JPS5818299A - マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法 - Google Patents

マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法

Info

Publication number
JPS5818299A
JPS5818299A JP56116480A JP11648081A JPS5818299A JP S5818299 A JPS5818299 A JP S5818299A JP 56116480 A JP56116480 A JP 56116480A JP 11648081 A JP11648081 A JP 11648081A JP S5818299 A JPS5818299 A JP S5818299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink tank
aggregate
synthetic fibers
bundle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP56116480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0218997B2 (ja
Inventor
柏崎 国吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAIHATSU KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
KAIHATSU KAGAKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAIHATSU KAGAKU KOGYO KK filed Critical KAIHATSU KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP56116480A priority Critical patent/JPS5818299A/ja
Publication of JPS5818299A publication Critical patent/JPS5818299A/ja
Publication of JPH0218997B2 publication Critical patent/JPH0218997B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水性インキを内部に保蔵し、ペン先ヘインΦ
を毛細管作用により流動補給し得るようにした瞭記具所
謂マーキングペンにおけるインキタンクの改良Kかかる
ものである。
従来この種のマーキングペン用のインキタンクは、繊維
集合体を棒状とし、その両端面を開放して外周面に合成
樹脂またはセルローズ系フィルムの被覆を施し、この内
部に水性インキを吸禦せしめていたが、合成繊維は通常
疎水性であり、インキの吸上げが困畷であるため、と1
.の構成繊維の表面を親水性化することが必要であった
この合成繊維の親水化処理には、繊維表面に親水性基を
形成せしめる化学的改良法と界面活性剤処理法の2つの
方法が採用されているが経済性から、多くは後者の界面
活性剤処理により、繊維束の親水化が行われているのが
現状である。
しかし、界面活性剤処理したトウまたはスライバーは、
そのまま束状集合体として、インキタンク用吸蔵体され
ているため、繊維間の結合はなく、往々にして繊維の移
動脱落を生じ易く不安定なものであり、ペン軸体内に収
容され使用されるさいに、ペン先芯へのインキの流動が
往々にして過剰となり易く、またペン本体の落下衝撃に
より、インキタンク中のインキの移動流出による所謂イ
ンキのぼた落ち事故を生じさらには記鍮不能時に残存す
るインキ量が大であるなどの多くの欠点を有していた。
本発明は前記のごとき親水性化繊維集合体を水性インキ
吸蔵体とするマーキングペン用インキタンクの諸欠点を
解決するものである。
即ち、従来インキタンク中の繊維集合体はインキの毛細
管作用による吸蔵流動のために、表面が親水性化され【
いることが必要と考えられ、このために種々の方法が施
されてきたが、本発明は従来とは正反対の発想に基づき
、疎水性合成繊維の束状集合体をそのままインキ吸蔵体
として用い、そのインキ吸蔵体の外局に不通水性の合成
樹脂被覆を施してインキタンク本体となし、そのインキ
タンク本体内のインキ吸蔵体中に強制的に一定量の水性
インキを圧入飽充せしめ、とのさいインキタンクの両端
部分には水性インキが含浸されない東繊維部分を設けた
ものである。
本発明のインキタンクは上述の構成の下に、水性インキ
をタンクの両端部を除く中央部分のインキ吸蔵体中に飽
充含浸した水性インキは束状繊維間の毛管作用により保
持されつつ、疎水性繊維表面と水性インキと気相との界
面張力のバランスの下に1中央部に飽充含浸された水性
インキはインキタンクの両端開口面への流動は有効に阻
止されるとともに、咳インキタンクがペン軸中に挿入さ
れ、ペン先に連なるインキ流動芯がインキタンクのイン
キ飽充11sK達するように挿入されると、このインキ
流動芯に向ってインキの補給流動を生ずるものであり、
しかも、インキタンク中に給蔵されたイ、ンキ量080
%以上が有効にペン先部に流れ、記録有効距離は従来の
親水化繊維吸蔵体を用いたインキタンクの場合の20%
以上増大する好ましい結果が得られるものである。
本発明に用いる疎水性合成繊維は、市販されている衣料
用産業資材用合成繊維の殆んどのものか利用可能である
が、特に・疎水性が優れたポリプロピレン、ポリエチレ
ン等のオレフィン系、およびポリエステル系のものが好
ましく、これらは、長繊維トウまたは短繊維スライバー
としたものを束状に集束して、その束の外周面を合成樹
脂被覆し、所定長通常6〜10cm程度の長さに切断し
てインキタンク本体とされる。
前記のトウ、スライバーは好ましい合成繊維に対し30
%以下の他の合成繊維が混入されていてもよい。
また、これらのトウ、スライバーは構成繊維の一部が移
動脱落を生じないように、溶剤蒸気処理により繊維相互
の接触点において溶着固定し、あるいは、トウ、スライ
バーに対し【軽いニードルパンチング処理を施して繊維
の絡合を行って、繊維束としての保形安定性を与えるこ
とが望ましくこれ罠より、インキタンクとしての性能が
、マーキングペン使用中に減退することが防止できるも
のである。
インキ吸蔵体となる疎水性合成繊維のインキタンク中の
容積率は15〜20%即ち空隙率が80〜85%とする
のが好ましく、インキタンクの両端に設けられるインキ
非含浸部分の長さは、上記の繊維容積率の範囲で約5・
−以上あれば、内部吸蔵インキの流出は防止でき、通常
のマーキングペンにおけるインキぼた落ち試験即ち、高
さ1mからペン軸を垂直とした落下試験を行っても、吸
蔵インキの過剰流出、ぼた落ちを生ずることはなかった
インキタンク本体に対する水性インキの注入飽充はプラ
ンジャーポンプ型定量射出11により、注大針をインキ
吸蔵体内に略20■以上稠し入れて適度の射出速度で水
性インキの注入を行うことにより、両端部処インキ未含
浸部を残して、インキの中央部に圧入飽充含浸が出来る
前記の・インキ射出速度はインキタンクの容積、太さ、
長さ、繊維密度並びにインキタンクの注入時の姿勢、即
ち直立、横設あるいは斜設などにより実験的に決定でき
るものであり、−概に規定できないが、通常、積設状−
で一端面から注入針を約25−刺し通した場合、繊維容
積18%、内径6■、険さ80論のインキ吸蔵体を有す
るインキタンクに対して約1,4 ccの水性インキを
1〜2秒で注入てねば、両端部に約5mの長さのインキ
未含浸部を残してインキの充填含浸が行えたが、注入時
間を1秒以下の急速注入を行うと一部のインキが両端面
の何れかに流出し【目的の製品は得られなく、また3秒
以上の緩速注入を行うと、両端部のインキ未含浸部の範
囲に差異を生じるばかりでなく、一部のインキが肩部に
流動し、インキタンク両端のインキ流出作用が不均一と
なり、従来と略同様の過剰流出、ぼた落ちなどの欠点を
生ずる可能性が大となるばかりでなく、生産能率が低下
する。
以下、本発明のマーキングベン用インキタンクの実施例
をその製造方法とともに図面忙従い説明する。
第1図は本発明のインキタンクの縦断側面図であり1は
ポリプロピレンの3デニール100閣カツトの恒繊維7
0%、ポリプロピレンの6デニール100■カツトの短
繊維30%を充分混繊整梳したスライバーを、連続的に
トリクルールエチレン蒸気中を通過処理した後棒状に集
束してその構成繊維相互間を溶着した棒状繊維集合体で
あり、2は該棒状繊維集合体1の外周面を被覆したポリ
プロピレン等の合成樹脂皮膜であり、3は棒状繊維集合
体10両端にインキネ含浸部4.5を残すように注入飽
充された水性インキ含浸部である。
第2図は前記のポリプロピレン繊維スライバーがトリク
クールエチレン蒸気処理後集束されて。
構成繊維の接触点における溶着部6が形成された棒状繊
維集合体1の部分拡大側面図であり、第3因は同様のス
ライバーを適当間隔で上下からニードルパンチング処理
により構成線維の結合部7を形だした棒状繊維集合体l
の部分拡大断面図であり、棒状繊維果合体は上記の給金
処理により、15〜20%の繊維容積を持つ水性インキ
の飽充含浸に好適な保形性棒状体とされる。上記の構造
は長繊維トウの場合にも略同様の手段で得ることができ
特に−トウは捲縮加工されたものが好ましいものである
第4図は、前述の棒状繊維集合体lの外周面に合成樹脂
被覆したインキタンク本体に、水性インキを注入充填す
る状態を示したものであり、所定量の水性インキをプラ
ンジャー型の注入器8の先端に設けた注入針9により適
正な射出速度で圧入して、インキタンク本体内部の棒状
繊維集合体lの両端部忙インキ未含浸部4,5を残して
一定量の水性インキが圧入充填される。
!5図は舅1図に示した本発明のインキタンクlをマー
キングペン軸10内に装填し、軸方向に通液孔を設けた
やや親水性の合成樹脂例えばポリアセタールの棒状ペン
芯軸11が、ペン先12を外部に、突出し後端が棒状繊
維集合体lのインキ含浸部3内に挟入さるように保持固
定され、ペン軸10の後端には嵌入蓋15がインキタン
ク後端に当接するようKf!に着されて、マーキングベ
ンとなる。ペン先12部側は適宜のキャップが着脱自在
に嵌着されるのは勿論であり、また、ペン軸10の先端
側に通気孔16が設けられ後m1ll入415内部の空
間との間に、例えばインキタンクの合成樹脂被膜面また
はペン軸lOの内面に通気溝を設けて、気圧、温度変化
によるインキの異常流動を防止することも従来と全く同
様である。
本発明のインキタンクは上記の構成を有するので前述し
たように、インキのぼた落ちが防止され、充填インキの
暗記使用率の向上即ち嬢記不能時点における残有インキ
量は親水性化繊織集合体を用いた従来品の2分の1以下
となし得られ、且また、界面活性剤を用い″cll水化
処瑠した場合における筆記のにじみ発生のトラブルも回
避できるものであり、その製造に当って界面活性剤は全
く無用であるばかりでなく、インキの充填作醍も正確迅
速に行えるなど水性インキタンクとして優れたものが、
簀めて効率的に製造できる上、得られたマーキングペン
の性能、経済性を向上する効果は甚だ大きな発明である
なお、前記の実施例は棒状ペン芯のペンの場合を示した
が、中継芯を用いる毛筆状ペン先、ボールペン先を有す
るツーキングペンの場合におけるインキタンクとしても
有効に利用で館ることはgうまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図はイン
キタンクの縦断側面図、第2図、第3図は棒状繊維集合
体の部分的拡大側面図、第4図はインキタンク・本体に
イン中の圧入充填状態を示す要部を断面とした側面図、
第5図はインキタンクを捜填したツーキングペンの縦断
側面図である。 1・・・′棒状繊維集合体 2・・・合成樹脂皮膜 3
・・・水性イ′ンキ含・浸部 4,5・・・インキネ含
浸部6・・・溶着部 7・・・絡合s 8・・・注入器
 9・・・注入針 10・・・マーキングペン軸 特許出願人 開発化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)疎水性合成繊維の束状集合体をインキ吸蔵体とし、
    その外局に合成樹脂被膜を形成したマーキンペン用イン
    キタンクにおいて、該インキ吸蔵体の両端部にインキ非
    含浸部を形成せしめてその中間部分に水性インキを注入
    吸Rゼしめたことを特徴とするマーキングペン用インキ
    タンク。 2)疎水性合成繊維の束状集合体が、ポリオレフィン系
    、ポリエステル系合成繊維のトウまたはスライバーを集
    束し、その構成繊維の相互接触部分において溶着結合し
    た棒状体である特許請求の範囲第1項記載のマーキング
    ペン用インキタンク。 3)疎水性合成繊維の束状集合体が、ポリオレフィン系
    、ポリエステル系合成繊維のトウまたはス94パーをニ
    ードルパンチグ処瑠により、構成繊維相互間を絡合して
    、棒状に成形したものである特許請求の範囲第1項記載
    のマーキングペン用インキタンク。 4) 外周面に合成樹脂被覆を有する疎水性合成繊維の
    束状集合体の一端面から、水性インキ注入器の注入針を
    挿入して、前記の疎水性合成繊維の束状集合体の両端部
    分子インキ非含浸部となり、その中間部分がインキ吸蔵
    部となるように一定量のインキを注入飽充せしめること
    を特徴とするニーキングペン用インキタンクの製造方法
JP56116480A 1981-07-27 1981-07-27 マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法 Granted JPS5818299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56116480A JPS5818299A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56116480A JPS5818299A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5818299A true JPS5818299A (ja) 1983-02-02
JPH0218997B2 JPH0218997B2 (ja) 1990-04-27

Family

ID=14688146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56116480A Granted JPS5818299A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5818299A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0218997B2 (ja) 1990-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS644541Y2 (ja)
JP3875351B2 (ja) 液体インク筆記用器具用の緩衝貯蔵部およびこの緩衝貯蔵部を含む筆記用器具
US5971646A (en) Writing implement using liquid ink, in particular a solvent-based ink
US3767520A (en) Extruded fibrous liquid reservoir and method of making same
EP1541371A1 (en) Applicator
JP2020078569A (ja) 塗布具
US4145148A (en) Ball-point pen for a low-viscosity ink
US3501225A (en) Fountain pen
US2462929A (en) Fountain pen
US3639070A (en) Marking-pen-type writing instrument
DE3023189A1 (de) Schreibgeraet
JP5859164B1 (ja) 塗布具
JPS5818299A (ja) マ−キングペン用インキタンクならびにその製造方法
JP5795042B2 (ja) 圧力変動緩衝機構及び塗布具
US4269526A (en) Pen and integral capillary store
JP7258978B2 (ja) 塗布具用ペン芯
JP3536673B2 (ja) ペ ン
US4355915A (en) Ball-point pen tip
JP3926008B2 (ja) 塗布具
CN104070884A (zh) 墨水内置的书写工具
JPH025988Y2 (ja)
JP3142706B2 (ja) 筆記具用インキ吸蔵体
JP3034500B2 (ja) 筆記具
JP4614530B2 (ja) インクの自動流出調整機能を有する筆記具
JPH0329182Y2 (ja)