JPS5817954Y2 - 自動変速機の油圧制御弁 - Google Patents

自動変速機の油圧制御弁

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Publication number
JPS5817954Y2
JPS5817954Y2 JP1977126902U JP12690277U JPS5817954Y2 JP S5817954 Y2 JPS5817954 Y2 JP S5817954Y2 JP 1977126902 U JP1977126902 U JP 1977126902U JP 12690277 U JP12690277 U JP 12690277U JP S5817954 Y2 JPS5817954 Y2 JP S5817954Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
valve
hydraulic control
automatic transmission
control valve
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977126902U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5453189U (ja
Inventor
伊藤桂一
福村景範
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPS5453189U publication Critical patent/JPS5453189U/ja
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Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧制御弁、特に、トランスミッションケー
スの肉厚内に複数個のスリーブを連結して配置した自動
変速機の油圧制御弁に関する。
自動変速機に使用されるスロットル弁は、その油圧制御
装置全体のスペースをなるべく小さくするために、トラ
ンスミッションケースの肉厚を利用して、この肉厚内の
下部に埋込むことがある。
しかしこのようにすると、放熱が悪いために熱の影響を
じかに受け、トランスミッションケースの熱変形によっ
て弁が円滑に作動しなくなる。
これを避けるため、通常ケースの肉厚内に、油圧ポート
を形成したスリーブを挿入し、該スリーブ内に弁棒を配
置する方法が採られている。
しかし、このような形式のものでも、特にスリーブが長
い場合は、ケースの熱によってスリーブ自体が熱変形を
起こし、その結果、スロットル弁にいわゆるスティック
が発生し、弁の機能が有効に果せなくなる。
本考案の目的は、スリーブ自体の熱変形によるスティッ
クの発生を防止することができる自動変速機の油圧制御
弁を提供することである。
この目的を達成するために本考案によれば、ばねを介し
て互いに連結されかつ軸線方向に並んで配置されている
2つの弁棒をスリーブ内へ挿入して成り、各弁棒がスリ
ーブの操作圧用出入力ポートの接続をそれぞれ制御して
いる自動変速機の油圧制御弁において、スリーブを、ば
ねの両端間の範囲内に位置するドレンポートの個所で分
離する2個のスリーブから構成し、各スリーブをトラン
スミッションケースに個々に固定スる。
2個のスリーブを並べて配置することによって各スリー
ブの長さが比較的短くなり、従来のように弁の全長にわ
たって一体の長いスリーブに比べ ケースの熱による変
形、歪みの影響を受けにくくなり、これによって例えば
スロットル弁のスティックが防止できる。
しかし分離個所では多少のずれ等が生ずることがある。
したがって分離個所は弁の作動、換言すれば各弁棒によ
って接続を制御される操作圧用出入力間の距離をよび操
作圧用出入ポートの断面積に影響を与えない個所、すな
わちばねの両端間の範囲内に位置するドレンポートの個
所に選択されている。
以下、本考案を、トランスミッションケース内に哩込ん
だスロットル弁の実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図および第2図に示すように、スロットル弁1は、
トランスミッションケース2の肉厚内のオイルパン10
に近い下部に油のポートを備えた複数個のスリーブを軸
線方向に並べて埋込み、それらのスリーブの中に弁棒を
配置して構成される。
図示実施例のスロットル弁1は、2個のスリーブ3.4
を埋込み、その中に調圧用弁棒5とダウンシフト用弁棒
6とを配置しである。
各スリーブ34に形成される前記油のポートには、ドレ
ンポートとそれ以外の圧油のポートとがある。
後者の圧油のポートをここでは操作圧の出入ポートと称
する。
調圧用弁棒5のためのスリーブ3には、前記操作圧の出
入ポートとして、カットバック弁(図示省略)につなが
るカットバック圧ポート7と、スロットル圧のポート8
,9と、ライン圧のポート11とを有し、またドレンポ
ート14,15゜16を有する。
ダウンシフト用弁棒6のためのスリーブ4には、操作圧
の出入ポートとして、ディテント圧の出入ポート12.
13を有する。
調圧用弁棒5とダウンシフト用弁棒6との間にばね19
が配置されている。
以上の構成は通常のスロットル弁の構造と同じであり、
これについての詳細な説明は省略する。
本考案の実施例に係るスロットル弁1はスリーブ3,4
がばね190両端間の範囲内に位置するドレンポート1
6の部分即ち第3図のA−A線の個所で互いに連結され
る。
そして各スリーブ5゜4ばそれぞれピン17,18によ
ってトランスミッションケース2に固定される。
一般に熱応力による部材の伸びは部材の長さに比例する
したがって、スリーブを一体に構成せず2個に分けるこ
とにより、各スリーブ3,4の長さが短くなって熱変形
の影響を受けることが少なくなる。
分離されている各スリーブ3,4は個々にトランスミッ
ションケース2に固定され、各スリーブ3,4の熱変形
は各固定点を基準に生じるので、各スリーブの誤差が累
積して局所的に誤差が増大する事態を回避できる。
また、2個のスリーブ3,4の分離個所が弁棒5,6の
連結範囲としてのばね190両端間の範囲内に位置する
ドレンポートの個所に選択されるために、このドレンポ
ートの断面積あるいは他のポートからの距離が多少変化
しても、他の操作圧のポート、例えば8,9あるいはポ
ート11に釦けるスロットル圧、ライン圧は影響を受け
ない。
スリーブ3,4の分離個所としてばね19の両端間の範
囲内に位置するドレンポート150B−B線の個所が選
択されてもよい。
以上の実施例ではスロットル弁について述べたが、本考
案はこれに限定されるものではなく、例えばレギュレー
タ弁のスリーブに対しても同様に適用される。
【図面の簡単な説明】
第1図はトランスミッションケースの概略的側面図、第
2図は第1図の■−■線に沿った断面図、第3図は本考
案の実施例に係るスロットル弁の縦断面図である。 1・・・・・・スロットル弁、2・・・・・訃ランスミ
ッションケース 3,4・・・・・・スリーブ、5・・
・・・・調圧用弁棒、6・・・・・・ダウンシフト用弁
棒、14,15゜16・・・・・・ドレンポート、1γ
、18・・・・・・ピン、19・・・・・・ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランスミッションケースの肉厚内に、操作圧の出入ポ
    ートおよびドレンポートを備えたスリーブを配置し、ば
    ねを介して互いに連結されかつ軸線方向に並んで配置さ
    れている2つの弁棒を前記スリーブ内へ挿入して成り、
    各弁棒がスリーブの操作圧用出入ポートの接続をそれぞ
    れ制御している自動変速機の油圧制御弁において、前記
    スリーブを前記ばねの両端間の範囲内に位置するドレン
    ポートの個所で分離する2個のスリーブから構成し、各
    スリーブを前記トランスミッションケースに個々に固定
    することを特徴とする、自動変速機の油圧制御弁。
JP1977126902U 1977-09-22 1977-09-22 自動変速機の油圧制御弁 Expired JPS5817954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977126902U JPS5817954Y2 (ja) 1977-09-22 1977-09-22 自動変速機の油圧制御弁

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JP1977126902U JPS5817954Y2 (ja) 1977-09-22 1977-09-22 自動変速機の油圧制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5453189U JPS5453189U (ja) 1979-04-12
JPS5817954Y2 true JPS5817954Y2 (ja) 1983-04-12

Family

ID=29089170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977126902U Expired JPS5817954Y2 (ja) 1977-09-22 1977-09-22 自動変速機の油圧制御弁

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2920650A (en) * 1953-08-03 1960-01-12 Moog Servocontrols Inc Valve bushing
JPS575976B2 (ja) * 1972-10-03 1982-02-02
JPS5289757A (en) * 1976-01-20 1977-07-27 Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd Speed change gear in tractors and the like

Also Published As

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JPS5453189U (ja) 1979-04-12

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