JPS58177830A

JPS58177830A - 循環型粒体乾燥機の繰出装置

Info

Publication number: JPS58177830A
Application number: JP5990182A
Authority: JP
Inventors: Yoshikuni Miyatake; 宮武　義邦
Original assignee: Shizuoka Seiki Co Ltd
Current assignee: Shizuoka Seiki Co Ltd
Priority date: 1982-04-09
Filing date: 1982-04-09
Publication date: 1983-10-18
Also published as: JPS6218451B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、籾・麦等の粒体を、貯留部と乾燥部との間を
循環させながら９次第に乾燥をせる循環型粒体−乾燥機
に関し、特に貯留部と乾燥部との循環系路中にある細長
い流下口の直下方に設けた繰出装置に関するものである
。

この種の繰出装置として１粒体を貯留する貯留部の下部
に細長い流下口を多数並設し、これら流下口の直下方に
、各流下口に跨がる一個のベルトコンベアを設け、該ベ
ルトコンメアヲ常時一方向に回動するとともに、各流下
口のベルトコンベアからの離間寸法を、ベルトコンベア
の下流方向に行くに従って順次大きくしたものがあった
（実公昭４８−１１３４号公報）。

しかしながらこのものは、ベルトコンベアが常に一方向
に回動することから１個々の流下口におけるベルトコン
ベアの上流側と下流側との流下速度が不均一になったり
、さらに各流下口のベルトコンベアからの離間寸法が所
定の比率でもって正確に位置決めし難いことから、各流
下口の時間当たりの流下量が不均一になったりして１粒
体の循環速度、従って乾燥速度を均一にすることが困難
であった。また、ベルトコンベアが各流下口に跨がる大
型のため９組付・保守点検に手数を煩わすものであった
。

また、貯留部の下部に形成した細長い流下口の直下方に
粒体が安息角によって妄りに落下できないような幅のあ
る排出板を枢支し、該排出板を左右反対方向へ向は交互
に揺動反転するようにした繰出装置があった（実公昭４
８−７９６１号公報）。

このものは、流下口部における粒体の偏り流下は解決さ
れるかも知れないが１粒体が排出板の斜面を滑りながら
流下するため１粒体の含水率値の変化あるいは品種等に
よる摩擦抵抗の変化により９時間当たりの流下量が大き
く変化することになり９時間当たりの循環速度、従って
乾燥速度を均一にすることが困難であった。

本発明は、上記実情に鑑みなされたもので。

細長い流下口に対応させて、これの開口面積よりも若干
広い平面面積を有するベルトコンベアを配設するととも
に、該ベルトコンベアを上記流下口の短手方向に、かつ
これの幅寸法よりも大きく正逆回動させることにより、
均一な循環および循環速度を行なわせるとともに、小型
にして組付・保守点検を容易にした繰出装置を提供する
ことにある。

以下１本発明の構成を図示した実施例に基づ第１図は９
本発明による繰出装置を適量した循環型粒体乾燥機の説
明用断面図であり、直方体状に形成した本体ｌは、上部
に中空状の貯留部２を、中間部に乾燥部４を、下部に下
部搬送部１２を配置して互いに連結してなる。

貯留部２は、その頂部に回転飛散形の分散落下装置３を
有する。

また、乾燥部４は、中央部に前後方向に延びる熱風の流
入風路５と、その下壁をなす多孔板からなるＶ字状の熱
風流人壁６および本体１の左右側壁から上記熱風流人壁
６にその外側にて所定間隔おいて沿う多孔板からなる漏
斗状の熱風流出壁７によって形成されたＶ字状の粒体乾
燥路８とを有し、該粒体乾燥路８の下部を開放して前後
方向に細長い流下口９を形成してなる。

また、上記流下口９の下方に後述する繰出装置１５を配
設し、更にその下方ＫＶ字状の樋１３およびその最深部
に設けたスクリュー１４からなる下部搬送部１２を設け
る。

そして、上記流入風路５の上流には熱風発生機１０を、
また熱風流出壁７と樋１３とによって形成された排風路
１１の下流には吸引用の送風機（図示省略）を接続し、
下部搬送部１２の流出端と分散落下装置３の流入端とは
９本体１の外側に立設した昇降機（図示省略）を介して
接続しである。

なお２図中９ａは、流下口９の直上に起立配説明する。

繰出装置１５は、左右一対の回転体１７に無端帯状のベ
ルト１８を巻回してなるベルトコンベア１６と、該ベル
トコンベアＩ６を正逆回動式せる駆動機構２８とからな
る。

上記ベルトコンベア１６は、流下口９の開口面積に対し
粒体が自重流下しない程度の平面面積でもって流下口９
から下方に所定の間隔をおいて該流下口９と対面配置す
るもので、一対の回転体１７を流下口９の長手方向（第
１図中前後方向）に延出式せ、該回転体１７の正逆回転
により。

ベルト１８を流下口９の短手方向（第１図中左右方向）
に回動可能にしである。

＼う即ち１本体１の前後壁１ａ（ｌｂ）〜側部フレーム１９
をボルト・ナラ）２０を介して着脱可能に取付け、該側
部フレーム１９に流下口９の短手方向の幅よりも若干大
きい間隔でもって一対の回転体１７をベアリング２１を
介して取付け、該回転体１７に流下口９の長手方向の幅
よりも若干広幅のベルト１８を巻回する。

この場合、各回転体１７の両端部外周にＶ字形の係合溝
２２を環状に形成し、これに対応するベルト１８の両端
部内面にＶ字形の係合突起２３を無端状に形成して、係
合溝２２に係合突起２３を嵌合をせることにより、ベル
ト１８が回転体ｌに対し軸（前後）方向に移動するのを
防止する規制手段を講じである。

また２図中左側の回転体１７ａは、第３図・第４図に示
すように、これを支持するベアリング２１を側部フレー
ム１９に固着したガイドレール２４に沿って左右方向に
摺動可能に支持するとともに、上記ベアリング２１のケ
ース２１　ａを本体１の前後壁部に取付けたテンショナ
ー２５で常時左方に緊張することにより、右側の回転体
１７１）に対し常時離間付勢しており、これによりベル
ト１８を緊張するようにしている。

さらに２両回転体１７間であってがっベル目８の上動側
下面に、板金材からなる支持体２６を近接配置し、該支
持体２６の前後両端を側部フレーム１９にボルト２７に
より固定する。

次に、前述した駆動機構２８は、各回転体１７の。

側部フレーム１９から突出する軸１７０・１７ｄに。

モータ２９のプライマリスプロケット３ｏと対応する遊
動スプロケット３１・３２を装着し、遊動スプロケット
３１の外側に回転軸１７ａと係合する駆動スプロケット
３３をまた遊動スプロケット３２の内側に回転軸１７ｂ
と係合する駆動スプロケット３４を取付ける。そして上
記プライマリスプロケット３０．各遊動スプロケット３
１・３２に亘って無端状チェーン３５を巻回するととも
に、各遊動スプロケット３１・３２間への巻回は第４図
に示すように、あや掛けにする。

また、上記無端チェーン３５０両側には、駆動スプロケ
ット３３・３４にそれぞれ係合し得る数ピツチからなる
駆動チェーン３６・３７を互いに１８０度位相をずらせ
て′ｉ部的に連結する。

この場合、上記駆動チェーン３６・３７のピッチ数およ
び駆動スプロケット３３・３４０巻回角度は。

各１駆動チエーン３６・３７が交互に各駆動スプロケッ
ト３３・３４に係合するとともに、この係合した際に各
回転体１７ａ・１７ｂの回転量は、べＪシト１８が流下
口９の短手方向の幅寸法よりも若干多く回動するように
設定しておく。

なお、第４図中３８はチェーンテンショナー。

３９はガイドスプロケット、第３図中４０は側部フレー
ム１９に設けた回転体１．７８移動用の長孔である。

次に上記構成の作用について説明する。

乾燥運転に際し、籾・麦等の粒体を貯留部２に収容した
状態で、乾燥風生起用の送風機（図示省略）を起動する
とともに熱風発生機１０のバーナ（図示省略）を着火し
、同時に昇降機（図示省略）、下部スク’Ｊ−−１４．
分散落下装置３゜およびモータ２９を起動する。

さすれば、まずモータ２９の左回転により、無端チェー
ン３５が左回動（矢印■）して各遊動スルトコンベア１
６は回動することがなく、流下口９は閉塞状態となって
この部からの粒体の流下は阻止される。

次に上記無端チェーン３５の回動続行により外側の駆動
チェーン３６が外側の駆動スプロケット３３に係合して
該駆動スプロケット３３を駆動すると、左側の回転体１
７ａが左回転（矢印■）されることになる。この場合、
内側の駆動チェーンａの左回転によってベルト１８は左
回動（矢印＠）でれ、これにより、ベルト１８上部に堆
積している流下口９部の粒体は、該ベルト１８によって
左方に移動され、その左端から下部搬送部１２に向かっ
て流下されることになる。

上記流下てれた粒体は、スクリュー１４によって本体ｌ
の例えば前方に搬送されて昇降機の下部供給口に搬出さ
れ９次いで昇降機により揚上σれた後９分散落下装置３
の始端部に放出され。

その後分散落下装置３により貯留部２内に分散落下てれ
ることになる。

次に上記駆動チェーン３６が１駆動スプロケツトあから
外れた後、内外の駆動チェーン３７が内側の駆動スプロ
ケツ）３４に係合して該駆動スプロケット３４を駆動す
ると、右側の回転体１７ｂが右回転（矢印■）されるこ
とになる。

これにより、ベルト１８が右回動（矢印■）され、該ベ
ル目８上部に堆積している流下口９部の粒体は、ベルト
１８によって右方に移動され。

その右端部から下部搬送部１２に向かって流下されるこ
とになる。そして、この流下された粒体は、前述と同様
の糸路を経て分散落下装置３を介して貯留部２内に分散
落下きれることになる。

ここで、上述のように、ベルト１８によって流下口９部
の粒体が下方に繰出された分は１粒体乾燥路８内の粒体
が順次流下して補給てれ、更に粒体乾燥路８内で流下し
た分は貯留部２内の粒体が順次流下して補給ブれること
になる。

上記作用を順次繰り返えしながら１本体１内の粒体は循
環せられることになる。

そして、この循環中において熱風発生機１０によって生
成された熱風が、流入風路５．熱風流出壁６を介して粒
体乾燥路８を横断し、この部で粒体乾燥路８内の粒体の
水分を吸収して熱風流出路７．排風路１１を介して本体
１外に排出され、乾燥作用をすることになる。

また、上記ベルト１８の左右回動により、流下口９から
流下する粒体は、左右対称に交互に側圧を受けながら左
右に向かって移動流下てれるので、左右の粒体乾燥路８
・８から均等に流下されることになり、しかも、上記左
右回動量は。

流下口９の短手方向の開口幅よりも大きくしたので排出
工程時における最終繰出し時に粒体がベルト１８上に残
留することがなくなる。また流下口９部の粒体の流出は
、自然流下ですく、ベル目８の左右回動によって行なわ
れるため１時間当たりの流下量は常時略一定に行なわれ
ることになる。

で、小型となる。

以上説明したように９本発明は、細長い流下口に対応し
て該流下口の開口面積よりも若干広い平面面積であって
かつ流下口の短手方向に回動スルベルトコンベアラ設ケ
、該ヘルドコンヘアを流下口の短手方向の開口幅よりも
大きく往復回動させる駆動機構を設ける構成にしたから
。

粒体の均一な循環および循環速度を行なわせることがで
きるとともに、小型にして組付・保守点検を容易にする
ことができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による繰出装置を適用した循環型粒体乾
燥機の説明用断面図、第２図は本発明による繰出装置の
要部平面図、第３図はその要部拡大断面図、第４図は第
１図の要部拡大正面図である。ｌ二本体、２：貯留部、４：乾燥部、８：粒体乾燥路、
９：流下口、１２：下部搬送部、１５：繰出装置、１６
：ベルトコンベア、１７：回転体。１８：ベルト、１９：側部フレーム　２゛′：係合溝。２３：係合突起、２４ニガイドレール、２５：テンショ
ナー、２６：支持体、２８：駆動機構・、２９：モータ
、３０プライマリスプロケツト、３１・３２：遊動スプ
ロケット、３３・３４：駆動スズ１ｊケツト。３５：無端チェーン、３６・３７：駆動チェーン。４０：長孔。特許出願人　　静岡製機株式会社代表者鈴木重夫

Claims

【特許請求の範囲】 ■貯留部と乾燥部との循環系路に９粒体が充満した状態
で流下する細長い流下口を有するとともに、該流下口の
直下方に繰出装置を有する循環型粒体乾燥機において、
前記繰出装置は、細長い流下口に対応して該流下口の開
口面積よりも若干広い平面面積であってかつ流下口の短
手方向に回動するベルトコンベアと。該ヘルドコンベアを流下口の短手方向の開口幅よりも大
きく往復回動させる駆動機構とからなる循環型粒体乾燥
機の繰出装置。２前記ベルトコンベアは、互いに離間配置した一対の回
転体に無端状のベルトを巻回し、該ベルトの両端部にベ
ルトと回転体との軸方向燥機の繰出装置。３前記ベルトコンベアは、互いに離間配置した一対の回
転体に無端状のベルトを巻回し１両回転体をその両端部
で連結する側部フレーム間に支持体を架設し、該支持体
を両回転体間にてベルトの上動側下面に近接配置してな
る特許請求の範囲第１項又は第２項記載の循環型粒体乾
燥機の繰出装置。