JPS58206811A - 蒸気タ−ビンケ−シング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はフランジをウオーミング蒸気によって暖気する
蒸気タービンケーシングに関するものである。

〔発明の技術的背景〕

蒸気タービンのケーシングにおいては、上ゲージングと
下ケーシングとの各フランジはケーシング内部の高温・
高圧蒸気を接合面からの外部へ漏らさぬよう所定の強度
を必要とするため、かなりの肉厚と面積とを有している
。

このため、各フランジは内部に熱が伝わり難く、各フラ
ンジにはケーシング円外面の蒸気温度差や、蒸気と大気
との温度差（二よる熱応力によって変形が生するおそれ
がある。

征って、−ｂには各フランジの締付ボルト挿通孔に高温
の蒸気を導いて温度差を減少し、熱応力の緩和を図るこ
とが行なわれている。

第１図および第２図は、従来の蒸気タービンケーシング
のフランジ構造を例示するもので、高温蒸気源より取り
出された蒸気導入管１を通して、１ケーシングフランジ
２ａ又は下ケーシングフランジ２ｂの蒸気導入孔乙に導
かれる。

この蒸気導入孔６はフランジウオーミング蒸気がボルト
挿通孔４を順次、満遍なく通過しながらフランジ２ａ、
２ｂを充分にウオーミングするに足りる蒸気を流通させ
得る断面積を有している。

また、蒸気導入孔３は第２図に示すように、ボルトｓ通
孔４の途中同志を連通ずるように、上フランジ２ａと下
フランジ２ｂ内に交互に穿孔されており、フランジ２ａ
、２ｂ内を流過した蒸気は蒸気出口孔５から蒸気導出管
６を通して低圧ライン（図示せず）へ導出される。

〔背景技術の問題点〕 しかしながら、上述のようなｍｌ成の蒸気タービンケー
シングではフランジを適切に加熱す、ることは困難であ
る。。

すなわち、フランジウオーミング蒸気は蒸気タービンの
起動パターンの変化に拘らず同じ温度であるため、例え
ばホットスタート時には、フランジの温度が高いため、
フランジクリーニング現象を招いて過大な熱応力を発生
させ、フランジの変形やクラックが生ずるおそれがある
。。

また、コールドスタート時には、フランジの温度が低い
にも拘らず、高温の蒸気が導入されることになるため、
給付ボルト７およびフランジ２ａ＋２ｂに熱衝撃を与え
ることになり、これもフランジの熱変形やケーシングク
ラックにつながる危険性を有している。

〔発明の目的〕

本発明は、背景技術における上述の欠点をなくし、安全
で信頼性の高い蒸気タービンケーシングを提供すること
を目的とする。

〔発明の概要〕

この目的を達成するため、本発明の蒸気タービンケーシ
ングでは、フランジウオーミングに使用する蒸気温度を
コントロールする蒸気混合器を設けると共に、フランジ
の温度を検出し、この温度にもとづいて、適切な温度の
ウオーミング蒸気を導入するよう構成されている、 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例を第６図を参照して説明する。

同図において、高温蒸気源（図示せず）からの蒸気ライ
ン１および低温蒸気（図示せず）からの蒸気ライン８に
は、それぞれ電動バルブ９，１０が設けられているー これらの高温、低温ライン１，８は蒸気混合器１１　に
接続されており、両′ラインから蒸気混合器１１内に導
入された。高温蒸気と低温蒸気は混合され、所定の温度
にされた後、ウオーミング蒸気導入ライン１２を経て、
ケーシングフランジの蒸気導入孔乙に導入されるっ また、上ケーシングフランジ２ａ又は下ケーシングフラ
ンジ２ｂには、フランジの内外面温度差を検出する熱電
対等の温度検出器１６ａ　、１３ｂが設置され、これら
の検出器からの検出（ｉｆ号はり−ド線１４ａ　、１４
ｂを経て電動パルプ開閉用制御装置１５にインプットさ
れる。

上記のように構成した本発明の蒸気タービンケーシング
においては、ター、ビン起動時〈下フランジ２ａ、２ｂ
の温度を検出し、制御装置１５によって、フランジ金属
温度から求められるウオーミング蒸気温度を決定し、電
動バルブ９，１０の開度を調整して、最適なウオーミン
グ蒸気を作り、これをウオーミング蒸気導入ライン１２
から蒸気導入孔３内に導入して、フランジウオーミング
を開始する。

そして、適切なフランジ内外面温度が維持されるように
、低温蒸気ライン８の電動バルブ１０と、高温蒸気ライ
ン１の電動バルブ９を操作しつつフランジウオーミング
を行う。

定常運転状態になり、ウオーミングが必要でなくなった
場合、すなわちフランジ内外面温度差が定常状態となっ
たと判断された場合には電動バルブ９．１０を閉め、゛
ウオーミングを停止する。

〔発明の効果〕

このように、本発明の蒸気タービンケーシングにおい、
では、蒸気混合器（二導入される高、低温蒸気の流量バ
ルブ開閉用制御装置によってコントロールするようにし
たから、ケーシングフランジの内外面温度差を規制しな
がら、タービンの運転パターンに応じた最適なウオーミ
ングを行うことができ、ケーシングの熱変形やクラック
の発生ｔｒ止することができるとともに、タービンの起
動時間を短縮するという二次的効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のタービンケーシングのフランジ構造を示
す平面図、第２図は従来のタービンケーシングのフラン
ジ構造を示す側断面図、第６図は本発明の蒸気タービン
ケーシングの実施例を示す平面図である。 １　・・・・・・・・・　高温蒸気ライン２ａ、２ｂ・
・・　上、下ライン ６　　・・・・・・　蒸気導入孔 ４　・・・・・・・・・　ボルト挿通孔５　・・・・・
・・・・　蒸気圧口孔 ６　・・・・・・・・・蒸気尋出管 ７　・・・・・・・・・締付オルト ８　・・・・・・・・・低温蒸気ライン９．１０・・・
・・・電動バルブ １１　　・・・・・・・蒸気混合器 １２　・・・・・・・・・ウオーミング蒸気導入ライン
１３ａ、１３ｂ・・・温度検出器 １４ａ、１４ｂ−＝　　リード線 １５　・・・・・・・・　バルブ開閉用制御装置代理人
弁理士　則　近　憲　佑 （ほか１名） 第１図 第２図 第３内

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上ケーシングのフランジと下ケーシングのフランジ
   とを複数本の締付ボルトによって締結し、各締付ボルト
   の挿通孔を蒸気導入孔に連通せしめて前記各ボルト挿通
   孔にウオーミング蒸気を流通させるようにした蒸気ター
   ビンケーシングにおいて、削記専入孔にはウオーミング
   蒸気導入ラインを介して蒸気混合器を連結し、この蒸気
   混合器に導入される高温蒸気と低温蒸気を制御して前記
   フランジを暖気するよう構成したことを特徴とする蒸気
   タービンケーンング。 ２、上ケーシングのフランジ又は下ケーシングのフラン
   ジの内外面温度差を検出する温度検出器と、この検出器
   からの信号によって制御信号を出力するパルプ開閉用制
   御装置と、蒸気混合器へ導入される鍋温蒸気ラインおよ
   び低温蒸気ラインに設けられ、前記パルプ開閉用制御装
   置によって開度を調節されるパルプとを備えたことを特
   徴とする特許請求の範四第１項に記載の蒸気タービンケ
   ーシング。