が導通状態と
なり、トランジスタT2とダイオードD2が非導通状態
となるため、正の線電流11が正極+TBからトランジ
スタT1、電流源6およびダイオードD1を経て電信線
路3に流れる。
データ信号の2進値が「0」の場合には、トランジスタ
T1およびダイオードD1が非導通状態となり、トラン
ジスタT2およびダイオードD2がが導通状態となるた
め、負の線電流11が負極−TBからトランジスタT2
、電流源6およびダイオードD2を経て電信線路3に流
れる。
従来の電気機送信機に較べて第1図に示す電子式送信機
は、機械的な電信継電器およびそれに関連する火花消去
回路の如きぼう大で、しかも高価な素子がないばかりで
なく、定電流源6の使用により、従来の送信機における
電信線路3の短絡から電信用蓄電池を保護する安定抵抗
管または線電流を規定値に設定する可調整抵抗の如き余
分な手段が確実に不要となることからしても興味あるも
のである。
送信機は他の構成のものとすることができるが、第1図
に示す単極定電流源6は第2図に示すように構成するの
が好適であり、これは例えばJVALVO Techn
ishe Informationenfiir di
e IndustrieJ (A132,1969年
8月)から既知である。
第2図の電流源6は2つの並列枝路7および8から成り
、供給電流Isの方向に見て枝路7は抵抗R7,pnp
トランジスタT7のエミツターコレクタ通路およびツエ
ナーダイオードZ7を順次具えており、枝路8はツエナ
ーダイオードZ8、npnトランジスタT8のコレクタ
ーエミッタ通路および抵抗R8を順次具えている。
ツエナーダイオ−ドZ8,Z7はトランジスタT7,T
8に対するベース電圧を供給する。
枝路7におけるツエナーダイオードZ7を流れる電流は
トランジスタT7のエミツタ電流にほぼ等しく、このエ
ミツタ電流は枝路8のツエナーダイオードZ8のツエナ
ー電圧v, トランジスタT7のペースエミツタ電圧
VBEおよび枝路7の抵抗馬の抵抗値Rによって決定さ
れる。
これがため、枝路7を流れる電流は電流源6の両端間の
電圧Vsには無関係である。
これと同じことが枝路8を流れる電流、従って電流源6
によって供給される総電流■sについてもいえる。
各トランジスタ当りの消費電力を限定するために、抵抗
R7,R8の抵抗値を適当に選定することによって両枝
路7,8を流れる電流を互いに等しくする。
従って総電流Isは ■s=2(VZ−VBE)/R に相当し、これは電流源6の両端間の電圧Vsには無関
係である。
この場合実際には電圧Vsが所謂屈曲点電圧VK以上と
なり得るが、このような値の電圧Vsに対しても第2図
の回路は依然電流源として確実に作用し得る。
第2図に示す構成の場合、斯る屈曲点電圧Vえは適切な
近似式で表わせば2VZに相当する。
極めて低い屈曲点電圧VKが望まれる場合には、第2図
の各ツエナーダイオードZ7,Z8を導通方向に2個の
シリコンダイオードを直列に接続した回路と置換えるこ
とができ、この場合VKは適切な近似式で表わせば4V
Fに相当し、シリコンダイオードの順方向電圧VFはツ
エナーダイオードのツエナー電圧Vzよりも約1桁電圧
値が低い。
トランジスタの消費電力をさらに制限したい場合には、
各トランジスタT7,T8のエミツターコレクタ通路を
第2図に破線にて示す抵抗R′7,R′8によって分路
することができ、これらの抵抗R’7,R’8はさらに
、電圧V8がスイッチ・オンされる際に電流源6を自動
的に始動させる。
上述した電子式送信機は電流制御および電圧制御電信方
式の双方で用いることができる。
電流制御方式では電信線路3の入力端子における電信信
号を、過渡現象が終了した後の例えば20mAのような
規定値を有する電流と定める。
この場合受信機2の入力を複流継電器9によって構成し
、この継電器のインピーダンスを規定電流値での所要感
度に基づいて、実際にはできるだけ低くする。
前述した送信機をこのような電流制御方式で用いる場合
には、第2図の電流源6を適当な定格の抵抗R7,R8
によって調整して、供給電流Isが斯る規定値となるよ
うにする。
これらの電流制御方式では電流源6の両端間の電圧Vs
が常に屈曲点電圧VKよりもはるかに太きいため、電流
源6は断えずほぼ理想的な電流源として作用する。
電圧制御方式では電信線路3の入力端子における電信信
号を過渡現象が終了した後の例えば80ボルトの電信用
蓄電池電圧における少なくとも75ボルトのような規定
値を有している電圧と定める。
この場合にも受信機2の入力を複流継電器9で構成する
が、この場合この継電器を直列抵抗(第1図には図示せ
ず)を介して電信線路3に接続する。
この直列抵抗の値は十分に高くして、電信線路3の凡ゆ
る慣例の長さに対する受信電流の値を複流継電器9の感
度に匹敵する値に制限するようにする。
斯る直列抵抗に対して実際に良く用いられる妥協値は4
KΩである。
前述した送信機をこのような電圧制御方式で用いる場合
には、第2図の電流源6を適当な定格の抵抗R7,R8
により調整して高い電流値Isとなるようにし、凡ゆる
情況下で受信側における電流が電信線路3の入力側の電
圧と電信線路3および受信機2のインピーダンスとによ
って決定されるようにする。
斯る電流源の電流値Isは例えば50mAとする。
しかしこれらの電圧制御方式では極性転換の期間中にの
み電流源6の両端間の電圧VSが屈曲点電圧vK以上と
なるが、この電圧Vsは残りの期間中はVK以下のため
、電流源6は実際には電流制御器として作用し、これは
極性転換中プレセット値■sを有する定電流を供給する
と共に、極性転換以外の残りの期間中には所定の蓄電池
用電圧での電信線路3と受信機2との総合直列抵抗によ
って決定される値の電流を供給する。
しかし上述した電子式送信機では電信線路3の信号によ
って生ずる隣接電話線路への漏話妨害にも注意を払う必
要がある。
この漏話妨害のレベルを低減させるために、電流源6に
よって供給される複流線電流を出力フィルタ10を介し
て電信線路3に供給する。
多くの既知の電信方式では出力フィルタ10を2個の直
列コイルL1,L2と並列コンデンサC1とで構成する
このようなLCフィルタ10の遮断周波数は実際上電信
速度に相当する周波数よりも1.5〜2ファクターだけ
大きく選定するが、相変らず広く一般に用いられている
50ボーの電信速度に対するこの遮断周波数は低いため
、特にコイルL1,L2が大きなスペースを必要とし、
さらに経費が嵩む欠点がある。
良く用いられているLCフィルタ10の各構成部品の値
はL1=L2=/Hで、C1=2.2μFであり、最近
の技術をもってしてもその容積は約500〜である。
第1図における大容積の出力フィルタ10は送信機1の
小形化にさって最も重大な障害であり、この容積はコイ
ルL1,L2によってほぼ決まるため、出力フィルタ1
0の直列コイルL1,L2を省くことによって送信機1
を小形化することが既に提案されている。
しかし、並列コンデンサC1のみを具え、従ってスペー
スをほとんど必要としない斯様な出力フィルタ10は電
信信号の高周波を十分に抑圧せず、隣接する電話線への
漏話を許容限度内に保てない。
並列コンデンサC1のみを有している出力フィルタ10
を用いる場合に第1図の送信機1の種々の点に発生する
電圧および電流の信号形態を各電流制御および電圧制御
方式に対して第3および4図にそれぞれ示す。
第3および4図において、時間線図aは伝送すべき2進
データ信号を示し、時間線図bは基準値+TBを有する
関連する指令信号Dを示し、時間線図Cは基準値−TB
を有する関連する指令信号Dを示し、TBは例えば80
ボルトとする。
さらに、時間線図4はIsに調整される電流源6によっ
て供給されるような複流線電流i1を示し、第3図の1
8は例えば20mAのような規定の定常値に等等し、第
4図の■sは例えば5 0 mAのような値を有する。
第4図には電信線路3と受信機2との総合直列抵抗に依
存する電流11の定常値I’sも示してあり、これは常
に値■sよりも低くする必要がある。
第3図の時間線図層は電信線路3の入力における電流1
2を示し、その規定定常値は■sである。
第4図の時間線図旦は電信線路3の入力における電圧V
2を示し、その定常値はTB’であり、これは例えばT
Bよりも5ボルト低い規定値以下である。
第3図の時間線図eから明らかなように、電流i1の極
性転換の瞬時t1およびt2に電流i2は不連続導関数
を呈する。
第4図の時間線図旦から明らかなように、電圧V2も電
流i1の極性転換の瞬時t1およびt2に不連続導関数
を呈し、またこの電圧v2は瞬時t3およびt4にも不
連続導関数を呈し、極性転換後におけるこれらの瞬時t
3およびt4には電圧V2がその定常値TB’(従って
電流11はその定常値I’s)に達する。
フーリエ解析から既知のように、電信信号に高周波が発
生し、従って隣接電話線路への漏話(これは周波数が増
大するにつれて大きくなる)が発生するのは正にこれら
の不連続部分によるものである。
第5図は本発明による複流直流電信用の電子式送信機の
第1例を示す回路図であり、この第5図における第1図
の回路素子と同一素子を示すものには同一符号を付して
示してある。
この第1例における出力フィルタ10は前述したと同じ
並列コンデンサC1を具えていると共に、電信線路3と
並列で、かつ電流源6によって供給される線電流11の
極性転換に応答する2つの相補枝路11および12も具
えており、これら2つの枝路11,12の少なくとも一
方により線電流11に対して極性が反対の補正電流パル
スicを電信線路3に供給する。
さらに、2つの各相補枝路11,12には補正電流パル
スicを供給する制御補助電流源13,14を設けると
共に、線電流i,極性転換と同時にスイッチング回路5
から電圧ジャンプを取り出す制御回路15,16を設け
、これらの各制御回路は微分回路網と補助電流源13.
14に対する制御パルスとして限定微分電圧ジャンプを
供給するリミツタをもって構成する。
第5図の補助電流源13はpnpトランジスタT13で
構成し、このトランジスタのエミツタを抵抗R13を介
して正極+TBに、コレクタを電信線路3に接続する。
同様に補助電流源14をnpnトランジスタT14で構
成し、このトランジスタのエミツタを抵抗R14を介し
て負極−TBに、コレクタを電信線路3に接続する。
さらに、第5図の制御回路15の入力端子をスイッチン
グ回路5のトランジスタT2のコレククに接続し、同様
に制御回路16の入力端子をスイッチング回路5のトラ
ンジスタT1のコレクタに接続する。
制御回路15の微分回路網は入力端子と正極+TBとの
間のコンデンサC15と2個の抵抗R15,R17との
直列回路で形成し、またこの制御回路15のリミッタは
抵抗R17に並列のツエナーダイオードZ15によって
構成する。
制御回路15の抵抗R15とR17との接続点を補助電
流源13のトランジスタT13のベースに接続する。
同様に、制御回路16の微分回路網は入力瑞子と負極=
TBとの間のコンデンサC16と2個の抵抗R16,R
18との直列回路によって形成し、リミッタは抵抗R1
8に並列のツエナーダイオードZ16によって構成する
この制御回路16の抵抗R16とR18との接続点を補
助電流源14のトランジスタT14のベースに接続する
第5図の送信機の動作を電流制御および電圧制御の電信
方式で用いる場合につき説明する。
第5図の送信機を電流制御電信方式で用いる場合には、
電流源6の電流を電信線路3の入力における電流12の
規定定常値■sに調整する。
この場合この定常時Isは例えば20mAに相当する。
この場合に第5図の送信機の種々の点に発生ずる電圧お
よび電流の信号形態は第6図の時間線図に示す通りであ
る。
第6図の時間線図旦は伝送すべき2進データ信号を示し
、時間線図bはデータ信号aに応答して供給される複流
線電流11を示す(第3図の時間線図aおよびd参照)
この線電流i1はt<t1の場合に正の値+■sを呈し
、t1<t<t2の場合に負の値−Isを呈し、t2く
tの場合に再び正の値+Isを呈する。
スイッチング回路5のトランジスタTおよびT1のコレ
クタにそれぞれ2 現われる電圧CT2およびCT1の時間線図Cおよびd
に示す。
これらの電圧CT2およびCT1は電流源6によって供
給される線電流i1の極性転換の瞬時t=t1およびt
=t2に電圧ジャンプを呈し、これらの電圧ジャンプは
補助電流源13および14を制御するのに用いられる。
特に、電圧CT2は瞬時t=t1に負のジャンプを呈し
、この瞬時に線電流i1が正の値+■sから負の値−I
sに変化する。
t=t1の直前にはダイオードD1が導通しているが、
トランジスタT2が非導通であるため、電圧CT2は正
の値を有しており、この値は電信線路3の入力端子にお
ける電圧V2の正の定常値にほぼ等しい。
(この定常値は電流制御方式では一定でなく、実際には
+TBよりもはるかに低い。
)これに対し、瞬時t=t1の直後にはトランジスタT
2が導通するが、ダイオー ドD1が非導通となるため
、電圧CT2は−TBにほぼ等しい負の値となる。
瞬時t=t1における電圧CT2の負の電圧ジャンプを
枝路11の制御回路15にて微分すると共に、ツエナー
ダイオードZ15のツエナー電圧に限定し、その後斯様
にして得たパルスを補助電流源13のトランジスタT1
3のベースに供給する。
この制御パルスに応答してトランジスタT13は制御パ
ルスと同一形状の正の補正電流パルスicを供給する。
瞬時t=t1における斯る正の補正電流icの値を抵抗
R13によって約2Is、すなわち瞬時t=t1におけ
る線電流i1のジャンプ値に調整する。
瞬時t=t1における線電流i1の極性転換に応答して
出力フィルタ10の枝路11によって供給される前記補
正電流パルス10を第6図の時間線図eに示す。
瞬時t=t1から瞬時t=t1+dまでの時間に制御回
路15の電圧CT2の微分電圧ジャンプがツエナーダイ
オードZ15のツエナー電圧よりも小さくなり、補正パ
ルスicの値は+2■sから僅かだけずれ、このずれは
ツエナーダイオードZ15の非理想特性によって生ずる
)、瞬時t=t1+d以後には補正電流パルスicの値
は制御回路15における微分回路網C15,R15,R
17によって決まる時定数に応じて指数関数的に減少す
る。
スイッチング回路5並びに出力フィルタ10の対称性を
顧慮して、上述したような考察は電圧CT1および枝路
12によって供給される電流補正パルスicにも準用さ
れ、従って線電流i1がその負値−Isから正値+Is
に変化する瞬時t=t2に電圧CT1が正の電圧ジャン
プを呈し、これにより枝路12の制御回路16が補助電
流源14のトランジスタT14に対する制御パルスを発
生し、この制御パルスに応答して補助電流源14は負の
補正電流パルスicを供給し、このパルスの値は瞬時t
=t2に抵抗R14によって約2Isに調整される。
瞬時t=t2に線電流i1の極性転換に応答して出力フ
ィルタ10の枝路12が供給する斯る負の補正電流パル
スicも第6図の時間線図旦に示す。
第6図のbの線電流i1とeの補正電流バルスicとに
よる補正線電流(i1+ic)を第6図のfに示し、こ
の電流は出力フィルタ10における電信線路3と並列コ
ンデンザC1に供給される。
線電流11は瞬時t=t1とt=t2に急激な転換を呈
するのに対し、補正された線電流(i1+ic)はt1
<t<t1+dおよびt2<t<t2+dの期間中はゆ
っくり変化する部分を有し、かつt=t1+dおよびt
=t2+dから指数関数に応じて迅速に変化する部分を
有する漸進的な転換を呈する。
このような補正線電流(i1+ic)に応答して発生す
る電話線路3の入力端子における電流12を第6図gに
示す。
前記第3および4図の説明の終りに第1図の従来の送信
機について特に、電流12の導関数の不連続性が電信線
路3に高周波の信号を発生し、従って隣接する電話線路
に漏話を発生ずるのであることを表明した。
なお、電流12の導関数の不連続性がコンデンサC1と
電信線路3との並列接続に供給される電流の不連続性に
比例することを証明することができる。
第5図の送信機における斯るコンデンサC1と電信線路
3との並列接続に流れる電流は第6図bに示すような大
きな不連続部分を有している線電流i1ではなく、第6
図fに示すような不連続部分を殆んど有していない補正
電流(i1+iC)であるため、電信線路3の入力端子
における電流i2の高周波の比率は第1図の送信機の場
合よりも第5図の送信機の場合の方がはるかに小さく、
従って隣接する電話線路への妨害レベルは第5図の場合
の方が第1図の場合よりも低い。
広範囲に及ぶ実験の結果、第5図の送信機における上述
した手段を用いることにより、斯る妨害レベルの値を従
来のLCフィルタを用いて得られる値に極めて近い値に
することができることを確めた。
妨害レベルを、CCITTによって規定される重み曲線
を呈する雑音電圧測定器によって測定する場合における
50ボーの電信速度に対する第1および5図の送信機の
比較を一例として用いる。
上述したLCフィルタ(L1=L2=1H,C1=2.
2μF)を具えている第1図の送信機に対する妨害レベ
ルを基準値としで選定する場合、第5図の送信機の場合
の妨害レベルは出力フィルタ10を調整しなくても斯る
基準値の20%以上となることはない(出力フィルタ1
0を調整することにより20%よりもはるかに低い値と
することができる)ことを確めた。
従って、第5図の送信機に対する妨害レベルは、幾つか
の電気通信行政による上限値とみなされる斯る基準値の
2倍の値よりも十分に低い値に留まる。
さらに、隣接する電話線路へのこれらの良好な妨害レベ
ルの値に付随される電信信号そのもののひずみは極めて
僅かである。
第5図の出力フィルタ10では正および負の補正電流パ
ルスicを2つの異る相補枝路11および12によって
供給せしめるのに対し、これらの枝路11,12を同一
構成とすると、出力フィルタ10における素子の許容公
差によって電流12の特性瞬時の偏移(i2の零交差)
に差異を生ずることになる。
しかし、これによって生ずる電信ひずみは出力フィルタ
10の素子に過度な要求を課すことなく、実際上許容値
の2%以下に保つことができるため、必ずしも高価な素
子を用いる必要がない。
第5図の出力フィルタ10に必要な素子の数および寸法
はともに少なく、しかも小さいため、この出力フィルタ
10が占めるスペースはごく僅かである。
このことは第1および5図の送信機に関して上述した比
較に用いたフィルタによって説明することができる。
すなわち、第1図のLCフィルタの容積は約500cm
3あり、これは印刷回路板に組立てるのには適さないが
、第5図の出力フィルタ10は約10cm2の表面領域
を必要とするだけであり、この正規の構体の高さは14
mmであるため印刷回路板に組立てるのに非常に好適で
ある。
これがため、第5図の送信機における上述したような手
段を用いることにより送信機全体を極めて有効に小形化
することができる。
さらに上述したような手段を講ずれば、第1図のLCフ
ィルタとは異なり、第5図の出力フィルタ10はコンデ
ンサC1および2個の枝路11,12を電信線路3と並
列に配置するため、不所望な電圧損失を生じないという
利点も呈する。
第5図の送信機は電圧制御電信方式で用いることもでき
、この場合には電流源6の電流値Isを、例えは50m
Aのような高い値とし、凡ゆる情況下において受信側の
電流が電信線路3と受信機とのインピーダンスによって
決定されるようにする。
この場合に第5図の送信機の種々の点に現われる電圧お
よび電流の信号形態を第6図と同様な方法で第7図に示
すが、第7図の時間線図gは電信線路3の入力端子にお
ける電圧V2を示し、電流12を示すものではない点が
第6図と相違する。
第7図bの線電流10は第4図dの線電流11と同一形
状である。
第7図Cおよびdの電圧CT2およびCT1は第6図C
およびdのそれらとは相違し、これは電圧制御方式では
電信線路3の入力端子における電圧V2の定常値TB’
が電信用蓄電池の電圧TBとはごく僅かだけすれている
からである。
さらに瞬時t=t1およびt=t2における第7図のe
に示す補正電流パルスicの値もこれらの瞬時に再び第
7図bに示ず線電流i1におけるジャンプ値にほぼ調整
される(これらの値は電流制御方式の場合の値とは同じ
でない)。
この場合にも電信線路3の入力端子における電圧V2の
高周波の比率、従って隣接する電話線への妨害レベルは
第1図の送信機よりも第5図の送信機の方が小さく、こ
の場合にも瞬時t=t1およびt=t2の線電流i1の
急激な転換部は第7図fに示すように補正線電流(i1
+ic)を急激に変化させない。
一方電圧V2がその定常値TB’に達する瞬時t=t3
およびt=t4における線電流i1の急激な転換部(第
7図gおよびb参照)は、第7図fに示すように補正線
電流(i1+ic)にも依然存在している。
しかし、第7図gに示すように、瞬時t=t3およびt
=t4における電圧V2の導関数の不連続性の大きさは
前述した補正をしない場合(第4図eの瞬時t=t1お
よびt=t2におけるよりもはるかに小さいため、第5
図の送信機を電圧制御方式で用いると、隣接する電話線
への妨害は依然として蓄しく低減される。
第8図は本発明による電子式電信送信機の第2例を示す
回路図である。
この第2例の回路は特に電圧制御方式用に配置したもの
であり、この場合は得られる結果は第5図の第1例を電
流制御方式で用いる場合の結果に相当する。
この第8図における第1図の素子に相当する素子には第
1図の場合と同一符号を付して示してある。
さらにこの第2の例でも出力フィルタ10を並列コンデ
ンサC1と、電信線路3に並列の2つの相補枝路11お
よび12とで構成する。
しかしこの場合における2つの各枝路11,12には補
助コンデンサC21,C22を設けると共に、スイッチ
ング回路も設け、このスイッチング回路によって電信線
路3からの入力電圧V2を受信し、かつこのスイッチン
グ回路により、電圧V2の値が電圧制御電信方式におけ
る電圧V2の規定定常値TB’の所定小数部に相等する
限界値VT以上になる場合にのみ補助コンデンサC21
,C22を電信線路3に接続する。
第8図の枝路11の補助コンデンサC21を正極+TB
に接続し、スイッチング回路をpnpトランジスタT2
1で形成し、このトランジスタのエミツタとベースとの
間にはダイオードD21を接続し、このエミツタベース
ダイオードとダイオードD22とを逆極性で接続し、エ
ミツタを補助コンデンサC21に、コレクタを電信線路
3に接続する。
同様に枝路12の補助コンデンサC22を負極−TBに
接続し、スイッチング回路をnpnトランジスタT22
で形成し、このトランジスタのエミツタとベースとの間
にダイオードD22を接続し、このエミツターベースダ
イオードとダイオードD22とを逆極性にかつ上記トラ
ンジスタT22のエミツタを補助コンデンサC22に接
続し、コレクタを電信線路3に接続する。
電圧V2の規定定常値TB’および電信用蓄電池電圧の
値TBが互いに僅かだけ相違しているので、第8図の限
界電圧VTは分圧器によって電信用蓄電池から直接取り
出す。
この場合上記分圧器の抵抗R21,R23,R24,R
22は正極−TBとの間に直列に接続する。
枝路11のスイッチング回路に対する限界電圧+VTは
抵抗R21とR23との接続点に発生し、この接続点は
トランジスタT21のベースに接続する。
同様に枝路12のスイッチング回路に対する限界電圧−
VTは抵抗R2。
とR24との接続点に発生し、この接続点をトランジス
タT22のベースに接続する。
便宜上抵抗R23とR24を第8図では別個の回路部品
として図示してあるが、実際にはこれらの抵抗は1個の
抵抗として結合させる。
第8図の送信機の動作はつぎのとおりである。
第8図の送信機は電圧制御電信方式で用いられるため、
この場合にも第5図の例で述べたように電流源6の電流
値Isを例えば50mAに調整する。
この場合第8図の送信機の種々の点に現われる電圧およ
び電流の信号形態を第9図に時間線図にて示す。
なお、出力フィルタ10の枝路11,12のスイッチン
グ回路に対する限界電圧VTは電信線路3の入力端子に
おける電圧V2の定常値TB’の約90%に相等するも
のとする。
第9図のaは伝送すべき2進データ信号を示し、この場
合電流源6によって供給される複流線電流i1をb(第
4図の時間線図aおよびd参照)に示す。
補正線電流(i1+ic)に応答して電信線路3の入力
端子に発生する電圧V2を第9図Cに示し、フィルタ1
0の枝路11,12によって供給される補正電流パルス
icをdに示し、補正線電流(11+10)そのもの、
すなわちbの線電流11とdの補正電流パルスicとを
合成したものをeに示す。
第8図の送信機では電信線路3の入力端子の電圧V2を
出力フィルタ10の枝路11,12のスイツチング回路
を制御するのに甲いる。
線電流i1がその負の最大値−■sに変化ずる瞬時t=
t1の直前までは電圧V2が正の定常値+TB’を呈し
、この値は正の限界電圧+VT以上である。
この場合、フィルタ10の枝路11におけるトランジス
タT21のコレクターベースダイオードとダイオードD
21は互いに導通状態にあるため、補助コンデンサC2
1はこれらの導通ダイオードを介してコンデンサC1に
並列、従って、電信線路3とも並列に接続される。
瞬時t=t1での線電流11の極性転換の結果、コンデ
ンサC1が放電を開始し、従って電圧V2が低下し始め
るため、ダイオードD21は直ちに非導通状態に達する
が、これに対しトランジスタT2+のエミツターベース
ダイオードは導通するため、補助コンデンサC21は電
信線路3と並列に接続されたままとなる。
瞬時t=t1の直後に負の線電流i1=−Isが補助コ
ンデンサC21とコンデンサC1と、電信線路3との並
列回路に流れるため、コンデンサC1と電信線路3との
並列回路への負の電流(補正線電流(i1+ic))は
、フィルタ10をコンデンサC1だけで構成し、従って
電圧V2の低減をそれ相当に大きな時定数に応じて行な
う第1図の従来例の場合について第3および4図の説明
の終りに考慮した従来の場合よりも小さくなる。
このことは瞬時t=t1からフィルタ10の枝路11が
負の線電流11で正の補正電流パルスicを供給するこ
とを意味する。
この補正N流パルスicは瞬時t=t’1まで継続し、
瞬時t=t’1には電圧V2が正の限界電圧+VT以下
に低下するため、トランジスタT21のエミツターベー
スダイオードは非導通状態に達し、補助コンデンサC2
1は最早電信線路3に接続されなくなる。
この瞬時t=t’1から電圧V2は元の時定数、すなわ
ちコンデンサC1と電信線路3との並列回路の時定数に
応じて低下し、これは瞬時t=t’3まで継続し、この
瞬時t=t’3には電圧V2が枝路12の負の限界電圧
−VT以下に低下する。
この場合フィルタ10の枝路12におけるトランジスタ
T22のコレクターベースダイオードと、ダイオードD
22とが共に導通状態に達するため、補助コンデンサC
22はこれらの導通ダイオードを介してコンデンサC1
および電信線路3に並列に接続される。
この瞬時t=t73からは負の線電流i=−Isが補助
コンデンサC22と、コンデンサC1と電信線路3との
並列回路に流れるため、コンデンサC1と電信線路3と
の並列回路を流れる負の電流は前記従来の場合よりも小
さく、従って、電圧V2は関連する大きな時定数で低下
する。
このことは瞬時t−t′3からフィルタ10の枝路12
が負の線電流i1で正の補正電流icを供給するごとを
意味する。
この補正電流icは瞬時t=t3まで発生し続け、この
t=t3の瞬時に電圧V2は負の定常値−TB’に達し
、線電流i1は上述したように負の最小値ーIsよりも
はるかに小さい負の定常値にまで退く。
瞬時t=t1における線電流i1の極性転換に応答して
フィルタ10の第1枝路11が瞬時1=t1から瞬時t
=t’1まで補正電流パルスicを供給し、その後フィ
ルタ10の枝路12が瞬時t=t′3から瞬時t=t3
まで補正電流パルスicを供給し、これらの補正電流パ
ルスicの極性は双方とも正、すなわち瞬時t=t1以
後の負の線電流i1=−Isの極性とは反対の極性であ
る。
スイッチング回路5およびフィルタ10の対称性を顧慮
して、上述したような考察は瞬時t=t2における練電
流11の極性転換によって瞬時t=t2から瞬時t=t
’2まで枝路12によって供給される補正電流パルスi
c並びに瞬時t=t’4から瞬時t=t4まで枝路11
によって供給される補正電流パルス1cにも準用される
瞬時t=t1およびt=t2における補正電流パルスi
cの値はコンデンサC1の容量値に対する補助コンデン
サC21およびC22の容量値の比率によって決定し、
これらの値をこれらの瞬時における線電流11のジャン
プ値の約80%に調整する。
従って、この場合の補正電流パルスicO値も瞬時t=
t3およびt=t4にこれらの瞬時における線電流11
のジャンプ値の約80%に相当する。
上述した手段を用いることにより、瞬時t=t1,11
1およびt=t’1,t’3,t′2,t′4における
補正線覗流(i1+ic)の不連続性の大きさ(第9図
e)は瞬時t=t,,t3,t2,t4,における線電
流i1の不連続性の大きさ(第9図b)よりもはるかに
小さくなる。
第5図の送信機の動作の説明の所で詳述したように、斯
る線電流の補正によって、第9図Cに示すような電信線
路3の入力端子における電圧V2の高周波の比率は第1
図の送信機の場合よりも第8図の送信機の場合の方が著
しく小さく、従って、隣接する電話線路への妨害レベル
は低くなる。
隣接する電話線路への妨害レベルおよび電信信号そのも
ののひずみに関して広範囲にわたる実験の結果、第8図
の送信機を電圧制御電信方式で用いた場合、第5図の送
信機を電流制御電信方式で用いた場合と同程度の良好な
結果が得られることを確めた。
第5図の送信機におけるフィルタ10の素子の数、寸法
および価格についての考えは第8図の送信機におけるフ
ィルタ10についてもいふるため、この第8図の場合に
も送信機全体を極めて有効に小形化することができる。
第5図の送信機では、線電流i1の極性転換と一致し、
かつスイッチング回路5から取り出される電圧ジャンプ
によって出力フィルタ10の補助電流源13.14を制
御する。
そこで、補助電流源13を制御する場合には、瞬時t=
t1(第6図および7図のC参照)におけるスイッチン
グ回路5のトランジスタT2のコレククの電圧CT2の
負の電圧ジャンプを用いる。
第5図の送信機を電流制御電信方式で用いる場合には、
この瞬時t=t1(第6図d参照)におけるトランジス
タT0のコレクタ電圧CT1の負電圧ジャンプを用いて
、この瞬時における電圧CT2の負電圧ジャンプの代り
に補助電流源13を制御することもできる。
しかし、t=t1における電圧CT2の負電圧ジャンプ
の方が電圧CT1のそれよりもはるかに大きいため、第
5図に示す例では電圧CT2の負電圧ジャンプを用いる
方が好適である。
しかし、第5図の送信機を電圧制御電信方式で用いる場
合には、瞬時t=t1以後の電圧CT1の転換(第7図
d)を補助電流源13の制御に用いることはできない。
その理由は、斯る電圧CT1の転換は正確な制御をする
のにはあまりにもゆっくりし過ぎているからであるが、
必ずしもこの電圧転換を用いて補助電流源13を制御で
きないのではない。
第5図の送信機の動作説明の所で説明した所から明らか
なように、第5図の送信機を電流制御電信方式で用いる
場合には、電信線路3の入力端子における電流12(第
6図g)の対称性が電信ひずみを防止するのに極めて重
要なことである。
スイツチング回路5のトランジスタT1,T2および出
力フィルタ10のトランジスタT13,T14が非導通
状態にある場合、これらトランジスタの両端間には若し
ろ高い電圧値が発生するため、これらのトランジスタに
は漏洩が生じ得る。
このような漏洩は電信線路3の人力端子の電流12を僅
かながら非対称にし、従って電信ひずみを起生させる。
第10図は第5図の送信機の変形例を示し、この場合に
はスイッチング回路5および出力フィルタを少し変形す
ることによって、トランジスタT1,T2およびT13
,T14の漏洩電流が電信線路3に入るのを防止する。
第10図のスイッチング回路5に関し、これはトランジ
スタT1から電流源6への接続線にダイオードD3を設
けると共に、トランジスタT2から電流源6への接続線
にダイオードD4を設けて構成しているため、これらの
トランジスタの漏洩電流は倒れも電信線路3には達し得
す、さらにトランジスタT1,T2のコレクタ間に抵抗
値を適当に選定した抵抗R3を設けて、この抵抗にこれ
らの漏洩電流が流れるようにしている。
第10図の出力フィルタ10では、枝路11,12の共
通接続点と電信線路3との間に容量値の大きい結合コン
デンサC4を設けると共に、斯る共通接続点と大地との
間に抵抗値の大きい抵抗R4を設けるため、トランジス
タT13,T14の漏洩電流は電信線路3に到達せずに
、この抵抗を流れる。
このように抵抗R4およびコンデンサC4を設けるよう
にすれば、補正電流パルスicが容量的に結合され、従
って補助電流源13.14の相対公差が電信線路3の入
力端子における電流12の対称性に殆んど影響を及ぼさ
ないという利点がある。
第8図の送信機における出力フィルタ10の相補枝路1
1,12は、この第8図の送信機の動作につき前述した
ような作用に本質的に影響を及ぼすことなく第8図のも
のきは異なる方法で構成することもできる。
このような第8図に示す送信機の出力フィルタ10にお
ける枝路11の変形例を第i1図に示す。
第i1図では補助コンテンサC21を直接(従って、電
信用蓄電池の中間点を接地する仲介物なしで)接地し、
かつトランジスタT21のエミッタとコレクタとの間(
エミツタとベースとの間でなく)にダイオードD21を
設ける。
しかし、第11図の補助コンデンサC21間およびダイ
オードD21間に発生する電圧の値は第8図に基づいて
行なった場合のそれらの電圧値よりもはるかに高く、第
8図の場合におけるこれらの電圧値は電信用蓄電池電圧
TBとこれより約15%低い限界電圧VTとの差よりも
高くはならない。
これがため、第8図に基ついて実施する方が実際には好
適である。
その理由は第8図の方が第11図に基づいて実施する場
合よりも素子C21およびD21に課する要件を左程厳
格とする必要がないからである。
前記第8図の送信機の動作説明の所の記載から明らかな
ように、電信線路3の電圧V2が正(負)から負(1F
)の定常値に変化する時間間隔における小時間間隔中に
、電圧V2の導関数の絶対値は低下し、この小時間間隔
に出力フィルタ10の枝路11,12における補助コン
デンサC21,C22の何れか一方がコンデンサC1と
並列に配置される,従って、第9図Cにおける時間間隔
(t1,t3)および(t2,t4)の内の小時間間隔
(t1,t1’)および(t’4,t4)に枝路11の
補助コンデンサC21かコンデンサC1と並列に接続さ
れるため、これら2つの小時間間隔での電圧V2の導関
数の相対的減少は同じとなる。
これに対し、上記小時間間隔での電圧V2の導間数は同
じ絶対値を呈ささず、このことは簡単に証明することが
でき、また第9図からも明らかである。
第12図は第8図の出力フィルタ10の枝路11の変形
例を示し、これはこの枝路11のスイッチング回路を変
更して構成したものであり、電圧V2の導関数の絶対値
は2つの小時間間隔の間は同じであり、この時間間隔中
に補助コジデンサC21は電信線路3に接続される。
第12図の枝路11のスイッチング回路と第8図の枝路
11のスイッチング回路との相違は、この第12図の例
では第8図のダイオードD21の代りにnpnトランジ
スクT23を用い、このトランジスタのエミツタを補助
コンデンサC21に、ベースを抵抗R25を介して限界
電圧+VTが発生する点(抵抗R21とR23との接続
点)に、コレクタを抵抗R27を介して正極+TBに接
続している点が相違する。
さらに第12図の例ではトランジスタT21のエミッタ
をダイオードD23を介して補助コンデンサC21に接
続する。
電圧V2が正の定常値+TB’から正の限界電圧+VT
以下に寸で低下する小時間間隔、すなわち第9図の時間
間隔(t1,t’1)に関しては第8図の枝路11と第
12図の枝路11との間には動作上の差異はない。
簡単にチェックし得るように、この場合第12図のトラ
ンジスタT23のエミツタベースダイオードは非導通で
あるが、トランジスタT21のエミツタベースダイオー
ドが導通しているため、補助コンデンサC21と電信線
路3との間の接続通路は実際には第8図の場合と同じで
あり、この第8図の例ではこの場合ダイオードD2,が
非導通であるが、トランジスタT21のエミツタベース
ダイオードは導通している。
この場合第12図の枝路11は実際上第8図の枝路11
と同じ補正電流パルスicを供給する。
一方、電圧V2が正の限界電圧+VTから正の定常値+
TB’にまで増犬ずる小時間間隔、すなわち第8図の場
合における第9図の時間間隔(t′,t4)に関しては
、第8図の枝路11と第12図の枝路11とは動作が相
違する。
第12図では電圧V2が限界電圧+VT以上の場合、ト
ランジスタT21のコレクターベースダイオードとトラ
ンジスタT23のエミツターベースダイオードとが共に
導通状態(ダイオードD23およびトランジスタT21
のエミツターベースダイオードは非導通のままである)
に達する。
従って補助コンデンサC21と電信線路3との間には導
通ダイオードと導通トランジスタT23とから成る接続
通路が形成され、これは第8図のような2つの導通ダイ
オードで形成されるものではない。
補正電流icが補助コンデンサC21を流れる電流に等
して第8図の例とは異なり、第12図の補正電流icは
トランジスタT23のベース電流に等しいため、この補
正電流はトランジスタT23のエミツタ電流に等しい補
助コンデンサC21を流れる電流よりもはるかに小さい
このことは電信線路3に供給される補正電流に対し、当
面の接続通路に減衰が生じて当該小時間間隔における第
12図の場合の補正電流(i1+ic)が第8図の場合
よりも大きくなり、従って電圧V2がより一層速く正の
定常値+TB’に達することを意味する。
抵抗R25,R27によってトランジスタT23のエミ
ツタ電流に対するベース電流の比率を調整するため、補
助コンデンサC21が電信線路3に接続される2つの小
時間間隔の期間中の電圧V2の導関数の絶対値は実際に
は等しい。
第12図に示すような第8図の出力フィルタ10におけ
る枝路11の変形はこの出力フィルタ10の相補枝路1
2にて同様にして行なうことができる。
このような変形によって送信機は出力フィルタ10の枝
路11,12に関し追加の調整特徴(特に、抵抗R25
,R27の相対比を変えることによる第12図の枝路1
1について述べた特徴)を有することになり、これがた
め、第8図の送信機を用いる場合よりも広範囲にわたる
電信線路のインピーダンスに対して、電信線路3の入力
端子における電圧V2の対称性を所望程度のものとする
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子式送信機を具える直流電信方式の一
例を示すブロック線図、第2図は第1図の送信機に使用
するのに好適な単極定電流源の一例を示す回路図、第3
および4図は第1図の送信機の動作説明用の時間線図、
第5図は本発明による電子式送信機の第1例を示す回路
図、第6および7図は第5図の送信機の動作説明用の時
間線図、第8図は本発明6ごよる電子式送信機の第2例
を示す回路図、第9図は第8図の送信機の動作説明用時
間線図、第10図は第5図の送信機の変形例を示す回路
図、第11および12図は第8図の送信機における出力
フィルタの枝路に関する第1および第2変形例をそれぞ
れ示す回路図である。 1…電子式送信機、2…受信機、3…電信線路、4…入
力回路、5…スイッチング回路、6…電流源、±TB…
電信用蓄電池の正,負極、9…複流継電器、10…出力
フィルタ、11,12…相補枝路、13,14…補助電
流源、15,16…制御回路 助コンデンサ、(C15,R15,R17),(C16
,R16,R18)…微分回路、Z15,Z16…ツエ
ナーダイオード(リミツタ)、T21,T2。 …出力フィルタにおけるスイッチング回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2進データ信号に応答して指令信号を発生させる入
    力回路にあって、該入力回路のデータ信号搬送部分と、
    指令信号搬送部分とが直流電流の不所望な影響に対して
    互いに分離される入力回路と;正極および負極を有する
    電信用電圧源と;単極定電流源と;前記指令信号によっ
    て制御され、電信用電圧源の前記2極の何れか一方を単
    極定電流源を介して電信線路に選択的に接続するための
    スイッチング回路と;電信線路と並列のコンデンサを有
    している出力フィルタとを具え、2進データ信号を複流
    線電流に変換して電信線路へ伝送する直流電信方式用の
    電子式送信機において、前記出力フィルタには電信線路
    と並列に2つの相補枝路を設け、前記電流源によって供
    給される線電流の極性転換に応答して、前記2つの枝路
    の少なくとも一方が線電流に対し極性が反対の補正電流
    パルスを電信線路に供給するようにしたことを特徴とす
    る電子式送信機。 2 特許請求の範囲1記載の電子式送信機において、出
    力フィルタにおける2個の各相補枝路を補正電流パルス
    を供給する制御補助電流源と、線電流の極性転換と一致
    してスイッチング回路から電圧ジャンプを取り出し、か
    つ微分回路網および限定されて微分電圧ジャンプを補助
    電流源用の制御パルスとして供給するリミッタを具えて
    いる制御回路とをもって構成したことを特徴とする電子
    式送信機。 3 電信線路の入力電圧の規定定常値を有する特許請求
    の範囲1記載の直流電信方式用電子式送信機において、
    2個の各相補枝路を補助コンデンサと、電信線路の入力
    電圧を受信し、この入力電圧が規定定常値の所定小数部
    に相当する限界電圧以上となる場合にのみ前記補助コン
    デンサを電信線路に接続するスイッチング回路とをもっ
    て構成したことを特徴とする電子式送信機。 4 特許請求の範囲3記載の電子式送信機において、2
    つの各相補枝路のスイッチング回路に入力電圧が限界電
    圧から増加する場合の第1接続通路と、入力電圧が規定
    定常値から低下する場合の第2接続通路とを設け、前記
    第1接続通路を、電信線路へ供給すべき補正電流パルス
    を減衰させる回路をもって構成したことを特徴とする電
    子式送信機。
JP53048380A 1977-04-29 1978-04-25 電子式送信機 Expired JPS582499B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL7704703A NL7704703A (nl) 1977-04-29 1977-04-29 Electronische gelijkstroomtelegrafiezender.

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53135501A JPS53135501A (en) 1978-11-27
JPS582499B2 true JPS582499B2 (ja) 1983-01-17

Family

ID=19828458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53048380A Expired JPS582499B2 (ja) 1977-04-29 1978-04-25 電子式送信機

Country Status (11)

Country Link
US (1) US4166196A (ja)
JP (1) JPS582499B2 (ja)
AU (1) AU513535B2 (ja)
CA (1) CA1099368A (ja)
CH (1) CH629052A5 (ja)
DE (1) DE2817034C2 (ja)
FR (1) FR2389286B1 (ja)
GB (1) GB1563085A (ja)
IT (1) IT1095006B (ja)
NL (1) NL7704703A (ja)
SE (1) SE429081B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL181896C (nl) * 1979-06-05 1987-11-16 Philips Nv Elektronische zender voor gelijkstroomtelegrafietransmissie.
DE2925747C2 (de) * 1979-06-26 1981-07-30 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Schaltungsanordnung für einen elektronischen Gleichstrom-Telegrafiesender
DE3035999C2 (de) * 1980-09-24 1984-07-26 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Schaltungsanordnung zum Umsetzen eines binären Eingangssignals in ein Telegrafiersignal
FR2522909A1 (fr) * 1982-03-02 1983-09-09 Chazenfus Henri Modulateur numerique a plusieurs niveaux d'amplitude avec compensation de composante continue
DE3619098A1 (de) * 1986-06-06 1987-12-10 Bosch Gmbh Robert Schutzvorrichtung gegen stoersignale
NL8800741A (nl) * 1988-03-24 1989-10-16 At & T & Philips Telecomm Binair-ternair omzetter voor het samenvoegen van twee binaire signalen.
GB2421689B (en) * 2002-08-05 2007-03-07 Caretek Medical Ltd Drug delivery system
US8446977B2 (en) * 2007-09-12 2013-05-21 Valery Vasilievich Ovchinnikov Method for transmitting discrete electric signals
US20120319826A1 (en) * 2011-06-14 2012-12-20 Astronics Advanced Electronic Systems Corp. Power Line Data Communication Using Current Modulation
SI2866354T1 (sl) * 2013-10-25 2019-11-29 Vito Nv Vlaamse Instelling Voor Tech Onderzoek Nv Postopek in sistem za zagotavljanje pulzirane moči in podatkov na vodilu

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3497724A (en) * 1967-10-17 1970-02-24 Ibm Waveshaping circuit apparatus
US3835252A (en) * 1968-11-12 1974-09-10 Burroughs Corp Signal transmission system over bidirectional transmission line
JPS4841722B1 (ja) * 1969-06-13 1973-12-08
US3751682A (en) * 1971-12-17 1973-08-07 Sperry Rand Corp Pulsed voltage driver for capacitive load
FR2199920A5 (ja) * 1972-06-16 1974-04-12 Materiel Telephonique
DE2310940C3 (de) * 1973-03-05 1979-05-03 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Schaltungsanordnung zum Anschließen von Telegrafieteilnehmern an Wechselstrom-Übertragungseinrichtungen und Vermittlungsanlagen
DE2358003C3 (de) * 1973-11-21 1982-02-11 Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt Schaltungsanordnung zur Pegelumsetzung logischer Signale
DE2410957C2 (de) * 1974-03-07 1982-10-21 Nixdorf Computer Ag, 4790 Paderborn Schaltungsanordnung für Datenübertragungsanlagen, zur Unterdrückung impulsförmiger Signale in einer Eingangssignalfolge
DE2613590C2 (de) * 1976-03-30 1977-10-27 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Schaltungsanordnung zur Auswertung von Zustandsänderung auf Leitungen in Fernmelde- insbesondere Fernsprechanlagen

Also Published As

Publication number Publication date
SE429081B (sv) 1983-08-08
SE7804747L (sv) 1978-10-30
IT1095006B (it) 1985-08-10
CA1099368A (en) 1981-04-14
DE2817034A1 (de) 1978-11-09
IT7822726A0 (it) 1978-04-26
AU513535B2 (en) 1980-12-04
FR2389286B1 (fr) 1987-01-23
GB1563085A (en) 1980-03-19
NL7704703A (nl) 1978-10-31
JPS53135501A (en) 1978-11-27
CH629052A5 (de) 1982-03-31
US4166196A (en) 1979-08-28
FR2389286A1 (fr) 1978-11-24
DE2817034C2 (de) 1981-09-17
AU3543578A (en) 1979-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0020044A1 (en) Equalizer arrangements
EP0351009B1 (en) Telephone line loop current regulator
JPS582499B2 (ja) 電子式送信機
US4864609A (en) Telephone line interface circuit
US4064406A (en) Generator for producing a sawtooth and a parabolic signal
US4801816A (en) Generator of periodial signals, in particular for switch-mode power supplies
JPS6239591B2 (ja)
US4803722A (en) Circuit for remote supply of subscriber line terminals in a telecommunication system
JPS63169864A (ja) 電話インタフェース回路のための直流制御回路
US4354062A (en) Communication system signaling circuit
GB2095493A (en) Three state circuit
US4316135A (en) Circuit arrangement for feeding modules in user stations
JP2662142B2 (ja) デジタル加入者線伝送システムの信号損失の自動調整回路
US4588860A (en) Battery feed circuit for telephone subscriber line
US4327249A (en) Direct current telegraphy systems
IE52070B1 (en) Communications system for connecting circuit
US4811391A (en) Telephone set comprising a line voltage stabilizer having a DC supply point
SE434690B (sv) Abonnentanslutningskrets innefattande en symmetrisk effektforsterkare for matning av en abonnentledning
US4163159A (en) Attenuation-free electronic switch
JPS62157412A (ja) インピ−ダンス調節装置
US4032718A (en) Four-wire integrable hybrid
EP0080231B1 (en) Analog-to-digital converter
JPH04275473A (ja) レーザダイオード駆動回路
JPS60142655A (ja) 音声伝送回路
US4825176A (en) Control amplifier