JPS58203208A - ねじ式固定具用レセプタクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、−組の部材を相互に連絡するためのねじが
収容固定される形式の固着具用のレセプタクルに関し、
特に、部材の穴に前面から挿入できるレセプタクルに関
する。

（従来技術） 取付けるべきパネルあるいは同様構造のものへ裏面から
レセプタクルを最り付けることが困難なことから生じる
問題を回避するために、近年様々な種類の前面挿入式の
レセプタクルが開発されている。いくつかの例が米国特
許第３９７５８０４号明細書に挙げられている。一般的
には、前面挿入式のレセプタクルは、種々の形状のもの
に容易に取付けられるように、前記明細書にもみられる
ように、キー溝を備えた様々なタイプの管状のハウジン
グと巻回スプリングを持っている。すべての構造は、レ
セプタクルを一つの部材の穴に位置させたとき、レセプ
タクルを固定させる働きをさせる位置と、その働きをさ
せない位置に移動できる要素をハウジング内にもってい
る。各種のレセプタクルの他の部−分には、二つの部材
相ｑがねじとレセプタクルによって固定できるための第
二の部材と係合するねじを係合する手段が備えられてい
る。我々のヨーロッパ特許用ＩＭＡＯ１０１８８０９は
、さらに同様のタイプの例を示している。

（従来技術の問題点） しかしながら、従来のものはいずれも−・方の部材に泊
面からレセプタクルを装着する機構が複雑であり、かつ
装着に長時間を要するなどの欠点を有している。

（本発明の目的） 本発明は、構造が簡単で大量生産ができ、しかも部材の
油面からレセプタクルを装着する際、容易に装着できる
ようなレセプタクルを提供することを目的とする。

（本発明の概要） 本発明に係るレセプタクルは、−組の部材相Ｗを連絡す
るためのねじを収納固定すると共に、　。

つの部材の四角形の穴に取付けられるものである。そし
て、該レセプタクルは、ベースと、脚の側部でレセプタ
クルの大向での回転を阻止し脚の自由端には部材の前面
と係合するフランジを備えた脚とからなる略Ｕ形のハウ
ジングと、部材の後面と係合しない第１位置と係合する
第２位置との間にハウジング内で回転できる非円形の上
部プレートおよびレセプタクル内にねじを固定する手段
とから構成される。そして該レセプタクルは特に、次の
構成を特徴としている。すなわち、各脚は、レセプタク
ルの脚と脚の間の側面に沿って側面の一部を覆う内側に
折曲げられた延長フランジを備えており、点対称位置で
対向する各延長フランジの一部には、脚にほぼ平行する
レセプタクルの軸を横断する一つの横断スロットが形成
されており、延長フランジのもう一組の対向する部分に
はレセプタクルの各側面で１脚の自由端のフランジ端縁
と各横断スロットの間に延びる細長いスロットを形成し
ており、また非円形の上部プレートは、横断スロット内
に保持される位置と、レセプタクルが部材に固定される
細長いスロット内に位置されかつらせん圧縮スプリング
によって付勢される位置とにハウジング内で回転可能で
あることを特徴とする。

そして好しくは、レセプタクルは、９０°回転されるこ
とによって固定されたり、はずされたりするようにらせ
んカム溝をもつタイプのねじと共に使用されるように構
成される。このタイプ装置は、例えば、パネル装置にパ
ネルを固定するかあるいは壁に部材を取付ける場合のよ
うな取付けるべき表面の裏側から接近が困難あるいは不
可能な場合によく使用される。レセプタクルの取付ける
べきパネルへの前面側からの挿入およびその位置への固
定、レセプタクルへの最終的なねじの固定あるいは解除
の全操作は、すべてパネルの同じ前面から行うことが可
能である。

（実施例） 次に、本発明に係るレセプタクルをもつ固定具の一例を
添付図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明に係るレセプタクルの平面図、第２図は
その第一側面図、第３図は第一側面から９０＠ずれた第
二側面図、第４図は固定状態のねじとレセプタクルを示
す固定具の断面図、第５図は１部プレートの平面図、第
６図はタブプレートの平面図である。

各図はレセプタクル２０が従来の費用のかからない金属
あるいはプラスチックから形成されるこ□ と、および、例えば、パネルどパネルの構造あるいは裏
側からの接近が困難あるいは不可能なタイプの取付パネ
ルあるいは表面をもつ壁に取付具を取付けたりする場合
に使用できるように形成されていることを示している。

レセプタクル２０は取付けるべきパネル３４の表面から
据え付けられる。

この例においては、レセプタクル２０はＵ形のハウジン
グ２２、ベースあるいはタブプレート２４、らせん圧縮
スプリング２６および上部プレート２８を備えている。

レセプタクル２０は固定具の構成要素となるねじ３０と
連絡及び切離されるように構成されている。

本発明に係るレセプタークル２０とねじ３０による組付
けられた状態の固定具は、二つのパネル３２と３４を保
持したかたちで第４図に示されている。

第４図に示すように、パネル３２は貫通する穴３６をも
っており、パネル３４はほぼ四角形の穴３８が貫通して
いる。これらの穴３６．３８は。

ねじ３０がパネル３：′２に連絡されレセプタクル２１
１ ０がパネル３４に連絡されるときにねじ３０とレセプタ
クル２０が相互に連絡してパネル３２と３４が一緒に保
持されるように、−直線−ヒにおかれている。

一枚の金属板から簡単に形成されるＵ形／＼ウジング２
２は、ベース４０と、各々が自由端において外側に延長
されるフランジ４６．４８をもつベース４０から立ちあ
がる一組の対向する平板状の脚４２．４４を備えている
。ベース４０は若干皿形に形成されると共に開口５０を
もっている。

各脚４２．４４は、ハウジング２２のベース４０から開
口縁に向う上向きの開口縁に達しない矩形のスロット５
２をもっている。各脚４２．４４の各面には延長フラン
ジ５４がある。延長フランジ５４は横断スロット５５に
よって部分５４′と部分５４″に分割される。点対称に
位置する延長フランジ５４の部分５４′は横断スロット
５５と連続する細長いスロット６２を境界づけている。

横断スロット５５とスロット６２のコーナ部分はひっか
かりを防ぐための面取り５３がなされている。延長フラ
ンジ５４とハウジング２２が一体となるように、脚４２
と４４を切ったり折曲させて延長フランジ５４を形成さ
せると便利である。各延長フランジ５４は後に説明され
るように延長部５７をもっている。

タブプレート２４は第６図に示すように、はぼ皿形に形
成され、中心孔５６を有し、かつ円形形状である。−組
のタブ５８は開口に向って対称的に内側に延びている。

タブプレート２４の外側には、タブ５８と対応する位置
に一組のタブ６０が設けられており、これらはＩ＼ウジ
ング２２のスロット５２．にたて方向にスライド可能に
はまるようになっている。タブプレート２４は中心口５
６がハウジング２２の開口５０に対応するように／＼ウ
ジング２２に挿入されるようになっている。つまり、タ
ブプレート２４はタブ６０がスロット５２の中に位置し
て回転旧めされているがたて方向の動きは許されている
。

らせん圧縮スプリング２６は、普通の圧縮スプリングで
あり、タブプレート２４に受けられる。

らせん圧縮スプリング２６はタブプレート２４の皿形に
よって中心に保持される。延長フランジ５４と突出され
ているベースフランジ５９は折曲形成される前はハウジ
ング２２を形成する１枚板１−でつながっている。らせ
ん圧縮スプリング２６の上端は、上部プレート２８の下
面で受けられている。第５図に上部プレートの上面図を
示す。−上部プレート２８は、ハウジング２２内で回転
できるような半径になっており、タブプレート２４の開
口５６およびハウジング２２の開口５０に対応するよう
に中心開口６６を有し、かつ、ハウジング２２の中には
らせん圧縮スプリング２６の通路６８が形成される。中
心開口６６には、−組のキー溝７０が対称的に配置され
ている。キー溝７０に対応してほぼ三角形状の２つの突
出部７２が互いに反対方向に延びている。上部プレート
２８は全体的にひし形となっている。

ハウジング２２、タブプレート２４、らせん圧縮スプリ
ング２６および上部プレート２８の寸法は、それらがハ
ウジング２Ｎ、　２内に位置されるとき、らせん圧縮ス
プリング２６は少し圧縮され。

上部プレート２８は、横断スロット５５内において延長
２ランジ５４の反対向きの部分５４′ド面回転可能とな
るようになっている。上部プレート２８の突出部７２は
、据え付は時パネル３４の側面にひっかからないように
ハウジング２２の形状の内におさまるよ″うになってい
、る。この状態で、レセプタクル２０はパネル３４内に
容易に取付けられるようになる。レセプタクル２０をパ
ネル３４に取り付ける際、パネル３４の裏側からの接近
の必要性がなくなり、レセプタクル２０はパネル３４の
表面７２からフランジ４６と４８の下端面が停止するま
で穴３８を通じて挿入される。レセプタクル２０のフラ
ンジ４６．４８は穴３６の縁よりも大さく設計され、か
つ穴３６の大きさが異なってもこれに適合できるような
・を法の巾に設計される。フランジ５４の部分５４′の
外側面は。

穴３８の側面と係合することによりレセプタクル２０の
穴３８内における回転を防止している。

また、穴３８にレセプタクル２ｏを挿入してから、適当
な工具例えばねじまわしの先端を上部プレート２８のキ
ー＃Ｉ！７０に係合して、突出部７２が横断スロット５
５内でフランジ５４の部分５４の下端面の係合から解さ
れる位置（第１図において破線で示されている）に回転
される。この回転により突出部７２はらせん圧縮スプリ
ング２６のばね作用によりスロット６２に沿って２ラン
ジ４６．４８方向に移動する。上部プレート２８は、ス
ロット６２によって分割されている脚４２．４４によっ
て回りすぎが防止されている。らせん圧縮スプリング２
６が上部プレート２８をパネル３４の下端面に突出部７
２が係合されるまで上方に付勢する。第４図に、固定さ
れた状態でのタブプレート２４の位置が示されている。

こうして、パネル３４は側面のフランジ４６．４８のＦ
面とタブプレート２４の突出部７２の、上面との間で挾
持され、レセプタクル２０はパネル３４に取付けられる
。そしてレセプタクル２０はねじ３０を受は入れやすく
なる。

図示のように、ねじ３０は従来のもので回転の為に例え
ばねしまわしのような工具と係合される溝８２をもつ拡
大頭部８０をもっている。細い軸８６が頭部８０の下端
面から延びている。軸８６の先端にはらせん形のカム溝
が設けられている。

開いた位置と閉じた位置間でねじ番レセプタクル内で９
０″回転させるようなカム溝の長さとすれば効果的であ
る。カム溝はらせん通路の上端が固定づめになっている
。パネル相互固定具で組立て固定するに先立ってパネル
３２上にねじを保持しやすくする為に、ワッシャー９１
が使用される。

第４図に示されるように、ねじ３０は軸８６が開口３６
を貫通してパネル３２ヒに取付けられている。頭部の下
面がパネルの上面に係合できるように、ねじ３０の拡大
頭部８０は穴３６よりも大きくなっている。ワッシャー
９１は軸８６に挿入され、そしてパネル３２のド端面に
近づくように上部に移動される。パネル３２がパネル３
４に対して一致するようにねじがレセプタクルに挿入さ
れる。ねじ３０の軸８６は上部プレート２８の中心開口
６６、らせん圧縮スプリング２８の通路６８を貫通しさ
らに、軸８６の先端が中心に向くようにするためにタブ
プレート２４に形成された皿形部に案内される中心孔５
６を通じる通路６８を通って貫通している。同時に、タ
ブ５８はらせんカム溝の入口に係合し、溝８２に嵌合し
た工具によってねじ３０を回転させることによってタブ
プレート２４が軸上をカム溝８８にそって上方に移動し
て固定づめに至る。この実施例では、９０’回転させる
だけで足りる。ねじ３０が固定作用すべく回転されるべ
くプレートの回転止めするスロ・シト５２内にタブ６０
が挿入されているが、このタブ６０は該スロット５２内
において軸方向の動きが自由なので、タブプレート２４
は軸方向に移動可能となっている。タブプレート２４が
上方に動くと上部プレート２８の皿形あるいは平いド面
との間にとらえられているらせん圧縮スプリング２６が
さらに圧縮される。このようにして、らせん圧縮スプリ
ング２６の復元力は、タブ５８が：１１．： カムスロットの終端の固定、づ′１・峠に固定されて、
ねじとレセプタクルとの連結を強固にする。

固定を解除するには、ねじ３０をタブプレート２４を下
方に移動させて、タブ５８をカム溝から外すようにねじ
３０を反対方向に回転させればよい。

望むならば、適当な−Ｔ具をキー溝７０に係合させて上
部プレート２８を下方に、押し下げ、らせん圧縮スプリ
ング２６を圧縮して、さらにＬ部プレート２８をフラン
ジ５４の延長部に係合させることによって、レセプタク
ル２０はパネル３４から取外すことができる。上部プレ
ート２８は、延長部７２がスロット５５内におさまるま
で回転することができる。そして、レセプタクルは、穴
３８から自由に取外すことができる。

（本発明の効果） このタイプの前面挿入レセプタクルは、パネルのような
一つの部材にその開口へ豹方側から挿入することによっ
て取付けられることができ、その要素を崩面側から適宜
に操作することによってその位置に固定できる。レセプ
タクルの側面が覆わ１１１・１ れていることによってレセプタクルを固定されるべき部
材に挿入する際に、非円形部材である上部プレートが横
にすべり出ることを防ぐことができる。費用のかからな
い構成部材の数が最小限であるため全体的に低いコスト
ですむ。レセプタクルはすばやく、効果的に挿入可能に
なっており、特に、レセプタクルが大量生産され、一つ
あるいは複数の構造物において多数使用されれば、レセ
プタクルの岐小限コストはより低くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るレセプタクルの平面図、第２図は
その第一側面図、第３図は第一側面から９０°ずれた第
二側面図、第４図は固定状態のねじとレセプタクルを示
す固定具の断面図、第５図は−Ｌ上部プレート平面図、
第６図はタブプレートの平面図である。 ２０＠Φレセプタクル　２２・・ハウジング２４・ｅタ
ブプレート　２６・・らせん圧縮スプリング ２８・・上部プレート　３０・・ねじ ３２．３４・・パネル　３６．３８１１＃穴４０・・ベ
ース　　　　４２，４４１１・脚４６．４８０フランジ
　５２・・スロット５４拳・延長フランジ　５５争・横
断スロット５７０争延長部　　　　６２・Φスロット特
許出願人　ズース　ファスナー　ヨーロッパリミテッド 代理人　弁理士　　　辻　　　　　　實（外１名）

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）２つの部材のうちの一方の部材に設けられた四角
   形の穴に取り付けられたレセプタクルであって、該レセ
   プタクルへのねじのねじ込み各こよりこれら２つの部材
   を互いに連結するレセプタタルにおいて、相対向してベ
   ースから延び自由端番こは外方に向いたフランジを形成
   した平板状の脚を持ったほぼＵ字型の／＼ウジングと、
   部材から遠ざけられた第１位置と部材の裏側と係合する
   第２位置との間のハウジング内で回転５丁能な非円形の
   １部プレートとレセプタクル内にねじを固定する「段と
   を有し、前記ｌ＼ウジングの脚の側方には１１し＼に内
   方に曲げられてレセプタクルの側面をほぼ覆う延長フラ
   ンジが形成され、該延長フランジ番こＣま脚の延長方向
   に延びるｌ＼ウジングの軸方向に対して直行する横断ス
   ロットが形成され、かつ相対向する２つの脚の先端方向
   にあるそれぞれの延長フランジ間には一端が脚の先端に
   位置し他方端は横断スロットに位置する細長いイロット
   が形成され、前記上部プレートが第１位置にあるときは
   横断スロットに位置し、第２位置にあるときは細長いス
   ロットに位置してらせん圧縮スプリングにより部材の裏
   側に押し付けられ、脚先端のフランジと」一部プレート
   が部材を挾持してレセプタクルが部材に固定されること
   を特徴とするレセプタクル。
2. （２）ハウジングのベース側部から延出して２つの脚間
   に位置し、各脚の側面の延長フランジと同・面−Ｌにあ
   る一組のベースフランジを備えた特許請求の範囲第（１
   ）項記載のレセプタクル。
3. （３）各延長フランジは、互いに対向する延長部をもっ
   ていて、そのうち、横断スロットによって分１１ｍされ
   ている延長フランジの延長部は横断スロットの近くに形
   成されており、上部プレートが第２位置から第１位置の
   横断スロットへ回転して導入されるための入口を決める
   部分を構成している特許請求の範囲第（１）項又は第（
   ２）項記載のレセプタクル。
4. （４）横断スロットの入口で、ベースから遠い方の横断
   スロットの側面が面取りされている特許請求の範囲第（
   １）項から第（３）項記載のいずれかのレセプタクル。
5. （５）ハウジングが一つの部材から一体的に形成される
   こ・とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項から第（
   ４）項記載のいずれかのレセプタクル。