JPS5818754B2 - コウシユウハカネツソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高周波エネルギーを利用して食品を加熱する高
周波加熱装置に関し、食品を均一に加熱する方式に係る
ものである。

従来均一加熱の手段としては加熱箱内の電界分布を均一
にするためにマイクロ波を反射させる金属体より出来た
攪拌器を加熱箱中で回転するいわゆるスターラ一方式と
、食品を載置する食品載置台を加熱箱中で回転させるい
わゆるターンテーブル方式とがとられてきた。

しかしながら、これらの方式において、前者においては
マイクロ波を充分にしかもランダムに散乱することが困
難であり、後者においてはマイクロ波が加熱箱中で一定
分布をなし被加熱物だけが回転するので、一般に回転軸
を中心とする円周方向では均一【こ加かされるが、半径
方向ではあまり好ましくない等の問題があった。

また、アンテナを直接加熱箱内に突出させてさらにこの
アンテナに回転自在に可動する２次アンテナを増付けて
均一加熱特性を改善した高周波加熱装置が提案されてい
るが、一般的にアンテナ部分の構造がスターラ一方式や
ターンテーブル方式に比べて複雑になり組文も容易では
なかった。

本発明は、上述の虞に鑑みてなされたものであり、加熱
箱中に突出する高周波発生器の電極に補助電極を装着し
、該補助電極を可撓性電気良導体を介して板状電気良導
体を設け、該板状電気良導体を被加熱物載置台面に対し
て回動揺動し得るようをこしてなる高周波加熱装置にお
いて、上記高周波発生器の電極に装着されてなる補助電
極は、弾力性のある電気良導体で出来たパイプ状の内導
体と該内導体のネジ山を雄ネジとする雌ネジ部を有する
外導体で構成されてなることを特徴とするものでありま
す。

以下本発明を図示した一実施例に従って詳細に説明する
。

第１図において、１は高周波加熱装置の加熱箱、２は高
周波発生器であり、該高周波発生器２の電極３が前記加
熱箱１中に突出して形成している。

前記電極３（こは補助電極４が装着されている。

そして円形の板状電気良導体６は可撓性電気良導体５を
介して前記補助電極４に増付けしているのである。

前記加熱箱１内には被加熱物（食品）７及び被加熱物容
器８、被加熱物載置台９が適宜配設されている。

第２図は補助電極４及び町撓性電気良漕体５の形体を示
したＨＡ’ＦＭ図であり、図示するように補助電極４は
適当なる肉厚を有したパイプ状のもので、電極３に装着
するために六角穴付止ネジ１０が具備されて、第３図Ｅ
コ示すように電極３に装着されている。

また町とう性電気良梼体５は弾性を有する鋼板、ステン
レス板、燐青銅板、べＩＪ ＩＪニウム銅板等の薄板を
折り曲げて形成したものである。

前記補助電極４は第４凹所面図１コ示すようｆこキャッ
プ状「こしてもよい。

そして、第５図に示すように電極３１こ装着され、電極
３から落ちないよう（こ六角穴付止めネジ１０によって
止められている。

第６図は補助電極４の他の例で、図示するよう（こ複数
個の切り込み１１を有し、弾力性のある電気良導体で出
来たパイプ状あるいはキャップ状のものでもよい。

なお上記の他に補助電極の他の実施例としては第１図に
示すよう１ζ弾力性のある電気良導体で出来たパイプ状
のものｆこ複数個の切り込みとネジ山を有した内導体４
ａと、前記内導体４ａのネジ山を雄ネジとする雌ネジ部
を廟する外導体４ｂとで構成され、外導体４ｂを内導体
４ａのネジに沿わして回し下降させると外導体４ｂのテ
ーパ一部が内導体４ａを締めて、電極３に装着されるこ
とになる。

第６図の実施例では内導体４ａのテーパ一部とネジ山部
が別々になっているが、これは第８図のようにネジ部が
テーパーになっていてもよいのは轟然である。

第９図は可とう性電気良漕体５を介して板状電気良導体
６を接続した様７を示したもので、可とう性電気良梼体
５は第１０図に示すように編組線金紙線等のように金属
等で出来た町とう性のある電気良導体を単数または複数
本補助電極４および板状電気良導体６にハンダ付あるい
は他の方法で固着してもよいが、第９図の実施例では電
気良導体でありかつ弾性を有する鋼板、ステンレス板、
燐青銅板、べＩＪ ＩＪニウム銅板等の薄板を折り曲げ
て第２図刺祈図のようにしたものである。

本発明の駆動機構の一実旅例は第１１図の正面図及び第
１２図の平面図に示すように、クランク円盤１０１と溝
１０２を有する連杆１０３と固定軸１０４でクランク機
構を構成し、板状電気良導体６の中心に固定された可動
軸１０５と、該可動軸１０５を支持する支持孔１０６よ
り形成されている。

前記クランク円盤１０１には連杆１０３の片端がピン１
０１とピン受け１０８により保持され前記連杆１０３の
中央部は固定軸１０４１こピン１０７とピン受け１０８
で保持され前記クランク円盤１０１の動作ｆコ伴って連
杆１０３が自由ｆこ移動する様に溝１０２を穿設してい
る。

而して連杆１０３の他端に板状電気良導体６の中心に固
定された可動軸１０５を支持し、且つ連杆１０３の動き
に伴って可動軸１０５を移動すべく支持孔１０６を穿設
しているのである。

前記クランク円盤１０１は加勲箱１の外部適宜位置に配
設された電動機１０９により回転が伝達され連杆１０３
に動作が伝達され、それに伴って可動軸１０５が概円を
描いて動くのである。

その時に可動軸１０５と一体的に増付けられた板状電気
良導体６は周期的に回転揺動が繰返される。

第１３図及び第１４図は本発明駆動装置の他の実施例で
、これは板状電気良導体６を弾性を有する鋼板、ステン
レス板、燐青銅板、べＩＪ ＩＪニウム銅板等の薄板よ
りなり、補助電極４に俄り付けしたものである。

板状電気良導体６は十字形をした板状電気良導体６１の
ようにもすることができる。

この板状電気良導体６１は高周波損失の少ない且つ耐熱
性の高いフッ素樹脂、シリコン樹脂、セラミック等で形
成された支持杆６２で支持され、支持杆６２が前述と同
様にクランク機構によって動くのである。

板状電気良導体６１は町とう性を有しているので支持杆
６２を動きに伴って動くのである。

また第１５図、第１６図は本発明駆動装置の今一つの他
実飽例である。

さらに板状電気良導体６の形状は他に正方形等の多角形
あるいは第２０図、第２１図に示すように細長い板状の
電気良導体を複数個の放射状にした形状のものでもよい
。

また第１５図、第１６図は本発明の駆動装置の今一つの
他の実施例である。

この駆動装置は可撓性電気良導体５に編組線、金紙線あ
るいはベローズ等のようなものを用いた場合、板状電気
良導体６の動く方向を規制できない即ち動かす場合支、
蜘の位置が決まらないので図に示すようｆｉ規制枠６３
を設けたものである。

該規制枠６３を設けることによって板状電気良導体６を
動かす時の支虞の位置が定まり、目的とする駆動が可能
となる。

尚第１１図における可撓性電気良導体５は編組線を用い
ている。

さらに今一つの本発明駆動装置の実施例として第１８図
、第１９図に示すように、クランク円盤１０１とその軸
は一体に形成され筒状になっている。

該クランク円盤１０１には連杆１０３の片端がピン１０
７とピン受け１０８とで保持され、連杆１０３の他端は
固定軸１０４にピン受１０８とで保持されると共にクラ
ンク円盤１０１の動きに伴って連杆１０３が自由に駆動
するように溝１０３を穿設している。

そして連杆１０３のクランク円盤側と固定軸側との間に
板状電気良導体６の中心Ｆこ固定された可動軸１０５を
支持し連杆１０３の動きに伴って可動軸１０５の支楊孔
１０６を穿設している。

この構成において、電動機１０９でクランク円盤１０１
を回転すると連杆１０３が回転し、それに伴って可動軸
１０５が概円を描いて回転揺動するのである。

以上に説明したように、本発明は、加か相中に突出する
高周波発生器の電極に補助電極を装着し、該補助電極に
可撓性電気良導体を介して板状電気良導体を設け、談板
状電気良嗜体を被加熱物載置台面に対して回動揺動じ得
るよう（こしてなる高周波加熱装置）Ｍおいて、上記高
周波発生器の電極ｔこ装着されてなる補助電極は、弾力
性のある電気良導体で出来たパイプ状の内導体と該内層
体のネジ山を雄ネジとする雌ネジ部を有する外導体で構
成されているから、高周波発生器の電極と補助電極との
糾Ｖが容易となるとともに確実Ｉ乙を付けることができ
、一般にこの種アンテナ方式の高周波力ロ熱装置におい
てきわめて実用価値の高いものであるＯ

【図面の簡単な説明】

第１図及び第１０図は本発明の概略構成図、第２図は可
撓性電気良導体の一例を示した胴祈図、第３図及び第５
図は補助電極のり付状態図、第４図、第６図、第７図、
第８図は補助電極の実施例を示した図である。 第９図は可撓性電気良導体を示した平面図、第１１図、
第１２図は本発明の駆動装置の一実施例を示した平面図
及び正面図、第１３図、第１４図は本発明の駆動装置の
他の実施例を示した平面図及び正面図、第１５図、第１
６図は本発明の駆動装置の他の実施例を示した平面図及
び正面図、第１７図は板状電気良導体の規制枠の詳細胴
祈図、第１８図、第１９図は本発明の駆動装置の他実施
例を示した平面図及び正面図、第２０図、第２１図は板
状電気良導体の形状を示した剰祈１図である。 １は加熱箱、２は高周波発生器、３は電極、４は補助電
極、４ａは内導体、４ｂは外導体、５は可撓性電気良導
体、６は板状電気良導体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 加熱箱中に突出する高周波発生器の電極に補助電極
   を装着し、該補助電極に可撓性電気良導体を介して板状
   電気良導体を設け、該板状電気良導体を被加熱物載置台
   面に対して回動揺動し得るようにしてなる高周波加熱装
   置において、上記高周波発生器の電極に装着されてなる
   補助電極は、弾力性のある電気良導体で出来たパイプ状
   の内導体と該内導体のネジ山を雄ネジとする雌ネジ部を
   有する外導体で構成されてなることを特徴とする高周波
   加熱装置。