JPS5819160Y2 - ロ−ルの熱処理装置 - Google Patents

ロ−ルの熱処理装置

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Publication number
JPS5819160Y2
JPS5819160Y2 JP8639278U JP8639278U JPS5819160Y2 JP S5819160 Y2 JPS5819160 Y2 JP S5819160Y2 JP 8639278 U JP8639278 U JP 8639278U JP 8639278 U JP8639278 U JP 8639278U JP S5819160 Y2 JPS5819160 Y2 JP S5819160Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
sleeve
support
inner diameter
heat treatment
Prior art date
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Expired
Application number
JP8639278U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS554052U (ja
Inventor
昭利 岡林
義弘 中川
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP8639278U priority Critical patent/JPS5819160Y2/ja
Publication of JPS554052U publication Critical patent/JPS554052U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5819160Y2 publication Critical patent/JPS5819160Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、H型鋼圧延用ユニバーサルミルに使用される
ロール等のように、その直径は大であるがロール軸方向
長さが短かいスリーブロールを、簡単容易にかつ効果的
に熱処理するための新しい装置の提供に関する。
H型鋼圧延用ユニバーサルミルに使用されるロールは、
周知のようにスリーブ焼嵌め式の組立ロールであり、そ
の焼ばめされるスリーブロールは、外径が700φ〜1
500φ、内径が400φ〜800φであるが、ロール
軸方向長さく巾貝)は100〜400mm程度のように
短かいものであり、このようなドーナツ状のスリーブロ
ールをロール軸に焼ばめして一体化させるものが通例で
ある。
このスリーブロールは、熱処理による酸化損失及び変形
を考慮して稍太き目ではあるが、完成製品と略同−サイ
ズに仕上げた後、これに熱処理を施すことによって、熱
処理時の冷却速度を大きくシ、製品硬度を高くすること
によって、良好な使用結果が得られるようにするのであ
り、その後再度機械加工して後、ロール軸に焼ばめする
ことにより、目的のロール製品を得るので゛ある。
処で従来この種のスリーブロールの熱処理としては、第
3図に例示するように、スリーブロール素材11を可回
動なターンテーブル12上に水平に載置し、スリーブロ
ール11の周側面外方に冷却水噴霧機構13を配置して
、噴霧冷却水によって熱処理を行なっているのであるが
、この手段では最大重量4トン程度のスリーブロールを
支えられるように、強靭かつ大型のターンテーブル施設
が必要とされるし、また僅かではあるが、スリーブロー
ル11に掛った冷却水が周側面を伝って下方に落ちるた
め、ロールの長さ方向(吊貝方向即ち厚さ方向)に硬度
のバラツキが生じたりする問題点がある。
本考案はこのような問題点を解決し、扱いにくい形状と
もいうべきこの種スリーブロールを、簡便な装置によっ
て有効的確に熱処理できるようにし、かつ硬度ムラのな
い良質なロールが得られるようにしたものであり、その
特徴とする処は、スリーブロールの内径面を対称位置に
おいて支持し、かつ、その一方または双方が駆動回転さ
れるー・対の支軸と、該支軸によって可回動に吊持され
る前記スリーブロールの下方に配備された冷却水噴霧機
構とから戊る点にある。
以下図示の実施例について本考案を詳述すると、第1図
は本考案装置の正面図であり、第2図は側断面図である
が、1,2は何れも本考案の対象とするスリーブロール
であって、ロール1は小内径のものを示し、ロール2は
大内径のものを示しており、即ちそのサイズの大小に関
係なく本考案装置は各種のスリーブロールに適用できる
もので、装置自体は図示のようにスリーブロール1乃至
2の内径面1a乃至2aの対称位置を支持する一対の支
軸3,4と、支軸3,4によってその内径面1a乃至2
aを支持されることによって吊持されるスリーブロール
1乃至2の下方に配置される冷却水噴霧機構7とから成
るのであり、前記支軸3,4はその一方もしくは双方が
駆動回転自在に設けることによって、スリーブロール1
乃至2を従動回転させるようにしたもので、一方のみを
駆動回転させる場合、他方は遊転自在に設けるのである
尚支軸3,4は勿論スリーブロールの重量に耐えるよう
に設計されると共に、両支軸3,4における回転軸架部
のベアリングや駆動用モータ等の駆動機構側を熱より保
護するために、支軸3,4の中途には断熱板5を遮断状
に介在させるのであり、またこの断熱板5は冷却水噴霧
機構7側からの噴霧が掛らない役目をも果すのである。
また支軸3,4におけるスリーブロール1乃至2の支承
部分の軸方向前後には、吊持されたスリーブロール1乃
至2が前後に移動しないためのウェブ乃至フランジ6.
6を突設するのである。
冷却水噴霧機構7は、冷却水管9と水管9より派出され
る噴霧ノズル8から戊り、噴霧ノズル8の複数個は何れ
もスリーブロール1乃至2の巾貝方向に亙って並び、ま
た水管9の数や位置は図例のように、ロール1乃至2を
効果的に冷却できるように適宜設定するのである。
本考案装置によれば、一対の支軸3,4上に目的のスリ
ーブロール1乃至2を、チェノあるいは簡単なつかみ装
置を把持して、その内径面1a乃至2aを支軸3,4上
に渡架させればよく、こうしてロール1乃至2を吊持さ
せると共に支軸3または支軸3,4を駆動回転すること
により、スリーブロール1乃至2は両支軸3,4の支持
を介し安定に従動回転するのである。
これと共に冷却水噴霧機構7の噴霧ノズル8より冷却水
を噴霧させることにより、回転に従いスリーブロール1
乃至2はその下方から外径面を介し逐次全体に亙り冷却
されることになり、このさい噴霧により付着した水滴は
何れも下方に垂下するため、水滴によって目的以外の部
分を冷却するおそれもなく、ロール全体に亙る安定した
硬度ムラのない冷却効果が得られるのである。
本考案におけるスリーブロール1乃至2を一対の支軸3
,4によって内径面を対称位置で支持することは、スリ
ーブロールの安定な回転支承の点で特に優れている。
即ち1個の支軸乃至支持ロールによってスリーブロール
を可回動に支持することも不可能ではないが、1個の支
軸乃至支持ロールの径をスリーブロール内径面の内径よ
り若干小径のものとする場合と、本考案の支軸3,4で
見られるように内径より著しく小径のものとする場合の
両方が考えられる。
内径より若干小径のものでは、スリーブロールの内径を
常に一定に前加工する必要があり、互換性に乏しく、ま
た高温度(900℃〜1000℃)のスリーブロールを
かかる1個の支軸乃至支持ロールに載せることが難しい
欠点がある。
また内径より著しく小径の支軸乃至支持ロールでは、ス
リーブロールが左右に揺動して、安定を欠き、安全性の
面で危険であるが、本考案の一対の支軸3,4によって
内径面を対称位置の2個所で接支させれば、前記1個の
支軸乃至支持ロールによる欠点は全く生じないのである
本考案装置によれば、従来のターニングテーブル型式の
装置に比し、一対の支軸3,4とその回転機構及び冷却
水噴霧機構7のみで足り、装置の簡単と小型化において
著しく有利である。
しかもこれによればスリーブロールはきわめて安定に回
転され、しかも吊持姿勢のスリーブロールの下方から冷
却水噴霧を浴びせるので、その均一でムラのない冷却効
果が期待できるのであり、硬度の一定した品質のスリー
ブロールが容易に得られるのである。
またスリーブロールの支持、取外し作業もきわめて簡単
で作業性もよく、安全に操業できるのであり、その径に
比し長さの短かい各種スリーブロールの熱処理装置とし
て優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置実施例の正面図、第2図は同要部側
断面図、第3図は従来例の説明図である。 1.2・・・・・・スリーブロール、3,4・・・・・
・支軸、5・・・・・・断熱板、6・・・・・・ウェブ
乃至フランジ、7・・・・・・冷却水噴霧機構、8・・
・・・・噴霧ノズル、9・・・・・・水管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. H型鋼圧延用ユニバーサルミルに使用するロール等のよ
    うに、比較的ロール軸方向長さの短かいスリーブロール
    の熱処理をするものであって、該スリーブロールの内径
    面を対称位置において支持し、かつその一方または双方
    が駆動回転される一対の支軸と、該支軸によって可回動
    に吊持される前記スリーブロールの下方に配備された冷
    却水噴霧機構とから戊ることを特徴とするロールの熱処
    理装置。
JP8639278U 1978-06-21 1978-06-21 ロ−ルの熱処理装置 Expired JPS5819160Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8639278U JPS5819160Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 ロ−ルの熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8639278U JPS5819160Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 ロ−ルの熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS554052U JPS554052U (ja) 1980-01-11
JPS5819160Y2 true JPS5819160Y2 (ja) 1983-04-19

Family

ID=29010929

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JP8639278U Expired JPS5819160Y2 (ja) 1978-06-21 1978-06-21 ロ−ルの熱処理装置

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JPS554052U (ja) 1980-01-11

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