JPS58183173A - 男性用カテ−テル排尿装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、男性用カテーテル排尿装置、特に、男性の膀
胱内の流体を排出する装置であって、流体が、挿入され
たカニユーレの周囲を通って尿道から漏出するのを防止
しうるようにした装置に関する。

患者が、排尿を自由に制御出来ない場合には、患者の膀
胱に挿入する尿道カテーテルのような排尿装置が使用さ
れる。カテーテルの出口は、可撓性の袋などのような適
当な尿貯蔵器に、直接又は間接に連結されている。尿は
、重力により、この貯蔵器に溜まる。

患者が排尿しない時でも、排尿装置には、前に溜まった
尿の柱が形成される。この柱は、カテーテルの入口に吸
引力を生成し、それにより、カテーテルの先端の周囲に
おいて、膀胱は脱型させられる。これは、膀胱炎のよう
な障害の原因となる。

また、カテーテルが患者の膀胱まで達している時でも、
カテーテルやカニユーレの外壁の周囲を経て、尿道から
尿が漏れ、患者の被服や寝具などを汚してしまう。

医学上、体内から外部へと排尿装置を設ける場合、排出
管のようなものを通常の生理学的通路に設けることは出
来ないので、人口管やカテーテルを使用する必要がある
。

カテーテルは、尿道を介して膀胱に差し込まれる。カテ
ーテルは、排尿の通路となり、かつ炎症性の生成物を排
出するとともに、これを複数の容器内に集め、かつそれ
と同時に、非衛生的で不健康的な偶然の漏出が起こるの
を避けなくてはならない。

従来技術において開示されている排尿装置の１つは、バ
クテリアと液体とを透さないフィルタを備えるアダプタ
を用いたものである。中流集尿アダプタ装置は、合成プ
ラスチック材料でつくられた本体と、集尿口と連通ずる
外環部とを備えている。

しかし、このような従来の装置に特有の問題は、尿道内
においてカテーテルの外部を流れる排液を集めることが
出来ないということである。従って、従来の装置では、
尿や他の排出流体を完全に集めることが出来ない。

従来の別の装置においては、陰茎の頭部に被せるキャッ
プを使用している。この場合、安全な排尿装置とするた
めには、薬用の流体を挿入しなくてはならず、従って、
本発明の目的と完全には一致しない。

本発明は、患者の膀胱に、尿道を経て挿入される細長い
カニユーレ即ちカテーテルを提供するものである。

膀胱内に位置するカニユーレの末端は、カテーテルが偶
発的に離脱しないように、適当な薬用流体により膨張さ
せられる。カニユーレを挿入した陰茎の端部には、それ
と同軸をなす可撓性キャップが嵌められる。カニユーレ
及びキャップの出口は、排出管の枝管と接続され、更に
排出管は、適当な貯蔵器と接続される。

カテーテルの外側を経て尿道より、装置の外部　□に、
尿や他の流体が漏れないようにしである点において、本
発明は、従来技術に特有の欠点を克服したものである。

本発明による男性用カテーテル排尿装置は、６個の主要
な部材よりなっている。

その部材は、次の通りである。

（１）男性の尿道を経て、膀胱に挿入される尿道カテー
テル即ちカニユーレ。

（２）　　中央の排出装置と容器。

（３）装置の外部に尿や他の流体が偶発的に漏出しない
ようにするだめの防護キャップ。

尿道カテーテル即ちカニユーレは、可撓性の細長い管で
あり、この管は、男性の尿道を経て、膀胱に挿入される
。

カテーテルの末端は、膨張しえるようになっており、適
当な薬用流体を入れて膨張させることにより、カテーテ
ルが膀胱より離脱しないようにしうる。

カニユーレは、陰茎の端部から、排出装置の１本の枝管
に挿入される。陰茎の端部の周囲には、流体が漏出する
のを防ぐだめに、可撓性のキャツプが被せられる。

キャップの出口には、カニユーレが同軸的に設けられ、
カニユーレは排出装置まで延びている。

排出装置は、Ｙ字形部と、キャップの出口に連結された
１本の枝管と、カニユーレの出口に連結されたもう１本
の枝管よりなっている。

患者が排尿を制御出来ない場合に、排尿装置が使用され
る。尿道カテーテルは、すべての尿と他の流体を、直接
に排出装置の１本の枝管に導く。

流体がカニユーレの外部に漏れ出た場合には、陰茎の頭
部に被せたキャップが、装置の外部に流体が漏れ出るの
を防止する。

カテーテルの外側を通って流れるすべての流体は、陰茎
の頭部に被せだキャップの中で捕えられ、排出装置の１
本の枝管に導かれる。

本発明の第１の目的は、改良された男性用カテーテル排
尿装置を提供することである。

本発明の第２の目的は、排尿装置の性能を完全に維持す
るとともに、より小型で耐久性のある男性用カテーテル
排尿装置を提供することである。

本発明の第６の目的は、流体が装置より漏出するのを完
全に防止した男性用カテーテル排尿装置を提供すること
である。

本発明の第４の目的は、簡単で、かつ安価に製造しうる
男性用カテーテル排尿装置を提供することにある。

本発明の新規な特徴、構造、操作方法、上記した以外の
目的、並びに利点については、本発明の好適実施例を示
した図面に基づいて、以下に行なう説明により明らかに
なるものと思う。しかし、この実施例は、本発明の詳細
な説明のだめのもので、本発明をいささかも限定するも
のではない。

以下図面に基づいて説明する。

第１図には、本発明による男性用カテーテル排尿装置Ｑ
Ｏ）の全体が示されている。

この排尿装置（１０）は、放尿を自由に制御できない患
者に対して、尿道カテーテルを患者の膀胱１で挿入する
ために使用とされる。このカテーテルの出口は、可撓性
の袋のような適当な集尿貯蔵器に、直接に又は間接に接
続されている。尿は、重力により、この貯蔵器に導かれ
る。

以下に述べる本発明の詳細な説明においては、普通の袋
や適宜の容器であってもよい尿貯蔵器については、説明
を省略する。

細長いカテーテル即ちカニユーレ０１）は、患者の膀胱
から尿などの流体を排出するだめの管として使用される
。このカニユーレ０１）は、当業者に周知の軟かい可撓
性プラスチック、又は医学用ラテックス管でつくられて
いる。

カニユーレ（１１）の末端０２には、膨張部材（１３）
が設けられている。この膨張部材０３）は、フオレーカ
テーテルとして一般に知られているものである。カニユ
ーレ０Ｄを患者の陰茎の頭部より挿入することにより、
膨張部材０３）は膀胱まで差し込まれる。

可撓性キャップαａは、陰茎の頭部に被めるためのもの
で、大径の第１筒状部と、小径の第２筒状部を、漸次縮
径部を介して連設してなり、患者の状態に応じて、定期
的に交換出来るようになっている。キャップ０４）の出
口孔０勺は、患者の陰茎の出口と重なり、かつカニユー
レ０１）に接するようになっている。

本発明による排尿装置は、完全密閉型のものであり、そ
のため、枝管（２１）（２２）及びＹ字形部（２０）を
備えている。枝管（２１）　（２２）の連結部は、管（
２０）を介して、図示しない貯蔵器に連結されている。

本発明の装置は、枝管（２１）の壁面に孔（２４）を設
け、この孔（２４）よりカニユーレ圓を突設させること
により組立てられている。カニユーレθ１）の端部（２
５）は枝管（２２）に嵌合し、膨張部材（１３）から管
（２３）及び貯蔵器に至る流路が形成されている。

本発明の装置の掃作要領は、第２図と第ろ図とに示す通
りである。

一］二記したように、本発明の目的は、患者の膀胱から
、尿及び他の流体を排出するだめの装置であって、外部
から完全に閉塞された装置を提供することにある。

第２図に示すように、カニユーレ（１１）は、陰茎（３
０）の尿道を経て、膀胱（３１）内に挿入される。カテ
ーテルを所要の位置に固定するために、膨張部材θ３）
は、水又は薬用の流体で満たされる。カニューレ０１）
が膀胱から離脱しないためには、膨張部材（１３）の体
積はほぼ５ＣＩｎ３のものであればよい。カニユーレ（
１１）は陰茎（３０）の頭部から延び出ている。

可撓性のキャップＩは、弾性のある材料でつくられてお
り、陰茎（５ｏ）の頭部に嵌められている。

第２図に示すように、キャップ（１４）の出口孔（１つ
にカニユーレ（１１）を挿入すると、尿又は他の流体は
、尿道とカニユーレ（ＩＩ）を経て排出される。

出口孔ｕつは、枝管（２１）としっかりと接続され、Ｙ
字形部（至）と連通している。カニユーレ（ＩＩ）は、
枝管（２１）の孔（２４）から出て、枝管（２２）とし
っかりと連結されている。

装置を外部から完全に密閉するだめに、薬用接着剤が、
出口孔（１５１と枝管（２１）との間の結合部に塗布さ
れる。同様に、孔（２４）とカニユーレ（印との間の結
合部と、カニユーレＱｌ）と枝管（２２）との間の結合
部にも、接着剤が施こされる。

このようにして、装置は外部から完全に密閉され、偶発
的な漏れを完全に防止することができる。

本発明の使用状態は、第２図に示されている。

キャップ０４）は、治療のだめに、定期的に取り替えら
れる。カニユーレ０１）を陰茎に取り付けると、カテー
テルの中の尿は、枝管（２２）を経て管（２３）に流れ
込む。尿又は他の流体が尿道内においてカニユーレ０１
）の外側を流れる場合にも、カニユーレ（１１）の外側
に嵌められた枝管（２１）を経て、管（２ろ）に集まる
。

以上のように、本発明によれば、尿の処理を制御しうる
とともに、尿やその他の排出流体が偶発的に漏れ出るの
を完全に防止しうる、改良された男性用カテーテル排尿
装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による男性用カテーテル排尿装置を、
部分的に破断して示す斜視図、第２図は、男子の尿道に
取り付けた状態における本発明の装置の一部縦断斜視図
、 第６図は、第２図の６−ろ線で破断したキャラ０２末端
　　　　　　　　　（１３）膨張部材０４）キャップ　
　　　　　θ９出口孔［相］Ｙ字形部　　　　　　（２
１Ｘ２２）枝管（２ろ）管　　　　　　　（２４）孔 （２５）端部　　　　　　　（３ｏ）陰茎（６１）膀胱

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１男性の尿道から流体を４Ｊ目りするためのカテー
   テル排尿装置であって、 （ａ）男性の尿道を経て膀胱に挿入される末端部と、流
   体排出用の排出管とを備えるカニユーレ、（ｂ）　　前
   記カニユーレの末端部に取り付けられ、該カニユーレを
   尿道内に保持するための膨張部材、 （ｃ）前記カニユーレの排出管の周囲において、人体と
   係合するべく設けられた、出口孔を備える可撓性キャッ
   プ、 （ｄ）　　前記排出管と連通ずる中央排出管と、第１枝
   管と、第２枝管とよりなる排出装置であって、前記第１
   枝管が前記カニユーレの排出管を収納するべく前記キャ
   ップの出口孔に連結され、前記カニユーレの排出管が、
   前記第１枝管の壁に設けられた孔を介して、第２枝管と
   連結されている排出装置、並びに （ｅ）前記キャップと前記カニユーレとの間の結合部、
   並びに前記カニユーレと前記第２枝管との間の結合部を
   外部から密閉するだめの装置とを備える男性用カテーテ
   ル排尿装置。 （２）可撓性キャップが、人体と係合しうる第１筒状部
   を備え、前記第１筒状部は、漸次縮径して、それよりも
   小径の第２筒状部となっており、かつ（３）カニユーレ
   が、キャップの第２筒状部と同軸をなし、それにより、
   尿道の周囲から前記カニユーレへ流れる流体が、前記第
   ２筒状部と前記カニユーレとの間へ排出されるようにな
   っている特許請求の範囲第（２）項に記載の男性用カテ
   ーテル排尿装置。 （４）膨張部材が、膀胱内に入れることができ、かつ尿
   道内の所要の場所にカニユーレを保持するた゛めに、薬
   用流体を含むとふくらむ部けである特許請求の範囲第（
   １）項に記載の男性用カテーテル排尿装置。