JPS5820648Y2 - エキプラツトホ−ムジヨウナドニオケル シヨツカクニヨルモウジンヨウアンゼンハクセンヒヨウジソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンクリート、磁器、若しくは合成樹脂製など
の表面部に多数個の半球突起体と複数本の棒状突起体の
２種の異形の突起体を設けた盤体を適宜な方法で駅のプ
ラットホームの白線ラインに並列して連続的に敷設固定
して線状を構成し、触覚によってライン位置などが知得
できるようにした盲人用安全白線標示装置に関するもの
で、特に２種の異形の突起体によって、その触感変化に
よる方向の区別をも知得可能としてプラットホームの中
央部側か、突端部側かを感知できるように威し、方向の
勘違いにより多発するプラットホーム突端部からの盲人
の転落事故を防止することが本考案の一大特徴である。

以下、その構成並びに実施上の効果について詳述する。

図において、Ａ、Ａ’、Ａ”の部分はプラットホームで
、Ｂ、Ｂ’はそれぞれ線路である。

また１は盤体で、２は半球突起体で、３は棒状突起体で
ある。

第１図に示す実施例のように、半球突起体２をプラット
ホーム突端側のＡ′またはＡ“側にそれぞれ向け、棒状
突起体３をプラットホーム中央側Ａにそれぞれ向けて盤
体１を線状を構成するよう連続的に敷設標示するもので
ある。

施工は接着剤かモルタル等を使ってプラットホーム面と
同高位になるよう固着する。

このようにして標示装置を実施すれば、盲人など視力障
害者の足底や白杖による触感効果を発揮できてそのライ
ン位置が感知でき、また、半球突起体２と棒状突起体３
の触感の差異によって、プラットホームの中央側と突端
側を容易に知得できるので方向の勘違い等によって発生
するプラットホーム突端からの誤って転落する事故は防
止可能となるもので、全く新企な安全標示装置である。

即ち、盲人がプラットホーム上で歩行中に雑踏のため人
混みに押されて身体の向きが変わることにより、盲人は
方向感覚を全く失い中央側と間違ってホーム突端側に進
行し転落する結果となるものである。

このような事故は全国で余りにも多く交通安全対策上必
緊を要する問題であり、本考案装置の実施は極めて有効
である。

また、施工も容易で低廉に実施できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は駅のプラットホ
ーム上の白線標示に連続敷設した状態を表わす切裁平面
図で、第２図は盤体の拡大平面図で、第３図は盤体の同
Ａ−Ａ断面図である。 Ａ・・・・・・プラットホームの中央部、Ａ’、Ａ”・
・・・・・プラットホームの突端部、Ｂ、Ｂ’・・・・
・・線路、１・・・・・・盤体、２・・・・・・半球突
起体、３・・・・・・棒状突起体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンクリート、磁器、合成樹脂製などによる表面部に盲
   人の触覚用の半球突起体２と棒状突起体３の２種の異形
   の突起体を設けた盤体１を適宜に線状に連続敷設して、
   その触感により駅プラットホーム上などの白線標示のラ
   イン位置と、その内側、外側の方向区別をも知得可能と
   威した盲人用安全白線標示装置。