JPS5819554B2

JPS5819554B2 - 骨材貯蔵タンク

Info

Publication number: JPS5819554B2
Application number: JP53165047A
Authority: JP
Inventors: 福島義孝
Original assignee: Fukushima Tetsuko Kk
Current assignee: Fukushima Tetsuko Kk
Priority date: 1978-12-29
Filing date: 1978-12-29
Publication date: 1983-04-19
Also published as: JPS5593739A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は砂、小石などの骨材貯蔵タンクに関するもの
である。

従来骨材の生産ラインから骨材をタンクなどに貯蔵し、
該タンクの下方部から骨材を流出させてコンベアなどで
運搬する手段は採用されていなかった。

これは貯蔵された骨材から多量の水が下方部に形成され
た引出しホッパーから浸み出ることと、ホッパー下ゲー
トを開口するとホッパー内の含水骨材が流出してしまう
ためである。

この発明は上記欠点を解決したもので、引出しホッパー
内への水の流出を防止するためにゲートなどをホッパー
上部に取り付けるとともに、水切りを良好にするために
土間に匂配を設け、暗渠による水抜き通路を形成し、水
の排出を行なうものである。

以下図面に基づいて詳細に説明する。第１図はこの発明
の骨材貯蔵タンク１の略側面断面図、第２図は骨材貯蔵
タンク１群を示した略正面断面図である。

該骨材貯蔵タンク１はコンクリート製のストックビン２
、該ストックビン２の上部に構成したビン上架台３、該
ストックビン２の土間部に構成した骨材流出機構４、及
び該骨材流出機構４より骨材を所定の位置まで運搬する
搬送手段５よりなる。

該ストックビン２は、ビン上架台３に設置あるいは上方
部に構成した砂利損料機、砂洗機などにより損料及び水
洗いされた砂、小石、砕石などの骨材６を貯蔵する。

該ストックビン２の土間部７はビンの外方部へ水を流出
しやすいように匂配を形成すると共に骨材６などの製品
の落下点より奥側へ水が留水することを防止する為に土
間部７にＣ形鋼を据付けた水路８を骨材流出機構４を中
心に左、右に構成する。

上記ビン上架台３は、砂利損料機、砂洗機などの設置の
ための架台になると同時に、ストックビン２の屋根の役
割をもしている。

ストックビン２の土間部７に骨材流出機構４を構成した
が、該骨材流出機構４はコンクリート埋込枠、該コンク
リート埋込枠９に取り付けるゲート台枠１０、該ゲート
台枠１０上をスライドするゲート１１、及び該ゲート１
１を被覆するゲートカバー１２より構成する。

該コンクリート埋込枠９はストックビン２の土間部７に
埋め込み、側壁に引出しホッパー１３を取り付け、上部
にゲート１１に先端を固定した油圧シリンダー１４の基
部を支持するシリンダー支持部１５を構成する。

該シリンダー支持部１５に油圧シリンダー１４のビン１
６と嵌合する孔１７を形成し、油圧シリンダー１４を強
固に固定する。

該コンクリート埋込枠９にゲート台枠１０を溶接固定し
たので、ホツパー口は土間部Ｔより２０ｃＩｒＬ程高く
なる。

該ゲート台枠１０の内側側壁部にゲート１１滑動用のロ
ーラー１８を適数個構成し、ゲート１１の滑動を容易に
している。

また、ゲート台枠１０の前方部に砂などの骨材が内部へ
流入するのを防止するためにゴム製などの弾性体より成
る砂流入隅止板１９を構成する。

該防止板１９は弾性体より構成したのでゲート１１と密
着する。

上記ゲート台枠１０をゲート１１が覆うが、該ゲート１
１は台枠１０の外側側部を被覆するように口型の形状を
有すると共にその下端部に各々横方向からの砂などの骨
材が流入するのを防止する弾性体より成る砂流入隅止板
２０を構成する。

該ゲート１１の平面板の裏面側に、ゲート台枠１０のロ
ーラー１８と接するレール２１を取り付けると共に油圧
シリンダー１４の先端を固定するシリンダー頭部支持部
２２を構成する。

該ゲート１１の上部にゲートカバー１２を構成したこと
によって引出しホッパー１３と連絡する開口部以外を閉
鎖する役割をすると共に、コンクリート埋込枠９、ゲー
ト台枠１０、ゲート１１、ゲートカバー１２、引出しホ
ッパー１３、油圧シリンダーなどの組立や修理作業など
を容易にするための空間を形成する役割をも有する。

該ゲートカバー１２の前端部の両側方及び上方に弾性体
よりなるクリーナ２３を形成し、ゲート閉鎖時における
骨材の流入を防止すると共に開口時におけるゲートカバ
ー１２内へ骨材の流入を防止する役割を有する。

ストックビン２の土間部７にゆるやかな匂配の傾斜面２
４を形成し、砂、小石などの骨材に含有した水分を水路
８を通じ一定方向へ流出させる。

引出しホンパー１３の下方部に、引出しホッパー１３よ
り流出する骨材の運搬量を調整しながら骨材を移動する
ベルト速度を変える可変速モーターを使用したベルトフ
ィーダー２５、該ベルトフィーダー２５より落下した骨
材を所定の位置まで運搬する引出しベルトコンベアー２
６、及び該引出しベルトコンベアー２６で運搬されてき
た骨材をトラック積込位置又は生コン骨材ビン投入口ま
で搬送する傾斜ベルトコンベアー２７を構成する。

上記構成より成る骨材貯蔵タンク１は砂利損料機、砂洗
機などによって損料、洗滌された骨材をストックビン２
内に貯蔵し、必要に応じてゲート１１より流出する。

該ストックビン２内に貯蔵されている間に土間部７の傾
斜及び水路８により、骨材に含有されていた水分を放出
するので含水率が均一で、且つ、乾燥した骨材を得るこ
とができる。

該ゲート１１の開閉は、コンクリート埋込枠９のシリン
ダー支持部１５に基部を固定したゲート１１の裏面のシ
リンダー頭部支持部２１に先端部を固定したジャバラ体
油圧シリンダー１４の伸縮により行なう。

該油圧シリンダー１４が伸張しているときはゲートを閉
鎖し、収縮するとゲートは開口する。

該ゲートの滑動はゲート台枠１０に構成したローラー１
８上をゲート１１の平面板の裏面側のレール２１と接し
ながら往復動するのでスムーズである。

該油圧シリンダーの伸縮は遠隔操作により行ない、コン
ピューターにより可動時を制御しておくことにより、隣
接する骨材貯蔵タンク１からの砂や砂利などを同時に搬
出することが可能となる。

この発明は上記構成により成るので砂、砂利などの骨材
に含有されていた水分は土間部７に形成した傾斜面や水
路８により一定方向へ流出し、ホッパーより流出するこ
とはない。

また、水流砂は一般的に底部より１０ｃｍ、〜１５（１
７７１程度までは含水率が高いことを考慮してゲート台
枠１０を土間部７より２０Ｃ′ＩｆＬ程高く形成したの
で含水率の少ない均一な乾燥した骨材がホッパーより流
出することが可能となった。

また隣接する貯蔵タンク１に生コンの骨材となる砂、砂
利などを収容し、それらのホッパーへの流出量を制御す
ることによりたちまちにして生コン材料が形成される。

特に水分の少ない骨材が得られるので生コンのワーカビ
リティーや強度のもととなる水分の附与が適格且つ、容
易に行なわれ、極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は骨材貯蔵タンクの略側面断面図、第２図は同格
正面断面図、第３ａ図はコンクリート埋込枠の斜視図、
第３ｂ図はゲート台枠の斜視図、第３ｃ図はゲートの斜
視図、第３ｄ図は油圧シリンダーの斜視図、第３Ｓ図は
ゲートカバーの斜視図、第４図は骨材流出機構部の側面
断面図である。図において、１・・・骨材貯蔵タンク、２・・・ストッ
クビン、３・・・ビン上架台、４・・・骨材流出機構、
５、・・搬送手段、６・・・骨材、７・・・土間部、８
・・−水路、９・・・コンクリート埋込枠、１０・・・
ゲート台枠、１１・・・ゲ゛−ト、１２・・・ゲ゛−ト
カバー、１３・・・引出しホッパー、１４・・・油圧シ
リンダー、１５・・・シリンダー支持部、１６・・・ビ
ン、１７・・・孔、１８・・・ローラー、１９・・・砂
流入切止板、２０・・・砂流入切止板、２１・・・レー
ル、２２・・・シリンダー頭部支持部、２３・・・クリ
ーナ、２４・・・傾斜面、２５・・・ベルトフィーダー
、２６・・・引出しベルトコンベアー、２７・・・傾斜
ベルトコンベアー。

Claims

【特許請求の範囲】

１ストックビンの上部にビン上架台を構成し、土間部
に固定したコンクリート埋込枠に、前方部に弾性体の砂
流入防止板を、内側側壁部にローラーを適数個構成した
ゲート台枠を固着し、該ゲート台枠上に、外側側部に弾
性体の砂流防止板を、裏面側にローラと接するレールを
取り付けたゲートを構成し、該ゲートの上部に、前端部
の両側方及び上方に弾性体のクリーナを形成したゲート
カバーを取り付けた骨材流出機構と、該骨材流出機構の
下方部に骨材搬送手段を構成した骨材貯蔵タンク。