JPS58219938A - 吸収式ヒ−トポンプ用吸収剤 - Google Patents

吸収式ヒ−トポンプ用吸収剤

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JPS58219938A
JPS58219938A JP10296182A JP10296182A JPS58219938A JP S58219938 A JPS58219938 A JP S58219938A JP 10296182 A JP10296182 A JP 10296182A JP 10296182 A JP10296182 A JP 10296182A JP S58219938 A JPS58219938 A JP S58219938A
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JP
Japan
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absorbent
absorber
aqueous solution
ether
alcohol
Prior art date
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Pending
Application number
JP10296182A
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English (en)
Inventor
「峰」元 雅樹
Masaki Minemoto
Yukiie Yoshida
吉田 幸家
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸収式冷凍機用の吸収剤の改良に関するもので
ある。
近年、省エネルギー、低温熱源の有効利用という立場か
ら、冷凍機の形式の1つである吸収式冷凍機をヒートポ
ンプとして応用している例が増加している。
吸収式冷凍機は溶媒による冷媒の吸収、蒸発過程を利用
した冷凍機であるが、冷媒として水、吸収溶媒としてL
 i 、B r水溶液を用いて冷凍を行う場合の概略を
第1図のフローシートで説明する。
蒸発器1で蒸発した水分(水蒸気)9を吸収器2にノズ
ル12よシ散布されているLiBr水溶液8にて吸収す
ることにより、蒸発器1の圧力を5〜7+aHg程度に
維持し、水分9が5〜10℃程度で蒸発するようになっ
ている。一方、吸収器2で水分(水蒸気)9を吸収し希
薄になったLiBr水溶液8は吸収液ポンプ5を経て熱
交換器7に入り、再生器5からの高温の高濃度LiBr
水溶液と熱交換して昇温して再生器3に入る。ここで熱
エネルギー(蒸気、温水その他)を加え、希LiBr水
溶液を加熱濃縮し、濃縮されたLiBr水溶液は熱交換
器7を通り再びノズル12より吸収−2に散布される。
この吸収器2では、水分(水蒸□気)9を吸収すること
により発生する吸収熱を除去するため(LiBr水溶液
8の温度が上昇し吸収能力が低下するのを防止するため
)所定本数の伝熱管10を配置し、伝熱管10内部に冷
却水を流し、伝熱管10外表面[LiBr水溶液を散布
するよう罠なっている。
一方、再生器3ではLiBr水溶液の加熱濃縮により冷
媒(水)蒸気を発生させ、この冷媒蒸気を凝縮器4へ導
いて冷却水9と熱交換させて凝縮液化し、これを蒸発器
1へ供給する。蒸発器1へ入った冷媒は伝熱管11内を
流れる冷水から熱を奪って蒸発して吸収器2に入り、吸
収器2で冷却水の流れる伝熱管10上に散布される高濃
度のLiBr水溶液に吸収される。
このサイクルが、基本的な一重効用吸収冷凍機の冷凍サ
イクルで、吸収冷凍機をヒートポンプとして用いる場合
、蒸発器の伝熱管へ蒸気、温水等の熱源を流すものであ
る。
一般にLiBr水溶液は伝熱管表面での濡れ性が悪く、
伝熱量が少ない。これを防止する目的でLiBr水溶液
に所定量のアルコールあるいはエーテル(一般には、1
 ・オクタツール、2φエチルヘキサノールなど)を添
加して液の表面張力を低下させ、伝熱管表面の濡れ性を
良くしている。
一方、吸収式ヒートポンプは、LiBr水溶液が水分を
吸収する際に発生する吸収熱を利用し、低温熱源を高温
熱源として回収するものである。
吸収式冷凍機をヒートポンプとして用いる場合は、熱源
となる温水あるいは蒸気が蒸発器1の伝熱管11に導か
れ、この熱によって蒸発器1の伝熱管11外表面を流れ
る水分9を蒸発させる。この時の蒸発器1と吸収器2の
圧力は熱源の温度により決定される。ここで蒸発した水
分(水蒸気)9は吸収器2に散布されているLiBr水
溶液8に吸収され蒸発器1と吸収器2の圧力を一定に維
持する。吸収器2にて水分(水蒸気)9が吸収される際
に発生する吸収熱を吸収器2内の伝熱管10内を流れて
いる熱媒体(例えば水)に伝え、高温熱源として回収す
る。そのため吸収器2内のLiBr水溶液8の温度は、
100℃〜160℃程度にまで上昇する。一方、水分(
水蒸気)9を吸収して希薄になつfc1LiBr水溶液
8は冷凍の場合と同様吸収液ポンプ5〜熱交換器7を通
シ、再生器3にて加熱、減圧により濃縮され再び吸収器
2に散布される。
この場合でも冷凍の場合と同様、吸収器2の伝熱管10
表面での濡れ性が悪くなり、伝熱量が低下するのを防止
するため、アルコール、エーテル等を添加することが考
えられるが、前述の1オクタツール、2エチルヘキサノ
ールなどのアルコールは沸点が低いため100〜150
℃の温度では吸収器2の空間部に一部気体として存在す
る。トオクタノール・及び2・エチルヘキサノールの蒸
気圧と温度の関係は第1表の通りである(「溶剤ポケッ
トブック」有機合成化学協会編)。
第  1  表 例えば吸収器2内を流れるLiBr水溶液8の温度が平
均110℃で、吸収器圧力が600■Hgの場合、1オ
クタツールで50 mHg、 2エチルヘキサノールで
30wHgのガス圧力となり、これをガス濃度表示する
と各々a3%、5チとなる。LiBr水溶液により水分
(水蒸気)を吸収する場合には、気相部に水蒸気以外の
不凝縮性カス(上記アルコールあるいは空気、水素など
)が存在すると吸収性能力が極端に低下する。
その影響の度合いを、水蒸気凝縮伝熱の伝熱係数Fに及
ぼす空気混入の影響について示したのが第2図であり(
Othmer:工、に、Oo、 21576(1929
)、水平管(DO=0.089m)、−空気温度110
℃、−m−空気温度100℃〕、吸収器・蒸発器シェル
中の窒素ガス濃度と冷凍容量の関係を示したのが第5図
である。添加剤がトオクタノール、2エチルヘキサノー
ルの場合の吸収性能に及ぼす影響の度合は第2図、第3
図の場合と同様の傾向にあり、上記条件でヒートポンプ
を運転し、添加剤としてトオクタノール及び2エチルヘ
キサノールを使用すると各々、伝熱係数で10チ及び2
0%程度、また能力で50%及び70チ程度に低下する
と予想され、これらの添加剤は吸収冷凍機をヒートポン
プとして使用する場合には、使えないことになる。
このように従来の添加剤では、濡れ性向上分よりガス化
による効率低下分が大きいため、吸収式ヒートポンプの
吸収剤に添加剤は用いられていないのが現状である。
本発明は前記事情に鑑み、吸収式ヒートポンプが作動す
る高温下でも蒸気圧が低く、かつLiBr水溶液の吸収
器内伝熱管表面での濡れ性を向上させる添加剤を提供す
ることを目的とするものである。
一般にLiBr水溶液に添加剤としてアルコールあるい
はエーテルが伝熱管表面の濡れ性を良くするため使用さ
れることは先に述べた通シで:1 ある。いま前述の第6図によると、吸収器内の不凝縮性
ガスが冷凍能力(あるいはヒートポンプとしての能力)
低下に及ぼす影響を例えば5−以下とするためには、不
凝縮性ガスの濃度を1−以下にする必要がある。例えば
ヒートポンプとして吸収器の条件を60 On+mHg
、  110℃とすると不凝縮性ガス(アルコールある
いはエーテルの蒸気)濃度を上記以下とするためにはア
ルコール・あるいはエーテルの分圧を110℃で6mm
Hg以下にする必要がある。110℃で6mmHgの蒸
気圧を持つ物質の沸点は下記のAntonieO式から
推算すると概略240℃となる。
10gP=A−t+。
P:圧力(鴎Hg) t:温度(℃) A:定数 B:定数 C:定数 いま−例として、ラウリルアルコール(沸点259℃)
を添加剤として使用した場合、吸収器の伝熱係数の増加
率□の測定結果を第4図に示す。これによるとラウリル
ア・アルコールを添加すると総括伝熱係数は増加してい
くが、添加量0゜01〜0.02重量%以上ではほぼ一
定である。
この時の伝熱係数は添加しない時に比べて約1゜5倍と
なる。(但し、実機に添加する場合はその損失分を考慮
して0.05〜1wt%添加する必要がある。)他のア
ルコール、あるいはエーテルも同様の傾向を示すもので
ある。上記の点から考えると、添加物はLiBr水溶液
に0.01重量%程度以上溶解する必要がある。又、添
加剤として使用するためには装置停止時を考えると、常
温で固化しないことが望ましい。
以上の点を整理すると、LiBr水溶液の添加剤として
必要な性質は下記の通りである。
■沸点が240℃以上、 ■常温で固化しない(融点30℃以下程度)、■LiB
r水溶液にα01重量%以上溶解する。
本発明はこれらの知見に基き完成され水もので、’Li
Br水溶液に、沸点240℃以上、常温で両化せず、L
iBr水溶液への溶解度が0.01重量%以上でちるア
ルコールまたはエーテルからなる添加剤を0.01重量
%以上加えた、吸収式冷凍機及び吸収式ヒートポンプ用
吸収剤に関するものである。
上記■〜■の物性を満足するアルコールおよびエーテル
の例としては、ラウリルアルコール、ヘプタデカノール
、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート
、エチレングリコールベンジンアルコール、ジエチレン
グリコール、ジエチレンクリコールモツプチルエーテル
アセテート、ジエチレングリコールジブチルエーテル、
ジエチレングリコールアセテート、トリエチレンクリコ
ール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、トリプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、1・5ペンタジオ
ール、オクチレングリコール、グリセリン、グリセリル
ジアセテート、グリセリルトリアセテート、グリセリル
モノブチレート、テトラエチレンクリコールジメチルエ
ーテル、ヘキサエチレングリコール、ジメチルエーテル
等が挙げられる。
これらの添加剤を、実機ではその損失分を考慮してLi
Br水溶液に0.05〜1重量%添加することによシ、
吸収器の伝熱係数を1.5倍程度に増大させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第一図は吸収冷凍機の概略フローを示す図であり、第2
図、第3図は吸収器・蒸発器の気相部における水蒸気以
外の不凝縮性ガスの存在による影響を示すグラフであり
、第4図はラウリルアルコールをLiBr吸収液に添加
した場合の添加量と伝熱係数との関係を示すグラフであ
る。 復代理人  内 1)  明 復代理人  萩□原 亮 − 馬2図 遜屓矛(to −tχ)(’C) 帛3図 窒素ガス濃簾偶) 馬4図 つウリルアルコール添加率(wt%)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. LiBr水溶液に、沸点240 ’C,以上、常温で固
    化せず、LiBr水溶液への溶解度が0.01重量%以
    上であるアルコールまたはエーテルからなる添加剤をα
    01重量−以上加え丸、吸収式冷凍機及び吸収式ヒート
    ポンプ用吸収剤。
JP10296182A 1982-06-17 1982-06-17 吸収式ヒ−トポンプ用吸収剤 Pending JPS58219938A (ja)

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