JPS5822584B2 - ヌノシヨリシツノテイマサツアツリヨクシ−ル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 布を液体アンモニアで処理する際、布のウェブを閉鎖室
へ指向せしめ、ここで布を液体アンモニアに接触させる
。

典型的には、これを行うには液体アンモニアの入ったト
ラフへ布ウェブな指向せしめ次いで制御条件下に布を運
びこの間布はアンモニアで飽和した状態に留まる。

かかる場合、一次処理室はアンモニア蒸気で飽和される
。

アンモニア蒸気の毒性および不快な臭いの故に、処理室
の内部を周囲に対して僅かに負圧に維持し、室からの漏
洩を回避または最小ならしめるのが望ましい。

同時に、過剰の大気が室へ入るのを回避するのも好まし
い。

過剰の空気が流入すると不都合な量の水分が導入され、
これがアンモニア回収操作に干渉する。

同様に、系内の過剰の空気も有害である。

本発明は液体アンモニアまたは同様の処理室の入口およ
び放出開口をシールする簡単でしかも信頼性が高い効果
的な手段を提供する。

重要なことには、この新しい密封装置は移行中の布に過
度の抗力をおよぼすことなしに室の出口および放出開口
の効果的な密封を行う。

このことは処理中に布張力を慎重に制限し制御するのが
望ましい例えば編布の場合に重要である。

本発明の圧力シールにおいて、布の両面はシールの実質
的に静止した面と滑動接触状態に維持される。

一側においてシールは剛性案内部材により形成される。

他側において、シールはテフロン含浸ガラス布の如き低
摩擦材料の薄い非常に可撓性ウェブにより形成される。

この薄い可撓性材料は変形可能な弾性部材により布へ軽
く押圧される。

シールの構造は、室の非常に効果的な閉鎖を行うと同時
に、布に対する摩擦抵抗力を実際上最小にかつ布の幅に
わたって非常に均一になるように維持する如きものであ
る。

本発明の一面によれば、可撓性低摩擦ウェブ材料は可動
状に装着し、摩耗を補償するために必要に応じて新しい
面部域を操作位置に持ち込むよ５時々摺動できるように
する。

典型的な処理室では、入口および出口開口は二重シール
を組み入れ、処理室の内部と外部との間に介在帯域を設
ける。

かかる場合、一対の密封構造体を低摩擦ウェブ材料の単
一片に関連して利用し、簡便性を増すことができる。

本発明の上記および他の特色をより完全に理解するため
に、好適実施例および添付図面について説明する。

図面に関し、１０は布ウェブ１１に対する液体アンモニ
ア処理を行うための典型的な処理室を示す。

布は一般に１２で示す入口開口を通って室へ入り、室内
で液体アンモニアを容する処理トラフ１３を通って案内
される。

アンモニア反応を生起させる短期間後に、布をドライヤ
ドラム１４゜１５へ指向せしめてアンモニアを駆逐し、
蒸気室１７０入口を構成する室放出開口１６を通って出
る。

蒸気室は放出開口１８を有しこれを通って布が出て更に
処理されるべく運ばれる。

第２図に示す如（、入口または放出開口１２゜１６．１
８は有利にはガスロック（ｇａｓ １ｏｃｋ ）を与
え、処理室１０からのアンモニア蒸気の逃出を最小なら
しめかつ周囲空気の室への侵入を最小ならしめるように
構成される。

この目的で、室１０には少なくとも開口１２，１６，１
８の部域に、離間壁１９，２０が設けられる。

第２図の特定例では、外壁１９の左の部域は周囲大気を
表わし、内壁２０の右の部域は処理室内のアンモニア雰
囲気を表わす。

その間の部域２１は所望のガスロックを形成する。

典型的な液体アンモニア処理装置において、室の内部は
周囲雰囲気に関して約１．２７ＣｎＬ（０，ｆｆ）Ｈ２
Ｏの負圧に維持される。

かかる場合、ガスロック部域２１は約１．９ｃｍ （０
，７５“）Ｈ２Ｏの負圧に維持しうる。

これは僅かにより負の圧力に起因し、処理室からガスロ
ック室２１へのアンモニア蒸気の漏洩を制限する。

周囲からの空気の漏洩はガスロック室のみに限られ、処
理室の内部への空気の侵入を最小ならしめる。

布目体の隙間にある程度の空気が含まれているから主処
理室への空気の侵入を完全に阻止することは勿論できな
い。

しかして、連続法においてはたとえ理論的に理想的な条
件においても、ある程度の空気は主室へ侵入する。

ガスロック室２１を排気する適当な手段（図示せず）が
設けられ、その中のアンモニア蒸気を回収または処置の
ためにた□えず運び去るようにする。

図示の装置では、全室壁１９ 、２０には意図する最大
幅の布ウェブ１１を収容すべ（適当な幅の細長い狭い開
口２２，２３が設けである。

典型的な設備では、開口２２．２３は水平である。

壁１９，２０には、各開口２２，２３に隣接してかつそ
の下方に布案内部材２４，２５が取り付けられている。

有利には、案内部材はステンレス鋼シート材料から形成
され、水平案内台区分２６、垂下外科２７および下方延
出内方パネル区分２８を与えるように形作られている。

各案内部材２４゜２５は開口２２，２３の全幅にわたっ
て延びかつ望ましくは第３図に示す如（各端を幾分越え
て延びるのに適した長さのものである。

案内部材のパネル部分２８には案内部材の幅にわたって
間隔を置いて垂直に細長いスロット２９が設けられ、こ
のスロットは各室壁１９，２０に溶接または他の手段で
取り付けたスタッド３０を収容する。

この構成は、案内部材２４，２５をナツト３１により各
室壁へある程度垂直方向に調節可能に取り付けられるよ
うになっている。

弾性ガスケット素子３２は、望ましくは密封を向上する
ために案内部材２４，２５と室壁との間に挿入しうる。

第２図に示す如く、案内部材２４．２５はその台区分２
６が壁開口の下縁の少し上の水平平面内に位置するよう
な位置で壁１９，２０へ調節設置される。

望ましくは、台区分は共通平面内にある。しかし、この
ことは布ウェブの可撓性に鑑み必ずしも厳密でな（とも
よい。

壁１９，２０は細長い開口２２．２３の上方において装
着ブラケツ）３３．３４が取り付けられている。

これらはスタッド３５およびナツト３６により取り付け
ることができ、スロット開口が一定の垂直方向調節範囲
を与える。

ブラケット３３゜３４と隣接室壁との間に弾性ガスケッ
ト３７が挿入される。

本発明によれば、各ブラケット３３，３４の下縁３８に
細長い弾性圧縮素子３９，４０が取り付けられる。

有利には、これらの圧縮素子は開口２２．２３に沿って
その全幅にわたってかつ開口の端を少し越えて延びたゴ
ムまたは同様の弾性材料の細長い管状区分から形成され
る。

第２図に示す如く、管状素子３９，４０は室壁１９，２
０の面に密接して位置し、後述の如くこれらの弾性素子
の両端を利用して開口の端区域の密封を行うことができ
る。

弾性圧縮素子３９．４０は比較的に薄肉構造のものであ
り、故に、放射方向圧縮を受けて容易に変形しうる。

第２図に示す如く、圧縮素子３９．４０はボルト４１に
よりブラケット３３．３４へ取り付けられ、ボルトは密
封素子を貫通し、細長い締着ストリップ４２に係合する
。

本発明の有意な特長として、弾性圧縮素子３９゜４０の
下面と案内部材２４．２５との間に低摩擦材料の薄い極
めて可撓性のウェブ４３が挿入されている。

望ましくは、ウェブ４３はテフロン（ポリテトラフルオ
ロエチレン）の如き低摩擦材料を含浸させたガラス繊維
布の如き材料になしうる。

ウェブ４３は実質的に開口２２，２３の全幅にわたって
延び、かつ収容されるべきウェブ材料の最大幅と少なく
とも等しく、望ましくはこれよりもやや大きい。

第２図に示す如く、布ウェブ１１は案内部材２４．２５
と低摩擦ウェブ材料４３との間を通ることにより処理室
に出入りする。

案内２４，２５および装着ブラケツ）３３，３４０垂直
方向初期調節は、布１１を案内部材２４．２５により支
持した状態で、弾性圧力素子３９，４０を少なくとも僅
か変形、圧縮させ、これにより低摩擦ウェブ材料４３を
布１１へ軽（押圧する如き程度のものである。

ウェブ材料４３は実質的に非透過性のものであり、故に
圧縮部材３９，４０と対向案内部材２４，２５との間に
効果的なガスシールを形成する。

この点に関し、密封圧力は圧縮下の素子３９．４００弾
性変形から誘導されるのであって例えば圧力部材を内部
から膨張させることによるのではない、何故ならば、前
者の操作は布の圧力（従ってまた長さ方向の張力）をよ
りこまかく制御し、同時に適正かつ効果的な密封を行う
からである。

壁開口２２，２３の端に隣接して、圧縮素子３９．４０
の端に形成ブロック５３を挿入し、弾性素子の形状の転
移を行い、弾性素子により開口の端を効果的に密封する
のを可能にする。

本発明の有利な形態では、低摩擦材料４３の半連続ウェ
ブが両壁開口２２，２３を通り、両圧縮素子３９．４０
と協働する。

更に、低摩擦ウェブ材料４３は使用するにつれて摩耗す
るから、ウェブ４３を時々再位置させて新しい面部域を
圧縮素子３９．４０の下の接触区域へもたらすようにさ
れている。

有利には、低摩擦ウェブ材料４３の再位置は、処理室１
０内のブラケット３４により担持された材料の供給リー
ル４４、および室の外側のブラケット３３へ取り付けた
巻取リール４５を設げることにより達成できる。

供給リール４４は例えばブレーキ装置４６により平常回
転不能に保たれ、巻取リール４５はウオームギヤー４７
およびクランク４８の如き適当な手段により制御可能状
に可動になしうる。

低摩擦ウェブ材料の制限部域が摩耗すると、巻取リール
を少し前進させて、容易に理解できる如く、新しい部域
を圧縮素子３９．４０の下にもたらす。

単一のウェブ材料片を用いて両開口２２，２３に低摩擦
シールを行う場合、ガスロック室２１内に案内バー４９
を設けて密封ウェブ４３を両圧縮素子３９，４０間の区
域内で布１１から偏向せしめ、密封ウェブ４３の摩耗を
最小ならしめると共に布１１に対する抗力を減少するの
が望ましい。

本発明の室シールは非常に簡単で経済的であるが実用上
非常に有効であることが判明している。

シールは室開口における不都合なガス流を効果的に制限
するが、同時に布１１に対する抗力を最小レベルに維持
し、処理中の布張力と歪みを最小ならしめる。

最も基本的な形態では、シールはゴムまたは同様の弾性
材料からなる非膨張、弾性変形可能圧縮素子に、薄い可
撓性低摩擦ウェブの形態の挿入された低摩擦接面を組み
合せたものである。

布は固定案内部材と低摩擦ウェブとの間を通ることによ
りシールへ入り、低摩擦ウェブ材料は布へ軽度に押圧さ
れて所望のシールを形作る一方、布との低摩擦接触を維
持して過度の張力を伴うことなしに布の移動を許す。

典型的な液体アンモニア処理室では、室開口の一部また
は全部に二重シールを採用するが、その場合、一対の隣
接シールに関連して可撓性低摩擦ウェブ材料の単一片を
利用するのが便利かつ有利である。

すべての場合、可撓性密封ウェブを取り付けるに際して
は、これを時々縦方向に動けるようにし、その部域が使
用中に摩耗したときに新しい面部域を圧縮素子の下にも
たらすようにする。

この目的で、実質的に連続な供給、巻取り装置を利用で
きる。

ここに図示し記述した本発明の特定形態は例示のもので
あってその教示から逸脱することなしにある種の変更を
行いうるものであることは勿論理解されよう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の進歩した低圧シールを用いた液体アン
モニア処理室の簡単化した模式図、第２図は第１図の処
理室の入口または出口開口の拡大横断面図であって新し
い密封装置を示す図、第３図はほぼ第２図の３−３線に
とった拡大断片横断面図である。 図中、２４，２５は案内部材、３３゜３４は装置ブラケ
ット、３９，４０は弾性圧縮素子、４３はウェブ材料で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 処理室の開口を通って布ウェブが通過するのを許容
   する一方、前記開口を通ってガスが流れるのを実質的に
   最小にならしめる低摩擦、低圧力シールであって、 （ａ） 前記布ウェブ１１が前記開口２２を通過する
   ときにこの布ウェブの一側面を案内しかつ支持するため
   に、前記開口に隣接して案内部材２４を設け、 （ｂ） 前記案内部材は前記開口の全幅にわたって延
   び、 （ｅ） 前記案内部材に平行にかつ前記開口に関連し
   て前記布ウェブが通過しうるように前記案内部材から離
   間してシール支持具３３を設け、（ｄ） 前記シール
   支持具に担持されかつ前記案内部材の方へ延びた細長い
   弾性の変形可能密封部材３９を設け、 （ｅ） 前記変形可能密封部材は前記開口の全幅にわ
   たって延び、 （ｆ） 布ウェブの運動方向に見て上流側へ前記変形
   可能密封部材から離間した個所４５に一端が取り付けら
   れかつ他端が前記変形可能密封部材と前記案内部材との
   間を通って延びた低摩擦材料の薄い可撓性ウェブ４３の
   区分を設け、 （ｇ） 前記の可撓性ウェブの区分は前記変形可能密
   封部材により前記案内部材の方へ軽く押圧せしめられ、 （ｈ） 前記低圧力シールは前記案内部材と前記の可
   撓性ウェブの区分との間でかつこれらと密封関係に布ウ
   ェブを低抵抗通過せしめるに適したものになし たことを特徴とする低摩擦、低圧力シール。 ２ 処理室の通路を通って布ウェブが通過するのを許容
   する一方、前記通路を通ってガスが流れるのを実質的に
   最小にならしめる低摩擦、低圧力シールであって、 （ａ） 前記処理室は前記通路を二重密封するために
   一対の間隔を置いた開口２２，２３を有し、（ｂ）
   前記ウェブ１１が前記の一対の開口２２゜２３を通過す
   るときにこの布ウェブの一側面を案内しかつ支持するた
   めに、前記の開口に隣接して案内部材２４，２５を各々
   設け、 （ｅ） 前記各案内部材は前記各開口の全幅にわたっ
   て延び、 （ｄ） 前記各案内部材に平行にかつ前記各開口に関
   連して前記ウェブが通過しうるように前記各案内部材か
   ら離間してシール支持具３３．３４を各々設け、 （ｅ） 前記各シール支持具に担持されかつ前記各案
   内部材の方へ延びた細長い弾性の変形可能密封部材３９
   ，４０を各々設け、 （ｆ） 前記各変形可能密封部材は前記各開口の全幅
   にわたって延び、 （ｇ） 前記の二つの変形可能密封部材３９，４０を
   挾Ａ７でしかもこれらの部材から離間した個所４４．４
   ５に両端を取り付けられて前記各変形可能密封部材と前
   記各案内部材との間を各々通って延びた低摩擦材料の薄
   い可撓性ウェブ４３の単一区分を設け、 （ｈ） 前記可撓性ウェブの単一区分は前記各密封部
   材により前記各案内部材の方へ軽く押圧せしめられ、 （ｉ） 前記低圧力シールは前記各案内部材と前記の
   可撓性ウェブの単一区分との間でかつこれらと二重密封
   関係に布ウェブを低抵抗通過せしめるに適したものにな
   し たことを特徴とする低摩擦、低圧力シール。 ３ 処理室の通路を通って布ウェブが通過するのを許容
   する一方、前記通路を通ってガスが流れるのを実質的に
   最小にならしめる低摩擦、低圧力シールであって、 （ａ） 前記処理室は前記通路を二重密封するために
   一対の間隔を置いた開口２２．２３を有し、（ｂ）
   前記布ウェブ１１が前記の一対の開口２２゜２３を通過
   するときにこの布ウェブの一側面を案内しかつ支持する
   ために、前記各開口に隣接して案内部材２４，２５を各
   々設け、 （Ｃ） 前記各案内部材は前記各開口の全幅にわたっ
   て延び、 （ｄ） 前記各案内部材に平行にかつ前記各開口に関
   して前記ウェブが通過し５るように前記各案内部材から
   離間してシール支持具３３，３４を各各段け、 （ｅ） 前記各シール支持具に担持されかつ前記各案
   内部材の方へ延びた細長い弾性の変形可能密封部材３９
   ，４０を各々設け、 （ｆ） 前記各変形可能密封部材は前記各開口の全幅
   にわたって延び、 （ｇ） 前記の二つの変形可能密封部材３９．４０を
   挾んでしかもこれらの部材から離間した個所４４．４５
   に両端を取り付けられて前記各変形可能密封部材と前記
   各案内部材との間を各々通って延びた低摩擦材料の薄い
   可撓性ウェブ４３の単一区分を設け、 （ｈ） ｈ前記の可撓性ウェブの単一区分は前記各密封
   部材により前記各案内部材の方へ軽く押圧せしめられ、 （ｉ） 前記低圧力シールは前記各案内部材と前記の
   可撓性ウェブの単一区分との間でかつこれらと二重密封
   関係に布ウェブを低抵抗通過せしめるに適したものにな
   し、 （ｊ） 前記の可撓性ウェブの単一区分は未摩耗部域
   を必要に応じて操作位置へもたらすべく前記通路を通っ
   て動きうるようにし たことを特徴とする低摩擦、低圧力シール。