JPS58181238A - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JPS58181238A
JPS58181238A JP6439082A JP6439082A JPS58181238A JP S58181238 A JPS58181238 A JP S58181238A JP 6439082 A JP6439082 A JP 6439082A JP 6439082 A JP6439082 A JP 6439082A JP S58181238 A JPS58181238 A JP S58181238A
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JP
Japan
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arc
light
container
highly porous
inorganic
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Pending
Application number
JP6439082A
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English (en)
Inventor
一 吉安
村田 士郎
久常 文之
伸示 山県
寺地 淳一
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は開閉器の容器内の圧力の抑制に関するもので
ある。なおこの発明でいう開閉器とは、とくに回路しゃ
断器、限流器、電磁開閉器などの容器、通常は小型容器
内でアークを生じるものを示している。
以下においては、回路しゃ断器を例に説明する。
第1図〜第8図は従来の回路しゃ断器を示す断面図で、
それぞれ異なった動作状態を示している。
(1)はカバー、(2)はベースで、カバー(1)とペ
ース(2)とで容器(3)を構成している。(4)は固
定接触子で、その固定導体(5)の一端に固定接点(6
)を有し、他端は外部導体(図示せず)に接続されるよ
うに端子部になっている。(7)は可動接触子で、その
可動導体(8)の一端に固定接点(6)に対向した可動
接点(9)を有している。(10)は可動接触子装置、
+11)は可動子腕でクロスバ−(13に固定され各極
間時に開閉されるように構成されている。叫は消弧室で
消弧板(141が側板−によシ保持されている。(2)
はトグルリンク機構で上リンクαηと下リンクαQよ多
構成されている。上リンク(171の一端はフレドルα
@に、また他端は下リンク(旧の一端にそれぞれ軸■、
 (211により連結されている。なお下リンク(1沙
の他端は上記可動接触子装置叫の可動子腕間に連結され
ている。(支)は起倒形操作ノ・ンドル、(至)は作動
ばねで、トグルリンク機構(16)の軸(2υと上記操
作)・ンドル(支)との間に架張されている。(24+
、(ホ)は、それぞれ熱動および電磁引きはずし機構で
、作動時には、それぞれバイメタル(至)および可動鉄
心端によシトリツプノ(−(2)を反時計方向に回動さ
せるようになっている。
□□□は一端が上記トリップバー例に係止され他端はフ
レドル(19と係止しているラッチである。
フレドル(11がラッチ(支)に係止した状態で操作ノ
・ンドル(支)を閉路位置に倒せばトグルリンク機構(
lBが伸長して軸Cυがフレドル(1g)に係止され可
動接点(9)は固定接点(6)に接合される。この状態
が第1図である。ついで操作ハンドル(2)を開路位置
に倒せばトグルリンク機構(16]は屈曲して可動接点
(9)を固定接点(6)よシ開離させ、可動子腕(11
)がフレドル軸(至)に係止される。この状態が第2図
である。また前記第1図に示す閉路状態で回路に過電流
が流れると熱動引きはずし機構(至)あるいは電磁引き
はずし機構(5)が作動してフレドル側とラッチ(支)
の保合が解除され、フレドル軸(1)を中心に時計方向
にフレドル(19)が回転しストッパー軸(31)に係
止される。
フレドルααと上リンク(17)の連結点が上記作動ば
ねの)の作用線を越えるため、作動ばね例のばね力によ
ってトグルリンク機構(16)が屈曲してクロスバーα
りによシ各極連動して自動しゃ断を行なう。この状態が
第8図である。
つぎに回路しゃ断器が電流しゃ断時に発生するアークの
振舞いについて説明する。
いま、可動接点(9)と固定接点(6)とが接触してい
る場合においては、その電力は電源側よシ固定導体(5
)、固定接点(6)、可動接点(9)および可動導体(
8)を順次経由して負荷側へ供給される。この状態にお
いて、短絡電流等の大電流がこの回路に流れると、前述
したように、可動接点(9)を固定接点(6)から開離
させる。この際、上記固定および可動接点(6) 、 
<91間にはアーク翰が発生し、固定および可動接点(
61、(91間にはアーク電圧が発生する。このアーク
電圧は、固定接点(6)からの可動接点(9)の開離距
離が増大するに従って上昇し、また、同時にアーク(至
)が消弧板αaの方向へ磁気力によって引き付けられ伸
長するために、更に上昇する。このようにして、アーク
電流は電流零点を迎えてアークを消弧し、しゃ断が完結
する。しかし、この注入された美大なアークエネルギー
は最終的には熱エネルギーの形にな9完全に容器外に逃
げ去るが、過渡的には限られた容器内のガスの温度を上
昇させ、延いてはガス圧力を急激に上昇させることにな
る。
これにより回路しゃ断器内部の絶縁劣化、回路しゃ断器
外部への放出火花量の増大による電源短絡事故や回路し
ゃ断器本体の破壊等を招くおそれがあった。
つぎにこの発明を創作する基になったアークのエネルギ
ー消費のメカニズムに関して述べる。
第4図は、接触子(4) 、 (71間にアークAが生
じた図である。図中Tはアーク人から接触子に伝導して
逃げる熱エネルギーの流れ、mはアーク空間から逃げる
金属粒子のエネルギーの流れ、Rはアーク空間から逃げ
る光によるエネルギーの流れをそれぞれ示している。第
4図において、アークAに注入されたエネルギーは、上
記の三つのエネルギーの流れ、T、m、Hによって概ね
消費されてしまう。この内、電極への熱の逃げTは微小
であシ、大半のエネルギーはmとRにて持ち去られてし
まう。さて、従来、アークAのエネルギーの消費のメカ
ニズムにおいては、図中のmが圧倒的であυ、Rのエネ
ルギーはほとんど無視されていたが、発明者等の最近の
研究により、Rのエネルギー、すなわち、光によるエネ
ルギーの消費がアークAに注入されたエネルギーの約r
osにも達する程美大であることが解明されるに至った
すなわちアーク人に注入されたエネルギーの消費はつぎ
のように解析できる。
Pw=V、I=Pk+Pth−1−PRPk = fv
2+m −Op −T 但1−1 PW:瞬時注入エネルギー ■ :アーク電圧 I :電流 ■・■:アークに注入される瞬時電気エネルギーPk:
金属粒子が持ち去る瞬時エネルギー消費量 去る瞬時エネルギー消費量 m−0p−T;定圧比熱Opのガス(金属粒子のガス)
が温度Tにて逃げた時に持ち去る瞬時エネルギー消費量 rtb :アーク空間から、接触子へ熱伝導にて逃げ去
る瞬時エネルギー消費量 PII:光により、アークから直接放射される瞬時エネ
ルギー消費量 上記の消費量は接触子形状やアーク長によって変化する
が、10〜201111のアークに対してはそれぞれP
k=10〜20%、Pth = 5%、PR=75〜8
5%である。
つぎにアーク人を容器に閉じ込めた時の状況を第5図に
示す。アークAを容器に閉じ込めると、容器(3)内空
間は、電極金属が充満しかつ高温の状態となる。とくに
、アーク陽光住人の周辺ガス空間Q(図中斜線で示した
空間Q)は、上記の状態が強い。さて、アークAを発し
た光は、アーク陽光柱Aから放出され、容器(3)の壁
に照射され反射する。反射された光は散乱され、再度、
電極粒子の充満した高温空間を通過し、再度、壁面に照
射される、このような過程を光量が零になるまで繰り返
すのである。この間の、光の経路を図中Ra→Rb−+
Rc−+Rdにて示している。
上記の過程において、アーク人から発した光の消費はつ
ぎの2点である。
(1)壁面での吸収 (2)アーク空間および周辺(高温)ガス空間による吸
収、すなわちガス空間による吸収 またアークから発する光は、2000λ以下の遠紫外か
ら、1卸以上の遠赤外までのすべての波長領域に渡り、
連続スペクトルおよび線スペクトルからなる。一般の容
器壁面は、たとえ表面が黒色をしておっても、4000
λ〜5500λ程度の範囲においてのみ、光の吸収能力
を有するのみで、その他の範囲においては、一部を吸収
するにとどまりほとんど反射してしまうものである。と
ころが、アーク空間および周辺高温ガス空間での吸収は
つぎのようになる。
長さしの一様な組成・温度を有するガス空間に波長λの
光を照射した時、ガス空間による光の吸収量は、つぎの
ように算定できる。
I a = As−n−LI ln        −
・−−(1)Ia:ガスによる吸収エネルギー Ac:吸収確率 Iln:照射する光エネルギー n :粒子密度 L :光が通過する光路長 但し、(1)式は、特定波長λに対する吸収エネルギー
量を示す。Aeは特定波長λに対する吸収確率であり、
波長λ、ガス温度、粒子の種類の関数である。
(1)式について、量子力学の教えに従えば、吸収係数
Aeは、連続・線スペクトルともに、光を発する光源ガ
スと同一状態のガス(すなわち、粒子の種類、温度が同
一)が最も大きな値を有することになる。すなわち、ア
ーク空間から発する光は、アーク空間およびその周辺ガ
ス空間が最も多く吸収するわけである。
(1)式において、光の吸収エネルギー量Iaは、光路
長りに比例する。第6図に示すように、アーク空間から
の光が壁面にて反射されると、(1)式中のLは、その
反射回数倍だけ増大することになシ、アーク空間の高温
部で吸収される光エネルギー量が増大することになる。
これは、すなわち、アークAの発する光のエネルギーが
結局、容器(3)内のガスに吸収され、これによってガ
スの温度が上昇し、ガスの圧力が上昇することを意味し
ている。
そこでこの発明の前提としては、アークAに注入された
エネルギーの約70%にも達する光のエネルギーを効果
的に吸収するために、特定の材料を使用するもので、開
閉器の容器(3)内で、アーク人の光のエネルギーを受
ける特定位置に、アーク人の発する光を効果的に吸収す
る繊維、網および見掛は気孔率85チ以上の高多孔質材
料のうちの1種もしくは2種以上を選択的に配置するこ
とによって、容器内の光を多量に吸収させてガス空間の
温度を低下させ、それにより圧力を低下させるものであ
る。
上記繊維としては、無機系、金属、複合材、織材および
不織布などのうちから選択されるが、高温アークにさら
される空間に設置する関係上、熱的強度のあるものが必
要である。
また、網としては、無機系、金属および複合材などのほ
か、細線金網を多層に重ねたものや編素線などもその選
択の対象となり得るものである。
この網の場合も、熱的強度のあるものが必要である。
上記繊維および網の材料のうち、無機系ではセライック
、カーボン、アスベストなどが好適であり、金属ではF
e、Cuが最適であり、Zn、Niなどにメッキを施こ
したものも適用可能である。
多孔質素材は、一般には固体構造内に多数の細孔を持つ
材料で、金属、無機系、有機質などの多くの範囲におけ
る材料に存在するもので、材質と細孔との関係において
、一つは固体粒子相互の接点で焼結固化したもの、他の
一つは孔が主体で孔を形成する隔壁が固体物質であるも
のに区別されている。なおこの発明で素材とは、形状に
とられれない、形状加工前のもとの材料をいう。
さらに細かく分類すると粒子間の隙間が細孔として存在
するもの、粒子間の隙間と粒子内の孔の細孔を共有する
もの、発泡性の孔を内部に含有するものなどに分けるこ
とができる。また通気性・通水性のあるものと、気孔が
内部に独立し通気性のないものとに大別することもでき
る。
上記の細孔の形状は非常に複雑で、大きくは開孔と閉孔
に類別され、その構造は、細孔容積または気孔率、細孔
径および細孔径分布、比表面積などで表示する。
気孔率は多孔質素材に含まれる開孔と閉孔のすべての細
孔容積の割合を素材の全容積(カサ容V*)に対する空
隙比、すなわち百分率で示したものを真の気孔率とし、
測定方法は液体または気体による置換法および吸収法な
どによるが、簡便法として、JISR2614の耐火断
熱レンガの比重および気孔率の測定方法に定義されると
おり、つぎのように計算される。
また開孔の容積の割合を素材の全容積(カサ容積)に対
する空隙比、すなわち百分率で示したものを見掛けの気
孔率とし、JISR2205耐火レンガの見掛気孔率、
吸収率および比重の測定方法に定義されるとおシ、つぎ
のようにして計算される。
なお見掛は気孔率は有効気孔率ともいう。
細孔径は細孔容積および比表面積の測定値よシ求められ
るが、原子やイオンの大きさに近いものから粒子間の界
面間隙まで数λ(オングストローム)から数■まで分布
するが、一般に、その分布の平均値として定義される。
多孔質素材では顕微鏡による方法や水銀圧入法で気孔の
形状、大きさおよびその分布を測定することができる。
一般には複雑な気孔の形状や分布の状態を正確に知るた
めには顕微鏡を用いるのが直接的で好ましい。
比表面積の測定は各種吸着ガス質の各温度における吸着
等混線を利用して求められるBET法が多く用いられ、
とくに窒素ガスが多く用いられる。
つぎにこの発明の前提である、特定の材料による光のエ
ネルギーの吸収とそれによるガスの圧力低下の模様を、
無機質高多孔材料を例に説明する。
第6図は無機質高多孔素材を示した斜視図、第7図は第
6図の部分拡大断面図である。同図において、(33)
は無機質高多孔素材、(財)は無機質物表面に通じる開
孔を示している。開孔(至)の細孔径は数μから数ll
11までさまざまな分布を示しているものである。
さて、この多孔素材(33)に第7図のRにて示すよう
に、光が入射した場合に光が開孔(至)に入射すると、
光は無機物の壁面に当り、反射され、その細孔の内部で
多重反射され、ついには壁面に100襲吸収されてしま
う。すなわち開孔(2)に入射した光は、無機物表面に
直接吸収され、細孔内で熱になるのである。
第8図は無機質高多孔材料をモデル容器内に入れたもの
において、その無機質高多孔材料の見掛けの気孔率を変
化させた時のモデル容器内圧力変化の曲線図を示してい
る。第8図で横軸は見掛けの気孔率、縦軸は容器内壁を
Cu、Fe、AIなどの金属で構成した時の圧力を1と
して規格化しである。
実験条件としては、−辺10crnの立方体の密閉容器
内にAgW接点を10mの定ギャップに設置しビークl
0KAの正弦波電流のアークを8m5(ミリ秒)発生さ
せ、この時のエネルギーで生じる容器内圧力を測定して
いる。
上記実施例に使用した無機質高多孔材料としては、コー
ジライト材質の陶磁器原料を可燃性もしくは発泡剤を加
えるなどの方法で成形し焼結して、多気孔にした多孔質
陶磁器で、平均細孔径範囲10〜800μ多孔質素材の
見掛は気孔率20%、80%、85チ、40係、45%
、60チ、60チア0%、80% 、851%のもので
、5. Om X 6 Qtea X 8 W”O各種
サンプルを使用し、これを容器壁面に配置し、容器内面
の表面積の50俤を覆うようにした。
細孔径としては、吸収される光の波長領域を若干越える
程度の平均細孔径とその細孔が表面に占める割合、すな
わち細孔の比表面積の多少が問題となる。また光の細孔
内吸収においては、細孔の深いものが効果がおり、連通
気孔が好ましい。開閉器でアークAから発生する光は数
百入〜1ooo。
λ(1μm)に分布するので、これを若干越える程度、
すなわち数千λ〜数1000μmの平均細孔径のものが
適しており、表面に占める孔の面積が、見掛は気孔率8
5%以上となる高多孔質材料がアークAの発する光の吸
収に適している。とくに細孔径上限が100μm以下の
範囲にあり、細孔の比表面積が大きい程効果がある。実
験では平均細孔径5μ〜1mでアークAの発する光に対
して、良好な吸収特性を示すことを確認した。また材質
がガラスで、平均細孔径が5μ、20μのものが、アー
クの発する光に対して良好に光を吸収することが観測さ
れた。
第8図の特線曲線aかられかるように、無機質高多孔材
料の気孔は光エネルギーを吸収し、開閉器内部の圧力を
低下させる効果があり、これは多孔質素材の見掛は気孔
率の増大とともに犬きくなシ、とくに気孔率が85俤以
上から顕著にな郵85%までの範囲で効果が確認された
。気孔率がさらに増大すれば、高多孔材料の厚さを一層
増加させることによシ対応させる必要がある。
ただし多孔質素材の見掛は気孔率と機械的強度の関係に
おいて、気孔率が大きくなると、もろくなった9熱伝導
性が低下し高熱によシ溶融し易く、また気孔率が小さい
場合には、開閉器内減圧の効果が薄い。したがって実用
的には多孔質素材の見掛は気孔率が40〜70チの範囲
の高多孔質材料が最適である。
第8図の特性傾向は無機質多孔材料全般について言える
ことであって、これは光の吸収に関する以上の説明から
も推察できるところである。
従来の開閉器には無機質材料が使用されているものがあ
るが、その使用目的は、とくに有機物容器のアークAか
らの保護が主であって、その特性は耐アーク性、寿命、
熱伝導、機械的強度、絶縁性、炭化対策が求められてお
9、これらを満す無機質材料は必然的にち密化指向で構
成され、目的を異にするもので、その見掛は気孔率は2
0%前後となっている。
高多孔質素材としては無機、金属、有機系などがあるが
、中でも無機系は、絶縁物でかつ高融点材料として特徴
づけられる。この2つの性質は、開閉器の容器内部に設
置する材料としては格好であり、電気的に絶縁物なので
、しゃ断に対し悪影響を及ぼすことがなく、また、高温
にさらされても、融けたシ、ガスを出したシしないので
、圧力抑制材料としては最適である。
無機質多孔材料としては、多孔質の陶磁器、耐火物、ガ
ラス、セメント硬化体などがありいずれも開閉器内のガ
スの圧力の低下をさせるために使用できる。なお有機系
の多孔質材料では、耐熱性およびガス発生に問題があり
、金属系の多孔質材料では、絶縁性、耐圧に問題がある
ので、それぞれ使用する場所が限定される。
つぎに、消弧板とアークの関係を説明する。
第9図、(ト)、@)は従来の消弧板とアークの関係を
示すものである。
同図において、開極動作とともに生じたアークAは、消
弧板(14)の磁気吸引作用によす消弧板(襖方向に移
動し前端切欠部(140)に入って、消弧板−によって
分断され、分断されたアークAはさらに消弧板(14の
ほぼ中心軸上を接点(6) 、 (9)から遠ざかる方
向に進行する。この過程において、アークAが接点(6
1、+91から消弧板(14)に移動し、かつ、分断さ
れるまでの時間は、一般的に短いものであり、とくに両
導体(51、(8)の特定の配置関係により、電磁反撥
力を生じさせる形式のものにおいては、上記移動時間は
極めて短い。また上記移動時間はアークAの電流値が大
きいものほど短くなる傾向がある。したがって上述した
消弧板(14)におけるアーク人の滞在時間は、アーク
寿命時間に対してその占める割合いが太きいものである
。そしてこの時消弧板(14)間から流線fに示すよう
に多量の気体が流れ出る。したがって、この発明は、し
ゃ断時のアークの存在位置を上述のように明確に把掘し
た上で、光エネルギーを吸収し得る特定の材料を容器内
の最も適切な位置に配置することにある。
以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
第10図はこの発明に係る開閉器の一例における要部の
構成を示すものである。
圓は前端面に切欠部(140)が形成された消弧板、(
至)は上記消弧板(回の後方側において、消弧板(挿の
後端面(14a)に当接して設けられた立壁であり、こ
の立壁((5)は見掛は気孔率85%以上の無機質高多
孔材料で構成されている。
つぎに、上記構成の作用について説明する。
消弧板(1滲に生じたアーク人は、極めて短時間のうち
に、さらに消弧板(141上を上記接点+61 、 (
9)から遠ざから方向、つまシ後方へ走行する。この時
、このアークAの発する光エネルギーは消弧板+14)
の部位から外方へ向けて放出されるが、前述したように
、アークAは消弧板(14)の部位からさらに後方へ駆
動されて立壁(35)に当たることになる。すなわち、
上記アークAにおける光エネルギーのほとんどは上記立
壁(至)で吸収され、したがって内圧を抑制させること
ができる。
さらに、この場合、消弧板(襖の後端面(14a)に立
壁(35)を密着しであるから、この立壁(至)は、ア
ークAからの熱で溶融されるおそれもない。それはつぎ
の理由による。アークAから発する高温ガスは、消弧板
(14)間の狭い空間を外方に流れようとするが、多孔
質材からなる立壁■)と消弧板−が密着していることに
よって、消弧板(回と立壁(至)とで囲まれた空間Qの
流れはせき止められ、圧力が周囲よりは高くなる。この
ため上記アークAからの流れfは、直接的に立壁(至)
の多孔表面に激突することはない。したがって、アーク
Aの流れと立壁(至)との熱交換も少なく、換言すれば
立壁(至)の表面が溶けにくい状態となる。このことは
、上記立壁((5)として、熱容量の小さな高い気孔率
を有する材料、たとえば、見掛は気孔率80チ程度のも
のまでを充分実用に供すことができることになる。すな
わちこのような立壁(至)の配置は、上述のように、光
エネルギー吸収効率の高い、見掛は気孔率の非常に高い
材料まで使用できるので、開閉器の内圧抑制する手段と
しては好適である。
第11図はこの発明の実施例にもとづく実測例である。
同図において、横軸は見掛は気孔率、縦軸は標準品にお
けるアーク発生時の容器内圧力を規格値lとして、これ
に対比して示す圧力値である。
実験条件はつぎの通りである。
50Aフレームの実機を使用した。内容積は2cm X
 9 cm X深さ5αの密閉容器で、この容器は有機
物であるフェノール樹脂で構成されたものである。この
実機の接点はAgWからなる庵ので、これによシ通常の
しゃ断動作を行ない、ピーク値が14KAの正弦半波電
流のアークを8m5(ミリ秒)発生させ、この時のエネ
ルギーで生じる容器内圧を測定したものである。
上記立壁(35)を構成する無機質高多孔材料としては
、前述のコージライトを使用した。平均細孔径範囲10
μ〜800μで見掛は気孔率20%、80チ、85%、
40%、50チ、70チのもので、10mX 20mX
 8m’のサンプルを両側に1枚づつ合計2枚使用した
同図中、曲線すが実測値から得られた特性曲線である。
黒点aは第8図の測定値aと同一である。
上記特性曲線すからも明らかなように、無機質高多孔材
料からなる立壁間を設けることによって、容器内圧が抑
制されることがわかる。
ところで、上記実施例では立壁(35) 、(至)を見
掛は気孔率85%以上の無機質高多孔材料で構成したも
のであるが、無機質以外の多孔質材で構成してもよく、
また多孔質材料に代えて繊維もしくは網で構成すること
もできるほか、繊維、網および特定の気孔率の多孔質材
のうち、2種以上の複合材で構成することも可能である
以上のように、この発明によれば、消弧板の後端面に当
接させた立壁を特定の光エネルギ吸収材゛で構成するこ
とにより、消弧板まで走行したアークが後方側へ突きぬ
けるのを阻止して容器の内圧の抑制を図シ得る開閉器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は従来の回路しゃ断器の断面図で、それ
ぞれ異なった動作状態を示す。第4図は接触子間にアー
クが発生した様子を示す説明図、第6図は容器内の接触
子間にアークが発生した様子を示す説明図、第6図は無
機質高多孔素材を示す斜視図、第7図は第6図の部分拡
大断面図、第8図はアークを発生させたときの、見掛け
の気孔率に対する容器内圧力変化を示す曲線図、第9図
囚、@)は従来の消弧板とアークとのがかわシ方を説明
するもので、同図(4)は上面図、同図(6)は同図(
4)のB−B線断面図、第10図はこの発明に係る開閉
器の一例における要部の構成図、第11図はこの発明の
実施例にもとづく容器内圧の実測例の特性図である。 (3)・・・容器、(4) 、 (7)・・・電気接触
子、<5) 、 +8)・・・導体、+81 、 +9
1・・・接点、圓・・・消弧板、 (14m)・・・後
端面、(140)・・・切欠部、(至)・・・立壁、A
・・・アーク。 なお、図中同一符号は同一もしくは相当部分を示す。 代理人葛野信−(外1名) 第1図 第2図 第6図         第7図 第8図 ’ 、 20 ’3040.50607C) So 9
0見1劃↑の慨り率 et、 ) 第9図 (B)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、導体およびこれに固着された接点により構成さ
    れて、容器内で開閉動作する少なくとも1対の電気接触
    子と、これら電気接触子の開放動作時に生じるアークを
    消弧するために上記容器内に配設された消弧板とを備え
    、上記消弧板における上記接点と対向する側とは反対側
    の後端面に当接する立壁を設け、繊維、網および見掛は
    気孔率35チ以上の多孔質材料のうちの1種または2種
    以上の複合材で上記立壁を構成したことを特徴とする開
    閉器。
  2. (2)、上記立壁が無機質高多孔材料で構成され、この
    無機質高多孔材は見掛は気孔率が40%〜70チである
    特許請求の範囲第1項記載の開閉器。
  3. (3)、上記無機質高多孔材料は、高多孔度の陶磁器、
    耐火物、ガラス、およびセメント硬化体のうちから選択
    されている特許請求の範囲第2項記載の開閉器。  。 (キ)、上記無機質高多孔材料はその平均細孔径が数千
    λ〜数1000μmである特許請求の範囲第2項または
    第8項記載の開閉器。
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