JPS5820845Y2 - ネツコウカンソウチ - Google Patents

ネツコウカンソウチ

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Publication number
JPS5820845Y2
JPS5820845Y2 JP13884474U JP13884474U JPS5820845Y2 JP S5820845 Y2 JPS5820845 Y2 JP S5820845Y2 JP 13884474 U JP13884474 U JP 13884474U JP 13884474 U JP13884474 U JP 13884474U JP S5820845 Y2 JPS5820845 Y2 JP S5820845Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
corrosion
heat exchanger
electrode
metal
Prior art date
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Expired
Application number
JP13884474U
Other languages
English (en)
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JPS5164448U (ja
Inventor
千丈 高松
忠 山崎
博史 平田
典夫 蜷川
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP13884474U priority Critical patent/JPS5820845Y2/ja
Publication of JPS5164448U publication Critical patent/JPS5164448U/ja
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内面にグラスライニング等の防食被膜を形成
したタンク本体の下部開口を内面に防食被膜を形成した
下部鏡板で閉塞した金属製タンクと、タンク内に設けた
少くとも外表面が金属製の熱交換器と、タンクを電気化
学的に防食する防食手段とを備えた熱交換装置に関し、
特に押上式電気温水器に関する。
ここで熱交換器は、電気ヒータ、冷媒サイクルの冷却・
加熱用熱交換器などを含むものとする。
また防食手段は、タンクの金属よりも卑な金属からなる
防食電極(犠牲陽極)をタンクと電気的に接続してタン
ク内へ挿入することにより、防食電極からタンク内面の
金属露出部へ防食電流を流し、マイナス側のタンクを防
食するものと、不溶解性金属からなる防食電極をタンク
と電気的に絶縁してタンク内へ挿入するとともに、防食
電極とタンクとの間にタンク側がマイナス側となるよう
に直流電源を接続することにより、防食電極からタンク
内面の金属露出部に防食電流を流し、マイナス側のタン
クを防食するものとを含む。
従来のこの種熱交換装置ではタンク内の熱交換器よりも
上方位置に防食電極を設けていた。
例えば押上式電気温水器ではタンクの下部にヒータを挿
入するため、ヒータの上方に広い空間ができるので、ヒ
ータの上方に防食電極を設けていた。
しかしタンクはタンク本体の下部開口部とそれの封口を
行なう下部鏡板との隣接部、タンクの下部に設ける給水
口、バッフル板の裏側などで防食被膜が付着しにくり、
これらの部分に金属露出部が生じやすいため、タンクの
下部で腐食しやすい構造となっている。
一方、防食電極からタンク下部に向った防食電流はその
途中に位置するヒータ(熱交換器)の外表面へ流れてし
まい、ヒータの裏側となるタンク下部へは流れにくかっ
た。
またタンク内の温度の低い下層水域では導電率が低下す
るため、防食電流がタンクの下部へ流れにくかった。
これらによってタンクの下部で腐食が生じやすかった。
本考案は熱交換器の下方に防食電極を設けることにより
、腐食しやすいタンクの下部を熱交換器に邪魔されるこ
となく十分に防食できるようにし、それでもってタンク
の全域を効果的に防食しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
ここでは押上式電気温水器について説明する。図におい
て、1は密閉形のタンクで、円筒状の胴板2と、胴板2
の上下開口部をそれぞれ閉塞した上部鏡板3および下部
鏡板4とで構威し、これらはそれぞれ鋼板でできていて
内面にはグラスライニング5を施している。
胴板2の下部には給水口6および排水ロアを設け、水道
管からの水が通る給水口6には水の勢を弱めるための合
成樹脂型バッフル板8をタンク内へ突出させた状態にし
て取付けている。
上部鏡板3の中央部には排湯口9を設け、タンク1内に
得た湯は排湯口9から配管10を通って台所、風呂場な
どへ給湯される。
このタンク1の製造に当っては、まず円筒状胴板2の上
面開口部にドーム状上部鏡板3を溶接11シた後に、そ
の内面にグラスライニング5を施す。
一方ドーム状下部鏡板4のタンク内面側となる上面にも
グラスライニング5を施す。
その後、胴板2の下面開口部に下部鏡板4を溶接12す
る。
従って胴板2と下部鏡板4との溶接部分12にはグラス
ライニング5が第2図Aのごとく付着しておらず、金属
面が露出している。
また排湯口9は外周にネジを施し、内面が平滑面である
から、グラスライニング5は排湯口9の内面によくつき
、排湯口9で金属面が露出するおそれがない。
また給水口6および排水ロアは、それぞれ内面にネジを
施しているためグラスライニング4がつかず、金属面が
露出する。
13はタンク1の側面下部に設けたヒータ挿入孔14か
らタンク1内へ横方向に突出して挿入した電気ヒータで
、金属発熱線を絶縁物質に埋設した状態で金属パイプ(
この場合金属パイプが外表面となる)に封入したU字状
のシーズヒータからなり、その両端部をタンク1のヒー
タ挿入孔14に液密的に取付は固定している。
15はヒータ13よりも下方のタンク1側面に設けた電
極挿入孔16からタンク1内へ挿入した防食電極(犠牲
陽極)で、その一端部をタンク1の電極挿入孔16に液
密的に取付は固定している。
またこの防食電極15は第1図、第3図から明らかなよ
うにヒータ13と略平行に突出されており、しかもその
長さもヒータ13と略同じようになっている。
この防食電極はタンクの金属(鉄)よりも卑な金属、例
えばマグネシウム合金、アルミニウム合金、亜鉛合金を
芯枠の外周に被覆形成したものであり、タンク1と電気
的に接触している。
この防食電極15を取付ける位置は、第3図のごとく横
方向に設けた給水口6と排水ロアと、上記ヒータ13の
突出部とを結ぶ三角形内部分のタンク1部であって、こ
こから上述のごとくヒータ13と略平行に突出して設け
られているのである。
上記構成において、使用に当っては給水口6からタンク
1内に満水となるまで給水し、タンク1内の水をヒータ
13によって加熱して湯にする。
その後、再び給水口6からタンク1内に給水すると、タ
ンク1内の湯が上記水によって押上げられ排湯口9を通
じて外部へ給湯される。
一方、犠牲陽極15とタンク1との間には電位差が生じ
るので、タンク1の内面に金属露出部があると、犠牲陽
極15からタンク1内の水を通じて金属露出部へと微弱
な防食電流が流れる。
タンク1はマイナス側で還元側となるので、その金属露
出部が腐食するおそれがない。
また犠牲陽極15からの防食電流がタンク1内の水、ヒ
ータ13の外表面を通じてタンク1へも流れるので、ヒ
ータ13の防食も行なわれる。
ところで犠牲陽極15は腐食の生じやすいタンク1の下
部に近接して、その間にヒータ13が介在することもな
いので、犠牲陽極15からタンク1の下部へ十分大きな
防食電流を流すことができる。
さらにタンク1の温度の低い下層水域では導電率が低下
するが、犠牲陽極15がタンク1の下部に近接している
から、タンク1の下部へ十分大きな防食電流を流すこと
ができる。
またタンク1の上部は金属露出部が生じないことと、温
度の高い上層水域では導電率が良くなることから、ヒー
タ13の下方に犠牲陽極15があっても、その犠牲陽極
15でもってタンク1上部の防食をも十分前なうことが
できる。
従ってタンク1全域において防食効果が十分に発揮され
る。
なおタンクの防食に当っては、上記実施例の犠牲陽極に
よる他に、チタン、白金、フェライト、カーボン、硅素
鋳鉄などの不溶解性防食電極をタンクと電気的に絶縁し
てタンク内に挿入し、この防食電極とタンクとの間に直
流電源をタンク側がマイナス側となるようにして接続し
、防食電極からタンク内の水を通じてタンクの金属露出
部に微弱な防食電流を流してタンクを防食するようにし
ても良い。
以上のように、本考案によれば、タンク全域の防食効果
が十分に発揮でき、タンクの寿命が長くなるとともに、
タンクの腐食によって生じる赤水が給湯されるおそれも
なくなる。
すなわち本考案は熱交換器の突出部と、この熱交換器よ
り下方のタンク部分に設けた給水口および排水口とを結
ぶ三角形内部分の上記タンク部からタンク内に、熱交換
器と略同じ長さの防食電極を同熱交換器と略平行に突出
して設けたものであるので、熱交換器の全長にわたって
の防食はもちろん給水口や排水口の防食も確実に行える
つまり給水口や排水口はそのタンクへの結合部であり、
防食被膜がとれやすく、またはこの被膜を設けることが
できないので腐食しやすいものであるが、上述の位置に
防食電極を設けると熱交換器の全長にわたっての防食は
もちろんこの両日とも確実に防食でき、決して赤水が給
湯されることはないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における押上式電気温水器の
縦断面図、第2図はその給水口部分の断面図、第3図は
タンクの正面図である。 1・・・・・・タンク、2・・・・・・胴板、3・・・
・・・上部鏡板、4・・・・・・下部鏡板、5・・・・
・・防食被膜(グラスライニング)、6・・・・・・給
水口、7・・・・・・排水口、9・・・・・・排湯口、
13・・・・・・熱交換器(ヒータ)、15・・・・・
・防食電極(犠牲陽極)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面に防食被膜を施したタンクの下部開口を、内面に防
    食被膜を施した下部鏡板で閉塞した金属製のタンクと、
    このタンク内に横方向に突出して配設した外表面が金属
    よりなる熱交換器とを備え、上記熱交換器よりも下方位
    置の上記タンク部分に、給水口と排水口とを横方向に間
    隔をおいて設けるとともに、この給水口と排水口と上記
    熱交換器の突出部とを結ぶ三角形内部分の上記タンク部
    から、このタンクを電気化学的に防食する防食電極を、
    上記熱交換器と略平行に突出して設け、このタンク内に
    おいて防食電極と上記熱交換器の長さを略等しくした熱
    交換装置。
JP13884474U 1974-11-15 1974-11-15 ネツコウカンソウチ Expired JPS5820845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13884474U JPS5820845Y2 (ja) 1974-11-15 1974-11-15 ネツコウカンソウチ

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JP13884474U JPS5820845Y2 (ja) 1974-11-15 1974-11-15 ネツコウカンソウチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5164448U JPS5164448U (ja) 1976-05-20
JPS5820845Y2 true JPS5820845Y2 (ja) 1983-05-02

Family

ID=28413651

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JP13884474U Expired JPS5820845Y2 (ja) 1974-11-15 1974-11-15 ネツコウカンソウチ

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