JPS5820161Y2 - ヘアアイロン - Google Patents
ヘアアイロンInfo
- Publication number
- JPS5820161Y2 JPS5820161Y2 JP16419278U JP16419278U JPS5820161Y2 JP S5820161 Y2 JPS5820161 Y2 JP S5820161Y2 JP 16419278 U JP16419278 U JP 16419278U JP 16419278 U JP16419278 U JP 16419278U JP S5820161 Y2 JPS5820161 Y2 JP S5820161Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- hair iron
- temperature
- heating element
- loft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は理容及び美容用ヘアアイロンに関し、更に詳し
くは加熱温度を常に任意の一定温度に保持し得るヘアア
イロンに関するものである。
くは加熱温度を常に任意の一定温度に保持し得るヘアア
イロンに関するものである。
頭髪にパーマネントウェーブを施す方法としては、ヘア
アイロンを用いる加熱による方法と、薬液による所謂コ
ールドパーマがある。
アイロンを用いる加熱による方法と、薬液による所謂コ
ールドパーマがある。
コールドパーマは適切に施せば頭髪を傷める虞れが少な
いが、施術に長時間を要し、薬液による傷害の虞れもあ
る。
いが、施術に長時間を要し、薬液による傷害の虞れもあ
る。
一方ヘアアイロンによる加熱法はコールドパーマに比し
て短時間で施術することができる利点があるが、加熱温
度が高過ぎると頭髪を傷める虞れがあるため施術に熟練
を要し、専ら男性の理容用に一部用いられるのみであり
、女性の美容には時間と手数のか・るコールドパーマ法
が専ら用いられている。
て短時間で施術することができる利点があるが、加熱温
度が高過ぎると頭髪を傷める虞れがあるため施術に熟練
を要し、専ら男性の理容用に一部用いられるのみであり
、女性の美容には時間と手数のか・るコールドパーマ法
が専ら用いられている。
従来のヘアアイロンは温度調節装置を備えたものがなく
、全く施術者が手動で電源を断続することにより、温度
調節を行っている。
、全く施術者が手動で電源を断続することにより、温度
調節を行っている。
しかもヘアアイロンの最適温度は、性別及び頭髪の性状
等により種々異なり、施術者の経験とカンに基き、高度
の技術によって手動で温度調節を行う必要があった。
等により種々異なり、施術者の経験とカンに基き、高度
の技術によって手動で温度調節を行う必要があった。
それでも向性々にして温度が低過ぎてウェーブが充分か
・らなかつたり、温度が高過ぎて頭髪を傷めたりする場
合があった。
・らなかつたり、温度が高過ぎて頭髪を傷めたりする場
合があった。
従って本考案の目的は上述の従来のヘアアイロンの欠点
に鑑みて表面温度を常に任意の一定温度に保つことがで
き、ヘアアイロンの表面全体に亙って均一温度に加熱し
得るヘアアイロンを提供せんとするものである。
に鑑みて表面温度を常に任意の一定温度に保つことがで
き、ヘアアイロンの表面全体に亙って均一温度に加熱し
得るヘアアイロンを提供せんとするものである。
本考案の要旨とするところは、ロフトの外軸の内側に密
着して熱の良導体よりなる均熱板を設け、該均熱板の内
側に密着させて発熱体を設け、該均熱板の外側に長手方
向に沿って感熱体挿入溝又は孔を穿ち、その中に感熱体
を挿入し、該感熱体がちのロフト表面温度に対応した電
気信号に応じて、温度制御回路により該発熱体に流れる
電流を制御して、加熱部の表面温度を均一に、任意の一
定設定温度に保つようにしたヘアアイロンにある。
着して熱の良導体よりなる均熱板を設け、該均熱板の内
側に密着させて発熱体を設け、該均熱板の外側に長手方
向に沿って感熱体挿入溝又は孔を穿ち、その中に感熱体
を挿入し、該感熱体がちのロフト表面温度に対応した電
気信号に応じて、温度制御回路により該発熱体に流れる
電流を制御して、加熱部の表面温度を均一に、任意の一
定設定温度に保つようにしたヘアアイロンにある。
本考案の内容を更に図面により詳細に説明する。
本考案のヘアアイロンは第1〜4図に示す如く、ロット
1とロットに固着した軸2を中心に回動し得るグローブ
3及び握り部4並びに柄部5よりなり、柄部5にはヘア
アイロンに電気を導く電源コード6が接続されている。
1とロットに固着した軸2を中心に回動し得るグローブ
3及び握り部4並びに柄部5よりなり、柄部5にはヘア
アイロンに電気を導く電源コード6が接続されている。
ロット1及びグローブ3の内部は第5図の一部断面図及
び第6図及び第7図の部分拡大断面図に示す如く、ステ
ンレス鋼等よりなる外軸7,7′の内側にそれぞれ密着
して、熱の良導体よりなる均熱板8,8′を設け、更に
均熱板8,8′の内側に密着して電熱ヒーターよりなる
発熱体9,9′を設ける。
び第6図及び第7図の部分拡大断面図に示す如く、ステ
ンレス鋼等よりなる外軸7,7′の内側にそれぞれ密着
して、熱の良導体よりなる均熱板8,8′を設け、更に
均熱板8,8′の内側に密着して電熱ヒーターよりなる
発熱体9,9′を設ける。
均熱板の材質としては、アルミニウム、銅等の金属が用
いられ、安価、軽量で熱伝導率が大なることから、アル
ミニウム及びその合金が最も適している。
いられ、安価、軽量で熱伝導率が大なることから、アル
ミニウム及びその合金が最も適している。
均熱板8の下端外側の外軸と接する部分に感熱体を挿入
するための溝10又は孔を長手方向に沿って穿ち、その
感熱体挿入溝に熱電対又はサーミスターよりなる感熱体
11を挿入する。
するための溝10又は孔を長手方向に沿って穿ち、その
感熱体挿入溝に熱電対又はサーミスターよりなる感熱体
11を挿入する。
発熱体9,9′はニクロム線ヒーター又はセラミックス
上に抵抗体を焼き付けたセラミックスヒーター等よりな
り、温度制御回路を経て供給される電流により加熱され
る。
上に抵抗体を焼き付けたセラミックスヒーター等よりな
り、温度制御回路を経て供給される電流により加熱され
る。
ロット1及びグローブ3の内部の空所には、耐熱性の熱
の良導体又は断熱材よりなる充填物12.12’が充填
される。
の良導体又は断熱材よりなる充填物12.12’が充填
される。
握り部4及び柄部5は合成樹脂等の熱の不良導体よりな
り、柄部5の内部には温度制御回路(図示省略)を備え
、温度設定ダイヤル13により設定された任意の温度と
、感熱体11により検出された温度が一致するように発
熱体9,9′に供給する電流を制御する。
り、柄部5の内部には温度制御回路(図示省略)を備え
、温度設定ダイヤル13により設定された任意の温度と
、感熱体11により検出された温度が一致するように発
熱体9,9′に供給する電流を制御する。
この制御回路はオン−オフ制御、比例制御等公知のあら
ゆる種類の制御回路を用いることができるが、IC回路
と半導体電流制御素子を用いた小型の回路を柄部5内部
に組み込むのが望ましい。
ゆる種類の制御回路を用いることができるが、IC回路
と半導体電流制御素子を用いた小型の回路を柄部5内部
に組み込むのが望ましい。
又該制御回路を柄部5内に組み込む代りに、別個に温度
調節装置を設け、それより電源コード6を経て制御され
た電流を供給する方法も用いられる。
調節装置を設け、それより電源コード6を経て制御され
た電流を供給する方法も用いられる。
この場合は感熱体の電気信号を伝えるコードを温度調節
装置まで延長する必要がある。
装置まで延長する必要がある。
ロット1及びグローブ3の最適温度は頭髪の性質に応じ
て個人差があり、種々変化するので、温度設定ダイヤル
により100〜200℃の任意の温度に設定し得るよう
になしである。
て個人差があり、種々変化するので、温度設定ダイヤル
により100〜200℃の任意の温度に設定し得るよう
になしである。
電源コード6は摺動回転部11により電気的接続を保ち
つ・柄部5に対し自由に回転し得るようにして、頭髪を
ヘアアイロンに巻きつける際、ヘアアイロンを回転させ
てもコード6が撚れないようにするのが好ましい。
つ・柄部5に対し自由に回転し得るようにして、頭髪を
ヘアアイロンに巻きつける際、ヘアアイロンを回転させ
てもコード6が撚れないようにするのが好ましい。
コード6より供給される電流は、商用電源がら変圧器に
より6〜12Vの交流に変換した電流を供給する。
より6〜12Vの交流に変換した電流を供給する。
電源電圧を下げる方が温度調節が容易となり、特に従来
の手動温度調節では、過熱防止のためになるべく低い電
圧(約6V)が用いられているが、本考案の場合には完
全な自動温度調節により過熱の虞れがなく、供給電圧を
高目(約12V)にした方が温度の立ち上りが早くなり
、頭髪をヘアアイロンに巻きつけて一旦その温度が下っ
た際にその後速やかに温度が回復する。
の手動温度調節では、過熱防止のためになるべく低い電
圧(約6V)が用いられているが、本考案の場合には完
全な自動温度調節により過熱の虞れがなく、供給電圧を
高目(約12V)にした方が温度の立ち上りが早くなり
、頭髪をヘアアイロンに巻きつけて一旦その温度が下っ
た際にその後速やかに温度が回復する。
第8図及び第9図は本考案の別の実施態様を示す部分拡
大断面図であって、発熱体9はロット1の内部のみに設
け、グローブ3′は一枚の金属板よりなり、内部に発熱
体を有しない。
大断面図であって、発熱体9はロット1の内部のみに設
け、グローブ3′は一枚の金属板よりなり、内部に発熱
体を有しない。
この場合には均熱板8及び発熱体9はそれぞれ円筒状に
形成して、外軸の内側に全周に亙って密着させるのがよ
い。
形成して、外軸の内側に全周に亙って密着させるのがよ
い。
又第7図及び第9図にはロフト及びグローブの断面外型
が円形の場合のみを示したが、本考案は円形に限らず、
断面外型が多角形その他の形状でも全く同様に実施する
ことができる。
が円形の場合のみを示したが、本考案は円形に限らず、
断面外型が多角形その他の形状でも全く同様に実施する
ことができる。
第10図は本考案の別の実施態様を示し、この場合柄部
5の外径が小さいため、温度制御回路を柄部に内蔵する
のが困難であれば別個に温度調節装置を設ける。
5の外径が小さいため、温度制御回路を柄部に内蔵する
のが困難であれば別個に温度調節装置を設ける。
本考案によれば、発熱体と均熱板と外軸とが密着してあ
り、感熱体が外軸に接して挿入されているから、本体の
表面温度を正確に検出し、時間的遅れなしに発熱体への
供給電力を制御することができる。
り、感熱体が外軸に接して挿入されているから、本体の
表面温度を正確に検出し、時間的遅れなしに発熱体への
供給電力を制御することができる。
これによりヘアアイロンの表面温度を常に±2℃以下の
範囲で、温度設定ダイヤルにより設定した任意の一定温
度に調節することができる。
範囲で、温度設定ダイヤルにより設定した任意の一定温
度に調節することができる。
均熱板により、ヘアアイロンの表面全体が均一な温度に
加熱され、局部的に過熱する虞れもない。
加熱され、局部的に過熱する虞れもない。
本考案のヘアアイロンを用いれば、個人差のある頭髪の
性状に応じてヘアアイロンの温度を任意の温度に調節す
ることができるから、頭髪を傷める虞れがなく、繊細な
女性の頭髪にも安全に適用することができ、従来のコー
ルドパーマに比して短時間でパーマネントウェーブを施
することができる。
性状に応じてヘアアイロンの温度を任意の温度に調節す
ることができるから、頭髪を傷める虞れがなく、繊細な
女性の頭髪にも安全に適用することができ、従来のコー
ルドパーマに比して短時間でパーマネントウェーブを施
することができる。
自動温度調節により常に一定の表面温度に保たれるから
、施術に特殊な経験とカンを必要とせず、誰でも容易に
使用することができる。
、施術に特殊な経験とカンを必要とせず、誰でも容易に
使用することができる。
更に過熱の虞れなしに従来のヘアアイロンよりも供給電
圧を高め、ヒーターの消費電力を大きくして温度の立ち
上りを速やかにすることができ、施術時間の短縮を図る
ことができる。
圧を高め、ヒーターの消費電力を大きくして温度の立ち
上りを速やかにすることができ、施術時間の短縮を図る
ことができる。
又発熱体が過熱する虞れがないから、発熱体の寿命が大
幅に延びる等の顕著な効果が奏せられる。
幅に延びる等の顕著な効果が奏せられる。
第1図は本考案のヘアアイロンの一例の平面図、第2図
は同正面図、第3図は同底面図、第4図は同左側面図、
第5図は同一部A−A断面正面図、第6図は量拡大B−
B断面図、第7図は同拡大側面C−C断面図である。 第8図は本考案の別の実施態様の拡大正面D−D断面図
、第9図は同拡大側面C−C断面図である。 第10図は本考案の他の実施態様の正面図である。 符号の説明 1・・・・・・ロット、2・・・・・・軸
、3,3′・・・・・・グローブ、4・・・・・・握り
部、5・・・・・・柄部、6・・・・・・電源コード、
7,7′・・・・・・外輪、8.8’−・・・・・均熱
板、9,9′・・・・・・発熱体、10・・・・・・感
熱体挿入溝、11・・・・・・感熱体、12゜12′・
・・・・・充填物、13・・・・・・温度設定ダイヤル
、14・・・・・・摺動回転部。
は同正面図、第3図は同底面図、第4図は同左側面図、
第5図は同一部A−A断面正面図、第6図は量拡大B−
B断面図、第7図は同拡大側面C−C断面図である。 第8図は本考案の別の実施態様の拡大正面D−D断面図
、第9図は同拡大側面C−C断面図である。 第10図は本考案の他の実施態様の正面図である。 符号の説明 1・・・・・・ロット、2・・・・・・軸
、3,3′・・・・・・グローブ、4・・・・・・握り
部、5・・・・・・柄部、6・・・・・・電源コード、
7,7′・・・・・・外輪、8.8’−・・・・・均熱
板、9,9′・・・・・・発熱体、10・・・・・・感
熱体挿入溝、11・・・・・・感熱体、12゜12′・
・・・・・充填物、13・・・・・・温度設定ダイヤル
、14・・・・・・摺動回転部。
Claims (6)
- (1)ロフトの外軸の内側に密着して、熱の良導体より
なる均熱板を設け、該均熱板の内側に密着させて発熱体
を設け、該均熱板の外側に長手方向に沿って感熱体挿入
溝又は孔を穿ち、その中に感熱体を挿入し、該感熱体か
らのロフト表面温度に対応した電気信号に応じて、温度
制御回路により該発熱体に流れる電流を制御して、加熱
部の表面温度を均一に、任意の一定設定温度に保つよう
にしたことを特徴とするヘアアイロン。 - (2)該均熱板及び発熱体をロフト及びグローブの外周
に沿って円弧状に設けた実用新案登録請求の範囲第1項
記載のヘアアイロン。 - (3)該均熱板及び発熱体をロットのみに設け、グロー
ブは一枚の金属板よりなる実用新案登録請求の範囲第1
項記載のヘアアイロン。 - (4)アルミニウムよりなる均熱板を用いる実用新案登
録請求の範囲第1項記載のヘアアイロン。 - (5)温度制御回路を柄部に内蔵した実用新案登録請求
の範囲第1項記載のヘアアイロン。 - (6)感熱体として熱電対を用いた実用新案登録請求の
範囲第1項記載のヘアアイロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16419278U JPS5820161Y2 (ja) | 1978-11-28 | 1978-11-28 | ヘアアイロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16419278U JPS5820161Y2 (ja) | 1978-11-28 | 1978-11-28 | ヘアアイロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5579901U JPS5579901U (ja) | 1980-06-02 |
JPS5820161Y2 true JPS5820161Y2 (ja) | 1983-04-26 |
Family
ID=29161508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16419278U Expired JPS5820161Y2 (ja) | 1978-11-28 | 1978-11-28 | ヘアアイロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5820161Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022102369A1 (ja) * | 2020-11-10 | 2022-05-19 | 京セラ株式会社 | ヘアアイロン |
-
1978
- 1978-11-28 JP JP16419278U patent/JPS5820161Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5579901U (ja) | 1980-06-02 |
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