JPS5817976A - カ−ドを用いた鎖錠装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカードを用いたメカニカルな鎖錠装置すなわち
電気的装置を使用しないで扉に設けたカード挿入口にカ
ードを挿入することで解錠でき、さらには１、そのカー
ドを極めて容易に変更できうるバリアプルかつメカニカ
ルな鎖錠装置に関するものである。従来、磁気カード又
はパンｊ穴カー−はあったが、このような電気的なカー
ドシステムは電源部、カードリーダ一部、制御部、電気
錠等から構成されておシ非常に煩雑かつ高価なもので、
さらにはその取付工事及び電気配線工事も大変な労力と
費用を要した。本発明はこのような電気的なカードシス
テムの問題点に鑑み、カードをカード−挿入口に差込む
ことによシ錠を解錠できるという電気的なシステムの使
い勝手をそのままにしてしようとするものである。さら
にホテルの客室錠等にらいて言えば、悪意の宿泊者がそ
の部屋の合鍵をコピーし、後日その部屋に窃盗に入ると
いう被害を防ぐため適時部屋の合鍵を変更またいという
要望があるにもかかわらず現状−ｃＨ’ｊれ。困難であ
った。

本発明はこの様な合鍵の変更（合カードの変更）＝１４
６８９９にみられるが、その発明にはその構成上、明ら
かな欠点がある。それは合鍵となるカードを挿入する挿
入口の中に頭を出しているボールの動きを探ることにょ
シ容易に合鍵（合カード）を作成することができるとい
うことである。

詳しく言えばキーカードに穴をあけるべき箇所のボール
とそうでない箇所のボールとでは′、そのボールを針金
状のもので押し込んだ時、前者は前もって差込まれ複数
のスプリングで上方に付勢されているコードカード全体
を押し下げながら後退するのでその抵抗が非常に大きく
、後者は施錠ビンに付勢を与えている１本のスプリング
の力に抗して後退するだけであるからその抵抗は小さい
。

従って個々のボールの押込抵抗を探れば簡単に合カード
を作成することができる。

本発明はそのような欠点も解消した全く新しいメカニカ
ルかつバリアプルなカードを用いた鎖錠装置を提供する
ものである。

まず第１図〜第５図に記載された第１実施例について説
明する。

固定ブロック１０両側にカード挿入口３ａ、３ｂを設け
、該挿入口３ａ、８ｂに開口部４ａ、４ｂをもつボール
穴５ａ、５ｂを設け、それらの穴を途中で合せてひとつ
とし上方に貫通させ、これをビン穴６ａとする。一方固
定ブロック１の上方に可動ブロック２を摺動可能に嵌合
し、該可動ブロック２には前述のビン穴６ａと鎖錠時対
向する位置に同径のビシ穴６ｂを設ける。前記め開口部
４　ａ　＋　４　ｂに係合片９ａ、９ｂ（この実施例で
は球（−ｂ）と円柱（ｐ）を−緒にして「保合片」と称
する。　）を置き、ビシ穴６ａ、８ｂの中にビン７ａ。

７ｂを置きスプリング１２で下方に付勢し、該ビン７ａ
と係合片９ａ＋９ｂの’間にポー＃８ａ、８ｂを介在さ
せそれらの関係を次の様に保つ。

ｌ）保合片９ａ、９ｂの両方が開口部４ａ、４ｂから、
カード挿入口８ａ、３ｂ内に突出している時は、ビン７
ｂが固定ブロック１と可動ブロック２の境界面（以下シ
アーラインと称し、図中Ｓ−８で表わす）にまたがる。

（第１図参照）２′）保合片９　ａ　＋　９　ｂの片方
のみがカード挿入口３ａ、ａｂ内に突出し他方が後述す
るカードでおさえられ突出が妨けられている時は１方の
係合片がボール８を持ち上げビン７ａとビン７ｂの境界
面がシアーラインＳ−８に一致する。（第２図、第４図
参照） ３）　保合片９ａ、９ｂの両方がカード挿入口Ｂａｒ３
ｂへの突出をカードで妨げられている時は両方の保合片
９　ａ　ｔ　９　ｂが両方のボール８ａ＋　８ｂを持ち
上げビンγａがシアーラインにまたがる０　（第５図参
照） 他方本装置の鍵となるべきカードは室内側のカード挿入
口３ａに本鎖錠装置を運用する前に前もって差込むコー
ドガード１０ａと室外側のガード挿入口３ｂに差込むい
わゆる鍵の役目をするキーガード１０ｂの二種で、これ
らにはカード挿入口に差込んだ時、保合片９ａ、９ｂに
対応する位置に係合片の係合穴１１ａ、Ｉｌｂが選択的
に設けられる。、又これらのカードの厚みは前記ボー化
８ａ、＋８ｂの径と同一としである。

尚以上の構成は本鎖錠装置の一断面区画だけを表わした
もので、第６図に示すようにこれと同じ機構が複数区画
並んで本装置は構成されている。

従って前記２種のカードには図に示したように係入孔が
複数個並んでいる。以上の構成のもとに次に本発明装置
の作用について述べる。

第１図は本発明装置を使用する前の状態を示す。

本装置を使用する時は、前もってコードカード１０ａを
室内側のカード挿入口３ａに差込んでおく。

第１図の状態ではビン７ａが固定ブロック１と可動ブロ
ツオ２の境界面、いわゆるシアーラインＳ−８にまたが
っているため可動ブロック２の摺動は阻止されている。

まず第１の場合として、係入穴１１ａのあるコードカー
ド１０ａがカード挿入口３ａに挿入されている場合、キ
ーカード１０ｂを挿入する前は第１図と同等の状態なの
で（図示せず）前述の説明で明らかなように、ビン７ｂ
がシアーラインＳ−８にまたがって可動ブロックの移動
を阻止している０ 次に係入穴１１ｂのないキーカード１０ｂを他方のカー
ド挿入口３ｂに差し込むと保合片９ｂはカードで押し上
げられ、ポール８ｂを介して、ビン７　ａ　＋　７　ｂ
が持上げられ、ビン７ａ、７ｂの境界面がシアーライン
に揃い可動ブロック２は摺動可能となる。（第２図）と
ころがこの時逆に係入穴１１ｂのあるキーが−ド１０ｂ
が差し込まれれば前に述べて明らかなようにビン７ｂが
シアー２イン５−５ｇまたがるので鎖錠は解けない。（
第３図） 次に第２９場合として係入穴１１ａのないコードカード
１０ａがカード挿入口３ａに差し込まれている場合につ
いては今迄述べた第１の場合とは逆にキーカード１０ｂ
に係入穴１１ｂがあればビン７ａ、７ｂの境界面がシア
ー２インｓ−８に揃い可動ブロック２の摺動が可能とな
る。（第４図）ところがこの時、係入穴１１ｂのないキ
ーカード１０ｂが差し込まれれば、コードカード１０ａ
によってすでにシアーラインＳ−８にビン７ａ、７ｂの
境界面が揃えられていたのが、さらにキーカードｌｌｂ
によって係合片９ｂ、ポール８ｂが上方に押し上けられ
てビン７　ａ　＋　７　ｂがさらに持ち上げられビン７
ａがシアー２インをまたいでしまい、可動プロスフの移
動を阻止してしまう。（第５図）以上の説明をわかりや
す大我で示すと次の様になる。

すなわちコードカード１０ａとキーカード１゜ｂの相対
する位置の係入穴が全ての区画において一方がおいてい
れば他方がおいていないという互いに補う関係の時、可
動ブロックが摺動可能となり鎖錠を解くことができる。

ところがもし１区画でもそれらの関係が違えばその区画
のビン７　ａ　＋　７　ｂのどちらかがシアーラインに
またがシ、可動ブロック２の摺動を阻止し、鎖錠を解く
ことはできない 以上の操作が終了してキーカードｌｏｂをカード挿入口
１１ｂよりｄき去ればスプリング１２に↓−９ビン７　
ａ　ｅ　７　ｂ及びポール４ｉ−ｑｈＢ　ａ　、　８　
ｂＪ！２に元の状態に納まシ鎖錠状態になることは図の
構成よシ明らかである。う〇 次に第７Ａ〜７０図に示された第２の実施例について説
明する。構成は第１実施例と同様であるが、構成メンバ
ーの諸寸法関係が異なシ、その関係は次の通シである。

ｌ）保合片の両方がカード挿入口内に突出してい・る時
はビン７ａの上方端面がシアー、フィンに揃う○　（菓
７Ａ図） −２）係合片の片方のみがカード挿入口内に突出し他方
がカードで押上げられている時は、ビン７ａがシアーラ
インにまたがる。（第７Ｂ図）３）保合片の両方がカー
ドで押上げられそいる時はビン７ａの下方端面がシアー
ラインに揃う。

（第７Ｃ図） すなわち第２の実施例は第１の実施例とカードの関係が
全く逆になっている。これらをゎがシやすく表に°する
と次の様になる〇 これらの作用については第１実施例と全く逆に考えれば
よい。すなわち詳細は省略するが、コードカード１０ａ
とキーカード１０ｂが全く同じ形の時（相対する位置に
穴が両方共おいているか又はおいていない）可動ブロッ
クが摺動可能となりもそれが異っていれば、その区画の
ビン７ａがシアーラインにまたがシ可動ブロックの摺動
を阻止し、鎖錠を解くことはできない。

次−に第８図は本発明の第３の実施例を示しており、カ
ードの挿入角度を変えたもので、その作用は今迄の実施
例と同じである。この例から明らかなように（今迄の実
施例も含めて）カードの挿入角度は必要に応じて色々変
化させられるという利点を本発明は有している０尚、本
実施例では保合片を球と円柱の代シに一体のこま状とし
たものである。

次に第９図は第４の実施例を示したもので、第１〜第３
のいずれの実施例にも適応させうるものである。これは
ボール８の代りに、他の構成メン　　−バーのすきまか
ら漏れ出ない範囲の極めて小さなボール１４を収納した
もので、その作用は第１〜第３の実施例と同様であるが
、小径ボールなのでその動きが流体に近くなる為、次の
様な利点がある０ １）保合片の移動する空間の断面積とビン穴６ａ＋６ｂ
の断面積の比を変えることにより、保合片の移動量とビ
ン７ａ、７ｂの移動量の比も変えられる。即ち、保合片
側の断面積をビン大側の断面積の倍にすれば保合片の１
の動きに対してビン７ａ、７ｂを２倍動かすことができ
るのでビン７ａ、７ｂのストロークを十分取ろうとした
場合でも保合片は少ない動きで済み、そのためカー、ド
の厚みも薄くできる。

２）保合片、ボール及びビンの収納される穴の形状は、
既述実施例にとられれず自由な形にでき、るので、第９
図ａ　＝　ｄにその１部の例を示す如く、種々の形状が
考見られ、その使い勝手と応用面が広がる利点を有して
いる。

第１０図は、本装置の構成区画をたがいちがいの千鳥状
に配置した第５の実施例を示す。この目的は限られたカ
ードの大きさの中にできるだけ多くの穴を設けられるよ
うにしたものであるＯ構成区画を一直線状にしたものは
隣りの穴があｔシ接近するとカードの穴も接近して、カ
ードかやぶける等の実用上の不都合があるので、限られ
たカードの大きさ内で鍵違い（カードの組合せ数）を多
くとることはできない。本実施例は同じカードの大きさ
の中でよシ多くの穴を設けられるので、鍵違いはずっと
大きくなるという利点をもっている。

尚、今迄述べたすべての実施例では、固定ブロック１は
一個の部品でその中に三方穴を必要数機械加工で穿った
ものであるが、これにこたわらず固定ブロックをその構
成区画毎に個々に分割してダイキャスト等で成形し、そ
れを積み重ねて一体に゛重合して作ることも容易である
。この場合はビン７ａ＋　７ｂ＋ボール８ａ、、８ｂ及
び係合片９ａ＋９ｂの収納される三方入社正方形状の断
面にすることもでき、こうすることにより、穴に収納さ
れる上記の部品の動きは線又は点接触となり、よりスム
ーズに動く利点が生ずる０ 次に本発明の効果について述べる０ 実施例から明らかなように、本発明装置は室内側のコー
ドカード１０ａを単に入れ替かえるだけで、合鍵となる
キーカード１０ｂを変更するととができる。即ち、本発
明によれば非常に簡便で安できる。本鎖錠装置は鎖錠用
のビン穴の数を第１１図に示すような方法で増やすこと
により、非常に多数の異った合鍵（合カード）の組合せ
を可能にするので、（仮にビン穴を２０ケ所とすると２
２８＝約１００万通シ）、今迄使用したカードを破棄し
、新たなカードの使用を可能とするいわゆる使い捨、て
のカードシステムにもでき、非常に安全性の高い錠前を
提供できる。これはホテル客室榊としては大いに歓迎さ
れるであろ゛う。

られたよりな合カードの情報を探られるという危険性は
極めて少ない０これは構造かられかるように、カードに
穴をあけるべき箇所の保合片をそうでない箇所の保合片
の動きの違いは、スプリング１２の圧縮長の差による力
の差であるが、スプリング１２の自由長を該圧縮長の差
に比して大きくとっておけばその力の差は微少となる０
従って係合片を針金状のもので押し込みながら、その力
の差を探ろうとした場合、その微少な差を読み取ること
が困難であるばかシでなく、仮に読み取れたとしても、
スプリング１２の元々の力のバラツキもあるのでその判
断に苦しむことになる。結局台カードの情報を探ること
は極めて困難であり、この点でも本発明の鎖錠装置は非
常に安全性が高いと言えよう。又、キーカードを二分割
とし、その両方を別々な人間が同時にカード挿入口に入
れることによシ解錠するような方法を取ることもでき、
割できるので簡単に実施できる。

・本発明は実施例で明らかなように構成が極めて簡単で
かつ同じ構成の積重ねであるので、部品点数も少なく製
造組立上の煩−雑さがないという利点も有している０即
ち従来の錠前のシリンダーの場合線、鍵違いに応じて種
々９タンブラ−から必要な゛ものを選択し組立てるとい
う面倒さかあシ、出来上ったシリンダーも個々に異って
おり、その生産管理に非常に煩雑さを伴った。本装置は
同じ構成の積み重ねであシ、組立後の出来上シの形は全
て同じであるので、前記のような煩られしさは全くない
。

以上の特長の他に、本発明の鎖錠装置はカードを差込む
ことにより解錠できる従来の電気を使った錠装置と使い
勝手は同じであるにもかかわらず電気を使わないメカニ
カルな鎖錠装置なので、電気的な付帯設備が不要で、設
備費が安価な上１．停電時でも使用でき、かつメンテナ
ンスも非常に楽である。

一゛以上述べた様に本発明は、その構成が非常に簡°単
であるにもかかわらず、数多くの便利さと利点をもった
、従来に類をみない全く新しい鎖錠装置を提供したもの
である。

【図面の簡単な説明】

第、１図：本発明の第１実施例で、カード挿入前の断面
図。 第２図：コードカード１０ａとそれに合ったキーカード
１０ｂを挿入した第１図と同一の断面図。 第３図：コードカード１０ａとそれに合わないキーカー
ド１０ｂを挿入した第１図と同一の断面図。 第４図：第２図と異なるコードカード１０ａとそれに合
ったキーカード１０ｂを挿入した第１図と同一の断面図
。 第５図：コードカード１０ａとそれに合わないキーカー
ド１０ｂを挿入した第４図と同一の断面図。 費６図：第１実施例の一部をカットした外観斜視図０ 第７（４）図：本発明の第２実施例でコードカード１０
ａとそれに合ったキーカード１０ｂを 挿入した断面図。 第７（Ｂ）図：コードカー）”（！ニーそれに合わない
キーカードｌＯｂを挿入した第７（４）図と同一の断面
図０ 第７（Ｃ）図：第７（Ａ）図と異るコードカード１０ｍ
とそれに合ったキーカード１０ｂを挿入 ４した第７（Ａｔ図と同一の断面図。 第８図二カード挿入角度を変え、保合片をコマ状のもの
とした第３の実施例を表わす断面図０ 第９図二ポールを小径ボールに鎧換した第４の実施例を
表わす断面図。 第１０図：第５の実施例を表わす一部をカットした外観
斜視図。 ｌ・・・固定ブロック、　　２・・・可動ブロック、−
３ａ、３ｂ・・・カード挿入口、　　４ａ、４ｂ・・・
開口部、ｉｏｂ・・・キーカード、　　ｌｌａ、ｌｌｂ
・・・係合穴、１２・・・スプリング、　　１３・・・
こま状保合片、１４・・・小径ボール、　　Ｓ−Ｓ・・
・シ７アーライン。 第１図 第２図 軍４図 第５図 第６図 ｔｒｉ　７，４図 １１ｂ 第７８図 第７ｃ図 第８図 ＠の 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、固定ブロック（１）のカード挿入口（３ａ、：１ｂ
   ）に向けて開口し、かつ固定ブロック（１）から可動ブ
   ロック（２）の中に達する三方穴の中に、施解錠用のビ
   ン（丁ａ、ｔｂ）とボール（８ａ　ｒ　、８　ｂ　）及
   びボール（ｂ）とビン（ｂ）からなる、保合片（９ａ、
   ９ｂ）を収納し、該カード挿入口（：ｌａ、３ｂ）に挿
   入されるコードカード（３ａ）及びキーカード（３ｂ）
   の板厚により前記係合片（９ａ、ｔｂ）、ボール（８ａ
   。 ｓｂ）及びビン（γａ　＋　７　ｂ　）が駆動され、該
   ビン（７ａ、７ｂ）がシアーライン（Ｓ−８）の間を移
   動し、可動ブロック（２）の係止を制御して施解錠する
   ように構成したことを特徴とする鎖錠装置０ ２、両方のカードの板厚でビン（７ａｔ　ｙｂ）が移動
   した時、又は両方のカードに保合片が埋没し、ビン（７
   ａ、７ｂ）が移動しない時ピン（７ｍ、７ｂ）がシアー
   ラインをさえぎシ、どちらか一方のカードの板厚でビン
   （７ａ、７ｂ）が移動した時−１該ピン（７ａ、７ｂ）
   の境界面がシアーライン（Ｓ−Ｓ）にそろうように構成
   した特許請求の範囲第１現記′　載の鎖錠装置〇 埋没しビン（７ａ、７ｂ）が移動しない時、ビン（７ａ
   ）の端面がシアー２イン（ｓ−ｓ）にそろい、どちらか
   一方の板厚でビン（１ａ、７１））が移動し九時、ビン
   （７ａ）がシアーライン（Ｓ−８）をさえぎるように構
   成した・　特許請求の範囲第１項記載の鎖錠装置０４、
   ボール（８ａ、８ｂ）を小径ボール（１４）に置換した
   特許請求の範囲第１項第２項及び第３項記載の鎖錠装置
   。 ５、ビン（ｙａ、ｙｂ）の配置を千鳥状にした特許請求
   の範囲ＩＸｘ項〜項番第４項記載錠装置０ ６．、−同定ブロック（１）を区画毎の小ブロックで成
   形し一体に重合した特許請求の範囲第１項〜第５項記載
   の鎖錠装置。