JPS5822169B2 - 生鮮野菜の貯蔵装置 - Google Patents

生鮮野菜の貯蔵装置

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Publication number
JPS5822169B2
JPS5822169B2 JP53035108A JP3510878A JPS5822169B2 JP S5822169 B2 JPS5822169 B2 JP S5822169B2 JP 53035108 A JP53035108 A JP 53035108A JP 3510878 A JP3510878 A JP 3510878A JP S5822169 B2 JPS5822169 B2 JP S5822169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
fresh
cold air
low
vegetables
Prior art date
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Expired
Application number
JP53035108A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54129153A (en
Inventor
山本健司
小川浄寿
小野田明彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Institute of Agricultural Machinery
Original Assignee
Institute of Agricultural Machinery
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Filing date
Publication date
Application filed by Institute of Agricultural Machinery filed Critical Institute of Agricultural Machinery
Priority to JP53035108A priority Critical patent/JPS5822169B2/ja
Publication of JPS54129153A publication Critical patent/JPS54129153A/ja
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生鮮野菜を低温環境下で貯蔵する貯蔵装置に
関するものである。
生鮮野菜は、収穫後も生理作用(蒸散や呼吸作用)を続
け、その体内の養分を消費して次第に鮮度をおとし、や
がては変質して商品価値を失う。
この生理作用は、一般に環境温度が高いほど活発に行わ
れ、商品寿命もそれに伴って短くなる。
従って、生鮮野菜を貯蔵する場合、生理作用をできるだ
け抑えて品質の低下を少くすることが大切であり、その
手段の一つとして貯蔵環境を低温かつ高湿度に維持する
ことが有効な方法と考えられている。
そこで一般には、低温貯蔵庫Hjqに生鮮野菜を収容し
て貯蔵する方法が採られているが、低温環境のみの貯蔵
であると、環境湿度を高く維持することが難しく、蒸散
による減量(萎凋)が進んで品質低下が早められる場合
が多く、調湿装置の設置が望まれている。
しかし、調湿装置の設置およびその維持管理は、コスト
的に高価なものとなり、経済的な採算ベースに合わなく
なる問題がある。
そこで本発明は、調湿装置を別に設けることなく、低温
貯蔵庫内の冷気を、裸の状態で堆積した生鮮野菜間に強
制的に間欠循環させて、野菜から出てくる水分を吸湿し
て増湿した冷気で高湿度環境とし、また、冷気の循環が
停止しているとき低温外気を加えて換気し、生鮮野菜か
ら発生するエチレン等有害ガスを除去することによって
減量、変質を抑え、品質低下の少い経済的な生鮮野菜の
貯蔵装置を提供しようとするものである。
低温貯蔵庫内に生鮮野菜を容器に入れ堆積して貯蔵する
方法(以下ルーム冷蔵という)では、貯蔵庫内の冷風は
自然対流によって主として堆積容器の周囲を流れるのみ
で、冷風自体の湿度変化は小さいことが測定の結果明ら
かになっている。
一方、野菜のごく近辺の相対湿度は、野菜の生理作用に
伴う蒸散などの水分で100%に近いので、容器の周囲
を流れる冷風との湿度差が大きく、蒸散(減量)は多く
なり、品質低下を早める結果となっている。
また、野菜のごく近辺の空気は移動が少く換気が不十分
となり、腐敗等変質の起り易い貯蔵環境となりがちなこ
とも判明している。
これに対し、冷風を堆積した野菜の中に通風して循環し
、適度な換気を行う方法(以下冷風循環貯蔵という)で
は、冷風の湿度が高くなり、野菜の蒸散を抑えると共に
、野菜周辺の空気も移動するので、腐敗等の変質も起り
難く、品質低下の少ない貯蔵環境を作り出すことが可能
なことが、試験の結果明らかとなった。
以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明す
る。
第1図において、符号1は生鮮野菜Aを収容する容器で
、その下部に通風路2を設けてスノコ3が張られており
、スノコ3上に生鮮野菜Aが裸で堆積される。
前記通風路2と容器1の天井部との間はダクト4により
連通しており、ダクト4には循環ファン5が設けられて
おり、容器1内の空気を循環するようになっている。
また、通風路2には換気ファン6が、ダクト4には吸気
管lがそれぞれ設けられ、換気ファン6の排気口と吸気
管1の吸入口には弁6a、?aが設けられてあり、この
弁6aと13とは、ソレノイドSOLによって連動する
よう連繋されている。
即ちソレノイドが作動すると同時に換気ファン6も作動
して弁6aと弁1aが開き、換気ファン6が停止すると
弁6aと弁1aが閉じるようになっている。
またファン5とファン6は交互に作動するようになって
おり、ファン5が作動中はファン6は停止し、ファン5
が停止中にファン6は作動する。
第2図に示す実施例は、第1図の実施例における換気フ
ァン6、吸気管7などを設けることなく、ダクト4の途
中にダンパ8を設け、このダンパ8・の設定位置の上下
に吸気口9と排気口10を開口し、それぞれにダンパ9
a、10aを設け、各ダンパ8.9a、10aを図示し
ないソレノイド及びタイマで連動するようにしたもので
ある。
即ち、ダンパ8が開のときはダンパ9a、10aを閉に
して容器1内を冷気が循環するようにし、ダンパ8が閉
のときはダンパ9a、10aを開にして、排気口10か
ら排気し、吸気口9から吸気する動作をタイマにより所
定間隔で繰返すようになっている。
以上の各貯蔵装置は、例えば低温貯蔵庫(気温0℃、湿
度90係)内に設置して使用される。
第1図の実施例では、容器1内のスノコ3上に生鮮野菜
A(例えばキャベツ)を所定量堆積し、循環ファン5を
作動すると、容器1内の冷気は、循環ファン5に吸引さ
れて生鮮野菜Aの間隙を通過し、スノコ3から通気路2
を経てダクト4を介して容器1に戻る循環経路(図面に
実線で示す)で循環される。
このとき、循環冷風は生鮮野菜Aの近辺に存在する水分
を吸湿して増湿されるので、環境湿度は100饅近くの
高湿度となって、生鮮野菜Aの貯蔵に好作用をもたらす
即ち、生鮮野菜Aは0℃の低温により生理作用が抑制さ
れ、その上、高湿WEB境により蒸散が抑えられる。
そして循環冷風が所定時間循環したとき、換気ファン6
を一定時間作動すると、その間、ソレノイドSOLによ
り弁6aと13が開いて、吸気管7から新鮮な外気(冷
気)が吸入され、排気管6から古い循環冷気が排出され
て換気される(図面で破線で示す)。
、この換気によって、循環冷気中に蓄積されたエチレン
等の有害ガスが一掃される。
この換気作業は、数分程度でよく、従って、この間に環
境湿度が若干低下することはあるが、再び冷気を循環す
ることにより、短時間で高湿度の環境に回復される。
第2図の実施例では、ダンパ8,9a、10aをそれぞ
れソレノイドとタイマで連動して換気作業を行う。
この換気作業は、第1図の実施例の場合と同様に間欠的
に行われる。
比較例 次表に、従来行われているルーム冷蔵と、第1図の実施
例に示した本発明の冷風循環貯蔵を用いた試験結果を示
す。
上表で明らかなようにルーム冷蔵に対し、冷風循環貯蔵
の場合は環境湿度において8係高く、減量において12
.6%少くなっている。
以上の説明から明らかなように、本発明による生鮮野菜
の貯蔵装置によれば、低温環境下で生鮮野菜を堆積して
貯蔵する貯蔵庫において、前記貯蔵庫を気密構造とし、
この貯蔵庫には、生鮮野菜を裸のままで堆積する通気性
を有する堆積床と、堆積床下力の貯蔵庫底部と貯蔵庫の
天井部とを循環路で連通させ、低温環境下の貯蔵庫内冷
気を堆積した生鮮野菜間に循環させて生鮮野菜から発生
する水分のみで環境湿度を高める循環機構と、前記貯蔵
庫内の冷気中に新鮮な低温外気を加える吸気機構と、貯
蔵庫内の冷気を貯蔵庫外に排出する排気機構とを備え、
前記循環機構と吸気機構および排気機構とを連係させて
、貯蔵庫内冷気の循環と新鮮な低温外気による換気とを
交互に行なうように構成したから、生鮮野菜から発生す
る水分を外部に逃がすことなく野菜間に循環させること
により、調湿装置を別に設けることなく低温高湿度の貯
蔵環境が手軽に得られ、循環のための動力は極めて少な
くてすみ、生鮮野菜の鮮度を長く保持し、かつ減量が抑
制されて品質低下を少くすることができ、また、適度の
換気を行って新鮮な低温外気を補給することで、野菜の
過追熟を促進する了チレン等の有害ガスの除去が行なわ
れ、庫内冷気を循環使用することにより、空気の組成が
ある程度変化し、OA貯蔵的効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す概略側面図、第2図同他
の実施例を示す概略側面図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・通風路、3・・・
・・・スノコ、4・・・・・・ダクト、5・・・・・・
循環ファン、6・・・・・・換気ファン、6a・・・・
・・弁、1・・・・・・吸気管、1a・・・・・・弁、
SOL・・・・・・ソレノイド、8・・・・・・ダンパ
、9−−−−−・吸気口、9a・・・・・・ダンパ、1
0・・・・・・排気口、10a・・・・・・ダンパ、A
・・・・・・生鮮野菜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 低温環境下で生鮮野菜を堆積して貯蔵する貯蔵庫に
    おいて、前記貯蔵庫を気密構造とし、この貯蔵庫には、
    生鮮野菜を裸のままで堆積する通気性を有する堆積床と
    、堆積床下力の貯蔵庫底部と貯蔵庫の天井部とを循環路
    で連通させ、低温環境下の貯蔵庫内冷気を堆積した生鮮
    野菜間に循環させて生鮮野菜から発生する水分のみで環
    境温度を高める循環機構と、前記貯蔵庫内の冷気中に新
    鮮な低温外気を加える吸気機構と、貯蔵庫内の冷気を貯
    蔵庫外に排出する排気機構とを備え、前記循環機構と吸
    気機構および排気機構とを連係させて、貯蔵庫内冷気の
    循環と新鮮な低温外気による換気とを交互に行なうよう
    に構成したことを特徴とする生鮮野菜の貯蔵装置8
JP53035108A 1978-03-27 1978-03-27 生鮮野菜の貯蔵装置 Expired JPS5822169B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53035108A JPS5822169B2 (ja) 1978-03-27 1978-03-27 生鮮野菜の貯蔵装置

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JP53035108A JPS5822169B2 (ja) 1978-03-27 1978-03-27 生鮮野菜の貯蔵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54129153A JPS54129153A (en) 1979-10-06
JPS5822169B2 true JPS5822169B2 (ja) 1983-05-07

Family

ID=12432726

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53035108A Expired JPS5822169B2 (ja) 1978-03-27 1978-03-27 生鮮野菜の貯蔵装置

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012254A (ja) * 1973-06-06 1975-02-07
JPS526219A (en) * 1975-07-02 1977-01-18 Ricoh Kk Printer
JPS5314947A (en) * 1976-07-27 1978-02-10 Sanyo Electric Co Ltd Air duct switch

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5012254A (ja) * 1973-06-06 1975-02-07
JPS526219A (en) * 1975-07-02 1977-01-18 Ricoh Kk Printer
JPS5314947A (en) * 1976-07-27 1978-02-10 Sanyo Electric Co Ltd Air duct switch

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JPS54129153A (en) 1979-10-06

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