JPS5818330A - 4,4′−ジヒドロキシジフエニルの製造方法 - Google Patents

4,4′−ジヒドロキシジフエニルの製造方法

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JPS5818330A
JPS5818330A JP11447081A JP11447081A JPS5818330A JP S5818330 A JPS5818330 A JP S5818330A JP 11447081 A JP11447081 A JP 11447081A JP 11447081 A JP11447081 A JP 11447081A JP S5818330 A JPS5818330 A JP S5818330A
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JP
Japan
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caustic
separated
caustic potash
concentration
dihydroxydiphenyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP11447081A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsaku Tanaka
田中 俊作
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Katsuhiko Sato
克彦 佐藤
Koji Nishihara
西原 貢二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sugai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は4,4′−ジヒドロキシジフェニルの製造方法
に関し、特に4,4′−ジフェニルジスルホン酸のアル
カリ溶融に用いる過剰の苛性カリを回収して繰返し使用
することができる、工業的に有利な4,4′−ジヒドロ
キシジフェニルの製造方法に関する。
4.4’−−、;ヒドロキシジフェニル(以下、DHD
Pと略記する)はエンジニアリング・プラスチックとし
て、近年その用途が拡大されつつあるポリエステル系耐
熱樹脂のモノマとして重要な物質である。
従来、DH’DPは通常では対応するジフェニルジスル
ホン酸のアルカリ溶融によって製造されており、反応温
度を下げ副反応を抑制して収率を上げるために苛性カリ
を用いるか、または苛性カリと苛性ソーダを併用する方
法が一般に採用されている。
しかしながら、これらの方法では、反応混合物の粘度を
下げて攪拌を容易にするため、或は反応後の操作上の制
約等により、一般にはアルカリを大過剰に使用している
。。
したかつ・て、反応終了後には、過剰のアルカリ中に、
目的とするDHDPのアルカリ金属塩、およびジスルホ
ン酸1モルあたりほぼ2モルの割合で生じた亜硫酸アル
カリ金属塩などの無機塩が混在1する状態となる。
このため、これらの方法では、(イ)過剰のアルカリを
如何にして再使用可能な状態で回収するか、および(ロ
)製品のDHDP中に混入する無機塩を如何にして除去
するかの問題点が常に付随し、いくつかの解決策が提案
されている。
たとえば(イ)に関しては過剰のアルカリのみを水で回
収し、再使用する方法(特開昭54=i12’g44 
)があるが、DHDPアルカリ金属塩中に混入した無機
塩をDHDPアルカリ金属塩の損失なしで分離すること
は困難であった。
また、仲)については、たとえば炭素数5以下のアルコ
ールでDHDPアルカリ金属塩を抽出する方法(特開昭
49−108031 )があるが、過剰のアルカリも共
に抽出されるのでアルカリの回収、再使用ができない欠
点があった。
そこで本発明は、かかる従来の欠点を一挙に解決すべく
なされたものであり、DHDPをジカリウム塩として得
ると共に、副生ずる亜硫酸カリウムおよび過剰の苛性カ
リを夫々単独に分離することができるなどの特長を有す
るものであ、′ る。
すなわち本第1の発明は、4.4’−ジフェニルジスル
ホン酸を苛性カリによりアルカリ溶融したのち、反応混
合物に水を加えて苛性カリ濃度ヲ20〜25%に調整し
、4,4′−ジヒドロキシジフェニルをジカリウム塩の
結晶として析出せしめてP液から分離し、この涙液を苛
性カリ濃度40〜60%に濃縮して析出した亜硫酸カリ
ウム結晶を苛性カリ水溶液から分離することを特徴とす
る4、4′−ジヒドロキシジフェニルの製造方法である
また、本第2の発明は、前記第1の発明の如くして4,
4′−ジヒドロキシジフェニルのジカリウム塩(A)を
P液(B)と分離し、この(A)を水に溶解せしめ、酸
中和の後、4.4’−ジヒドロキシジフェニルの粗結晶
を分離し、この粗結晶を炭素数3〜8の脂肪族アルコー
ルおよび全炭素数3〜8の脂肪族カルボン酸エステルか
らなる群から選ばれた少くとも1種の溶媒に活性炭存在
下に溶解せしめ、この活性炭をf別後に溶媒を除去して
4,4′−ジヒドロキシジフェニルを得ると共に、前記
(B)を苛性カリ濃度40〜60%に濃縮して析出した
亜硫酸カリウム結晶を苛性カリ水溶(5) 液から分離することを特徴とする4、4′−ジヒドロキ
シジフェニルの製造方法である。
本発明においては、まずアルカリ溶融後に反応混合物に
水を加えて苛性カリ濃度を20〜25%に調整する必要
がある。
苛性カリ濃度が20%に達しないと、DHDPのジカリ
ウム塩の結晶(A)が十分に析出されず、また苛性カリ
濃度が25%を越えると、DHDPのジカリウム塩の結
晶(A)とともに亜硫酸カリも結晶となって析出するの
で好ましくない。
なお、4..44−ジフェニルジスルホン酸の苛性カリ
によるアルカリ溶融の条件は限定されるものではなく、
通常の方法に従ってアルカリ溶融した反応混合物を、す
べて本発明の方法に従って処理することができる。
苛性カリ濃度を20〜25%に調整した後は、通常では
室温に冷却してDHDPをジカリウム塩の結晶体)とし
て析出せしめ、涙液(B)と分離する。
得られたDHDPジカリウム塩(A)は、必要に応じて
種々の目的に使用しても良いが、更に遊離(6) のジヒドロキシ化合物とするために水に溶解し、通常で
は不溶解残香を除去した後に、たとえば硫酸で中和し、
析出した結晶を沢別するとDHDPが得られる。
しかしながらこのDHDPは通常無機性灰分を含有する
ので、更に溶媒に溶解し、活性炭を加え、不溶解分を活
性炭と共に沢別したのち、涙液から溶媒を除去、たとえ
ば留去させると、灰分量の減少した精製DHDPが得ら
れる。
ここで本発明において用いる溶媒は、炭素数3〜8の脂
肪族アルコールおよび全炭素数3〜8の脂肪族カルボン
酸エステルからなる群から選ばれた少くとも一種からな
り、たとえば、n−ブタノール、n−プロパツール、イ
ングロパノール、オクタツール、酢酸エチル、またはこ
れらの混合物などである。
一方、前記r液(B)は苛性カリ濃度が40〜60%に
なるように濃縮して亜硫酸カリウムの結晶を析出せしめ
る。
この際、苛性カリ濃度が40%に達しないと、亜硫酸カ
リの結晶の析出が不十分となり、また、苛性カリ濃度が
60%を越えると、苛性カリ液の濃度が高くなり、亜硫
酸カリの結晶と回収苛性カリの分離が困難になるので好
ましくない。
上記亜硫酸カリウムの結晶を沢別すれば、苛性カリ水溶
液が得られ、この苛性カリ水溶液は活性炭処理をすれば
、引続き1o回以上も循環使用することができる。
かかる本発明の方法によれば、アルカリ溶融後の反応混
合物中に存在するDHDPジカリウム塩、亜硫酸カリウ
ム、および過剰の苛性カリが各々別々に分離され、夫々
の混入を極力避けることができる。
したがって、DHDPジカリウム塩に酸中和、溶媒中の
活性炭処理をほどこすことによって得られたDHDPは
、従来技術では効率的な除去が困難であった無機塩が1
00 ppm以下の高純度であり、エンジニアリング・
プラスチック原料として好適である。また、分離された
苛性カリ水溶液は濃度が40〜60%の範囲なので、活
性炭処理をしただけで繰り返し使用するととができる。
更に、分離された亜硫酸カリウムは、ジフェニルジスル
ホン酸などの中和に使用できる。
以上から明らかなように、本発明はDHDPの、経済的
に有利な工業的製造方法であるといえる。
以下、本発明を実施例にもとづき具体的に説明する。な
お、本発明はかかる実施例により限定されるものではな
い。
実施例 1 攪拌機、温度計を備えた11反応釜に苛性力′す701
 & (12モル、純度96%)を仕込んだのち、32
0℃に昇温して苛性カリを溶融した。
この中へ4,4′−ジフェニルジスルホン酸ジカリウム
塩1モル(純度84%、 K2SO416%)を2時間
にわたって投入した後、更に同温に2時間保持して反応
を完結させた。得られた反応混合物に水を投入し、苛性
カリ濃度(苛性カリ/苛性カリ土水)として22%に希
釈し、100℃に加熱溶解後、室温に冷却し、析出した
0゜94モ(9) ルのDHDPジカリウム塩(A)をP別した。
涙液は苛性カリ濃度1として50%に濃縮し、析出した
亜硫酸カリウムの結晶を沢別することにより、亜硫酸カ
リウム1.7モル(理論量2.0モル)と、苛性カリ水
溶液として苛性カリを7゜0モル(理論量8.0モル)
を回収した。この回収苛性カリ水溶液は活性炭処理をす
ることにより、10回以上の繰返し使用が可能であった
前記DHDPジカリウム塩(5)を水に溶解し、不溶解
残香を除去したのち、50%硫酸で酸析し、f過、水洗
すると、純度99.5%、灰分250Ppmの純白のD
HDPを92%(0,92モル)の収率で得た。
更にこのDHDPを乾燥し、12倍量のn−ブタノール
と少量の活性炭を加え、90℃に加熱溶解し、不溶解分
を活性炭と共に除去し、r液からn−ブタノールを留去
させたところ、灰分70ppmのDHDPが90%(0
,9,0モル)の収率で得られた。
実施例2〜13 (10) 実施例1と同様の方法により適宜条件を変えて実験を行
なった。
結果を下記表にまとめて示す。
(以下余白) 上記表から明らかなように、本発明によれば灰分含有量
が100 ppm以下で純度99.1〜99.7%の高
純度DHDPが約90%の高収率で得られる。
また、K2SO3は80〜85%、 KOHは79〜9
1%で夫々回収されていることが理解できる。
代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦 (13) 189−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 4.4’−ジフェニルジスルホン酸を苛性カリに
    よりアルカリ溶融したのち、反応混合物に水を加えて苛
    性カリ濃度を20〜25%に調整し、44′−ジヒドロ
    キシジフェニルをジカリウム塩の結晶として析出せしめ
    て沢液から分離し、該f液を苛性カリ濃度40〜60%
    に濃縮して析出した亜硫酸カリウム結晶を苛性カリ水溶
    液から分離することを特徴とする4、4′−ジヒドロキ
    シジフェニルの製造方法。 2、 4..4’−ジフェニルジスルホン酸を苛性カリ
    によりアルカリ溶融したのち、反応混合物に水を加えて
    苛性カリ濃度を20〜25%に調整し、4..4.’−
    ジヒドロキシジフェニルをジカリウム塩の結晶(4)と
    して析出せしめてP液(B)から分離し、前記(A)を
    水に溶解せしめ、酸中和ノ後、4,4′−ジヒドロキシ
    ジフェニルの粗結晶を分離し、該粗結晶を炭素数3〜8
    の脂肪族アルコールおよび全炭素数3〜8の脂肪族カル
    ボン酸エステルからなる群から選ばれた少くとも1種の
    溶媒に活性炭存在下に溶解せしめ、該活性炭を沢別後に
    溶媒を除去して4゜4′−ジヒドロキシジフェニルを得
    ると共に、前記(B)を苛性カリ濃度40〜60%に濃
    縮して析出した亜硫酸カリウム結晶を苛性カリ水溶液か
    ら分離することを特徴とする4、4′−ジヒドロキシジ
    フェニルの製造方法。
JP11447081A 1981-07-23 1981-07-23 4,4′−ジヒドロキシジフエニルの製造方法 Pending JPS5818330A (ja)

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GB08220243A GB2105712B (en) 1981-07-23 1982-07-13 Process for producing 4,4'-dihydroxydiphenyl
DE19823226391 DE3226391A1 (de) 1981-07-23 1982-07-15 Verfahren zur herstellung von 4,4'-dihydroxydiphenyl

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4804788A (en) * 1986-11-07 1989-02-14 Kureha Kagaku Kogyo K.K. Preparation process of 4,4-dihydroxybiphenyl

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4804788A (en) * 1986-11-07 1989-02-14 Kureha Kagaku Kogyo K.K. Preparation process of 4,4-dihydroxybiphenyl
USRE33779E (en) * 1986-11-07 1991-12-24 Kureha Kagaku Kogyo K.K. Preparation process of 4,4-dihydroxybiphenyl

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