JPS5823620A - カルニチンのアシル誘導体からなる免疫調整活性を有する医薬組成物 - Google Patents

カルニチンのアシル誘導体からなる免疫調整活性を有する医薬組成物

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JPS5823620A
JPS5823620A JP57120452A JP12045282A JPS5823620A JP S5823620 A JPS5823620 A JP S5823620A JP 57120452 A JP57120452 A JP 57120452A JP 12045282 A JP12045282 A JP 12045282A JP S5823620 A JPS5823620 A JP S5823620A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明ハ、アセチルカルニチンの新規な治療的応用に
関するものでめシ、さらに詳細に述べると、アセチルカ
ルニチンの免疫調整剤としての使用に関するものでめる
COCH3 は公知の化合物であり、その製造法は例えばE。
ヌトーyツy’4によりChem、Ber、85,52
5/9(1953)に報告されている。
アセチルカルニチンは、不斉伏木原子を含むので、ラセ
ミ型(DL)i、よび光学活性型、丁なわち右旋型υよ
び左旋型として存在する。
L−アセチルカルニチンが最も活性な型であるが、以下
の記述では、簡単のために上記3種類のWt1部含めて
アセチルカルニチンと称する。
アセチルカルニチンの古い治療的応用は既に知られてい
る。例えば、米国特許第4194006号には、ある種
のアシルカルニチン、特にアセチルカルニチンの心機能
障害、心筋無酸素症および心性不整脈の治療における使
用が記載されている。
アセチルカルニチンの以前から知られていた治蒸上の使
用と免疫調整剤としての使用との間には全く関係がない
ことを明確に堆解丁べきでるる。
実際、心臓障害に対する治療的活性を有する化合物が免
疫調整剤ま72:はその逆としての活性を有することは
全く驚くべきことである。事実、・b廉直管路と免疫シ
ステムとの間には公知の理論的・科学的関係は全くない
。例えば、知られている限シにおいて、レパミソール、
メチツブリノールおよび胸腺ホルモンは免疫調整剤以外
の治療活性に%っていない。
一方では、現在医師が利用し得る限らfした範囲の免疫
調整剤の拡帳が好都合なことが明ら〃1であシ、他方で
は、前述した免疫調整剤に不都合な副作用が皆無でない
ことに注意すべきである。例えば、Cl1n、  Im
munol、  Immunopathol  14,
70(1979)K、胸I!+ ルーE:ン(チモシン
)を投与した患者のアレルギー反応試験により厳しく監
視しなければならない。レバミンールは種々の副作用を
もち、この免疫刺激剤を投与された患者はしはしは吐気
およびインフルエンザ様の不快感を訴える。治療の中止
後消失する皮ふの発疹も報告されている。最も重大な副
作用は顆粒球減少症であシ、可逆性で治療中止によシ消
失する現象であるが、この医薬を長期にわたって用いる
患者は白血球数の厳密な監視を必要とする。その上に、
Cancer  Treat、Rep。
62.162.3(1978)に高濃度のレバミソール
が六T細胞の分裂促進剤に対する応答の増大よりはむし
ろ抑制を起すことが報告されているので、患者の臨床処
理には、免疫システムが抑制よシは刺激さnていること
を確保するための注怠深い免疫監視が含1れなけれはな
らない。同様な現象が胸腺ホルモンによってももたらさ
れる( J、  ハツデン、L、チェディト、P、ミュ
ンン、F、ヌグレフイコ著、パーガモンプレヌ社198
1年発行「アドバンシズ・イン・イムノファーマコロジ
ー」参照)。メチツブリノールについてなされた毒性、
催奇性および発がん性研究の結果、この物質は長期投与
されたときでも耐容性がよく副作用が極めて少ないこと
を示した。しかし、メチツブリノール分子は、尿酸への
正常な生化学的経路によシ代園されたリンパ球中の天然
プリンでろるイノシン部分を含んでいるため、過尿酸血
症が認められた。
上述したところ刀・ら、医師にとって、現在市販されて
いる公知の免疫刺激剤に通常見られる不都合な副作用を
もたない新規な免疫調整剤の入手が有用なことが明らか
である。
驚くへきことに、アセチルカルニチン、特KL−アセチ
ルカルニチンが、前述した不都合な副作用のない有効な
免疫調整剤でるることが判明した。
したがって、この発明はアセチルカルニチンの免疫調整
剤としての使用に木質的に基づくものである。
この発明は、(a)免疫システムを正常に戻し、υよび
/または刺激すること全必要とする患者の免疫システム
の刺激に有効な量のアセチルカルニチンおよび(bl医
薬として許容される賦形剤からなる、経口または非経口
投与用免疫調整用医薬組成物に関するものである。
また、この発明は、好1しくけ体重IKg当り約51Q
L50■のアセチルカルニチンを1日投与量として、経
口もしくは非経口的にアセチルカルニチン會患者に投与
することからなる、免疫システムを正常に戻し、および
/または刺激すること全必要とする患者を処理するため
の治療方法に関するものである。
火照には、アセチルカルニチンは、医薬技術の分野に2
ける当業者に周知の慣用方法によシ調製さnた普通の医
薬形態のあらゆる形で経口または非経口的に投与される
。これらの形態には、錠剤、カプセル、液剤、シロップ
剤等の固体または液体の経口用単位投与量形態、並びに
アンプルおよびバイアル用滅菌溶液等の注射用形態が含
’Efする。
単位投与量形態の場合、組成物は約100ないし100
0■のアセチルカルニチンから成シ立っている。
アセチルカルニチンの免疫刺激作用は、裕福な人および
動物力1ら抽出した免疫能のある細胞について突施し′
fc実験的研究により明らかにされた。
上記研究中、次のものについて以下に説明する。
^ マウヌにおける研究 試験管内分裂促進刺激によるリンパ球の増殖反応に対す
るアセチルカルニチンの影響 的 人に2ける研究 1、試験管内分裂促進刺激によるリンパ球の増殖反応に
対するアセチルカルニチンのtW2、白血球に対するア
セチルカルニチンのtV3、 グルココルチコイドで処
理した免疫細胞に対するアセチルカルニチンのtV 上記の試験が免疫抑制物質または免疫刺激物質の性質を
評価するための世界的に認められたスクリーニング試験
でめることは、よく知られている。
白血球は、もし試験管内で種々の物質によシ適当に刺激
されると、芽球化現象Pよび増殖を起丁。
非免疫性基礎による増殖をひき起す物質は特に分裂促進
剤と呼ばれる。ある種の分裂促進剤は成熟および非成熟
Tリンパ球を選択的に刺激しく ConAすなわちコン
カナバリンA)、また他のもの(LPS−rzゎちリポ
ポリサッカライド)はB細胞に対して特異的である。細
胞増殖は、トリチウムでラベルしたチミジン(3Htd
r)のような放射性トレーサーを用いベータカウンター
で試料をカウントすることによシ適当に監視することが
できる。分裂促進剤は、その選択性によシ、特別な物質
の作用に感受性ケもつ細胞下位集団の同定に役立つ。
リンパ球は、057B1/6糸、体m18−20gの雄
マウスの牌臓から得らnた。細胞は、5%仔牛脂児血清
、4mMグルタミンおよび抗生物質を添加し7CRPM
11640滅菌培地にけんだくした。引続いて、細胞を
ウェル当J5X105細胞の濃度でマイクロタイタープ
レート上に散布した。種々の濃度(それぞn4Bよび6
μf / rn !、26および100μf/ml)の
ConA、2よびLPS2分裂促進剤として用いた。培
養開始時に、0.1,0..5.1,5,10.50お
よび100μf/mz(最終濃度)のL−アセチルカル
ニチンを加えた。最後の18時間は3Htdr(l μ
c i )の存在下で行ない、5%COZ中72時間イ
ンキュベートした後、プレートをハーペヌターマッシュ
■上に吸引した。試料ヲベツクマンペータカウンターに
よシ続いて計測し、その結果を毎分カラン) (C,P
、 m、)で表わした。
第1図および第2図に、分裂促進剤で刺激された細胞に
対するし一アセチルカルニチンの存在下分裂促進剤で刺
激されl+a胞の変異パーセン)k図示する。勿論、物
質の存在または不存在下および分裂促進剤の不存在下に
インキュベートした細胞の最初の放射能は全試料で)ら
差引いた。
L−アセチルカルニチンは、分裂促進剤ConAまたは
LPSで刺激された牌則胞による3旧drの取込みを促
進する。この効果は、Bリンパ球に較べてTリンパ球に
対する方が大きい。L−アセチルカルニチンの増強効果
は、それが分裂促進剤によシ活性化された細胞に接触し
たときにのみ観察される。このことは、L−アセチルカ
ルニチンが分裂促進性をもたないこと、および分裂促進
因子の生成を誘起する能力のないことを示してイル。’
Ic、L−アセチルカルニチンの免疫調整作用が分裂促
進剤の使用量によって異なることも明らかである。こn
らのことから、a)一定濃度の分裂促進剤における増強
作用、b)一定濃度の分裂促進剤に対し応答能のある細
胞の相対的比率を規定することができる。細胞の刺激に
用いた分裂促進剤の量に従って、上記物質は種々の濃度
に2いて免疫調整作用を示す。
1、 試験管内における列装促進刺激 (a)DNA合成 ある種の細菌性もしくは植物性および無機分子の最低量
の存在下に2ける人リンパ球の試験管内での芽球への変
異能および有糸分裂による増殖能は、試験管内で全有機
体の免疫状態および免疫能の両者を反映する明確な特徴
である。リンパ球の変異は、放射能でラベルしたアミノ
酸、通常はトリチウ÷でラベルしたチミジン(3Htd
r)の分裂途上細胞DNAへの取シ込みを監視すること
によって評価される。ベータカウンターによる毎分カウ
ント数(C,P、 m、)として表わされた同位元素取
込み速度および量は、応答強度を反映し、刺激応答細胞
の数に直接比例している。
リンパ球を刺激するために、植物性の分裂促進剤を用い
た。フィトへマグルチニン(PHA)およびコンカナバ
リン(ConA)は、B細胞の増殖応答に対する関与が
たとえ除外できなくても、Tリンパ球に対して作用し、
他方PWM(アメリカンフィトラッカから抽出した分裂
促進剤〕はT細胞およびBMI胞の両者に作用する。
リンパ球刺激試験が試験管内で免疫応答に対する物質の
影響を評価するのに有用な手段であることはよく知られ
ている。実際、免疫効果検討中の物質の存在下における
免疫促進刺激後の応答増強は、物質自身に帰せら扛、詳
細には1)使用した分裂促進剤に対する応答能のめる細
胞の相対的比率の増加、2)ある分裂促進剤の特定の濃
度が引金となった応答、3)ひとたび起った現象の拡大
、4)マクロファージおよび/またけある種のリンパ球
下位集団のような付属細胞の関与増大に帰せられる。
この試験の英雄に当っては、以前から知らnた方法によ
シ両性の10木の健康な供与体の末梢血管から分離した
リンパ球を用いた。活力を調べた後、細胞を計数し、補
体除去した20%AB血清?]l−添加したRPMI1
640培地にlX106M胞/mlの濃度で移した。細
胞けんだぐ液100μl t’TJIマイクロタイター
プレート上に散布し、PHAC6r/me)、ConA
(lQr/ml)マタはPWM(5r/m! )の存在
下または不存在下、0.1.0.5.1.5,10,5
0.100μ’1/mlの濃度のし一アセチルカルニチ
ンの添加または無添加の下に、37°Cで5%C02大
気中72時間インキュベートした。トリチウムでラベル
したチミジン(ウェル当シ1μcijv培養終了16時
間前に加えた。ブレートを自動装置(ハーベスタ−マツ
シュ■)で吸引した。放射能はペータカ、ウンター(ベ
ックマン)で計測した。各結果はそれぞれ3回英雄した
10個の試験の平均値である。
得られた結果を第3図、第4図および第5図に示す。も
し培養物が分裂促進剤により刺激されていない場合には
、ウェルへの種々のa度のL−アセチルカルニチンの添
加は何ら意義ある効果をもたらさない。このことは、L
−アセチルカルニチンが分裂促進性’に%だないことを
示している・PHAの存在下では、L−アセチル力ルニ
チンハpNA合成klttf/rntおよび100μf
/mlの濃度で統計的有意に増強する。リンパ球@養物
がCon Aで刺激さt′した場”Kは、増強効果は1
および10μ97 m /でピークに達する。逆に、P
WMとインキュベートした細胞はL−アセチルカルニチ
ンで僅刀為しか影響されず、増強率は22%を越えない
各面から明らかなように、L−アセチルカルニチンの免
疫調整効果は異なる:a度で典型的なダブルピークパタ
ーンを示す。この現象は、他の免疫調整剤に関係して既
に報告されており、異なる薬剤濃度に対して別個の感受
性を示す別個の細胞下位集団に基づくか、または使用濃
度によって別個の作用全示し得るという事笑に基づくよ
うである。
この出願人によって得られた結果は、前に試験管内にお
ける同様な系中のねずみリンl<球で得られた結果を確
証している。丁なわち、L−アセチルカルニチンはTリ
ン8球pよび人Bリンl<球に作用する。
(b)RNA合成 分裂促進活性化が検出可能となった後、DNA合成が検
出可能となる前は、リンパ球があらゆる代副変異、特に
RNA合成のそれを身に受けていた0 DNA合成について示したのと同様に、RNA合或は、
分裂促進刺激後、放射性トレーサー、この場合トリチウ
ムでラベルしたウリジン(3H−ウリジン)を用いて適
当に監視できる。RNA合或は、分裂促進剤による刺激
の直後に始1す、PHA刺激の20時間後には、RNA
の増加は当初量の2倍になることがわ刀)っている。
情NRNA(メツセンジャーRN、A$−よヒ高分子量
RNA)と構造RNA(リホソームRNAおよびトラン
スファーRNA)の両者が増加するが、より高い交替値
ケもつ情報RNAが大部分の新規に生成した合成kNA
に対応する。
この試験の目的は、PHAで刺激さt′した入リンパ球
によるRNA合成に対する最終濃度で0.1゜0.5.
1.5.10.50.100μf/mzのL−アセチル
カルニチンの効果を評価するにある。
健康体から得られた人リンパ球によるRNA合成の評価
法は、細胞が12時間培養され、最後の3時間が3H−
ウリジンの存在下でめる点を除いて、前にDNA@改に
ついて記載したのと大質的に同一である。
第6図にプロットした結果は、L−アセチルカルニチン
がPHAで刺激したリンパ球によるRNA合成を増進し
得ることを示している。現在の知識に基づくと、増加は
構造RNAよシはむしろ情報RNA(メツセンジャー2
よび高分子量RNA)に帰しうべきものである。L−ア
セチルカルニチンの存在下にPHAにより刺激され、D
NA合成およびRNA合成を測定したリンパ球が、実質
的に重なる活性化ピークを示すこと刀為ら、L−アセチ
ルカルニチンで誘起された免疫調整は、続いてDNA合
成にも影響するところのRNA合成の増加によって起る
ということができる。
幾つかの臨床的および実験的研究によって、白血球の運
動性が病原性試剤に対する宿主の複合防御メカニズム上
重要なことが示さnたことが知られている。突際、もし
炎症部位に配置さnていなければ、細胞数が適当である
ことは、七nのみでは生体の防護のために充分でない。
感染中Pよび/または組織破壊が起ったときに、白血球
は明らかにでたらめの動きを控え、損傷部位で止る。こ
れらの細胞の走化性勾配に対する反応ケ明らかにする機
構は1だ明らかでない。疑いもなく、この刺激運動性は
多段階現象でおり、これには環状ヌクレオタイド、多数
の酵素反応、Na、に、ATPアーゼが関与し、微小管
2よび微細繊維の変異を誘起するから、この現象は a)自発移動 b)直接移動 全含む種々のレベルに調整することが7″きる。
健康な供与体の末梢血蓄力)ら好中性白血球を分離し、
アガローヌ下で試験移u’i行なった。
種々の濃&(3fiいし250μ&/mりのし−アセチ
ルカルニチンと共に行なった細胞培養から、直接白血球
移動に対する刺激を豆証することができた。1だ、自発
移動は、特に投与量6ないし30μf/mlのし一アセ
チルカルニチンによシ正の影#ヲ受ける。L−7セチル
カルニチンは、刺激の存在下(直接移動の場合〕または
刺激の不存在下(自発移動の場合)の細胞の走行直線距
離を増加し得るのみならず、移′#4JJ細胞の数に%
増加し得る。結果は、要約して表に示し、1だ第7図に
図示する。
ラットについてなさnた研究は、精管内におけるm子の
運動が精液中のアセチルカ/l、二チン濃度に比例する
ことを示した。アセチルカルニチンは、明らかに、精子
の運動に対して最も重要なエネルギー開放基質である。
出願人の実施した研究は、L−アセチルカルニチンが、
化学走化性勾配および自発運動性の両者に対して白血球
の運動性を刺激することを示した。この現象は、広範囲
の投与量(3ないし250μf/1111)において、
種々の強さで、移動細胞数と細胞走行直線距離の増加を
もたらしつつ起る。L−アセチルカルニチンは、アシル
基のミトコンドリア内膜を横切っての輸送′に促進する
ことにより、余剰エネルギーを開放し白血球の運動を容
易にすると仮定することができる。
コルチコステロイドホルモンは、種々の標的組織1友は
器官に対して多くの作用を発揮する。ある場合には、こ
れらのホルモンは蛋白質合成を誘起しくアナポリック作
用)、他の場合には、遺伝子転写を抑制しまたは阻害性
蛋白分子合成を活性化する(抗アナポリック作用)。免
疫系において、10−6Mヒドロコルチゾンの存在下に
おけるねずみ胸腺リンパ球の試験管内インキュベーショ
ンで急速な細胞溶解が起ることが観察された。これとは
対照的に、人のリンパ様細胞は、ある実験的に誘起した
状態下または自己免疫性疾患の間會除いテハ、コルチコ
レジスタントでるる。こnらのデータは、活性化さ扛た
T細胞はめる程度グルココルチコステロイドに感受性が
メジ、従って、こnら薬剤の治療効果は一部期待できる
ことを示唆している。出願人が企画した実験の目的は、
L−アセチルカルニチンとグルココルチコイドのロリ得
べき相乗作用を評価することにある。
健康な両性供与体の末梢血管からリンパ様細胞離し、6
日間培養した(2方向度合培養)。細胞(106/ml
 )k平底マイクロタイタープレートに移し、L−アセ
チルカルニチン0.1,0.5゜1.5.10.50,
100μ(/ / m /の存在下または不存在下、ヒ
ドロコルチゾンと共にまたはなしで、5%CO2中37
°Cで20時間インキュヘ−)Llt。グルココルチコ
ステロイドに対する感受性は、細胞溶解全記録すること
によシ評価した。ヒドロコルチゾンは0.20 Bよび
0.05〜/−の濃度で用いた。この濃度はこの種の実
験に最適だとみなされるものである。結果は、第8図に
グラフの形で示す。
m−)
【図面の簡単な説明】
第1図はConA47/ml (実線)または6γ/m
l(点線)で刺激した雄マウス牌臓細胞の変化率を示す
。第2図はLPS20γ/ml(実線)また(ま100
γ/ml(点線)で刺激した雄マウス牌臓細胞の変化率
を示す。第3.4、および5図は、それぞれPHA、C
onA、およびPWMで刺激した大末梢リンパ球のDN
A合成の増加率を示す。第6図はPHAで刺激した人末
梢すン/、a球のRNA合成の増加率をウリジンでモニ
ターして調べた結果(白丸を結ぶ線)を、3Htdrで
モニターした増加率(黒丸を結ぶ線)と比較して示す図
である。第7図は大白血球の直接移動(実線)および自
発移動(点線)の直線距離を示す。第8図は、コルチゾ
ン0.20Y/ml (実線)または0.05 ’)’
/ml (点線)を加えた人リンパ球の細胞溶解を示す
。 特許出願人 シグマ−タウ・インダストリエ・ファルマ
シウテイシエ・リウニテ・ソシエタ・ペル噛アチオ一二 代理人   弁理士 青 山 葆  外1名9・二qン
〕(鷹i1り引r=↓1≦             
 %q>、g、1ゝ阿社会613ゝaη町 54 口’t1M                 
             xrnt  組%01tk 第8図 第7図 L−アせナルカルニ+′/ r/グ1 手続ネ山正書く自発) 昭和57年9月6日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第1204り2号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 イタリア国001440−マ、 ヒアμ・シェークスピア47番 m; 4、代理人 6、補正の対象:図面 ′ズ、○ ン −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11(al免疫システムヶ正常に戻し、および/1?
    Cは刺激することを必要とする患者の免疫シヌテムの刺
    激に有効な量のアセチルカルニチン、および、 (b)医薬として許容される賦形剤 からなる、経口または非経口投与用免疫調整医薬組成物
    。 (21アセチルカルニチンがL−アセチルカルニチンで
    ある、特許請求の範囲第1項記載の組成物。 (3」  アセチルカルニチン約100ないLJIO0
    0■からなる、単位投薬量形態の特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
JP57120452A 1981-07-09 1982-07-09 カルニチンのアシル誘導体からなる免疫調整活性を有する医薬組成物 Granted JPS5823620A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT48866A/81 1981-07-09
IT48866/81A IT1143214B (it) 1981-07-09 1981-07-09 Acil derivato della carnitina quale immunomodulatore

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5823620A true JPS5823620A (ja) 1983-02-12
JPH0222730B2 JPH0222730B2 (ja) 1990-05-21

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