JPS5824738B2 - 多核種共鳴核磁気共鳴装置における検出プロ−ブ - Google Patents

多核種共鳴核磁気共鳴装置における検出プロ−ブ

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JPS5824738B2
JPS5824738B2 JP50032705A JP3270575A JPS5824738B2 JP S5824738 B2 JPS5824738 B2 JP S5824738B2 JP 50032705 A JP50032705 A JP 50032705A JP 3270575 A JP3270575 A JP 3270575A JP S5824738 B2 JPS5824738 B2 JP S5824738B2
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JP
Japan
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nucleus
circuit
resonance
coil
nuclide
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JP50032705A
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今成司
清水章三
樋口永
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Jeol Ltd
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Nihon Denshi KK
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Priority to US05/654,527 priority patent/US4051429A/en
Priority to DE19762604301 priority patent/DE2604301A1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多核種共鳴核磁気共鳴装置に係り、特に交換す
ることなしに複数個の核種を観測することのできる検出
プローブに係る。
核磁気共鳴装置では13C核の核磁気共鳴測定の際に、
IH核の核磁気共鳴周波数と同一周波数の高電力の高周
波信号を試料に照射し、1H核をデカップリングするこ
とが一般に行われる。
この場合、検出プローブの同調回路は13C核の共鳴周
波数に同調をとり、1H核の共鳴周波数に対しては非同
調とすることが必要である。
一般に核磁気共鳴装置では13C核の観測の他にIH核
の観測も必要であるが、上述の如く検出プローブの同調
回路が13c核の共鳴周波数のみに同調しIH核のそれ
に非同調となっているとすると、1H核による核磁気共
鳴信号は抑圧されて充分な検出を行い得ない結果となる
このため、従来では検出プローブ゛、送信機、受信機等
をユニット化して観測核に応じてそれ等ユニットを交換
するようにした、所謂ユニバーサルプローブが用いられ
ていた。
しかしながら観測核種は測定目的によっては頻繁に変更
することも多く、その変更の都度検出プローブユニット
、送信機ユニット、受信機ユニット等の変換をしなけれ
ばならずその手数が掛る事は勿論、特に検出プローブユ
ニットでは扱う信号が微弱であるため、ユニット交換に
伴う試料コイル等の設置位置のずれや回路の接触抵抗の
変化等により再現性の問題や感度低下等の間須を生ずる
しかも核磁気共鳴装置では重水素核(2D核)の共鳴信
号を用いて磁場固定(NMRロック)を行うが、上述の
様に検出プローブユニットを頻繁に交換するとそのたび
にNMRロックをはずして更に又かけ直さねばならず、
これにも手数が掛る結果となっていた。
更に又検出プローブの同調回路を2つの観測核の共鳴周
波数に同調する複同調回路にする場合が考えられる。
この複同調回路は例えば13c核と1H核の各核磁気共
鳴周波数に同時に同調し得るようにした回路であるから
、単一共鳴で核磁気共鳴を観測する装置では、検出プロ
ーブのユニットを交換することなく複数核種の核磁気共
鳴スペクトルを選択的に検出することができるが、これ
を1H核デカツプリングで13c核を測定するための照
射用高周波は大電力であるため、観測用試料コイルには
相当の大きさの電圧が誘起されるこ吉は避けられず、而
もその誘起信号に同調する回路が複同調回路中に含まれ
ていることからして、検出プローブは過大な高周波を後
段の受信機に伝達することになる。
従って受信機内の高周波増幅器は飽和状態に達し、観測
核種に係る検出信号を信号処理系に伝達することができ
なくなる。
特にパルス核磁気共鳴装置や時分割による連続波核磁気
共鳴装置においては、一般に利用されているダイオード
ゲート回路の開閉を確実に行うことができず、従って充
分な感度で信号検出を行うことができないという欠点が
ある他、ダイオードがオフにされる時は、微小な容量素
子として作用をもつことになるが、信号が過大となると
容量としての作用がなくなり回路の同調周波数にずれが
生じ、その結果感度が低下することになる。
本発明は斜上の如き諸点に鑑みなされたもので、検出プ
ローブ内の単一の送受信コイル若しくは受信コイルに対
し、該コイルと結合して磁場固定用2D核と観測核の両
方の共鳴周波数に同調する複同調回路を構成する結合回
路を観測核を異ならせて複数個設け、更に上記コイルと
接続される結合回路を観測核種に応じて切換える第1の
選択手段と、該選択手段によってコイルに接続された結
合回路から磁場固定用2D核の共鳴信号を取出すための
上記第1の選択手段と連動関係を有する第2の選択手段
とを設けることにより、単一の検出プローブで複数の核
種を切換えて観測でき、しかもその切換えをNMRロッ
クを外さずに行うことのできる検出プローブを提供する
ものである。
本発明は例えば1H核の共鳴周波数を60 MHz。
13C核の共鳴周波数を15MHz、”D核の共鳴周波
数を9MHzとすると、検出プローブ内の単一のコイル
と結合して60MHzと9MHzの両方に同調する複同
調回路と15MHzと9MHzの両方に同調す。
る複同調回路を構・戎する2つの結合回路を設け、IH
核をデカップリングして13C核を観測する場合には第
1の選択手段により15MI(zと9MHzの方の結合
回路をコイルと結合させることにより60 MHzに対
しては非同調となるようにする。
又1H核の測定をしようとするときは、60MHzと9
MHzの方の結合回路を使用する。
前者においては、同調回路はデカップリングのために照
射される60MHzの高周波に対し非同調となっている
ため該60MHz成分は抑圧され、良好な結果を得るこ
とができる。
又それと同時に磁場固定用の2D核の共鳴信号は第1の
選択手段と運動関係にある第2の選択手段によって使用
されている方の結合回路から取出されるため、観測核を
切換えても途絶えることがない。
以下本発明を図面に基づき詳細に説明する。添付図面は
1H核デカツプリングによる13C核観測と、1H核単
独の観測を行うようにしたシングルコイル型の検出プロ
ーブの構成を示す。
図においてスイッチ22及び23は13C核観測と1H
観測の切換えをするスイッチでこの2つのスイッチは連
動関係にあり 13C観測の場合は24側及び26側に
又1H観測の場合は25側及び27側に夫々接続される
IH核核力カップリング為の60MHzの高周波信号は
端子4から照射コイル5に供給される。
13C核の核磁気共鳴周波数15MHzの高周波信号は
端子9から導入さ札 ダイオードゲート10を通してス
イッチ22から送受信コイル11に供給される。
該スイッチ22の端子24には該コイル11と結合され
て複同調回路を構成する13C核用の結合回路が接続さ
れる。
該結合回路は主に15MHzの13C核同調周波数を決
めるコンデンサ12と、主に9MHzの2D核共鳴周波
数を決めるコンデンサ30とから構成され、2つのコン
デンサは15MHzで共振するコイル28とコンデンサ
29から成るトラップ回、路で接続されている。
13C核の核磁気共鳴信号は端子13から検出される。
端子9に高周波パルスが供給されている間は、ダイオー
ドゲート10と14が開路され、それ以外の間は閉路さ
れる。
ダイオードゲート14が閉路されている時は、各ダイオ
ードは容量素子としての作用を有するので、閉路されて
いるときの共振周波数は13C核の共鳴周波数よりもや
や異なるが、この変化分を補償するためコイル15が備
えられており、パルス供給時に共鳴周波数のずれが生じ
ないようになっている。
2D核の共鳴周波数9MHzの励起用高周波パルスは端
子6から適宜な周期でコイル11へ供給され、供給され
ない期間に得られる2D核の共鳴信号はスイッチ23の
端子26を介して端子8から検出され、図示しない磁場
固定回路(NMRロック回路)へ送られる。
1H核核磁気共鳴用の高周波パルス端子16より導入さ
れ、ダイオードゲート17を通ってスイッチ22から送
受信コイル11に供給される。
該スイッチ22の端子25には該コイル11と結合され
て複同調回路を構成する1H核用の結合回路が接続され
る。
該結合回路は主に60MHzの1H核同調周波数を決め
る同調補償用コイル19及びコンデンサ18と、主に9
MHzの2D核共鳴周波数を決めるコンデンサ32と
から構成さ札 2つのコンデンサは60 MHzに対し
てトラップ回路となるコイル33とコンデンサ31で接
続されている。
1H核の核磁気共鳴信号は端子20から検出される。
この場合も端子16に高周波パルスが供給されている間
はダイオードゲート17と21が開路され、それ以外の
間は閉路される。
ダイオードゲート21が閉路されている時には各ダイオ
ードは容量素子としての作用を有するので、閉路されて
いるときの共振周波数はIH核の共鳴周波数とやや異な
るが、この変化分を補償するためコイル34が備えられ
ており、パルス供給時に共振周波数のずれが生じないよ
うになっている。
1H核観測時の2D核の共振信号はスイッチ23の端子
27を介して端子8から取出され、図示しない磁場固定
用回路へ送られる。
上述の如き構成において、例えば1H核のデカップリン
グによる13C核観測の場合は、スイッチ22を24側
に倒し、端子4よりの1H核デカツプリング用の60
MHz高周波の供給のもとで、端子9より15MHzの
13C核共鳴用高周波パルスを供給する。
その結果送受信コイル11より自由誘導減衰信号が高感
度にて検出され、該信号は端子13よりプローブ外の1
3c核共鳴信号を増幅するための13C核用受信機に送
られる。
この時60MHzの1H核デ力ツプリング信号のリーケ
ージがあっても、60MHz成分には非同調となってい
るため抑圧され検出されない。
又この時スイッチ23はスイッチ22に連動して端子2
6側へ倒されており2D核の共鳴信号は13C核用の結
合回路から端子26及び端子8を介して磁場固定用回路
へ送られるため、静磁場は特定値に固定される。
1H核を観測する場合は、スイッチ22を25側へ切換
え、端子16より60■hの1H核核共鳴嵩高波パルス
を供給する。
その結果送受信コイル11より自由誘導減衰信号が検出
され、該信号は端子20よりプローブ外のIHH共鳴信
号を増幅するための1HH用受信機に送られる。
この時スイッチ22の切換に連動してスイッチ23も端
子27側へ倒されるため 2D核の共鳴信号は1H核用
の結合回路から端子2T及び端子8を介して磁場固定用
回路へ送られる。
そのため静磁場は観測・核を変えてもNMRロックが外
れることなく常に特定値に固定されることになる。
上述した様に本発明においては、コイルと結合されて2
D核と観測核の両方に同調する複同調回路を構成する結
合回路を観測核を異ならせて複数個設け、該複数個の結
合回路を第1の切換スイッチにより観測核種に応じて上
記コイルと選択的に結合させると共に、該第1の切換ス
イッチと連動する第2の切換スイッチを用いて該第1の
切換スイッチによってコイルに結合された結合回路から
2D核の共鳴信号を取出して磁場固定用回路へ供給する
ため、検出プローブを交換することなく核種を切換えて
観測でき、その際デカップリングパワーのリーケージに
よる影響をなくすことができると同時に、観測核種の切
換えに拘らず常に磁場固定用回路へ2D核の共鳴信号を
送って磁場を一定値に保つことができる。
尚上述した説明においては1H核と13C核の場合につ
いてのみ説明したが、1H核と1H核デカツプリングに
よる19pの観測の場合、19F核と19p核デカツプ
リングによる13C核観測の場合、19F核と19pデ
カツプリングによる31p核観測の場合、31P核と3
1p核デカツプリングによる13C核観測の場合、1H
核と1H核デカツプリングによる31p核観測等一般に
A核観測とA核デカップリングによるB核観測の場合に
有効である。
又上述した実施例においては静磁場固定用送受信回路の
他に二核種の観測が可能なシングルコイル型送受信回路
を二種顕示したが、二核種に限らず切換えスイッチの接
点を増加し、同調用キャパシター等からなるシングルコ
イル型受信回路を追加することによって三核種以上に拡
張することができる。
又上述した実施例においてはシングルコイル型送受信回
路を用いた場合を例示したがクロスコイル型受信回路及
び送信回路を用いても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例の構成を示す図である。 10.14,17,21:ダイオードゲ゛−ト、11:
送受信コイル、15,19,34,28゜33:コイル
、12,18,29.30:コンデンサー、22,23
:切換スイッチ、24,25゜26.27:端子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 送受信コイル若しくは受信コイルと結合して磁場固
    定用2D核と観測核種の両方の共鳴周波数に同調する複
    同調回路を構成する結合回路を観測核を異ならせて複数
    個設け、該複数個の結合回路を観測核種に応じて選択的
    に前記コイルと結合させる第1の選択手段と、該第1の
    選択手段によってコイルに結合された結合回路から2D
    核核磁気共鳴信号を取出すための上記第1の選択手段と
    連動関係を有する第2の選択手段とを設けたことを特徴
    とする多核種共鳴核磁気共鳴装置における検出プローブ
JP50032705A 1975-02-04 1975-03-18 多核種共鳴核磁気共鳴装置における検出プロ−ブ Expired JPS5824738B2 (ja)

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US05/654,527 US4051429A (en) 1975-02-04 1976-02-02 Nuclear magnetic resonance apparatus
DE19762604301 DE2604301A1 (de) 1975-02-04 1976-02-04 Kernresonanzgeraet

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DE102005047883B4 (de) * 2005-10-06 2008-11-20 Bruker Biospin Ag Kernspinresonanz-Messkopf umfassend mindestens zwei Spulen/Resonatoranordnungen mit reduzierter Kopplung

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