JPS5817895A - ガスホルダ−兼用嫌気性汚泥消化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスホルダー兼用嫌気性滑沢、消化装置に関す
るものである。

最近、家畜糞の処理ケ兼ねて有機肥料を簡便に得るため
に、家畜糞の堆肥化に先立って、尿や洗浄水が混入した
湿潤家畜糞を９酵し易い状態にまで脱水機にて脱水調湿
することが行なわれるようになったけれども、脱水′２
４湿の際に分離される搾出汚泥の無害化処理が新たに必
要になった。そして、前記の脱水調湿に引続いて搾出汚
泥を無害化処理する一方策として、前記の搾出汚泥を小
規模な嫌気性汚泥消化槽にて消化するとともに、発生し
たメタンガスを脱硫処理後、フローティングカバー付き
ガスホルダーに貯溜するようになした家畜糞処理設備が
実用化されている。しかしながら、嫌気性汚泥消化槽と
ガスホルダーとが別個であるために、その設置面積が大
きくなるばかりでなく、保守点検が不便であって、家畜
糞処理設備のコストが高くなるという欠点がある。

本発明は前記した欠点を解決することを目的とするもの
である。本発明は、前記目的音達成するために、前記嫌
気性汚泥消化槽とガスホルダーとを一体化したものであ
って、その構成は、上部ケ開放した槽に汚泥流入管と消
化汚泥流出管と加熱手段と攪拌手段とを備えた汚泥消化
槽の外側に同　　　−６状に封氷室を形成し、該汚泥消
化槽の開放上部を頂壁と側壁とよりなるフローテイーグ
カノ（−にて覆うとともに、該フローティングカバーの
側壁を前記封水室の封水中に浮動可能に挿入したことを
特徴とするガスホルダー兼用嫌気性汚泥消化装置である
。

以下、本発明を図示の実施例を中心にして詳細に説明す
る。図面は本発明装置の縦断立面図である。図において
、１は上部を開放した汚泥消化槽であり、汚泥流入管２
と消化汚泥流出管３と加熱器４と攪拌器５とを備えてい
る。汚泥流入管２と消化汚泥流出管３とによって、汚泥
消化槽１内の汚泥６の水位を一定に保つようになってい
る。加熱器４は図外の熱発生源に接続されている温水流
入管７と温水流出管８とを備えている。９は封水１０ｔ
−溜めている封水室であって、汚泥消化槽１の外側に同
心状に形成されている０封水１０の水位は封水流人管１
１とオーバーフロー管１２とによって、一定に保つよう
になっている。１３はフローティングカバーであって、
汚泥消化槽１の開放した上部を覆う頂壁１４と封水室９
内の封水１０中に浮動可能に挿入した側壁１５とを備え
ている。

１６はガス溜め室であって、汚泥消化槽１内の汚泥液面
と封水室９内の水面とフローティングカバー１３との間
に形成されている。１７はガス流出管であり、１８は安
全弁である。以上のように、汚泥消化槽１の開放した上
部をフローティングカバー１３と封水１０とによ−イ密
封しであることによって、嫌気性汚泥消化槽が形成され
、さらにフローティングカバー１３の側壁１５を封水室
９内の封水１０中に浮動可能に挿入しであることによっ
て、嫌気性汚泥消化槽がガスホルダーを兼用しているの
である０１９は封水室９の外側壁の上縁部に接続した固
定カバーであり、２０は封水室９の外側壁と固定カバー
１９とにわ几って施しである保温材層である。２１は案
内ローラであって、フローティングカバー１９に取付け
である。２２は通気孔である。前記攪拌器５に代えて発
生メタンガスによるガス攪拌にしてもよい。

次に、本発明装置の作用管説明する。図外の脱水機にて
湿潤家畜糞を醗酵し易い状態にまで脱水調湿する際に分
離された搾出汚泥は通常ＢＯＤ１５０００ｐＲη 〜２００００　　、含有固形物濃度６〜８チである。

この搾出汚泥を図外のポンプにて汚泥流入管２を経て汚
泥消化槽１内に導入し、加熱器４にて３５℃前後に加温
し、攪拌器５にて適宜攪拌すると、２０〜３０日間に嫌
気性のメタン醗酵筒等により分解サレ、ＢＯＤ５０００
〜４０００ｐｐｍ程度ニ消化すれる。この消化と同時に
メタンガス（例えば、牛の場合には１日、１頭当り１．
１２〜１．１６ｍ’のメタンガス）示発生踵ガス溜め室
１６内に貯溜される。

発生するメタンガスの量に応じてフローティングカバー
１３が案内ローラ２１を介して固定カッ（−１９に沿っ
て浮動して、メタンガスの圧力を一定に保つ。ま之、保
温材層２０Ｔｈ施した固定カバー１９によって汚泥消化
槽１内の温度の低下ケ防ぐ。

汚泥消化槽１内の汚泥の水位が所定水位に達した後は、
汚泥流入管２によって汚泥消化槽１内に流入した汚泥の
量と等量の消化汚泥が消化汚泥流出管３からオーバーフ
ローして流出する０ガス溜め室１６内のメタンガスはガ
ス流出管１７を経て取出し、脱硫後、燃料として使用さ
れるのである。

なお、本発明装置の用途は前記した家畜糞の搾出汚泥の
処理に限定されるものではなく。他の汚泥処理に使用し
てもよいことは勿論である。

以上の説明によって明らかであるように、本発明は汚泥
消化槽の開放上部を頂壁と側壁とよりなるフローティン
グカバーにて覆うとともに、該フローティングカバーの
側壁を前記汚泥消化槽の外側に同心状に形成した封水室
内の封水中に浮動可能に挿入し次ガスホルダー兼用嫌気
性汚泥消化装置でるることによって、従来、別個に設置
されてい友嫌気性汚泥消化槽とガスホルダーとを一体化
できるので、設置面積が少なくてすみ、配管工事が簡単
になるので、設備費および維持管理費が安価になるとと
もに、保守点検が容易になる。また、フローティングカ
バーの側壁が封水中に挿入しであるので、汚泥によって
腐食されることがなく、嫌気性醗酵に伴って発生する悪
臭が汚泥消化槽外に漏れないのである０

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例の縦断立面図である。 １：汚泥消化槽　　　２：汚泥流入管 ３：消化汚泥流出管　　４：加熱器 ５：攪拌器　　　　　　６：汚泥 ７二温水流入管　　　　８：温水流出管９：封水室　　
　　　　１０：封水 １１：封水流人管　　　１２ニオ−パーフロー管１３：
フローテイングカバ−１４：頂壁１５：側壁　　　　　
　１６：ガス溜め室１７：ガス流出管　　　１８二安全
弁 １９：固定カバー　　　２０．保温材層２に案内ローラ
　　　２２：通気孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部を開放した槽に汚泥流入管と消化汚泥流出管と加熱
   手段と攪拌手段とを備えた汚泥消化槽の外側に同心状に
   封氷室を形成し、該汚泥消化槽の開放上部全頂壁と側壁
   とよシなるフローティングカバーにて覆、うとともに該
   フローティングカバーの側壁を前記封氷室の封水中に浮
   動可能に挿入′７たことを特徴とするガスホルダー兼用
   嫌気ｒ、、、　ｉ（７ｆ’ｊ消化装置。