JPS5817796B2 - 燃料添加剤 - Google Patents
燃料添加剤Info
- Publication number
- JPS5817796B2 JPS5817796B2 JP54032510A JP3251079A JPS5817796B2 JP S5817796 B2 JPS5817796 B2 JP S5817796B2 JP 54032510 A JP54032510 A JP 54032510A JP 3251079 A JP3251079 A JP 3251079A JP S5817796 B2 JPS5817796 B2 JP S5817796B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- combustion
- heater
- fuel additives
- kerosene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L10/00—Use of additives to fuels or fires for particular purposes
- C10L10/02—Use of additives to fuels or fires for particular purposes for reducing smoke development
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/10—Liquid carbonaceous fuels containing additives
- C10L1/14—Organic compounds
- C10L1/28—Organic compounds containing silicon
- C10L1/285—Organic compounds containing silicon macromolecular compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガソリン、灯油などの液体燃料中に添加して高
い燃焼効率を得る添加剤に関するものである。
い燃焼効率を得る添加剤に関するものである。
自動車の排気ガス、工場の燃焼ガスに含まれる一酸化炭
素、ハイドロカーボン、窒素酸化物などが公害源として
重大な問題になっているのは周知のとおりである。
素、ハイドロカーボン、窒素酸化物などが公害源として
重大な問題になっているのは周知のとおりである。
しかも、一酸化炭素、ハイドロカーボンなどの排出は不
完全燃焼に起因するものであり、また、省資源の観点か
らも燃料の燃焼効率を高めて完全燃焼させることが必要
である。
完全燃焼に起因するものであり、また、省資源の観点か
らも燃料の燃焼効率を高めて完全燃焼させることが必要
である。
従来完全燃焼させるための燃料改善手段として液体燃料
中に有機ゲルマニウムを添加するという試みがあった。
中に有機ゲルマニウムを添加するという試みがあった。
ところが、有機ゲルマニウムを添加した燃料はその燃焼
により人体に有害な重金属酸化物（ＧｅＯ２）が生成さ
れ、これが排ガス中に含まれて外気中に放出され、二次
公害を生ずる可能性があること、また、ゲルマニウムの
入手が比較的困難であり、燃料単価が高騰するなど、実
用化に問題があるのみならず、試験の結果によればゲル
マニウム化合物は比較的低い８０℃前後の温度で分解す
ることが判明し、内燃機関や暖房用ストーブなど燃焼以
前に高温に触れることが多い機器類の燃料には実際上使
用することは困難である。
により人体に有害な重金属酸化物（ＧｅＯ２）が生成さ
れ、これが排ガス中に含まれて外気中に放出され、二次
公害を生ずる可能性があること、また、ゲルマニウムの
入手が比較的困難であり、燃料単価が高騰するなど、実
用化に問題があるのみならず、試験の結果によればゲル
マニウム化合物は比較的低い８０℃前後の温度で分解す
ることが判明し、内燃機関や暖房用ストーブなど燃焼以
前に高温に触れることが多い機器類の燃料には実際上使
用することは困難である。
この発明は前記有機ゲルマニウム化合物におけるゲルマ
ニウムと囲域の元素で比較的容易に入手できるシリコン
に着目し、このシリコンを基に有機シリコン化合物を合
成し、これを液体燃料の添加剤１：こ用いるものである
。
ニウムと囲域の元素で比較的容易に入手できるシリコン
に着目し、このシリコンを基に有機シリコン化合物を合
成し、これを液体燃料の添加剤１：こ用いるものである
。
有機シリコン化合物は、燃焼によって有害物質の生成が
なく、安価な無公害燃料を提供できる。
なく、安価な無公害燃料を提供できる。
また、有機シリコン化合物の分解温度は約２６０℃であ
ることから燃料の燃焼前、例えば配管系統を通過する間
に分解するおそれもなく、燃焼過程で確実に作用するこ
とが期待できる。
ることから燃料の燃焼前、例えば配管系統を通過する間
に分解するおそれもなく、燃焼過程で確実に作用するこ
とが期待できる。
前記有機シリコン化合物の合成は、トリクロルシランに
アクリルニトリルを作用させて得られるトリクロルシラ
ンエチルシアナイドを、酸により加水１分解してトリヒ
ドロキシシランエチルカルボン酸となし、次いでチオニ
ールクロライドによりトリクロロシランエチルカルボニ
ルクロライドとしたのち、これを水で加水分解すること
により、Ｓ ｉＳ ｉ’ジオキソ５ｉＳｉ’ジβカルボ
キシエチルシロキサンとして得られる。
アクリルニトリルを作用させて得られるトリクロルシラ
ンエチルシアナイドを、酸により加水１分解してトリヒ
ドロキシシランエチルカルボン酸となし、次いでチオニ
ールクロライドによりトリクロロシランエチルカルボニ
ルクロライドとしたのち、これを水で加水分解すること
により、Ｓ ｉＳ ｉ’ジオキソ５ｉＳｉ’ジβカルボ
キシエチルシロキサンとして得られる。
上記の合成を反応式で示せば次のとおりである。
Ｃｉｓ Ｓ ｉ Ｈ−１−ＣＨ２ＣＨＣＮ→Ｃ１，ｓｓ
ｉ ＣＨ２ＣＨ２ＣＮ ・・・・・・（１）Ｃ１３
５ｉｃＨ２ＣＨ２ＣＮ →（ＯＨ）３５ｉＣＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ・・・・・・・
・・（２）（ＯＨ）ｓＳｉｃＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ＋５Ｏ
Ｃ７２→ＣｔａＳｉｃＨ２ＣＨ２ＣＯＣ１・・・・・・
・・・・・（３）２Ｃ１ｓ Ｓ １ｃＨ２ＣＨ２ＣＯＣ
ｌ →（ＳｉｃＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ）２０ｓ・・・・・・・
・・・・・（４）上記合成によって得られた有機シリコ
ン化合物をガソリン等の液体燃料中に添加することによ
って、燃料の燃焼効率を高め、燃料を完全燃焼させるこ
とができる。
ｉ ＣＨ２ＣＨ２ＣＮ ・・・・・・（１）Ｃ１３
５ｉｃＨ２ＣＨ２ＣＮ →（ＯＨ）３５ｉＣＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ・・・・・・・
・・（２）（ＯＨ）ｓＳｉｃＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ＋５Ｏ
Ｃ７２→ＣｔａＳｉｃＨ２ＣＨ２ＣＯＣ１・・・・・・
・・・・・（３）２Ｃ１ｓ Ｓ １ｃＨ２ＣＨ２ＣＯＣ
ｌ →（ＳｉｃＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ）２０ｓ・・・・・・・
・・・・・（４）上記合成によって得られた有機シリコ
ン化合物をガソリン等の液体燃料中に添加することによ
って、燃料の燃焼効率を高め、燃料を完全燃焼させるこ
とができる。
これは前記有機シリコン化合物が燃料の燃焼系における
各種成分の酸化作用を助成する触媒として作用するため
であると思われる。
各種成分の酸化作用を助成する触媒として作用するため
であると思われる。
以下にこの発明の詳細な説明する。
実施例 １
三菱電機■製家庭用ファンヒーター（ＫＰ−２５ＢＴ型
）２台を左右に置き、左のヒーターの燃料タンクに、４
ｔの灯油とともに５ｉＳｉ’ジオキソ５ｉＳｉ’ジβカ
ルボキシエチルシロキサン２００〜を入れ、右のヒータ
ーのタンクには灯油のみを入れて、各々のヒーターの燃
料バルブを全開状態に保ち熱風吹出口の温度を測定した
。
）２台を左右に置き、左のヒーターの燃料タンクに、４
ｔの灯油とともに５ｉＳｉ’ジオキソ５ｉＳｉ’ジβカ
ルボキシエチルシロキサン２００〜を入れ、右のヒータ
ーのタンクには灯油のみを入れて、各々のヒーターの燃
料バルブを全開状態に保ち熱風吹出口の温度を測定した
。
この結果圧のヒーターの温度は１７５℃に達したが、右
のヒーターの吹出口では１６０℃が最高温度であった。
のヒーターの吹出口では１６０℃が最高温度であった。
次に左のヒーターの燃料バルブを絞ぼり、熱風の吹出口
の温度を１６０℃になるように調整し、右のヒーターの
燃料バルブを全開のま＼として前回同様に左のヒー・タ
ーに、４ｔの灯油と共に２００■の５ｉＳｉ’ジオキソ
５ｉＳｉ’ジβカルボキシエチルシロキサンを入れた。
の温度を１６０℃になるように調整し、右のヒーターの
燃料バルブを全開のま＼として前回同様に左のヒー・タ
ーに、４ｔの灯油と共に２００■の５ｉＳｉ’ジオキソ
５ｉＳｉ’ジβカルボキシエチルシロキサンを入れた。
また、右のヒーターには灯油のみ４１入れ、各ヒーター
に点火して燃焼持続時間を測定したところ、右のヒータ
ーは１０時間１５分で全ての燃料を使い果たして消火し
たが左のヒーターは１３時間４０分燃焼を続けた。
に点火して燃焼持続時間を測定したところ、右のヒータ
ーは１０時間１５分で全ての燃料を使い果たして消火し
たが左のヒーターは１３時間４０分燃焼を続けた。
また左のヒーターは点火、消火時に石油ストーブ特有の
臭いもなかった。
臭いもなかった。
実施例 ２
自動車エンジン用ガソリン５０ｔに５ｉＳｉ’ジオキソ
５ｉＳｉ’βカルボキシエチルシロキサン２．５１を添
加して一酸化炭素濃度及びハイドロカーボンの濃度を測
定したところ、下記の結果を得た。
５ｉＳｉ’βカルボキシエチルシロキサン２．５１を添
加して一酸化炭素濃度及びハイドロカーボンの濃度を測
定したところ、下記の結果を得た。
実験用車種として日量タロリア６気筒オートマチツク昭
和４８ リンク時に測定した。
和４８ リンク時に測定した。
一酸化炭素の測定には■堀場製作所製型式ＭＥＸＡ−２
０１Ｆを、ハイドロカーボンの測定には同じく ■堀場
製作所製型式ＭＥＸＡ−２２１Ｆを使用し、マフラー口
より約７０ｃｍ奥で測定した。
０１Ｆを、ハイドロカーボンの測定には同じく ■堀場
製作所製型式ＭＥＸＡ−２２１Ｆを使用し、マフラー口
より約７０ｃｍ奥で測定した。
この実施例において、５ｉＳｉ’ジオキソ５ｉＳｉ’ジ
βカルボキシエチルシロキサンを添加することによって
アイドリンク回転数が未添加時の７０ＯＲ。
βカルボキシエチルシロキサンを添加することによって
アイドリンク回転数が未添加時の７０ＯＲ。
Ｐ．Ｍ．から９０ＯＲ．Ｐ．Ｍ．に上昇した。
したがって、スローアジャストスクリューを調整し又同
時にアイドリンク調整することによってガソリンと空気
の混合比を変え、回転数の調整をする必要がある。
時にアイドリンク調整することによってガソリンと空気
の混合比を変え、回転数の調整をする必要がある。
しかし、このことは添加後のガソリンの混合気がよく燃
焼することを意味しており、燃焼時の空気混合気を変化
させることによって、無駄な燃焼を防止すると同時にＣ
Ｏ， ＨＣの排出量を低下させることができる。
焼することを意味しており、燃焼時の空気混合気を変化
させることによって、無駄な燃焼を防止すると同時にＣ
Ｏ， ＨＣの排出量を低下させることができる。
Claims (1)
- １ 化学式（ＳｉＣＨ２ＣＨ２ＣＯＯＨ″）２０３で表
わされる有機シリコン化合物を主成分とする燃料添加剤
。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54032510A JPS5817796B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 燃料添加剤 |
| EP80300827A EP0016632A1 (en) | 1979-03-20 | 1980-03-19 | Hydrocarbon fuel |
| US06/133,293 US4272254A (en) | 1979-03-20 | 1980-03-24 | Hydrocarbon fuel having improved combustion efficiency |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54032510A JPS5817796B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 燃料添加剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55125198A JPS55125198A (en) | 1980-09-26 |
| JPS5817796B2 true JPS5817796B2 (ja) | 1983-04-09 |
Family
ID=12360973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54032510A Expired JPS5817796B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 燃料添加剤 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4272254A (ja) |
| EP (1) | EP0016632A1 (ja) |
| JP (1) | JPS5817796B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4332594A (en) * | 1980-01-22 | 1982-06-01 | Chrysler Corporation | Fuels for internal combustion engines |
| US5032144A (en) * | 1985-04-29 | 1991-07-16 | Union Oil Company Of California | Octane enhancers for fuel compositions |
| US4781728A (en) * | 1985-04-29 | 1988-11-01 | Union Oil Company Of California | Octane enhancers for fuel compositions |
| AT392857B (de) * | 1987-07-13 | 1991-06-25 | Ims Ionen Mikrofab Syst | Vorrichtung und verfahren zur inspektion einer maske |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3182076A (en) * | 1965-05-04 | Carboxyalkyl xrganosiloxanes | ||
| US2843467A (en) * | 1954-05-10 | 1958-07-15 | Gulf Research Development Co | Fuel oils |
| JPS35795B1 (ja) * | 1955-08-22 | 1960-02-09 | ||
| US3112333A (en) * | 1960-10-07 | 1963-11-26 | Union Carbide Corp | Organofunctional siloxanes |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP54032510A patent/JPS5817796B2/ja not_active Expired
-
1980
- 1980-03-19 EP EP80300827A patent/EP0016632A1/en not_active Ceased
- 1980-03-24 US US06/133,293 patent/US4272254A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4272254A (en) | 1981-06-09 |
| JPS55125198A (en) | 1980-09-26 |
| EP0016632A1 (en) | 1980-10-01 |
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