JPS58201952A - 甲殻類用餌料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はイカの肝臓（俗称イカのゴロ）又はこれをてん
菜糖廃液に混和したものを、そのまま又は−詰めにした
後、凍結、塩蔵又は氷冷する事を特徴とする甲殻類用餌
料に関するっ　従来、カニエビ等の海底にせい息する魚
介類の漁獲法としては主として網面にイカ、サンマ、ス
ケソウタラ等の魚類を直接餌料としていたが、最近は承
知のとおりこれらの漁獲が激減し高級魚と化したためエ
ヒ、カニ等の餌料としては経済的に採算が合わないため
、これら漁業にたずされるものは、これに代る餌料を探
すのに非常に苦労しており、経済的に採算の合う餌料の
開発を強く求めている現状であるっ このことについてあらゆる角度から研究した結果魚の誘
引物質が「ベタイン」であることを知り、これを多く含
む天然物をさがした結果、イカの肝臓とてん菜糖の廃液
に非常に多く含有されていることがわかった。

さらにイカ其の物については前に述べたとおり漁獲が減
少し高級魚と化したため、高次加工の傾向となり、これ
の肝臓は多機に廃棄されているのでこの廃棄物が悪臭を
放ち公害の汚染源となっている。一方てん菜糖の廃液も
河川に放流するため水質汚濁の原因となっている。

そこで本発明者はこれらの公害汚染物質を有効に利用す
るために一料化を考えた。即ちイカの肝臓にてん菜糖の
廃液を浸漬又は混合したものをそのまま、あるいは暢詰
めにしだ後−１５°Ｃ〜−２５°Ｃに凍結するか塩蔵処
理して用時使用するものである。

そしてこの方法で得た餌料が有効か西かを知るために以
下の試験を行った。

試験例１ 北海道北見枝幸港を基地とするカニ漁船を調査船とし、
東経１４４°　１０′北緯４９”２０’の海域において
下記の条件により網禰に餌料を入れてその効果を検討し
た。

（１）網籠中に冷凍イカ１尾大れたもの５籠（２）網籠
中に生鮮イカ１尾大れたもの５籠（３）　　網籠中にイ
カ肝＠２個人れたもの５籠（４）網籠中にイカ肝臓（て
ん菜糖廃液を混和したもの）２個人れたもの５籠 （５）網磯中に冷凍イカ肝＠２個人れたもの５籠Ｌ６）
　　ＷＪｆｌａ中に冷凍イカ肝＠（てん菜糖廃液を混和
したもの）２個人れたもの５籠 （以下余白） 結果、１籠当りのカニの人数 即ち、イカそのものでなくともこれの肝臓で代用出来る
ことがわかった。

試験例２ 餌料の条件は試験例１と同一とし、海域をかえて東経１
４４’５’北緯４９”４８’　の海域でその効果を検討
した。

（以下余日） 結果、１籠当りのカニの人数 厭゛ち試験例１と同様これらの試料はほとんど有意差が
見られない９ 従ってイカそのものでなくともこれの肝臓および旺晰に
てん梁糖の廃液を混和した餌で代用出来るコトノ確信を
得たつこの餌料を開発することによって、カニ、エヒ等
の漁）φ経費が非常に節減となり併せて公害汚染物質の
有効利用をも兼ねているので一石二鳥の役刷を果すもの
である。

特許出願人　　　滝　　　源　司

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. イカの肝臓（俗称イカのゴロ）又はこれをてん菜ｌ！廃
   液に混和したものを、そのまま又は腸詰めにした後、凍
   結、塩蔵又は氷冷する事を特徴とする甲殻類用餌料。