JPS58179850A - 電子写真用フエライトキヤリア− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真用ｊ・ナーキトリアーに関づるもの
である。

電子写真の現像法としては、カスケード現像法、磁気ブ
ラシ現像法、その他の方法があるが、これら現像方法に
用いられるトナーキャリアーに要求される特性は、適当
な摩擦帯電性を持ちトナー粒子を吸引すること、緻密で
あり粒子の強度が十分で破壊を生じないこと、粒子が流
動性に富むこと粒子が均一であること、表面の状態が湿
度等によって変らず種々の特性が安定していること、引
張り・圧縮強度等を有すること、また適切な飽和磁化、
透磁率あるいは保磁力を有すること等Ｃ°ある従来より
トナーキャリアー粒子として種々の材料が使用されてき
ているが、最も多く用いられているものとして鉄粉があ
る。これは鉄粉の表面を適当な処理をして使用している
ものであるが、長時間使用すると粒子の表面が物理的あ
るいは化学的に変化し、トナーが付着してしまったり、
あるいは使用環境の湿度に敏感になって画像の鮮明度が
うすれたりするため寿命が短いという欠点がある。また
、トナーキャリアーとして酸化物磁性材料であるフェラ
イトを用いることも知られているが（例えば、特開昭５
２−５６５３６号公報等）、従来の電子写真用フェライ
トキャリアーは画像特性あるいは寿命の点で必ずしも満
足しうるものではない。

本発明はこれら従来の電子写真用１−ナーキ１／リアー
の欠点をなくし、画像特性の優れた、また寿命の長い新
規な電子写真用フェライｉ−キャリアーを提供すること
を目的とするものである。

上記目的を達成するために本発明は、ＣｕＯ３〜３０モ
ル％、　　Ｚｎ　Ｏ００１〜３０モル％、　　Ｆｅ２Ｏ
３４５〜１０モル％、ざらにＣａＯとして重量比で０．
０１〜５％を含み、電気抵抗率が１０３〜１０１２Ωｃ
ｍで飽和磁化値が１０〜８０　ｆＭ／Ｑの特性を有し、
平均粒径が５μＩｔ〜５００μｍである球状のフェライ
トとじたことを特徴とするものである。

本発明において、上記フェライ［・の保磁力Ｈｃが１０
０ａ以下である場合には、より好ましい効果が得られる
。また、本発明電子写頁用フェライトキャリアーにおい
ては、電気抵抗率は１０’　−ｉｏ”ΩＣ１の範囲にあ
ることが好ましく、本範囲外では摩擦帯電量を適当な値
に制御し難く、また湿度等の影響を受けやすくなるため
、目的とする鮮明な画像を得ることが難かしくなる。ま
た、飽和磁化の値は１０〜８０　ｅｍｕ／’Ｑの範囲が
適切であり、この値より小さい場合には磁気ロールとの
吸着力は落ち、目標とする鮮明な画像を得ることが難か
しくなる。また、８０　ｅｍｕ／ｇより大きいと回転ｌ
・ルクが大きくなり回転に必要以上の力を要する。また
、）（Ｃが１００ｅ以上では、粒子そのものが磁石の性
質をもち種々の部品に付着し易（なるため良い画像は得
られない。また、透磁率μが１０未満では磁気ロールへ
の反応が悪くなり画質に影響を与える。

以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。

実施例１ モ／ｌ、比で、Ｃｕ０２０％、Ｚｎ０３０％、Ｆｅ２０
３５０％、ざらにＣａ　Ｏ１，０重量％となるように秤
量し混合した。混合機としてはボールミル。

振動ミル、ミキサー等を用いた。混合粉は８００〜１２
００℃で仮焼した。仮焼した試料はボールミル。

振動ミル、アトライター等の粉砕機を用い粉砕した。粉
砕後の粒径は、空気道過払を用い測定した結果、平均粒
径で０．３〜２．０　　μｍであった。粉砕した試料は
バインダーとしてＰ、Ｖ、Ａ、（ポリビニルアルコール
）の水溶液を使用し、スプレードライヤー、ニーダ−、
ミキサー等の造粒機を用い造粒した。次に造粒粉を１，
１００〜１，４００℃で焼成した。焼成方法としてはア
ルミナ等の容器に造粒粉を入れて焼成しても良いが、多
量に容器に入れて焼成する場合には焼成の際に粒成長し
、粒同士が接合する場合があるため、本実施例ではロー
ターキルン等で試料を回転しながら焼成した。

得られた粉末を組成分析した結果、組成はほぼ目標とす
るものであることがわかった。また、得られたフエライ
］・の緒特性を第１表に示す。

第１表 この球状フェライトをトナーキャリアーとして使用し電
子複写した結果、従来の鉄粉キャリアーでは約１０，０
００枚、通常の電子写真用フェライトキャリアーでは約
５０，０００枚であったのに対し、本発明電子写真用フ
ェライトキトリアー により７０，０００〜ｉｏｏ，ｏｏｏ枚の鮮明なコピー
が可能であった。

実施例２ Ｃｕ０２５モル％，Ｚｎ０２５モル％，ＦｅｚＯＪ５０
モル％，ざらにＣａ　Ｏ　３，０重量％を加え、実施例
１と同様な処理により試料を作成し緒特性を測定した。

イの結果を第２表に試料ａとして示す。

また、Ｃｕ０１２モル％、ＺｎＱ１８モル％、Ｆｅ２０
３７０モル％にＣａＯを１．０重量％加えたものを同様
に処理して試料を作成した。その結果を第２表に試料す
として示す。

これらの球状フェライト・を［−ナーキャリアーとして
使用しコピー試験した結果、実施例１と同様のコピー性
能を得た。

以上の如く本発明フエライ］・キャリアーは従来使用さ
れている鉄粉主１シリアに比べ、長寿命であることが明
らかであり、電子写真用の現像剤として卓越した効果を
示し、その工業的価値は大である。

昭和５７年１１゛許願第　６２９４３　　　壮補正をす
る者 名　称　（５ｏｇ＋　　Ｅｌ立金属株式会社代表者河野
　典夫 代　　　理　　　人 補正の対象 明細書 昭和５８年４　月１１　日 持３１庁長官殿 事イ１の表示 昭和５７年　特訂願　第６２９４３号 発明の名称　電子写真用フェライトキャリアー補正をす
る者 事件どの関係　　特許出願人 住所　東京都千代田区丸）内二丁目１番２号名称　（５
０８）日立金属株式会社 電話　東京０３　２８４−４６４２ 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 補正の内容

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、モル比で、ＣＵＯ３〜３０％、　Ｚｎ　Ｑ　Ｏ，１
   −３０％、　Ｆ　ｅ７０３４５〜７０％、ざらにＣａＯ
   として重鯖比で０．０１−　５％を含み、電気抵抗率１
   ０　−１０１２Ωａｎｔで飽和磁化値が１０〜８０　ｅ
   ｌｌｌＪ／’０の特性を有し、平均粒径が５〜５００μ
   ｍであることを特徴とする球状の電子写真用フェライト
   キャリアー。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、保磁力
   ）１ｃが１００ｅ以下であることを特徴とする電子写真
   用フェライトキャリアー。 ３、特許請求の範囲第１項または第２項記載のものにお
   いて、透磁率μが１０以上であることを特徴とする電子
   写真用フェライトキャリアー。 ４、特許請求の範囲第１項、第２項、または第３項記載
   のものにおいて、キュリ一温度ＴＯが５０℃以上である
   ことを特徴とする電子写真用フェライト−キャリアー。 ５、特許請求の範囲第１項、°第２項、第３項、または
   第４項記載のものにおいて、フエライ］−粒子の表面を
   酸化させたことを特徴とする電子写真用フェライトキャ
   リアー。 ６、特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項、
   または第５項記載のものにおいて、フエライ［・粒子の
   表面を樹脂等で被覆したことを特徴とする電子写真用フ
   ェライトキャリアー。