JPS5820326B2 - ジヤツキ・アツプ式リグの据付け方法およびその装置 - Google Patents

ジヤツキ・アツプ式リグの据付け方法およびその装置

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JPS5820326B2
JPS5820326B2 JP13282178A JP13282178A JPS5820326B2 JP S5820326 B2 JPS5820326 B2 JP S5820326B2 JP 13282178 A JP13282178 A JP 13282178A JP 13282178 A JP13282178 A JP 13282178A JP S5820326 B2 JPS5820326 B2 JP S5820326B2
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rig
support
support base
buoy
jack
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JP13282178A
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信岡啓
森章次
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ジヤツキ・アップ式リグの据付は方法およ
びその装置に関する。
現在、ポーリング・プラットホームを備えたオフショア
ー・リグ(沖合設備)としては、下記表の4種のものが
あり、それぞれの稼動可能水深は下記のとおりである。
ところで、現在世界の石油の生産量のうち、その約20
係が水深約200mまでの大陸棚の沖合油田より生産さ
れており、その比率は近い将来さらに30〜50係まで
増大するものとみられている。
上記の表から明らかなように、ジヤツキ・アップ式リグ
の稼動可能水深は約100mまでyあり、したがって水
深約100〜200mの大陸棚の試掘は、従来半潜水式
リグまたはシップ式リグを使用して行なわれていたが、
これらのリグはいずれも浮揚タイプのものであるために
ジヤツキ・アップ式リグに比べると稼動率が低(、しか
も初期投資が高くつくという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決し、従来の稼動可能水深
約100mまでのジヤツキ・アップ式リグを用いて、よ
り深い水深100〜200mの大陸棚での試掘を可能に
するジヤツキ・アップ式リグの据付は方法とその装置を
提供することを目的とするものである。
この発明を、以下図面に示す実施例について説明する。
第1図〜第3図に示すように、まず稼動可能水深約10
0mまでの従来と同様のジヤツキ・アップ式リグ1と、
これをたとえばさらに約100mまで海上げしうる支持
基体2と、支援ブイ3とを、海上のリグ据付は予定箇所
まで懺航する。
ジヤツキ・アップ式リグ1は、浮体構造のポーリング・
プラットホーム4と、これを支持しかつ下端にスパッド
6を備えれ3本の支柱5と、各支柱5を昇降せしめるジ
ヤツキ7と、デリック8およびヘリポート9などを備え
てなるもので、曳航状態では各支柱5がプラットホーム
4より上方に持ち上げられている。
またリグ海上げ用支持基体2は、耐圧プラスチック・ボ
ール13が充填された上部タンク10および固定バラス
ト14が内蔵された下部タンク(マット)11、並びに
これらを連結する3本の中空支柱12とによって主とし
て構成せられている。
そして各中空支柱12の上端部にはスパッド受は部15
が設けられるとともに、同下端にはスパッド16を有す
る脚部17がスパッド昇降装置18によって伸縮自在に
取り付けられている。
支援ブイ3は、支持基体2に嵌被せ状に保持せられ、こ
れは平面よりみて三角形状につくられていて、その内側
に収容部19を有している。
この支援ブイ3の一辺部3aは開閉自在となされ、これ
の両端が図示しない連結手段によって他の二辺部の各先
端に取外し可能に連結されている。
また支援ブイ3は、支持基体2を昇降させるためのウィ
ンチ20を備えている。
つぎに、第4図と第5図に示すように、海上のリグ据付
は予定箇所において、最初に支援ブイ3をアンカー22
とワイヤー(またはチェノ)23とによって係留し、支
援ブイ3の位置を固定する(第4図)。
ついで支持基体2の下部タンク11と中空支柱12とに
海水バラストを注入して、支持基体2を次第に沈下せし
める。
支持基体2が海面Aより全部没すると、ウィンチ20を
作動せしめてそのワイヤー(またはチェノ)21を繰り
出し、支持基体2を支援ブイ3から吊下げた状態で次第
に沈下せしめ、これを水深約200mまでの海底Gに接
地させる(第5図)。
なお、上部タンク10には耐圧プラスチック・ボール1
3が充填せられているが、海水の出入りは自由に行なわ
れるようになっており、したがって支持基体2が全没状
態となったときは、上部タンク10にはプラスチック・
ボール13と海水とが充填されている。
ここで、支持基体2は海底Gにおいて、W=B+αの式
が成立するように予め設計されており、その重量が固定
バラスト14等によって調整されている。
上記式において、Wは支持基体2の重量Bは全浮力をそ
れぞれ表わし、αはウィンチ18の捲き上げ能力より小
さい値を示している。
したがって支持基体2により海底Gに力弓る圧力は、α
のみである。
支持基体2が海底Gに接地すると、つぎのようにしてそ
の据付は作業を行なう。
まず海底Gが傾斜している場合には、支持基体2下端の
所要のスパッド昇降装置18を作動させて、スパッド1
6を有する3本の脚部17のうちのいずれかを伸縮させ
、支持基体2を水平に保持する。
つぎに、上部タンク10に充填しておいた耐圧プラスチ
ック・ボール13を、支援ブイ3上の図示しないポンプ
によってホースを経由して抜き取る。
すると、上部タンク10内には自然に海水が流入し、こ
れによって海底Gにか〜る圧力がαからα+Vに増大し
て、支持基体2に対しプレ・ロード作業(リ 。
グ設置前の加重作業)が行なわれたことになる。
ここで、■は抜き取った全部のプラスチック・ボール1
3の浮力である。
このα+Vの圧力は、支持基体2上にリグ1をのせた状
態において安定であるように、リグ1の自重と、必要マ
ージン(こ」れは通常ジヤツキ・アップ式リグな単独で
使用するさいのプレ・ロード量に相当する)とを加えた
ものとする。
このようにしてプレ・ロード作業が行なわれたのち、耐
圧プラスチック・ボール13を再び上部タンク10内に
導入して、抜型する。
」これにより支持基体2によって海底Gにか〜る圧力は
αに戻り、支持基体2は水深約200mまでの海底Gに
安定に据付けられる。
そしてつぎに、第6図〜第8図に示すように、まず支援
ブイ3の一辺部3aを開き(第6図)、シその収容部1
9内にジヤツキ・アップ式リグ1を導入し、図示しない
ワイヤー等でリグ1を支援ブイ3に連結し、その位置を
固定する。
(第7図)。そしてリグ1の各支柱5をジヤツキ7によ
り次第に降下させて、それぞれの下端のスパッド6を支
シ持基体2の対応するスパッド受は部15に嵌め合わせ
る。
つぎに支援ブイ3とリグ1との連結を解いて、リグ1か
ら支援ブイ3を切り離し、さらにジヤツキ7を作動させ
ることにより、リグ1のポーリング・プラットホーム4
を海面Aより持ち上。
げろ。
このようにしてジヤツキ・アップ式リグ1を水深約20
0mまでの海底Gに嵩上げ用支持基体2を介して据付け
るものである。
(第8図)。なお、リグ1のスパッド6と支持基体2の
スパッド受は部15とは相互に嵌め合わせるだけで、。
とくに他の連結手段を要しない。
というのは、リグ1の全荷重がスパッド6とスパッド受
は部15との接合部にか〜つて、この接合部が上から強
く押え付けられるとともに、リグ1が海面Aより持ち上
げられることによって、波浪による影響が非。
常に小さいものとなされているからである。
なお、ジヤツキ・アップ式リグ1および支持基体2を回
収する場合には、上記の手順を逆に実施すればよい。
回収されたリグ1と支持基体2とは、支援ブイ3と組み
合わせて何回でも使用可能である。
またリグ1の形状と大きさとが同じであれば、1つの支
援ブイ3を使用して複数組のリグ1とその支持基体2の
据付は作業、あるいはそれらの回収作業を行なうことが
できる。
この場合には、支持基体2に接続されている昇降用ワイ
ヤー21、およびプラスチック・ボール13と海水の供
給・排出用ホース等は、海上のリグ据付は箇所に設けら
れた目印となるマーカー・ブイ(図示略)につないでお
けばよい。
またリグ支持基体2は、すべての状態においてその内圧
と外圧とのつり合いがとれており、したがってこれを耐
圧構造のものにつくる必要はない。
この発明にか〜るジヤツキ・アップ式リグの据付は方法
は、上述のように、ポーリング・プラットホーム4と、
これを支持するための複数本の支柱5と、各支柱5を昇
降せしめるジヤツキTとを備えた稼動可能水深約100
mまでのジヤツキ・アップ式リグ1を海上のリグ据付は
予定箇所に曳航するとともに、バラストの導入・排出に
よって浮沈自在となされかつリグ1をさらに約100m
まで嵩上げしうる支持基体2と、支援ブイ3とを同箇所
に曳航し、そこで支援ブイ3をアンカー22とワイヤー
等23によって係留し、ついで支持基体2の内部にバラ
ストを導入し、この支持基体2をワイヤー等21によっ
て支援ブイ3から吊下げながら海中に沈下させ、支援基
体2を水深約200mまでの海底Gに据付け、つぎに支
援ブイ3にリグ1を連結して、リグ1の位置を固定した
のち、リグ1の複数本の支柱5をそれぞれジヤツキ7に
より降下させて、各支柱5の下端部を支持基体2の上端
部に接続し、さらにリグ1と支援ブイ3とを切り離し、
リグ1のポーリング・プラットホーム4を海面A上より
持ち上げることにより、支持基体2を介してリグ1を水
深約200mまでの海底Gに据付けるものであるから、
従来の稼動可能水深約100mまでのジヤツキ・アップ
式リグ1を用いて、水深約200mまでの大陸棚の試掘
が可能となり、したがって従来のように稼動率の低い半
潜航式リグおよびシップ式リグを使用する必要がなく、
リグの稼動率を大幅に増大せしめることができるという
顕著な効果を奏する。
またこの発明にかNるジヤツキ・アップ式リグの据付は
装置は、上述のように、稼動可能水深約100mまでの
ジヤツキ・アップ式リグ1と、これをさらに約100m
まで嵩上げする支持基体2と、支援ブイ3とよりなり、
上記リグ1は、ポーリング・プラットホーム4と、これ
を支持するための複数本のスパッド6付き支柱5と、支
柱昇降用ジヤツキ7とを備え、上記支持基体2は、バラ
ストの導入・排出自在な上下浮力タンク10゜11と、
これら両タンク10.11を互いに連結しかつバラスト
の導入・排出自在な複数本の中空支柱12と、各中空支
柱12の上端に設けられたスパッド受は部15と、同各
中空支柱12の下端に伸縮自在に設けられかつ先端にス
パッド16を有する脚部17と、脚部17を伸縮させる
スパッド昇降装置18とを備え、上記支援ブイ3は、支
持基体2とリグ1を収容する収容部19を備えていて、
その−辺部3aが開閉自在となされるとともに、支持基
体外体昇降装置20を備えており、海上のリグ据付は予
定箇所に係留せられた支援ブイ3の収容部19内に保持
せられた支持基体2の内部に海水バラストが導入せられ
て、支持基体2が支援ブイ3より最下げられながら海中
に沈下せしめられ、この支持基体2が水深約200mま
での海底Gに据付けられたのち、支援ブイ3の収容部1
9内にリグ1が収められ、この支援ブイ3の収容部19
内においてリグ1の複数本の支柱5が降下せしめられて
、それらの下端にスパッド6が上記支持基体2の各中空
支柱12上端のスパッド受は部15に受は止められ、こ
れによってリグ1が支持基体2を介して水深約200m
までの海底Gに据付けられるようになされたものである
から、支援ブイ3によって支持基体2をきわめて簡単に
かつ確実に海底Gの所定箇所に据付けることができると
ともに、支援ブイ3によってリグ1の位置決めをきわめ
て簡単に行なうことができて、リブ1の支柱5を支持基
体2に確実に接続することができ、したがって水深約2
00mまでの大陸棚におけるリグ1の据付は作業を非常
に簡単にかつ確実に行なうことができる、しかも支持基
体2と支援ブイ3とは、それぞれ構造が非常に簡単であ
り、安価に製作しうるものであるから、初期投資が少な
くてすむ。
またリグ1と、これの嵩上げ用支持基体2と、支援ブイ
3とは、これらを組合わせて何回でも使用することがで
きるし、リグ1の形状と大きさが同じであれば、複数個
のリグ1およびこれらとペアの支持基体2を据付ける場
合に、1個の支援ブイ3を使用するだけですみ、したが
って非常に経済的であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであって、この発明
の方法を工程順に示している。 第1図はリグの曳航状態を示す側面図、第2図は支持基
体と支援ブイの曳航状態を示す側面図、第3図は同平面
図、第4図は支持基体の沈下状態を示す一部破裁側面図
、第5図は支持基体の据付は状態を示す側面図、第6図
は支援ブイを開いた状態の拡大斜視図、第7図は支援ブ
イ内にリグを収めた状態の部分省略側面図、第8図はリ
グの据付は状態を示す部分省略側面図である。 1・・・・・・ジヤツキ・アップ式リグ、2・・・・・
・リグ高上げ用支持基体、3・・・・・・支援ブイ、3
a・・・・・・その−辺部、4・・・・・・ポーリング
・プラットホーム、5・・・・・・支柱、6・・・・・
・スパッド、7・・・・・・ジヤツキ、8・・・・・・
デリック、io、1i・・・・・・上下浮力タンク、1
2・・・・・・中空支柱、15・・・・・・スパッド受
は部、16・・・・・・スパッド、17・・・・・・脚
部、18・・・・・・スパッド昇降装置、19・・・・
・・収容部、20・・・・・・ウィンチ(支持基体昇降
装置)、21.23・・・・・・ワイヤー、22・・・
・・・アンカー、A・・・・・海面、G・・・・・・海
底。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポーリング・プラットホーム4と、これを支持する
    ための複数本の支柱5と、各支柱5を昇降せしめるジヤ
    ツキ7とを備えたジヤツキ・アップ式リグ1を海上のリ
    グ据付は予定箇所に曳航するとともに、バラストの導入
    ・排出によって浮沈自在となされたリグ素上げ用支持基
    体2と、支援ブイ3とを同箇所に曳航し、そこで支援ブ
    イ3をアンカー22とワイヤー等23によって係留し、
    ついで支持基体2の内部にバラストを導入し、この支持
    基体2をワイヤー等21によって支援ブイ3から吊下げ
    ながら海中に沈下させ、支持基体2を海底Gに据付け、
    つぎに支援ブイ3にリグ1を連結して、リグ1の位置を
    固定したのち、リグ1の複数本の支柱5をそれぞれジヤ
    ツキ7により降下させて、各支柱5の下端部を支持基体
    2の上端部に接続し、さらにリグ1と支援ブイ2とを切
    り離し、リグ1のポーリング・プラットホーム4を海面
    A上より持ち上げることにより、支持基体2を介してリ
    グ1を海底Gに据付けることを特徴とするジヤツキ・ア
    ップ式リグの据付は方法。 2 ジヤツキ・アップ式リグ1と、これの嵩上げ用支持
    基体2と、支援ブイ3とよりなり、上記リグ1は、ポー
    リング・プラットホーム4と、これを支持するための複
    数本のスパッド6付き支柱5と、支柱昇降用ジヤツキ7
    とを備え、上記支持基体2は、バラストの導入・排出自
    在な上下浮力タンク10.11と、これら両タンク10
    .11を互いに連結しかつバラストの導入・排出自在な
    複数本の中空支柱12と、各中空支柱12の上端に設け
    られたスパッド受は部15と、同各中空支柱12の下端
    に伸縮自在に設けられかつ先端にスパッド16を有する
    脚部17と、脚部17を伸縮させるスパッド昇降装置1
    8とを備え、上記支援ブイ3は、支持基体2とリブ1を
    収容する収容部19を備えていて、その−辺部3aが開
    閉自在となされるとともに、支持基体昇降装置20を備
    えており、海上のリグ据付は箇所に係留せられた支援ブ
    イ3の収容部19内に保持せられた支持基体2の内部に
    海水バラストが導入せられて、支持基体2が支援ブイ3
    より吊下げられながら海中に沈下せしめられ、この支持
    基体2が海底Gに据付けられたのち、支援ブイ3の収容
    部19内にリグ1が収められ、この支援ブイ3の収容部
    19内においてリグ1の複数本の支柱5が降下せしめら
    れて、それらの下端のスパッド6が上記支持基体2の各
    中空支柱12上端のスパッド受は部15に受は止められ
    、これによってリグ1が支持基体2を介して海底Gに据
    付けられるようになされたことを特徴とするジヤツキ・
    アップ式リグの据付は装置。
JP13282178A 1978-10-27 1978-10-27 ジヤツキ・アツプ式リグの据付け方法およびその装置 Expired JPS5820326B2 (ja)

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JPS5559218A JPS5559218A (en) 1980-05-02
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CA2904010C (en) * 2013-03-06 2021-05-18 XTI Air Transit, Inc. Heliport

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