JPS5818144B2 - 流動層から粗粒物質を分離採取する方法及びその装置 - Google Patents

流動層から粗粒物質を分離採取する方法及びその装置

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JPS5818144B2
JPS5818144B2 JP11987780A JP11987780A JPS5818144B2 JP S5818144 B2 JPS5818144 B2 JP S5818144B2 JP 11987780 A JP11987780 A JP 11987780A JP 11987780 A JP11987780 A JP 11987780A JP S5818144 B2 JPS5818144 B2 JP S5818144B2
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国井大蔵
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は粗粒物質と細粒物質とからなる混合物から流
動層法を利用して粗粒物質を選択的かつ連続的に分離採
取する方法及びその装置に関する。
従来、流動層は粉粒体を気体と接触させて物理的または
化学的変化を生じさせる操作として広く応用されている
このとき、その目的によっては流動層中で細粒物質を粗
粒物質に成長させる場合がある。
例えば、物理的操作としては、溶液またはスラリー状原
料を流動層中に供給し、流動化用の高温空気によって蒸
発を受けながら造粒をおこなう操作がある。
また化学的操作としては、セメントタリン力−を高温度
の燃焼ガスによって流動化し、この流動層中に微粉状の
セメント原料を送入して、これを流動しているクリンカ
ー粒子の表面に付着、焼成させてクリンカー粒子を成長
させる操作がある。
別の流動層処理操作として、粒径の小さい粉粒状の流動
化媒体で流動層を形成し、これに流動化媒体よりも粒径
の大きな粗粒物質を送入して物理的まだは化学的変化を
受けさせた後、この粗粒物質を流動層から排出させる方
法が知られている。
例えば、物理的操作としては湿潤粗粒物質の乾燥が、化
学的操作としては石炭および固体廃棄物のガス化がある
上記のいずれの場合にも、処理の終了した粗粒物質を選
択的に流動層から分離する必要がある。
しかし、一般に流動層においては、流動化ガスの作用に
よって細粒物質と粗粒物質とは激しく攪拌されて混合し
たまま流動層内を移動しているので、公知の方法で流動
層から粗粒物質だけを分離採取しようとしても必ず粒径
の小さい粉粒物質が混在して排出されてくる。
従って、粗粒物質だけを採取しようとする場合には、こ
のようにして排出された粗粒と細粒の混合物を別の工程
において改めて分級し、細粒は流動層に戻す操作が必要
である。
このような操作は全工程を複雑化し、ことに高温での化
学反応操作ではその熱効率を低下させ、また操作に支障
を招く原因にもなる。
本発明は上記のような流動層外での分級操作をおこなう
ことなく、粗粒物質を流動層から直接に選択的かつ連続
的に分離採取することを目的とするO 即ち、本発明による粗粒物質の分離採取方法は粗粒物質
と細粒物質との混合物を浮動させた流動層を、先端が該
流動層に接し多数の穿孔を有する螺旋翼を回転させるこ
とによって、該螺旋翼を収納し且つその直径と実質的に
同一の内径の円筒管内に降下させると同時に、該螺旋翼
の下方から送入される流動化ガスを上記穿孔を通して吹
き上げることによって混合物中の細粒物質を流動層に戻
し、粗粒物質を螺旋翼の下端から回収することを特徴と
する。
本方法ならびに装置を図面にもとづいて説明する。
本方法を実施するための装置の一具体例である第1図に
おいて、筒状あるいは任意の形状の容器1の内部に粗粒
物質と細粒物質との混合物が供給される。
この容器1の下部に設けられた第1送入口2から送入さ
れ通常の整流手段3を通過した流動化ガス4によって上
記混合物は流動化され流動層5が形成される。
容器1の下底は円筒管6によって粗粒物質の受器7と連
通され、この円筒管6中にはその内径と実質的に同一の
直径を有する螺旋翼8が設定される。
この螺旋翼8は多数の穿孔9を有し、この穿孔9の直径
は0.2〜5mmの範囲で開口比(螺旋翼の全面積に対
する穿孔の合計面積の割合)は0.3〜30%の範囲が
好ましい。
螺旋翼8における螺旋面のピッチは任意に選択できる。
この螺旋翼8は回転軸10のまわりに回転し容器1中の
流動層5を徐々に下方に送ることができる。
同時に、螺旋翼8の下方かうは、例えば受器7の1部に
設置した第2送入口11より、流動化ガス12を送入す
る。
この流動化ガス12は螺旋翼8の多数の穿孔9を通って
円筒管6中を上方に流れ、その際螺旋翼8の間を下方に
送られて来た流動層5の混合物のうちの細粒物質は上方
に、即ち容器1に戻る方向に吹き上げられる。
その結果、粗粒物質のみが螺旋翼8の下端13から受器
7中に分離回収される。
螺旋翼8の回転数及び流動化ガス12の送入量などの操
作条件は適宜選ぶことができるが、好ましくは0.5〜
12 Or、 p、m。
の回転数である。
また、受器7の形状は任意であり、回転軸10の貫通個
所に公知のシール軸受15を用いるなど流動化ガス12
が外界に漏洩しない構造であればよい。
この受器7中に回収され堆積した粗粒物質は適当な回収
手段16により排出される。
螺旋翼8の先端14は第1図の装置では流動層5中に挿
入されているが、第2図に示すように円筒管6の上端と
同一レベルであってもよい。
また、整流手段3は通常の金網板あるいは穴あき板など
でよく、第1図に示すように下端開口部が円筒管6の上
端開口部に連結された逆円錐形に配置してノも、あるい
は第2図に示すように円筒管6の上端開口部に連結して
それと水平に配置してもよい。
本発明の装置は第1図及び第2図の具体例に限定される
ものではなく、自明な変形などは本発明の範囲に含まれ
る。
i 例えば、第2送入口11から送入される流動化ガス
12のみで容器1内の混合物が充分な流動層状態となる
場合には、第1送入口2からの流動化ガス4の送入は省
略してもよく、この場合には整流手段3も必ずしも必要
ではない。
ン また、回転軸10は垂直でなくてもよく、垂直方向
から約45°まで傾いてもよい。
回転軸10の中心は容器1及び受器1の各底面の中心に
一致していなくてもよい。
本発明を実施例により詳しく説明する。
1実施例 1 第1図に示す装置を使用した。
円筒状容器1の内径は80朋であり、その底部に内径3
0關長さ80龍の円筒管6を設け、この円筒管6中に外
径10mmの回転軸10に取りつけた螺旋翼8が設置)
されている。
螺旋翼8は内径1mrttの穿孔9を112個有する厚
さImmのステンレス板からなり、長さ90mmで螺旋
面のピッチ15mmである。
この装置の容器1中に平均粒径0.12mm、見かけ密
度1.5 g/crlのアルミナ粒子を充填し、第1送
入口2がら空気を131/分の割合で送入してアルミナ
粒子を空間密度o、62g/crrl、高さ68儒の流
動層とした。
この流動層上に電磁フィーダーによって平均粒径3mm
のガラス粒を48.3,9部分の速度で連続的に供給し
た。
回転数5 r、 p、 m、で螺旋翼8を回転させなが
ら第2送入口11がら空気を913/分の割合で吹き込
んだ。
螺旋翼の下端から採取された粒子中における粗粒子(ガ
ラス粒)の割合は93.4%であった。
実施例 2 実施例1と同じ装置を使用したが、第1送入口2からの
空気送入を停止し、第2送入口11のみから空気を送入
して粗粒物質の分離と流動層の形成をおこなった。
第2送入口11からの空気送入量17.01j1分(第
1送入口閉鎖)、流動層高さ72cm及びガラス粒供給
速度20.7g1分とし、これら以外の操作条件は実施
例1と同一とした。
分離採取された粒子中における粗粒子(ガラス粒)の割
合は99.5係であった。
本発明の効果は次のとおりである。
即ち、第1に流動層から粗粒物質を連続的かつ選択的に
分離採取できる。
従って、流動層内で物理的または化学的に変化を起させ
た後、加工された粗粒物質を簡単に回収できる。
第2に、装置外での通常の分級操作が不必要になり、特
に高温装置の場合には熱損失が少なくなる。
また、ガス漏洩による危険がなくなる。
第3に、送入する流動化ガス量を調節することによって
、粗粒物質と細粒物質の割合を適宜指定通りにして採取
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一具体例を示す断面図であり、
第2図はその具体例の変形例を示す断面0図である。 1・・・・・・容器、2・・・・・・第1送入口、3・
・・・・・整流手段、5・・・・・・流動層、6・・・
−・・円筒管、7・・・・・・受器、8・・・・・・螺
旋翼、9・・・・・・穿孔、11・・・・・・第2送入
口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粗粒物質と細粒物質との混合物を浮動させた流動層
    を、先端が該流動層に接し多数の穿孔を有する螺旋翼を
    回転させるこさによって、該螺旋翼を収納し且つその直
    径と実質的に同一の内径の円筒管内に降下させると同時
    に、該螺旋翼の下方から送入される流動化ガスを上記穿
    孔を通して吹き上げることによって混合物中の細粒物質
    を流動層に戻し、粗粒物質を螺旋翼の下端から回収する
    ことを特徴とする、混合物の゛流動層から粗粒物質を分
    離採取する方法。 2 粗粒物質と細粒物質との混合物を収容するための容
    器と該混合物から分離された粗粒物質を収容する受器を
    備えた粗粒物質を分離採取する装置において、上記容器
    中の混合物を流動層とするための流動化ガスの第1送入
    口;上記容器と受器を連通ずる円筒管中に回転可能に設
    置され、該円筒管の内径と実質的に同一の直径を有し、
    且つ多数の穿孔を有する螺旋翼;該螺旋翼の下方から流
    動化ガスを送入するための第2送入口を含むことを特徴
    とする上記粗粒物質を分離採取する装置。
JP11987780A 1980-09-01 1980-09-01 流動層から粗粒物質を分離採取する方法及びその装置 Expired JPS5818144B2 (ja)

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JPH0771097B2 (ja) * 1985-12-20 1995-07-31 株式会社日立製作所 時分割多重通信方式
US7540384B2 (en) * 2004-10-12 2009-06-02 Great River Energy Apparatus and method of separating and concentrating organic and/or non-organic material

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