JPS58213655A - 芳香性合成ガラス - Google Patents
芳香性合成ガラスInfo
- Publication number
- JPS58213655A JPS58213655A JP9419582A JP9419582A JPS58213655A JP S58213655 A JPS58213655 A JP S58213655A JP 9419582 A JP9419582 A JP 9419582A JP 9419582 A JP9419582 A JP 9419582A JP S58213655 A JPS58213655 A JP S58213655A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- microporous
- sol
- gel
- perfume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C23/00—Other surface treatment of glass not in the form of fibres or filaments
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は芳香性を有する合成ガラスに関するものであり
、さらに詳しくは、金属アルコキシドの加水分解を利用
したゾル−ゲル法により作成したマイクロポーラス性の
多孔質ガラスに香料類を付与した芳香性合成ガラスに関
するものである。
、さらに詳しくは、金属アルコキシドの加水分解を利用
したゾル−ゲル法により作成したマイクロポーラス性の
多孔質ガラスに香料類を付与した芳香性合成ガラスに関
するものである。
香4は、天然1合成ともに古くから利用されているが、
一般にはガラスやセラミックスのような材質のものには
保香機能が少なく適用された例がきわめて少ない。これ
は香料がほとんど揮発性の有機化合物であり、無機質の
大半が酸化物で不活性であるため、化学的親和力が之し
いことが理由であると推定される。
一般にはガラスやセラミックスのような材質のものには
保香機能が少なく適用された例がきわめて少ない。これ
は香料がほとんど揮発性の有機化合物であり、無機質の
大半が酸化物で不活性であるため、化学的親和力が之し
いことが理由であると推定される。
一方、あらゆる材質に保香性を持たせ、新しい価値を生
み出そうとする動きも活発であり、プラスチック製品に
香料を溶かしい成形製品とした、いわゆる香料入りプラ
スチックはすでによく知られている。
み出そうとする動きも活発であり、プラスチック製品に
香料を溶かしい成形製品とした、いわゆる香料入りプラ
スチックはすでによく知られている。
本発明は、このような状況において、無機材質の代表的
なものであるガラスに保香性を持たせ、新規な芳香性ガ
ラスとして・、板状、ブロック状他任意な形状の装飾品
を初め、あらゆるガラス製品に適用して、その価値を高
めることを可能としたものである。
なものであるガラスに保香性を持たせ、新規な芳香性ガ
ラスとして・、板状、ブロック状他任意な形状の装飾品
を初め、あらゆるガラス製品に適用して、その価値を高
めることを可能としたものである。
本発明の背景は、金属アルコキシドの加水分解により作
成される乾燥ゲルを適当な温度で焼成することにより、
20〜2ooX程度の範囲に分布するマイクロポーラス
性の多孔質ガラスが得られ、この多孔質ガラスが香料の
きわめて優れた担体として高い保香性を有するという知
見に基づくものである。
成される乾燥ゲルを適当な温度で焼成することにより、
20〜2ooX程度の範囲に分布するマイクロポーラス
性の多孔質ガラスが得られ、この多孔質ガラスが香料の
きわめて優れた担体として高い保香性を有するという知
見に基づくものである。
金属アルフキシトの加水分解を利用したゾル−ゲル法に
より・作成されるマイクロポーラス性の多孔質ガラスに
ついて以下にその概要を簡単に説明する。
より・作成されるマイクロポーラス性の多孔質ガラスに
ついて以下にその概要を簡単に説明する。
例として、シリカガラスではシリコンアルコキシド化合
物を原料とするが、シリコンアルコキシドとしてケイ酸
エチルを使用した場合、ケイ酸エチル[5i(0(!!
H5)4 :lと水と適量のエチルアルコールを混合攪
拌してケイ酸エチルを加水分解し、ケイ酸のゾルからゲ
ルへと変化させる。この間容器の形状によって任意の形
にすることが可能であるが、この一定形状物を加熱しな
がう、水、アルコールを追い出し、純度の高い三次元構
造のシリカガラスを得ることができる。
物を原料とするが、シリコンアルコキシドとしてケイ酸
エチルを使用した場合、ケイ酸エチル[5i(0(!!
H5)4 :lと水と適量のエチルアルコールを混合攪
拌してケイ酸エチルを加水分解し、ケイ酸のゾルからゲ
ルへと変化させる。この間容器の形状によって任意の形
にすることが可能であるが、この一定形状物を加熱しな
がう、水、アルコールを追い出し、純度の高い三次元構
造のシリカガラスを得ることができる。
この場合、ゾル−ゲル法で形成された乾燥ゲルを除々に
昇温して約1000〜1100℃程度に焼成すると、細
孔のない完全な石英の三次元構造体となってしまう。
昇温して約1000〜1100℃程度に焼成すると、細
孔のない完全な石英の三次元構造体となってしまう。
しかし、加水分解の条件、ゾル状態からゲル化するまで
の反応条件などにより、吸着水やガスの脱離がコントロ
ールされ、数十オングストロームか・ら数百オングスト
ロームにわたる孔径のマイクロポーラス性の多孔質構造
が形成され、シリカガラスの場合、900℃程度までこ
のマイクロポーラス構造は安定に維持される。
の反応条件などにより、吸着水やガスの脱離がコントロ
ールされ、数十オングストロームか・ら数百オングスト
ロームにわたる孔径のマイクロポーラス性の多孔質構造
が形成され、シリカガラスの場合、900℃程度までこ
のマイクロポーラス構造は安定に維持される。
この細孔内部は遊離のシラノール基(−sl−OH)が
残存している。
残存している。
これまでの実験解析により約900℃から1000℃ま
での温度領域で約20%の体積収縮を伴なう構造変化で
マイクロポーラス性構造が消滅することが判明している
。
での温度領域で約20%の体積収縮を伴なう構造変化で
マイクロポーラス性構造が消滅することが判明している
。
本発明に利用する合成ガラスにおいてはこのマイクロポ
ーラス構造が消滅しない上限の温度で処理することによ
り、高純度で安定性の高い多孔性香料担体とすることが
可能となった。
ーラス構造が消滅しない上限の温度で処理することによ
り、高純度で安定性の高い多孔性香料担体とすることが
可能となった。
単純な多孔性ガラスとしては、いわゆるガラスの分相現
象を利用したものがある(第1図)。
象を利用したものがある(第1図)。
例えば、Na、0(8wt%)、BtOs (24wt
%゛)、Sin、(68wt%)の組成のホウケイ酸ソ
ーダガラス(α)を溶融、成形したのち、500〜65
0℃に加熱゛保持すると、Nri、 O−B、 O8組
成(1)と810゜組成(2)の二相のガラスへの分離
が進み(6)、両相がそれぞれ連続してからみ合った組
織のガラスとなる。
%゛)、Sin、(68wt%)の組成のホウケイ酸ソ
ーダガラス(α)を溶融、成形したのち、500〜65
0℃に加熱゛保持すると、Nri、 O−B、 O8組
成(1)と810゜組成(2)の二相のガラスへの分離
が進み(6)、両相がそれぞれ連続してからみ合った組
織のガラスとなる。
このガラスを約5%の塩酸に浸漬してNano−B、0
3相を溶かすと810.相が残存し、無数の連続した細
孔(3)を持つ96%810□組成の多孔性ガラス(c
)ができる。
3相を溶かすと810.相が残存し、無数の連続した細
孔(3)を持つ96%810□組成の多孔性ガラス(c
)ができる。
しかし、このような方法による多孔性ガラスは可溶成分
の溶出速度に依存して二相間に歪が生じ。
の溶出速度に依存して二相間に歪が生じ。
割れが起り易いこと、酸溶液による処理をするため、不
純物が孔内に残留しやすいことなど香料の担体とするに
は不適当ないくつかの問題があった。
純物が孔内に残留しやすいことなど香料の担体とするに
は不適当ないくつかの問題があった。
本発明では、前記したように金属アルコキシドの加水分
解、縮合脱水により乾燥ゲルとし、これを昇温焼成して
マイクロポーラス性の多孔質構造とするので、不純物、
歪による割れの問題は全くない。
解、縮合脱水により乾燥ゲルとし、これを昇温焼成して
マイクロポーラス性の多孔質構造とするので、不純物、
歪による割れの問題は全くない。
このようなマイクロポーラス構造多孔質構造を有する合
成ガラスに付与される香料としては、じ゛や香、霊猫香
、植物精油(オレオレジン、バルサム)などの天然香料
や合成t−メントール、合成しよう脳、クマリン、シト
ラール、シンナミックアルデヒドなどの合成香料9人造
ムスク、アミルシンナミックアルデヒド、へりオトロピ
ンなど様々なものが対象として可能である。
成ガラスに付与される香料としては、じ゛や香、霊猫香
、植物精油(オレオレジン、バルサム)などの天然香料
や合成t−メントール、合成しよう脳、クマリン、シト
ラール、シンナミックアルデヒドなどの合成香料9人造
ムスク、アミルシンナミックアルデヒド、へりオトロピ
ンなど様々なものが対象として可能である。
もちろん調合香料、オーデコpンも付与することができ
る。
る。
以下に本発明の具体的な実施例を簡単に説明する。
実施例
エタノール6mL、エチルシリケー) 80 f。
0.1N塩酸70 tprtを7ラスフ内で2〜3時間
攪拌混合してエチルシリケートの加水分解を行った”。
攪拌混合してエチルシリケートの加水分解を行った”。
続いてこの混合物をテフロン容器に入れ、ピンホールを
有するポリエチレン製の蓋で密封し、60℃の恒温槽中
に入れ1日放置した後、90℃に昇温して更に4日間保
持して乾燥ゲルを完成した。
有するポリエチレン製の蓋で密封し、60℃の恒温槽中
に入れ1日放置した後、90℃に昇温して更に4日間保
持して乾燥ゲルを完成した。
次に、この乾燥ゲルをルツボ炉に入れ、15℃/時間の
昇温速度で900℃まで上げると体積比で約115に収
縮した焼成体が得られた。この焼成体は、細孔径が20
〜100オングストロームにわたって分布しているマイ
クロポーラス性の構造を・とっていた。
昇温速度で900℃まで上げると体積比で約115に収
縮した焼成体が得られた。この焼成体は、細孔径が20
〜100オングストロームにわたって分布しているマイ
クロポーラス性の構造を・とっていた。
この合成多孔質ガラスを切削、研磨により、ブロック状
2円板状など適当な形状にした後、前記植物精油などの
香料を含浸させた所、十数カ月に渡る長期間、はとんど
初期の香りを保持し続けた。
2円板状など適当な形状にした後、前記植物精油などの
香料を含浸させた所、十数カ月に渡る長期間、はとんど
初期の香りを保持し続けた。
また、実施例におけるエチルシリケートの代りにメチル
シリケートを用いても同様の多孔質ガラスを得ることが
できた。
シリケートを用いても同様の多孔質ガラスを得ることが
できた。
以上、本発明の実施例を簡単に説明したが、石英ガラス
で代表されるシリカ系ガラス材質にとどまらず、アルミ
ナ系ガラスのゾル−ゲル法による製造においても同様の
効果を有するマイクロポーラス性の構造を有する合成ガ
ラスが得られた。
で代表されるシリカ系ガラス材質にとどまらず、アルミ
ナ系ガラスのゾル−ゲル法による製造においても同様の
効果を有するマイクロポーラス性の構造を有する合成ガ
ラスが得られた。
アルミナガラスの場合は、原料としてアルミニウムイソ
プロポキシド〔AtcocsHt )s ’:]を用い
、前記実施例と同様に注意深く、水を滴下しながら加水
分解し、乾燥ゲルを得て昇温焼成することにより多孔質
アルミナガラス体を得ることができる。
プロポキシド〔AtcocsHt )s ’:]を用い
、前記実施例と同様に注意深く、水を滴下しながら加水
分解し、乾燥ゲルを得て昇温焼成することにより多孔質
アルミナガラス体を得ることができる。
次に香料をエーテルに溶解した液を含浸させて放置する
と、目的とする芳香性合成ガラス体が得られた。
と、目的とする芳香性合成ガラス体が得られた。
このように本発明の芳香性を有する合成ガラスは、金属
アルフキシトの加水分解、縮合脱水、焼成という従来と
は全く異なる化学反応工程を中心として形成されるマイ
クロポーラス性の多孔質構造ヲ有シテおるため、無機材
質でありながらその保香機能はきわめて高く、しかも非
常に安定である。
アルフキシトの加水分解、縮合脱水、焼成という従来と
は全く異なる化学反応工程を中心として形成されるマイ
クロポーラス性の多孔質構造ヲ有シテおるため、無機材
質でありながらその保香機能はきわめて高く、しかも非
常に安定である。
合成ガラスそのものは、従来のガラス材料の機能を充分
持っておるので、これに芳香性を付与したことにより、
その材料の価値を一段高め、広範な用途が期待できるも
のである。
持っておるので、これに芳香性を付与したことにより、
その材料の価値を一段高め、広範な用途が期待できるも
のである。
第1図は、従来の分相現象を利用した多孔質ガラスの作
成方法を模式的に示したものである。 以 上 τF 1 図
成方法を模式的に示したものである。 以 上 τF 1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 t マイクロポーラス性の多孔質ガラスに香料を含浸さ
せた芳香性合成ガラス。 2、 金属アルコキシドの加水分解を利用したゾル−ゲ
ル法により作成したマイクロポーラス性の多孔質ガラス
を用いた請求範囲第1項記載の芳香性合成ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9419582A JPS58213655A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 芳香性合成ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9419582A JPS58213655A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 芳香性合成ガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58213655A true JPS58213655A (ja) | 1983-12-12 |
Family
ID=14103512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9419582A Pending JPS58213655A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 芳香性合成ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58213655A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4788164A (en) * | 1987-01-28 | 1988-11-29 | Hoechst Celanese Corporation | Inorganic-organic composite compositions with sustained release properties |
FR2720000A1 (fr) * | 1994-05-20 | 1995-11-24 | Schott Glaswerke | Corps poreux pour emmagasiner et restituer de manière contrôlée des substances évaporables, notamment pour un diffuseur de parfum. |
-
1982
- 1982-06-01 JP JP9419582A patent/JPS58213655A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4788164A (en) * | 1987-01-28 | 1988-11-29 | Hoechst Celanese Corporation | Inorganic-organic composite compositions with sustained release properties |
FR2720000A1 (fr) * | 1994-05-20 | 1995-11-24 | Schott Glaswerke | Corps poreux pour emmagasiner et restituer de manière contrôlée des substances évaporables, notamment pour un diffuseur de parfum. |
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