JPS5818552B2 - アスベストビ−タシ−ト等アスベストとゴムを主材料とし、グロメツトを用いた内燃機関用ガスケツトの製造方法 - Google Patents
アスベストビ−タシ−ト等アスベストとゴムを主材料とし、グロメツトを用いた内燃機関用ガスケツトの製造方法Info
- Publication number
- JPS5818552B2 JPS5818552B2 JP12741477A JP12741477A JPS5818552B2 JP S5818552 B2 JPS5818552 B2 JP S5818552B2 JP 12741477 A JP12741477 A JP 12741477A JP 12741477 A JP12741477 A JP 12741477A JP S5818552 B2 JPS5818552 B2 JP S5818552B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asbestos
- rubber
- grommet
- internal combustion
- combustion engines
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gasket Seals (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
例えば、アスベストビータシートのようにアスベストと
ゴムを主材としてガスケット本体を構成し、該本体に形
成したシリンダ一孔等の流体孔の流体漏れを防ぐため、
該流体孔にグロメットを配設したガスケットは、グロメ
ット部に段差すなわちグロメット部がガスケット本体に
対して突出した状態のままエンジンに組付けて使用する
と、締付ボルトによる締付面圧がグロメット部に最もか
かり、すなわち、締付力の多くがグロメット部の段差を
なくしてグロメット部を含んだガスケット全体をフラッ
トにするために費され、他の部分はシールに必要な面圧
を得ることができず、またこの時、グロメット部に最も
高い締付は面圧が発生し、グロメット部はシール性を確
保するが、エンジン運転時の振動、高熱によってへたり
が早くき、或いはへたりが大きくなり、組付は時の締付
面圧を保持できずに下降し、従って、締付ボルトが緩み
流体漏れが誘発される。
ゴムを主材としてガスケット本体を構成し、該本体に形
成したシリンダ一孔等の流体孔の流体漏れを防ぐため、
該流体孔にグロメットを配設したガスケットは、グロメ
ット部に段差すなわちグロメット部がガスケット本体に
対して突出した状態のままエンジンに組付けて使用する
と、締付ボルトによる締付面圧がグロメット部に最もか
かり、すなわち、締付力の多くがグロメット部の段差を
なくしてグロメット部を含んだガスケット全体をフラッ
トにするために費され、他の部分はシールに必要な面圧
を得ることができず、またこの時、グロメット部に最も
高い締付は面圧が発生し、グロメット部はシール性を確
保するが、エンジン運転時の振動、高熱によってへたり
が早くき、或いはへたりが大きくなり、組付は時の締付
面圧を保持できずに下降し、従って、締付ボルトが緩み
流体漏れが誘発される。
このため、この種のガスケットはグロメット部に段差が
ない状態にしてエンジンに組付けるようにしているが、
段差のないこの種のガスケットを得る手段として第一に
、グロメット素材を薄くすることが一応者えられるが、
グロメットを薄くするとディーゼルエンジン等爆発力の
強いエンジンに組付けると顕著に現われるように、グロ
メットが薄いこと自体そもそも耐圧性の点に問題があり
、この点から薄くするにも限界かあり、０．１５ｍｍ乃
至０．３０１１！７１！の厚さく通常軟鋼板）のものを
用いざるを得す、素材的に段差の発生を除去できないの
が現状である。
ない状態にしてエンジンに組付けるようにしているが、
段差のないこの種のガスケットを得る手段として第一に
、グロメット素材を薄くすることが一応者えられるが、
グロメットを薄くするとディーゼルエンジン等爆発力の
強いエンジンに組付けると顕著に現われるように、グロ
メットが薄いこと自体そもそも耐圧性の点に問題があり
、この点から薄くするにも限界かあり、０．１５ｍｍ乃
至０．３０１１！７１！の厚さく通常軟鋼板）のものを
用いざるを得す、素材的に段差の発生を除去できないの
が現状である。
このため、アスベストビータシート等アスベストとゴム
を主材料として２枚のシートを多数の係止爪を形成した
コアーを介在させて互いに重ね合わせてガスケット本体
と成し、該ガスケット本体にシリンダ一孔を打抜いた後
、シリンダ一孔に配したリング体をかしめてグロメット
を形成する工程後にガスケット本体にグロメットを押圧
して該グロメットをガスケット本体内に埋め込みグロッ
ト部の段差を可及的になくしてグロメット部を含むガス
ケット全体をフラットにするいわゆるプリセット工程が
行われているのが一般である。
を主材料として２枚のシートを多数の係止爪を形成した
コアーを介在させて互いに重ね合わせてガスケット本体
と成し、該ガスケット本体にシリンダ一孔を打抜いた後
、シリンダ一孔に配したリング体をかしめてグロメット
を形成する工程後にガスケット本体にグロメットを押圧
して該グロメットをガスケット本体内に埋め込みグロッ
ト部の段差を可及的になくしてグロメット部を含むガス
ケット全体をフラットにするいわゆるプリセット工程が
行われているのが一般である。
しかして、該プリセット工程において、前記「段差」を
なくすだめ、加圧時間を長くするか、加圧力を大きくす
るかのいずれかの方法が採用されているが、前者は加圧
時間が長くなるので、それだけ製品数量が減少して製造
原価が割高となり、また、後者はそれだけ大型の機械設
備を必要とし投資資本の回収に手間がかかり、結局は製
品のコスト高とならざるを得ないのである。
なくすだめ、加圧時間を長くするか、加圧力を大きくす
るかのいずれかの方法が採用されているが、前者は加圧
時間が長くなるので、それだけ製品数量が減少して製造
原価が割高となり、また、後者はそれだけ大型の機械設
備を必要とし投資資本の回収に手間がかかり、結局は製
品のコスト高とならざるを得ないのである。
本発明は斯様な常湿に鑑み創案し、下記利点を備えてい
るのである。
るのである。
すなわち、この種のガスケットの常法工程中、グロメッ
トかしめ工程後に行う前記プリセット工程において加熱
しながらこれを行うことを要旨とするのであって、加熱
しながらプリセットを行うことにより、本体素材である
ゴムが加硫されつつアスベスト繊維との結合が強固にな
って加圧時の状態を維持し、グロメットはガスケット本
体に埋め込まれくい込んだままとなって従来の方法にお
けると同様のこの種のガスケットを得られ、前記加圧時
間を長くする方法と較べ時間的に短かくてすみ、また、
加圧力を大きくする方法と較べれば通常の加圧力ですみ
、結局製品数量の増大を図れると同時に安価なこの種の
ガスケットを得られ４本発明を次のような方法で実施し
だ。
トかしめ工程後に行う前記プリセット工程において加熱
しながらこれを行うことを要旨とするのであって、加熱
しながらプリセットを行うことにより、本体素材である
ゴムが加硫されつつアスベスト繊維との結合が強固にな
って加圧時の状態を維持し、グロメットはガスケット本
体に埋め込まれくい込んだままとなって従来の方法にお
けると同様のこの種のガスケットを得られ、前記加圧時
間を長くする方法と較べ時間的に短かくてすみ、また、
加圧力を大きくする方法と較べれば通常の加圧力ですみ
、結局製品数量の増大を図れると同時に安価なこの種の
ガスケットを得られ４本発明を次のような方法で実施し
だ。
重量比がアスベスト１０に対しゴムおよび充てん材（グ
ラファイト、タルク等）のそれぞれが１の割合から成り
板厚０．７ｍｍの２枚のアスベストビータシートを、板
厚０．２朋の冷間圧延鋼板を打出して多数の係止爪を形
成したコアーを介在させ互いに重ね合わせてガスケット
本体と成し、該ガスケット本体にシリンダ一孔およびガ
イド孔を打抜いた後、シリンダ一孔部に板厚０．２ ｍ
ｍの冷間圧延鋼板より成るリング体を配設し、これをか
しめ、折返し幅３間のグロメットと成した後、１７０℃
に加熱した加圧部材によってこれを挾み、１００トンの
加重をかけ押圧した後、外径および油孔等その他車孔を
打抜いて製品とした。
ラファイト、タルク等）のそれぞれが１の割合から成り
板厚０．７ｍｍの２枚のアスベストビータシートを、板
厚０．２朋の冷間圧延鋼板を打出して多数の係止爪を形
成したコアーを介在させ互いに重ね合わせてガスケット
本体と成し、該ガスケット本体にシリンダ一孔およびガ
イド孔を打抜いた後、シリンダ一孔部に板厚０．２ ｍ
ｍの冷間圧延鋼板より成るリング体を配設し、これをか
しめ、折返し幅３間のグロメットと成した後、１７０℃
に加熱した加圧部材によってこれを挾み、１００トンの
加重をかけ押圧した後、外径および油孔等その他車孔を
打抜いて製品とした。
そして、この製品についてグロメット周りの８個所につ
いて測定したところ、段差は０．０５ｍｍ乃至０．００
ｍｍであることが認められた。
いて測定したところ、段差は０．０５ｍｍ乃至０．００
ｍｍであることが認められた。
次に、この製品と常法によるものを「自動車機関用シリ
ンダへラドガスケット」に関するＪＩＳＤ３１０５に基
く耐久試験によって比較したところ、常法のものは、９
６サイクル運転時で流体漏れが生じ、しかも締付はボル
トの残留トルクは初期締付トルク５．５ ｋｇ・ｍに対
し２．８に！９・ｍしがないのに対し、本発明によるも
のは試験の最大条件である３００サイクル運転時におい
ても流体漏れがなく、また、残留トルクが４．１ユ・ｍ
で低下率が少くサイクル時間を延長しても流体漏れを未
だ防止できる可能性を見出したのである。
ンダへラドガスケット」に関するＪＩＳＤ３１０５に基
く耐久試験によって比較したところ、常法のものは、９
６サイクル運転時で流体漏れが生じ、しかも締付はボル
トの残留トルクは初期締付トルク５．５ ｋｇ・ｍに対
し２．８に！９・ｍしがないのに対し、本発明によるも
のは試験の最大条件である３００サイクル運転時におい
ても流体漏れがなく、また、残留トルクが４．１ユ・ｍ
で低下率が少くサイクル時間を延長しても流体漏れを未
だ防止できる可能性を見出したのである。
Claims (1)
- １ アスベストビータシート等アスベストトゴムを主材
料とした２枚のシートを多数の係止爪を形成したコアー
を介在させて互いに重ね合わせてガスケット本体と成し
、該ガスケット本体にシリンダ一孔を打抜いた後、シリ
ンダ一孔に配したリング体をかしめてグロメットと成し
、しかる後、加熱しながらプリセットを行うことを特徴
とするアスベストビータシート等アスベストとゴムを主
材料とし、グロメットを用いた内燃機関用ガスケットの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12741477A JPS5818552B2 (ja) | 1977-10-24 | 1977-10-24 | アスベストビ−タシ−ト等アスベストとゴムを主材料とし、グロメツトを用いた内燃機関用ガスケツトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12741477A JPS5818552B2 (ja) | 1977-10-24 | 1977-10-24 | アスベストビ−タシ−ト等アスベストとゴムを主材料とし、グロメツトを用いた内燃機関用ガスケツトの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5460640A JPS5460640A (en) | 1979-05-16 |
| JPS5818552B2 true JPS5818552B2 (ja) | 1983-04-13 |
Family
ID=14959367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12741477A Expired JPS5818552B2 (ja) | 1977-10-24 | 1977-10-24 | アスベストビ−タシ−ト等アスベストとゴムを主材料とし、グロメツトを用いた内燃機関用ガスケツトの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5818552B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6259034U (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-13 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS602975B2 (ja) * | 1979-06-08 | 1985-01-25 | 日本ラインツ株式会社 | シリンダヘツドガスケツトの連続製造方法及び装置 |
-
1977
- 1977-10-24 JP JP12741477A patent/JPS5818552B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6259034U (ja) * | 1985-10-02 | 1987-04-13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5460640A (en) | 1979-05-16 |
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