JPS5822509B2 - 流動層循環系を用いる石炭類の乾留ガス化方法 - Google Patents

流動層循環系を用いる石炭類の乾留ガス化方法

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JPS5822509B2 JP54067108A JP6710879A JPS5822509B2 JP S5822509 B2 JPS5822509 B2 JP S5822509B2 JP 54067108 A JP54067108 A JP 54067108A JP 6710879 A JP6710879 A JP 6710879A JP S5822509 B2 JPS5822509 B2 JP S5822509B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は流動層循環系を用いる石炭類の乾留ガス化方法
に関し、詳しくは粉粒状石炭類の乾留によってタールと
高カロリーガスを得るとともに乾留反応生成物のコーク
スあるいはチャーを酸素を用いてガス化し、水素および
一酸化炭素を主とするガスを生成せしめることよりなる
石炭類の乾留ガス化方法に関する。
本発明者は先に平均粒径0.1〜5朋の固体粒子を熱媒
体として、高温の流動層を構成するガス化塔と燃焼加熱
塔の両塔間に循環せしめ、粉粒状の石炭類をガス化塔内
流動層に送入接触させることによってガス化させ、一方
前記固体粒子および反応生成物たる灰分に富むコークス
を燃焼加熱塔に送り、空気によって燃焼するとともに前
記固体粒子を加熱してから再びガス化塔に送ることによ
り連続的に粉粒状石炭類をガス化する方法を提案した(
特開昭50−30904号公報)。
しかしながら上記方法によれば、石炭中の揮発分からの
発生ガスは前記コークスと水蒸気の反応によって生成す
る水素および一酸化炭素と混合してしまうので、製造さ
れる可燃ガスは炭化水素ガスが少なく発熱量があまり高
くない。
一方、この発生ガスを例えばメタノールなどの化学工業
原料に用いるためには、含有されるメタンなどの炭化水
素類を転化するために水蒸気改質などの処理が必要であ
る。
また燃焼加熱塔からは燃焼排ガスが発生するのでこれを
大気中に放出するために脱硫・脱硝装置が必要となる。
本発明者はさらに、同様な固体粒子を熱媒体として、高
温の流動層を構成する乾留塔、ガス化塔および燃焼加熱
塔の3つの塔の間に循環させ、石炭類の乾留生成物であ
るタールおよび高カロリーガスと、乾留の結果生成され
る炭素質粉粒の水蒸気ガス化によって生成される水素と
一酸化炭素を混合させることなく別々の導管で得ること
のできる方法を提案した(特開昭50−41903号公
報)。
しかしながら上記方法は3個の流動層間に2つの循環系
を作るので操作が複雑になるだけでなく、空気を燃焼加
熱塔に送入するために燃焼排ガスを大気中に放出する必
要があり、そのための脱硫・脱硝設備費が大きなものに
なる。
近年、将来の石油不足が予測され、石油以外のエネルギ
ー資源に関し、様々な角度から検討がなされてきている
それらのうち埋蔵量が期待される石炭の利用についても
多くの検討が行なわれ、単なる燃料として使用するので
なく、化学工業の原料に変換する工業システムを確立す
るため、その処理技術も見直しの段階にあると云える。
したがって、本発明者も上記の技術を改良し、さらによ
り実用性の高いものとすべく検討を重ねた結果本発明を
完成するに至ったのである。
すなわち本発明はそれぞれ平均粒径0.1〜5朋の固体
粒子からなり、高さが最大内径の2倍以上である濃厚流
動層を構成する乾留塔とガス化塔の間で、各基の上部と
各他塔の下部をそれぞれ導管で連絡して、各流動層の上
部から該固体粒子を自重により該各導管内を移動させ、
二基間を循環しうるようにした系において、平均粒径を
0.1〜5mmに調整した粉粒状石炭を該乾留塔下部に
供給し、水蒸気により該流動層内を上方に揚送しながら
該固体粒子と接触せしめ500〜900°Cで乾留反応
を行わせ、一方、反応生成物のコークスあるいはチャー
を該固体粒子と共に導管を経て前記ガス化塔下部に移動
させ、該ガス化塔において酸素と水蒸気、酸素と炭酸ガ
スあるいは酸素と水蒸気と炭酸ガスとの混合ガスを送入
して、該コークスあるいはチャーをガス化するとともに
固体粒子を850〜1050°Cに加熱して前記乾留反
応に供することを特徴とする粉粒状石炭類の乾留ガス化
方法に関するものである。
本発明が前記の技術と異なる特徴は、上記の粉粒状石炭
を処理するのに3塔間を循環せしめる代りに、技術的に
操作が容易である2塔循環系とし、系の簡素化を図ると
共に、ガス化塔に酸素を使用。
することにより水素と一酸化炭素ガスを製造し、しかも
石炭中の揮発分から発生するタールおよび高カロリーガ
スとは別の導管で取り出すことができることにある。
すなわちこれにより石炭揮発分からはタールと炭化水素
類のガスからなる高力口・リーガス、乾留反応生成物た
るコークスあるいはチャーからは炭化水素ガスの殆んど
含有されない水素と一酸化炭素ガスを製造することがで
き、化学工業用の原料ガスあるいは金属工業用の還元ガ
スとして使用することができるものである。
本発明において使用する循環用熱媒体たる固体粒子とは
、石炭灰の焼結粒、セメントクリンカ−耐火物、アルミ
ナ粒、砂、鉄鉱石のような無機質の粉粒体を意味し、平
均粒径が0.1〜5mmのものであれば任意に使用でき
る。
また本発明において石炭類とは草炭、亜炭、褐炭、瀝青
炭、ピッチなどの、常温状態において固体状の化石燃料
をい5若干の水あるいは石油類との混合物であってもよ
い。
次に添付図面によって本発明の実施態様を説明する。
第1図においてはAは乾留塔、Bはガス化塔、Cは必要
に応じて用いる附属ガス化塔であって、3塔とも平均粒
径0.1〜5關の範囲の粉粒状熱媒体の濃厚流動層を形
成し、乾留塔Aの上部とガス化塔Bの底部およびガス化
塔Bの上部と乾留塔Aの底部とが導管によって連結され
ている。
1は乾留塔A内において平均粒径0.1〜57nmの粉
粒状熱媒体によって形成される濃厚流動層であり、その
高さは乾留塔の最大内径の2倍以上になっており、送入
口2および整流器3を通じて送入されろ水蒸気によって
平均空隙率0.5〜0.8の濃厚流動層状態で流動化さ
れる。
この際、流動化を助けるために乾留塔Aの側壁に設置さ
れた送入口4から流動層1中に水蒸気を送入することが
できる。
原料である粉粒状石炭類は平均粒径0.1〜5朋に調整
し、乾燥状態あるいは水または石油との共存状態で送入
口5を通じて乾留塔A内流動層の底部6に送入する。
流動層6は送入ロアおよび整流器8を通じて送入されろ
水蒸気によって平均空隙率0.5〜0.8の濃厚流動層
状態で流動化され、熱媒体粒子を激しく混合させながら
上方に揚送するので、送入口5を通じて送入される粉粒
状石炭類は固まることなく熱媒体粒子内に分散させられ
る。
この際、粉粒状石炭類の分散を助けるために送入口5か
ら水蒸気を同時に送入してもよく、また熱媒体粒子と粉
粒状石炭類の混合を助けこれらを上方に移動させるため
に送入口9,9′から水蒸気を送入することができる。
第1図における送入口、整流器の位置および形状は本発
明を実施するための態様の一例を示したものであってこ
れに拘束されるものではなく、その位置および形状は任
意である。
送入された粉粒状石炭類は流動層底部6内において高温
の熱媒体粒子と混合することにより500〜900°C
に加熱され、乾留塔Aの内筒10内を濃厚流動層状態で
移動しながら乾留反応を受けて揮発分から高カロリーガ
スとタール分蒸気を発生し、発生ガスと流動化用水蒸気
の混合ガスは乾留塔内のフリーボード11および出口1
2を経て乾留塔Aを去り次の工程に入れられる。
半ば乾留された粉粒状石炭類は熱媒体粒子と共に乾留塔
A内の内筒10の上縁を溢流して乾留塔Aの流動層1に
送られ、送入口2および整流器を経て送入されろ水蒸気
および必要があれば送入口4から送入されろ水蒸気によ
って濃厚流動層状態のまメはゾ完全に乾留されて炭素質
のコークスあるいはチャーに転化される。
炭素質の粉粒状コークスあるいはチャーは熱媒体粒子と
一緒に乾留塔Aの上部から導管13に入り、主として自
重によってガス化塔Bの底部に送入され、送入口14、
整流器15を通じて送入されろ水蒸気あるいは炭酸ガス
、あるいは両ガスの混合ガスによってガス化塔Bの底部
から上方に輸送される。
この際、ガス化塔の底部には送入口16.16’を設置
し、水蒸気あるいは炭酸ガス、あるいは両ガスの混合ガ
スを送入してガス化塔B内の流動層19の底部において
、流動層を空隙率0.5〜0.8の濃厚流動層状態に保
ちつXガス化塔底部に送入された粉粒状コークスあるい
はチャーと熱媒体粒子の混合物が上方に移動するのを助
ける。
流動層19は全体として空隙率0.5〜08の濃厚流動
層状態および850〜1050℃の温度範囲に保たれる
ガス化媒である酸素と水蒸気の混合ガスあるいは酸素と
炭酸ガスの混合ガスあるいは酸素と水蒸気と炭酸カスは
送入口17.17’および必要によっては送入口18.
18’から流動。
層19の下部に送入され、流動層19内で熱媒体粒子に
混合して濃厚流動化状態にある粉粒状コークスあるいは
チャーをガス化して水素および一酸化炭素あるいは一酸
化炭素を発生し、発生した熱エネルギーによって固体粒
子を加熱し、流動層19を必要な高温すなわち850〜
1050℃に保つ。
ガス化塔からの発生ガスを例えはアンモニア合成に使用
する場合には生成ガス中に窒素を含有させて(窒素)/
(水素と一酸化炭素)の比を1/3にすることが要求さ
れるが、この場合には生成ガスが上記の値になるような
量の空気を上記のガス化媒、たとえば酸素と水蒸気の混
合ガス中に混入し、混合ガスを送入口17,17’およ
び18゜18′から流動層19内に送入することができ
る。
ガス化塔Bの下部に設置する送入口14、整流器15、
送入口16.16’、送入口17.17’、送入口18
.18’の位置、数および形状は任意であり、第1図の
例に拘束されない。
ガス化塔Bの形状は任意であるが、その高さは最大内径
の2倍以上であることが必要である。
ガス化塔B内の流動層19内で発生した水素と一酸化炭
素、あるいは一酸化炭素ガスは、未反応の水蒸気および
炭酸ガス、ガス化媒に空気を含有する場合には窒素ガス
と一緒に流動層19の上部にあるフリーボード20を経
て、ガス化塔Bの出口21から塔外に去り、次の工程に
入る。
ガス化塔B内の流動層19内で加熱された熱媒体粒子は
、ガス化塔の上部から導管22に入り、主として自重に
よって下降して乾留塔Aの底部に送入され、送入ロアお
よび整流器8を通じて送入されろ水蒸気によって乾留塔
A内の内筒10内を濃厚流動層状態で上方に輸送される
熱媒体粒子はこのように乾留塔Aとガス化塔Bの間を濃
厚流動層−移動層一濃厚流動層一移動層という状態で循
環し、ガス化塔内の部分酸化型のガス化によって得られ
た熱エネルギーを乾留塔に運び込んで乾留塔の操作に必
要な熱エネルギーを供給する。
此の際ガス化塔内で熱媒体粒子と一緒に濃厚状態にある
コークスあるいはチャーの一部は熱媒体粒子と共に乾留
塔との間を循環し、熱媒体粒子の一部として機能する。
ガス化塔内の(入校重量)/(熱媒体粒子重量)の比は
0.4〜2.0の範囲が望ましく、通常は約1.0で行
なう。
ガス化塔B内の流動層19の質量を一定に保つために流
動層19を構成する熱媒体たる固体粒子とコークスある
いはチャーの混合物の一部を、ガス化塔Bの上部から導
管23を通じて排出する。
排出される混合物中の熱媒体粒子は冷却後分離して例え
ば送入口24からガス化塔内流動層19に戻される。
送入口24の位置はガス化塔Bに限定されず、ガス化塔
Bと乾留塔A間の熱媒体粒子循環系内のどの場所でも差
支えない。
乾留塔Aとガス化塔Bの上記のような循環系においては
、石炭類から生成するコークスあるいはチャーのガス化
は完全ではなく、成る程度の炭素分が灰分と共に導管2
3を経てガス化塔Bから排出されることはなる。
石炭類処理の目的によってはそのように炭素分が残って
も差支えない場合があるが、残留した炭素質をガス化し
て効率を上げることが必要であって、1個のガス化塔で
は不充分な場合には、例えば第1図の附属ガス化塔Cの
設置が有効である。
すなわちガス化塔Bの上部から導管23を通じて排出さ
れる熱媒体粒子と灰分を多く含むコークスあるいはチャ
ーの混合物を第1図に示す附属ガス化塔Cの中にある流
動層33に送入し、附属ガス化塔Cの下部に設置した送
入口25 、25’1送入口26 、26’、送入口2
7 、27’を経て送入される前記気体状ガス化媒によ
って温度850〜1200°Cの温度範囲、空隙率0.
5〜0.8の濃厚流動層状態でガス化反応が行なわれる
此の際の送入口25 、25’、送入口26 、26’
、送入口27.27’の位置、数および形状は第1図の
ものに拘束されず任意に設定できる。
附属ガス化塔に送入するガス比奴は前記の如く、酸素と
水蒸気の混合ガス、酸素と水蒸気と炭酸ガスの混合ガス
あるいは酸素と炭酸ガスの混合ガスのいずれでもよく、
上記の送入口25.25’、26.26’、27゜27
′から全部同一組成のものを送入してもよく、あるいは
異る組成のものを送入してもよい。
さらにガス化反応生成物の使用目的を考慮して上記ガス
比奴のうち酸素ガスの全部もしくは一部を空気で代替使
用することもできる。
附属ガス化塔内濃厚流動層33の中で充分ガス化反応が
行なわれ、炭素分が少くなった灰分は濃厚流動層33の
底部に設置された排出口28から連続的あるいは継続的
に排出されるが、此の際底部に送入口29 、29’を
設けて水蒸気あるいは炭。
酸ガスを流動層33の底部に送太し、排出されるべき灰
分および同伴する熱媒体粒子を冷却することができる。
附属ガス化塔C内流動層33中で発生した水素−酸化炭
素は、未反応水蒸気、炭酸ガスおよび空。
気をガス比奴に使用する場合には窒素との混合ガスとな
り、附属ガス化塔C内の流動層33の上部にあるフリー
ボード30を経て附属ガス化塔Cの出口31から塔外に
導かれ次の工程に入れられる。
流動層33中の内容物は前記のように流動層底部の排出
口28から排出されるが、その一部あるいは全部を附属
ガス化塔Cの上部に設置した排出管32を経て塔外に排
出しても差支えない。
上記のように排出口28あるいは排出管32を経て排出
されるものは熱媒体粒子と炭素分含有量の少い入校の混
合物であるから、これらを排出後分離して熱媒体粒子を
例えばガス化塔に設置された送入口24を通じてガス化
塔内流動層19内に戻してもよい。
熱媒体粒子の送入口は第1図の例に限定されず、乾留塔
Aとガス化塔B間の熱媒体循環系内であればどこでも差
支えない。
附属ガス化塔内流動層の構成は(入校重量)/(熱媒体
粒子重量)の比として0.2〜1.0の範囲にとるのが
望ましい。
第1図は本願発明の詳細な説明するためのものであって
、本願発明はこれに拘束されるものではない。
すなわち第1図の乾留塔Aは本願発明を実現するための
1例であって、内筒10は場合によっては撤去すること
ができ、例えば第2図の乾留塔Aに示されるように内径
に比して層高の大きい単一流動層34であってもよい。
また第3図の乾留塔Aで示されるように例えば35に示
される粉粒子捕集器をフリーボード11内に設置するこ
ともできる。
ガス化塔Bについても同様であり、例えば第4図のガス
化塔Bのようにフリーボード20内に粉粒子捕集器36
を設置することができる。
また第1図におけるガス化塔Bと附属ガス化塔Cの機能
を一緒に果すために、第5図のようにガス化塔B内に仕
切板37を設置し、流動層19内の熱媒体粒子とコーク
スあるいはチャー粉粒の混合物を仕切板37を越えて他
の流動層38に移動させ、前述の第1図における附属ガ
ス化塔Cの場合と同様なガス化反応を行なわせることが
できる。
第5図において25.26は第1図に対応してガス比奴
の送入口、同様に29は水蒸気あるいは炭酸ガスの送入
口、28は熱媒体粒子とコークスあるいはチャー粉粒の
混合物の排出口であり、それらの位置、数および形状は
任意である。
熱媒体粒子とコークスあるいはチャー粉粒の混合物の一
部あるいは全部を、カス化塔Bの上方に設置した排出管
23を通じて塔外に排出することができる。
流動層による石炭類の乾留、ガス化においては粉粒炭の
凝結が大きな問題であり、そのために炭種が大巾に制限
されている例が多い。
本発明の方法によれば原料である粉粒状石炭類を水蒸気
とともに激しく流動している熱媒体粒子の流れの中に分
散するので石炭類の種類に依らず分散させて乾留するこ
とが可能となり、原料面で大きなメリットとなる。
さらに石炭類の有する揮発分からは有用なタールおよび
高カロリーガスを濃厚状態で製造できるだけでなく、乾
留後のコークスあるいはチャーの大部分から水素と一酸
化炭素ガスを製造することができるので、石炭類を有効
に利用することができる。
設計例 添付の第1図と同じ構成の方法で、石炭を1日6000
トンの割合で処理してタール、高カロリーガスおよび水
素、一酸化炭素混合ガスを製造する装置の設計例を示す
供給石炭性質 固定炭素39.1%、揮発分43,3%、灰分12.7
%、湿分4.9% 乾炭総発熱量6690に益/kg 石炭供給割合 6000 torb/ d
ay生成タール量 1460 ttpn/
day生成高カロリーガス量 642. OOON7
71’/ day同上総発熱量 7060
kcat/ Nm’生成水素および一酸化炭素ガス量 7、040.000 Nrrl/ dayうち水素31
.4%、一酸化炭素57.7%排出灰分
1010ttyn/ dayうち炭素分23.1%
、無機質分76.9%ガス化用の酸素送入量1.690
.000 Nm / dayガス化用水蒸気送大量
3580 ftyn/ day乾留乾 留筒内径2.5m、外側流動層内径3.6m流動層高さ
25m 濃厚流動層温度600℃ 圧力 10気圧(絶対圧) 熱媒体粒子 石炭灰の焼結粒、平均粒径0.5 xmガ
ス化基筒ら循環してくる熱媒体粒子温度900°C 同上循環流量 26.700 ttxL/ day流動
層温度 600°C 水蒸気送入温度 400℃ 石炭粒の流動層中平均滞留時間 6WliR循環のた
めの導管内径 1.4m流動層の空隙率
0.62ガス化塔 内径 8.7m 流動層高さ 25m 濃厚流動層温度 900°C 使用酸素流量 1.340.000 Nrn:/ d
ay使用水蒸気量 1750 ttyn/ d
ay) 水蒸気分解割合 80% 流動層の空隙率 0.65 圧力 10気圧(絶対圧) 水蒸気送入温度 400℃ 流動層内粒子の組成 熱媒体粒子50%、チャ1−50
% (チャー組成、灰分50%、炭素分50%)乾留塔へ送
入される熱媒体粒子循環流量 26、700 tDrL/ day 附属ガス化塔への移送粒子中の熱媒体粒子’
2020 ttyn/ day熱媒
体粒子と一緒に附属ガス化塔へ移送される含炭素灰分
1560 ttyn/ day(そのうち5
0%が灰分、50%が炭素分)附属ガス化塔 ・ 内径 4.6m高さ
25m 濃厚流動層温度 950°C 使用酸素流量 358.000 Nm”/ day
使用水蒸気量 468 tDrL/ day
□ 水蒸気分解割合 80% 流動層の空隙率 0.64 圧力 10気圧(絶対圧) 水蒸気送入温度 400℃ 流動層の構成 熱媒体粒子61%、灰分3o%、炭素分
9%
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用する装置の構成例、第2図
および第3図は乾留塔の別の構成例、第4図および第5
図はガス化塔の別の構成例を示すものである。 A・・・・・・乾留塔、B・・・・・・ガス化塔、1,
19・・・・・・濃厚流動層、13 、22 、23・
・・・・・導管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれ平均粒径0.1〜5朋の固体粒子からなり
    、高さが最大内径の2倍以上である濃厚流動層を構成す
    る乾留塔とガス化塔の間で、各基の上部と各他塔の下部
    をそれぞれ導管で連絡して、各流動層の上部から該固体
    粒子を自重により該各導管内を移動させ、二基間を循環
    しうるようにした系において、平均粒径を0.1〜5朋
    に調整した粉粒状石炭を該乾留塔下部に供給し、水蒸気
    により該流動層内を上方に揚送しながら該固体粒子と接
    触せしめ500〜900°Cで乾留反応を行わせ、一方
    、反応生成物のコークスあるいはチャーを該固体粒子と
    共に導管を経て前記ガス化塔下部に移動させ、該ガス化
    塔において、酸素と水蒸気、酸素と炭酸ガス、あるいは
    酸素と水蒸気と炭酸ガスとの混合ガスを送入して、該コ
    ークスあるいはチャーをガス化するとともに固体粒子を
    850〜1050°Cに加熱して、前記乾留反応に供す
    ることを特徴とする粉粒状石炭類の乾留ガス化方法。
JP54067108A 1979-05-30 1979-05-30 流動層循環系を用いる石炭類の乾留ガス化方法 Expired JPS5822509B2 (ja)

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