JPS58172400A - 新規なアミノオリゴ糖誘導体 - Google Patents

新規なアミノオリゴ糖誘導体

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JPS58172400A
JPS58172400A JP57055487A JP5548782A JPS58172400A JP S58172400 A JPS58172400 A JP S58172400A JP 57055487 A JP57055487 A JP 57055487A JP 5548782 A JP5548782 A JP 5548782A JP S58172400 A JPS58172400 A JP S58172400A
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compound
water
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glucopyranosyl
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JP57055487A
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Haruki Takeda
武田 春樹
Yoshio Nakagawa
中川 由雄
Akira Kiuchi
木内 詮
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Tokyo Tanabe Co Ltd
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Tokyo Tanabe Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は糖質分解酵素を特異的に阻害する新規なアミノ
オリゴ糖誘導体に関し、更に詳しくは下記一般式(I)
で示されるアミノオリゴ糖誘導体に関する。
C式中用はO〜12の整数を、nは1〜13の整数を表
わし、且つm+nが1〜13の整数であることを表わす
。) 従来、糖質分解酵素を阻害するアミノオリゴ糖誘導体と
しては、アクチノプラネス属に属する菌株が生産する物
質(特公昭54−39474号及び特開昭52−122
342号)、ストレプトマイセス・ニス・ビー・A23
96菌株(微工研菌寄第4275号)が生産する物質(
特開昭54−92909号)、アミロスタチン(特公昭
52−21596号、特開昭51−54990号及び特
IJ昭5s−68694号)、ストレプトマイセス・カ
ルプス・バリエタス・TM−521菌株(微工研菌寄第
4283号)が生産する物質(特開昭56−12398
6号及び特開昭56−125398号)及びオリゴスタ
チン(TheJOurnal of Ant’1biO
−tics  34巻11号1429頁 1981年)
等が知られている。本発明はこれらの公知物質とは化学
構造にお緊て顕著に相違し、しかも有用な糖質分解酵素
阻害作用を具備する前記一般式〔1〕で示されるアミノ
オリゴ糖誘導体を提供するものである。
本発明i導体CI)は2.0〜4.0規定希塩酸を用い
て加熱すると、血小板凝集抑制作用を持つ下記構造式〔
1l) 0耳 で示される化合物(以下NS○と仮称する)及びグルコ
ース等に加水分解されるという特徴を有する。
本発明誘導体CI)に包含される代表的な化合物を以下
に例示する。各例示化合物の冒頭に付した名称は本明細
書においてそれら化合物の仮称基を表わし、m、n及び
m−1−nは前記一般式CI)で表わしたものを意味す
る。
N S 1 ; O−(4,6−ピスデスオキシー4−
(2,3−エポキシ−3−ヒドロキシメチル−4,5,
6−トリヒドロキシンクロヘキサン=1−イルアミノ)
−α−D−グルコピラノシル〕−(1→4)−α−D−
グルコビラノース(mが01.nが1の化合物) NS2;0−(4,6−ピスデスオキシー4−(2,3
−エポキシ−3−ヒドロキシメチル−4,5,6゜−ト
リヒドロキシンクロヘキサン−1−イルアミノ)−α−
D−グルコピラノシル〕−(1→4)−〇−α−D−グ
ルコピラノシルー(1→4)−α−D−グルコビラノー
ス(mがQ、  nが2の化合物) N・s3;o−(4,6−ピスデスオキシー4−〔5,
6−ジヒドbキシー2,3−エポキシ−4−(〇−α−
D−グルコピラノシルー〔1−・→4))−3=ヒドロ
キシメチルシクロヘキサン−1−イルアミノ〕−α−D
−グルコピラノシル)−(1→4)−α−D−グルコビ
ラノース(mがl、nが1の化合物) NS4;O−[4,6−ピスデスオキシー4−(2,3
−エポキシ−3−ヒドロキシメチル−4,5,6−トリ
ヒドロキシンクロヘキサンー1−イルアミノ)−α−D
−グルコピラノシル〕−(1→4)−〇−α−D−グル
コピラノシルー(1→4)−〇−α−D−グルコピラノ
シルー(1→4)−α−D−グルコビラノース(mが(
1,nが3の化合物) NS5;0−(4,6−ピスデスオキシー4−〔5,6
−シヒドロキシー2,3−エポキシ−4−(O−α−D
−グルコピラノシル−(1→4))−3−ヒドロキシメ
チルシクロヘキサン−1−イルアミノ〕−α−D−グル
コピラノシル)−(i→4)−o−α−D−グルコピラ
ノシル−(1→4)−α−D−グルコビラノース(mが
l、  nが2の化合物) NS6;0−(4,6−ピスデスオキシー4−(2,3
−エポキシ−3−ヒドロキシメチル−4,5,6−トリ
ヒドロキシンクロヘキサン−1−イルアミノ)−α−D
−グルコピラノシル〕−(1→4)−〇−α−D−グル
コピラノシル=(1→4)−〇−α−D−グルコピラノ
シルー(1→4)−〇−α−D−グルコビラノンルー(
1→4)−α−D−グルコビラノース(mがQ、nが4
の化合物)NS7;0−(4,6−ピスデスオキシー4
−〔5,6−シヒドロキシー2.3−エポキシ−4−(
0−α−D−グルコピラノシル−(1→4 ) )−3
−ヒドロキシメチルシクロヘキサン−1−イルアミノ〕
−α−D−グルコピラノシル)−(1→4)−O−α−
D−グルコピラノシルーc1→4)−〇−α−D−グル
コピラノシルー(1→4)−α−D−グルコビラノース
(mがl、nが3の化合物) NS8;O−〔4,6−ピスデスオキシー4−(2,3
−エポキシ−3−ヒドロキシメチル−4,5,6−トリ
ヒドロキシンクロヘキサンー1−イルアミノ)−α−D
−グルコピラノシル〕−(l→4)−〇−α−D−グル
コピラノシルー(1→4)−〇冒−グルコピラノシルー
(1→4)−0−α−D−グルコピラノンルー(1→4
)−〇−α−D−グルコピラノシルー(1→4)−α−
D−グルコビラノース(mがO,nが5の化合物)NS
9;0−(4,6−ピスデスオキシー4−〔5,6−シ
ヒドロキシー2.3−エポキシ−4−(〇?■1ニ ーα−D−グルコピラノシル−(1→4))−3−ヒド
ロキンメチルシクロヘキサン−1−イルアミノ〕−α−
D−グルコピラノシル)−(1→4)−〇−α−D−グ
ルコピラノシルー(1→4)−〇−α−D−グルコピラ
ノシルー(1→4)−〇−α−D〜グルコヒラノシル〜
(1→4)−α−D−グルコビラノース(mが1.nが
4の化合物)NSIO;m+nが6の化合物 N5II;m+nが7の化合物 N512;m+nが8の化合物 N S’l 3 ; m+nが9の化合物N514;m
+nが10の化合物 N515;m+nが11の化合物 N516;m+nが12の化合物 N517;m+nが13の化合物 本発明誘導体〔■〕の具体的な製造法を以下に詳述する
i) 本発明誘導体〔■〕を含有する粗粉末の製造法。
ストレプトマイセス・フラポクロモゲネス種に属する菌
株を培地に接種して2〜5日間種培養し。
ついで得られた培養物を生産用培地に移植して3〜8日
間本培養する。ストレプトマイセス・フラボクロモゲネ
ス種に属する代表的な菌株としては特公昭51−11,
197号公報に記載されているストレプトマイセス・フ
ラボクロモゲネスN[1280(微工研菌寄第934号
)があげられる。種培養及び本培養に使用する培地にお
いて、炭素源としてはブドウ糖、シヨ糖、乳糖、麦芽糖
、オートミール、澱粉、糖蜜もしくはグリセリン又はこ
れらの2種以上からなる混合物が、窒素源としてはアミ
ノ酸、コーンステイープリカー、肉エキス、小麦グルテ
ン、ペプトン、カゼイン加水分解物、酵母エキス、大豆
粉もしくは無機のアンモニウム塩もしくは硝酸塩又はこ
れらの2種以上からなる混合物が適当である。また必要
に応じてマグネシラ類を培地に添加してもよい。培養は
液体培養が適当であシ、培地の組成は上述の炭素源を0
.1〜10,0% (W/V)に、窒素源を0.1〜5
.0 (w/v)に設定するのが適当である。種培養及
び本培養ともに、培養開始時の培地のPH値を6.5〜
8.5に調整し、25〜40Cの温度で好気的条件下に
実施する。培養方法は通気攪拌培養、往復振盪栢養又は
回転振盪培養が適当である。
上述の本培養で得られた培養物を遠心分離し。
上澄液を採取する。この遠心分離によシ菌体及び不要な
固形物を容易に除去できる。
ここで得られた上澄液を塩酸、硫酸スは硝酸等の鉱酸を
用いてpH1,5〜3.0に調整し、これに活性炭を添
加して30分〜2時間攪拌したのち減圧ν過又は加圧濾
過しp液を得る。添加する活性炭量は上澄液1zに対し
1〜107が適当である。
ここでの処理は吸着による不純物の除去及び脱色を目的
とするものである。
つぎに上述のP液を中和したのち、これに再度活性炭を
添加して攪拌する。1〜24時間放置後活性炭を遠心分
離によY)F取する。中和は水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム又はアンモニア等の塩基を用
いて行う。活性炭量はν液11!に対し20〜50yが
適当である。本発明誘導体CI)の大部分は活性炭に吸
着される。
ν取した活性炭を水洗し、ついで有機溶媒を10〜60
%の割合で含有する含水有機溶媒を用いて吸着した本発
明誘導体CI)を溶出する。有機溶媒としてはメタノー
ル、エタノール、インプロパツール、ノルマルプロパツ
ール又はアセトン等が適当である。なお2本明細書にお
いて、使用する含水有機溶媒の水と有機溶媒との混合比
率は、特に断わらない限シ含水有機溶媒の全容量に対す
る有機溶媒容量の百分率で表示す゛[る。
つぎに上述の工程で得られた溶出液をそのまま又は濃縮
したのち強酸性陽イオン交換樹脂に接触させる。接触方
法はパッチ法又はカラム法のいずれも採用できるがカラ
ム法が好適である。強酸性陽イオン交換樹脂としてはア
ンバーライトI R,Q118、同IR−120B、同
CG−120(以上ローム・アンド・ハース社製)又は
ダウエックス50 W −X 2 (’Fつ・ケミカル
社製)が適当である。ついで樹脂を水洗し、吸着した本
発明誘導体CI)を鉱酸、有機酸又は塩基等を、好適に
は鉱酸を含有する水溶液を用いて溶出し、溶出液を採取
する。鉱酸としては塩酸、硫酸又は硝酸等が。
有機酸としては酢酸等が、塩基としては水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム又はアンモニア水
等が適当である。。
得られた溶出液を中和し、脱塩したのち減圧乾固し、残
留物を凍結乾燥して粗粉末を得る。脱塩は活性炭を用い
た吸脱着処理によシ行う。このようにして得られた粗粉
末の比旋光度:〔α〕罫は+150〜+175° (0
=1.’0.水)であシ、また該粉末の総重量に対する
構成糖含量はフェノール硫酸法(生化学実験横座4糖質
の化学(下)370頁 1976年5月10日東京化学
同人発行)では58.3〜81.6%(w、’w)であ
った。そのほか該粉末の糖質分解酵素2例えば細菌液化
型α−アミラーゼ及びグルコアミラーゼに対する阻害活
性はそれぞれ48〜438単位irq及び315〜4,
500単位/巧であった。
ii)  粗粉末からの本発明誘導体CI)の単離精製
法。
粗粉末からm−1−nが1〜5の化合物1例えばNS1
〜90単離精製は1強塩基性陰イオン交換樹脂カラム又
は逆相分配カラムを使用する高速液体クロマトグラフ法
によシ実施できる(以下液クロ法と略す)。強塩基性陰
イオン交換樹脂カラムとしては日立ゲル#3011−N
(日立製作所■社製)を固定相とするカラムが、逆相分
配カラムとしてはマイクロボンダバックCH(ウォータ
ーズ社製)が適当である。溶出溶媒としてはpH7,0
のリン酸緩衝液1に対してアセトニトリル0,6〜2,
5(容量比)からなる混合液又は65〜80チ含水アセ
トニトリルが適当である。溶出液の分画は検出器の記録
紙上に抽出される各ピークの保持時間(以下Rt値と略
す)を指標として行うと有利である。
またNSI、2及び4については 粗粉末をゲルp過す
る方法(以下ゲル濾過法と略す)又は該粉末をアセチル
化処理したのちシリカゲルカラムクロマトグラフ法で分
離し、得られる各アセチル化物を脱アセチル化する方法
(以下アセチル化法と略す)によっても単離精製するこ
とができる。
ゲル濾過法で使用するゲルとしてはノ(イオゲルP−2
(バイオランド社製)が、溶出溶媒としては水が適当で
ある。アセチル化法において、粗粉末のアセチル化はピ
リジン中で無水酢酸又はアセチルクロライド等のアセチ
ル化剤を用いて行うのが適当である。シリカゲルに吸着
したアセチル化物の溶出は酢酸エチルエステルとベンゼ
ンとの混合液で、それらの混合比率を段階的に調整した
ものを順次使用して行う。具体的には、まずNSIのア
セチル化物を酢酸エチルエステルとベンゼンとの混合比
率が1:3.O〜3.5(容量比;以下同様)の混合液
で溶出し、ついでNS2のアセチル化物を混合比率がl
:2.0〜2.2の混□合液で、NS4のアセチル化物
を1:1.5〜1.8の混合液でそれぞれ順次溶出する
。分離溶出したアセチル化物の脱アセチル化はアンモニ
アを飽和させたメタノール又はエタノール等を用いて行
う。脱アセチル化して得られる各化合物はそれぞれ別個
に強酸性陽イオン交換樹脂を使用するカラムクロマトグ
ラフ法で精製する。
そのほか、NSI及び2につ:いては、活性炭カラムク
ロマトグラフ法によっても粗粉末から有利に単離精製す
ることができる(以下活性炭法と略す)。活性炭に吸着
したNSI及び2の溶出は。
含水ノルマルブタノールを用い、その混合比率が3%を
上限とす名直線濃度勾配溶出法(LinearGrad
ient ElutiOn Method)によシ実施
する。
なお上述の液クロ法、ゲル濾過法、アセチル化法及び活
性炭法において、粗粉末を予め05〜1.5規定希塩酸
又は1.0〜4.0規定のトリフルオロ酢酸水溶液で処
理し、粗粉末中のm+nが6〜13の化合物をm−1−
nが1〜5の化合物及びグルコース又はマルトース等の
中性糖に加水分解し、ついでこれを強酸性陽イオン交換
樹脂に吸脱着させて精製し精製粉末としたのち、それら
の方法を実施すると目的化合物の単離精製は更に有利に
進行する。
つぎに、m+nが6〜13の化合物、即ちN5lO〜1
7の単離精製は、粗粉末を活性炭に吸着させ該活性炭を
5〜20%含水エタノールで十分洗浄したのち、吸着物
質を35〜55%含水インプロパツール又は40〜60
%含水エタノールで溶出し、ついで溶出された物質を逆
相分配カラムを使用する高速液体クロマトグラフ法で処
理することによシ実施することができる。活性炭を5〜
20チ含水エタノールで洗浄することによ91次工程の
高速液体クロマトグラフ法での処理において不都合な物
質1例えばm−1−nが1〜5の化合物及び若干の夾雑
物を除去することができ、目的物の単離精製が有利に達
成できる。高速液体クロマトグラフ法で使用する逆相分
配カラムとしてはマイクロボンダバックCHカラムが、
また溶出溶媒としては55〜70チ含水アセトニトリル
が適当である。゛逆相分配カラムからの溶出液の分画は
各目的化合物のRt値を指標として行う。
上述の製造法によシ得られた各化合物の理化学的性質は
第1表に示す通りであった。各化合物の分子量、Rt値
及び糖−質分解酵素阻害活性の測定並びに各化合物の構
造確認試験は以下のようにして行った。
j) 分子量の測定法 各化合物の分子量は以下のfal〜(C1に示す方法の
いずれか又は2種以上を組合わせ、得られた結果を総合
的に判断して決定した。
ta+  質量スペクトル法 被検化合物又はそのメチル化物のFD又はEIマススペ
クトルを測定し、検出した分子イオンビークから分子量
を算出した。被検化合物のメチル化物は箱守法(Jou
rnal of Biochemistry 55巻2
05頁 1967年)を用いて調製した。
fbl  重合度法 原田らの方法CBiochjmica et Biop
hysica Ac−ta 237巻422頁 197
1年)によシ被検化合物の重合度(Average D
egree of Polymeriza−tion 
)を測定し1重合度から分子量を求めた。
fcl  ガスクロマトグラフ分析法 被検化合物5.0 mlを正確に秤量し、これに2規定
希塩酸2 mlを添加して1.0〜3.0時間加熱還流
し、被検化合物をNSOとグルコースに力日水分解する
。加水分解後の反応液を水で希釈してpH1,5に調整
し、これをダウエックス50W−X2(H”型)のカラ
ム(直径0.6 x 8 cm )に通し、NSOは固
定相に吸着させグルコースはそのまま流出させる。グル
コースの流出は水100m/を用いて行う。
固定相に吸着したN S ’Oは3規定アンモニア水溶
液で完全に溶出する。得られる溶出液中のNSOのモル
数はガスクロマトグラフ法で定量する。定量は絶対検量
線法で行う。一方、流出液中のグルコースのモル数も同
様にガスクロマトグラフ法で定量する。グルコースの定
量値は、予め被検化合物に相応するマルトオリゴ糖を上
述の加水分解条件及びカラム条件で処理した場合におけ
る生成グルコースの損失率を同条件のガスクロマトグラ
フ法で測定し、その損失率を基に修正を行う。ガスクロ
マトグラフ法での条件は以下のように設定する。
試薬:J″MS−P 7. (東京化成工業■社製、ト
リメチルシリル化剤) カラム:3%S F −30,り0モソルブW −HP
(60/80 ) (直径3.0X1000削、ガスク
ロ工業■社製) カラム温度:130〜230tl’(IOC/分の昇温
法による。) 注入剤温度:260t:’ キャリヤーガス:ヘリウム 流速:40m11分 上述のようにして得られたNSO及びグルコースのモル
数からそれらのモル比を算出し、このモル比から被検化
合物の分子量を求めた。なおここで得られたモル比は被
検化合物の構造確認のためのデータjの一部として使用
した。
!り  at値測測定 法(1値は高速液体クロマトグラフ法により以下の条件
A又はBのうち少なくとも一方を採用して測定した。高
速液体クロマトグラフとしては日\r638−50型(
日立製作所■社製)を、検出器としては5hodex 
 RI S E −11型高感度示差屈折計(昭和電工
■社製)を用いた。なお、後述の製造例において単離精
製手段として高速液体クロマトグラフ法を採用した際の
機器もこれらと同一のものを採用した。
+a+  条件A カラム:日立#3011−N(直径2.6X500聴) カラム温度=50C 溶出溶媒ニアセトニ) IJシル−,02モルリン酸緩
衝液(pH7,0)混合液(容量比3:2)流速: 1
<ml1分 子bl  条件■3 カラム二マイクロボンダパツクOTl (i径3.9 
X300酎) カラム温度、20C 溶出溶媒:65係含水アセトニトリル 流速:2.0m11分 iii )  構造確認試験法 (alN31〜9の構造確認法 メチル化分析法(化学の領域増刊132号29L119
81年)に従って、被検化合物を1.2.3゜5.6−
ベンターO−メチルー4−モノ−0−アセチルグルシト
ール、2,3,4.6−テトラ−0−メチル−1,5−
ジー○−アセチルグルシトールもしくは 2,3.6−
)   リ  −0−メ チ ル −1,4,5−ト 
 リ −〇−アセチルグルシトール又はこれらの混合物
に変換し、それらを定量することにより構造確認を行っ
た。
(bl  N51o〜17の構造確認法被検化合物30
m1を40ミリモル酢酸緩衝液(pH4,9) 1 m
lに溶解し、これに同種緩衝液&2meに10’a、P
のβ−アミラーゼ(/グツ社製)を溶解した溶液を添加
し、37Cで6時間反応させる。反応後湯浴上で5分間
煮沸しβ−アミラーゼを失活させ、ついで反応液を遠心
分離して上澄液を採取する。この上澄液に希塩酸を加え
pH1,5に調整し。
これをダウエックス50W−X2のカラム(直径1.0
X15Crn)に通す。カラムの固定相を十分に水洗し
たのち該固定相に吸着した塩基性物質を2規定アンモニ
ア水溶液で溶出する。得られる溶出液を活性炭処理によ
シ脱塩し、ついで減圧乾固して残留物を得る。この残留
物を2 mlの65%含水アセトニトリルに溶解し、こ
れを上述のRt値測定法条件Bで分析し、β−アミラー
ゼによって分解生成された各塩基性物質のRt値及びそ
れらの物質の相対的重量比を測定及び定量する。このR
t値及び相対的重量比から被検化合物の構造確認を行っ
た。
iV)  糖質分解酵素阻害活、性1測定法tar  
α−アミラーゼ阻害活性の測定法可溶性澱粉を0.4%
(W/V )含有する0、 2モル酢酸緩衝液(pH5
,5)2ml!に、水又は被検化合物の水溶液1 ml
を加え37tl’で15分間放置した後。
細菌液化型α−アミラーゼ(結晶標品、シグマ社製)を
0.0004 % (W/V)含望奢2 (: ル酢酸
緩衝H(pH5,5) 1mlを加え、37Cで7.5
分間反応させる。ついで1規定希塩酸5 mlを加え室
温で10分間放置する。この反応液よF) i mlを
取出し、0゜0005規定ヨウ素水溶液10m1を加え
、660nmにおける吸光度を測定する。被検化合物を
含まない反応系において9反応初期の1分間に可溶性澱
分のヨウ素による発色を10%減少させる酵素量を1単
位として表わし、1単位のα−アミラーゼ活性を50チ
阻害する被検化合物の活性を0.5単位(単位は以下A
IUと略す)と定義した。
(bl  グルコアミラーゼ阻害活性の測定法グルコア
ミラーゼ(リゾープス・ニベウス由来の結晶標品、生化
学工業■社製)をo、 o o i%(W/V )含有
する0、2モル酢酸緩衝液(pH5,0) 0.4ml
に水又は被検化合物の水溶液Q、 l mlを加え、4
0Cで10分間反応させた後、可溶性澱粉25チ(w/
v) t 含有f ル0.2規定酢酸緩衝液(pH5,
0)0、5mlを加え、40tl’で15分間反応させ
る。ついでこれに3.5−ジニトロサリチル酸試薬(W
1(ick & H,P、Segbauer、 Met
hods of Enzymatic An−alys
is 885頁 1975年 Verlag Chem
ie。
Weinheim & Academic Press
、 NewYork、 London )l mlを加
えて反応を停止する。該反応液を10分間沸騰湯浴上で
加熱した後、冷却し、IQmeの水を加えて540 n
mで吸光度を測定する。阻害物質を含まない反応におい
て、1分間にo、 i rnfjのグルコースを遊離す
る酵素量を1単位として表わし。
1単位のグルコアミラーゼ活性を50%阻害する被検化
合物の活性を0.5単位(単位は以下OIUと略す)と
定義した。
なお1本発明誘導体〔■〕を含有する粗粉末の糖質分解
酵素阻害活性の測定もここで述べた方法で行った。
−83’t つぎに本発明誘導体(I)の糖質分解酵素阻害活性に基
づく薬理効果をNs2の試験例をもって示す。
1) 血糖低下作用 24時間絶食させたウィスター系ラット12匹を用いて
澱粉投与後のラットの血糖上昇に対するNS2の抑制作
用を試験した。ラットを6匹ずつ2群に分け、一方には
澱粉297kgを、他方には澱粉29/に9とN S 
25 omt/#tを経口投与し。
2時間経過後に採血して血液中のグルコース量をオルト
トルイジンホウ酸洗(臨床病理12巻434頁 196
4年)によシ測定した。結果は第2表に示す通9であっ
た。
第  2  表 ii)  脂質低下作用 24時間絶食させたウィスター系ラット12匹を用いて
NS2の脂質低下作用を試験した。ラットを6匹ずつ2
群に分け、一方にはトライトンWR−1339(シグマ
社製)noorr#g/に9を皮下投与し、他方にはト
ライトンwR−1339400曙/ ic9を皮下投与
したのち1時間後にNS2 10my / kgを経口
投与し、ついで24時間経過後に同量のNS2を再度経
口投与した。トライトンWR−1339投与後36時間
経過したのちに採血し。
血液中の総コレステロール量をザック・ヘンIJ −法
(Zak−Hen17法; American Jou
rnal of C1f’n1=cal Pathol
ogy  27巻583頁 1957年)に準じた方法
で測定した。結果は第3表に示す通りであった。
(以下余白) 第  3  表 以上の試験例から明らかなように9本発明誘導体CI)
は糖尿病、高脂血症又は肥満等の治療薬又は予防薬とし
て有用な化合物である。
本発明を製造例及び参考例をもって更に説明する。
製造例 1 1) 粗粉末の製造 オートミール3.0%(w//V)、ヘプトン1.0%
(W/V )及び塩化ナトリウム05%(W/’V)を
含有するPH7,4に調整された無菌の液体培地にスト
レプトマイセス・フラボクロモゲネスl’4280菌を
接種し、約30Cで2日間回転振盪培養し種培養物1゜
630m/を得た。この種培養物を予め無菌処理された
上述の液体培地と同様な組成を有する生産用培地150
1に移植し、300J容量のジャーファーメンタ−を用
いて約300で6日間本培養した。本培養開始時のPH
は7.49通気量は1501/分1回転速度は25 O
r、 p、 m、で行った。
つぎに2本培養して得られた培養物を遠心分離し、上澄
液1331を得た。この上澄液を12規定希硫酸を用−
てp82.5に調整し、これに6702の活性炭を添加
して1時間攪拌したのち加圧ν過し、P液1311を得
た。
このP液を10規定水酸化ナトリウム水溶液で中和し、
これに4.60 Ofの活性炭を添加して攪拌し、12
時間放置した。放置後活性炭を遠心分離により戸数した
戸数した活性炭を水洗し、ついで吸着物質を50チ含水
イソプロパツールで溶出し、溶出液1041を採取した
。この溶出液をダウエックス50W−X2(H+型)の
カラム(直径8.0×100crn)に通し、固定相を
十分水洗いしたのち吸着した物質を2規定希塩酸で溶出
し、溶出液211!を採取した。
この溶出液を10規定水酸化ナトリウム水溶液を用いて
中和し、活性炭処理して脱塩したのち減圧乾固し、つい
で凍結乾燥して本発明化合物〔I〕を含有する淡黄色の
粗粉末1482を得た。粗粉末の理化学的性質は以下の
通シであった。
比旋光度;〔α〕郭=+163°(0=1.0.水)総
重量に対する構成糖含量i72.6%糖質分解酵素阻害
活性i 309A I U/r191.412 G I
 U/m1 ii)NSI〜9の単離精製(液クロ法)上述の粗粉末
2002を1規定希塩酸200m1に溶解し、約128
Cで10.分、間攪拌し加水分解を行った。得られた反
応液を水で希釈し、PH1,5に調整し、これをダウエ
ックス50 w −x 2 (H+型)のカラム(直径
4.0X25Crn)に通したのち十分に水洗いした。
カラムの固定相に吸着し次物質を1規定アンモニア水溶
液で溶出し、これを減圧乾固したところ精製粉末7.2
2を得た。この精製粉末を約200 mlの水に溶解し
、これを活性炭カラム(直径6.0x50c1n)に通
した。固定相を5%含水エタノールで洗浄し、ついで固
定相に吸着した物質を40%含水エタノールで溶出した
得られた溶出液を減圧乾固し、白色粉末3.82を得た
。この粉末を70%含水アセトニトリル55m1 K 
m解し、これをマイクロボンダバックcHカラム(直径
3.9X300g)を使用する高速液体クロマトグラフ
法(流速2、Q ml /分、溶出溶媒70% 含水7
セトニトリル)によ、j) Rt値を指標として分画し
た。指標としたRt値はそれぞれ4.8分、5.9分、
6.9分、7.7分、89分、99分、11.2分。
12.2分及び145分であった。得られた各分画液を
各々約5 ml容量になるまで減圧濃縮し、ついで遠心
分離して上澄液を採取した。この各上澄液を減圧乾固し
、得られた残留物をそれぞれ一昼夜真空乾燥したところ
、  450rruJe−N S 1. 275mgの
NS2,140mPのNS3,360wJのNS4.2
16■のN85,204曙のN86,128mgのN8
7,150−mIのNS8及び66mPのNS9をそれ
ぞれ白色粉末として得た。
製造例 2 製造例1の1)の工程で得られた粗粉末700m1を2
規定トリフルオロ酢酸水溶液7 mlに溶解し。
約120Cで20分間攪拌下に加水分解した。得られた
反応液を水で希釈しpH1,7に調整した。この調整液
をダウエックス50W−X2(H+型)のカラム(直径
20×10cm)に通し、固定相を十分水で洗浄したの
ち、該固定相に吸着した物質を1規定アンモニア水溶液
で溶出した。得られた溶出液を減圧乾固したところ精製
粉末360曙を得た。この精製粉末を2mlの水に溶解
し、これを・くィオゲルP−2(400メツシユ)のカ
ラム(直径1.6xi00m)を用いてゲル濾過を行っ
た。
溶出溶媒は水を使用し、流速は2.0 ml /時、カ
ラム温度は55Cになるように設定した。ついで前述の
Rt値測定法条件Bで測定したRt値がそれぞれ3,3
分、3.9分及び4.6分であった分画液を採集した。
採集した各分画液を減圧乾固し、−昼夜真空下で乾燥し
たところ40■のNSI、19■のNS2及び10ツの
NS4をそれぞれ白色粉末として得た。
製造例 3 NSI、2及び4の単離精製(アセチル化法)製造例1
のi)の工程で得られた粗粉末2.02を2規定のトリ
フルオロ酢酸水溶液40m1中で2時間、約950に加
熱して加水分解した。得られた反応液を水でPH1,1
まで希釈し、これをアンバーライトIR−118のカラ
ム(直径2. OX 20crn)に付し、十分水洗後
、固定相に吸着した物質を1規定のアンモニア水溶液で
溶出した。この溶出液を減圧乾固したところ精製粉末0
,8tを得た。
との粉末を49m1の無水酢酸−ビリジン混合液(容量
比1:1)に溶解し、室温で一昼夜放置してアセチル化
した。この反応液に氷水4 ’OOmlを注入し30分
間攪拌したのち、これにクロロホルム15(llを添加
した。ついでクロロホルム層を分取し、該層を水3 C
)Oml、  0.05規定希塩酸300m1及び水3
QQmlで順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
。このようにして得られたクロロホルム溶液を減圧乾固
したところ、精製粉末のアセチル化物1.42を得た。
このアセチル化物をベンゼンIQmlに溶解し、これを
固定相として1007のシリカゲル(230〜400メ
ツシユ)を用いたカラムに通した。固定相に吸着した物
質を酢酸エチルエステル−ベンゼン混合液(容量比1:
30)で溶出し、得られ念溶出液を減圧乾固したところ
NSIのアセチル化物3 ’10 IQを得た。ついで
同様にして該固定相に残存する吸着物質を順次、混合溶
量比を1:2.0及び1:1.8に調製した酢酸エチル
エステル−ベンゼン混合液で溶出し。
NS2及び4のアセチル化物をそれぞれ113〜及び7
3m1得た。各化合物のアセチル化物をそれぞれ過剰量
のアンモニア飽和メタノール溶液中で。
室温下12時間攪拌することによシ脱アセチル化した。
この反応液を減圧乾固し、得られた各残留物を0.05
規定希塩酸3 mlにそれぞれ溶解した。
得られた各溶液を別個にダウエックス50W−X2(H
+型)のカラム(直径20×20crn)に通し。
固定相を十分に水洗したのち吸着物質を1規定アンモニ
ア水溶液で溶出した。各溶出液を減圧乾固し、真空下で
一昼夜乾燥したところ、165”PのNSI、60ツの
NS2及び38曙のNS4をそれぞれ白色粉末として得
た。
製造例 4 製造例1の1)の工程で得られた粗粉末1007を2規
定のトリフルオロ酢酸水溶液500m6に溶解し、攪拌
下に2.5時間約95Cに加熱して加水分解した。得ら
れた反応液を水でPH2,0になるよう希釈し、これを
アンバーライトIR−1180カラム(直径4.0×2
5Crn)に通し、固定相を十分に水洗したのち吸着物
質を1規定アンモニア水溶液で溶出した。この溶出液を
減圧乾固し、得られた精製粉末を水200m1に溶解し
、ついでこれを活性炭カラム(直径45×45crn)
に通した。
このカラム固定相に吸着した物質を、混合比率3チを上
限とする含水ノルマルフリノールで直線濃度勾配溶出法
により溶出した。ついで前述のRt値測定法条件Bでの
Rt値が3.3分及び39分を示した分画液−を各々採
集した。採集した両分両液を別個に減圧乾固し、真空下
に一昼夜乾燥したところ、510m!jのNSI及び3
20■の1jS2の白色粉末を得た。
製造例 5 製造例1のi)の工程で得られた粗粉末502を水7Q
mlに溶解し、これを活性炭カラム(直径4、ox6o
Crn)に通した。固定相を゛10チ含水エタノールで
士4分に洗浄し、該層に吸着した物質を50%含水イソ
グロパノールで浴出し、これを減圧乾固したところ白色
粉末4.12を得た。この粉末を65%含水アセトニト
リル82m1に溶解し。
これをマイクロボンダパックOHカラム(直径3.9X
300+11111)を使用する高速液体クロマ、トゲ
ラフ法(流速2.0 ml /分、溶出溶媒65係含水
アセトニトリル)によp Rt値を指標として分画した
指標としたRt値はそれぞれ7.5〜8.8分、9.2
〜106分、10.9〜12.6分、13.0〜15.
1分、15.7〜18.0分、18.6〜21.3分、
21.7〜25.5分及び26.2〜306分であった
。得られた各分画液を各々約5 ml容量になるまで濃
縮し。
ついで遠心分離して各上澄液を採取した。この各上澄液
を減圧乾固し、真空下に一昼夜乾燥したところ。
245哩のN5I0,271■のN S 11.282
ffのN512,31(1,FのN513,174m、
PのN814.69m、VのN515.42mPのNS
I 6及び21曙のN517をそれぞれ白色粉末として
得た。
参考例 N S○の製造 製造例1の1)の工程で得られた粗粉末5.02を2.
5規定希塩酸35m1φ中で1.5時間加熱還流し加水
分解した。この反応液を水で希釈しPH1,5に調整し
、これをダウエックス50 W −X 2 (H”型)
のカラム(直径3.0X30(7F+)に通した。カラ
ムの固定相を十分に水洗したの、ち吸着した物質を、、
・ ′:・ 3規定アンモニア水溶液で溶出した。この溶出液を減圧
乾固し、得られた残留物を水50m1に溶解した。この
溶液をダウエックス1−X2(OH−型;ダウ・ケミカ
ル社製)のカラム(直径3.0X20crn)に通し、
流出液を採取した。カラムの固定相を水800m1で洗
浄し、洗浄液と該流出液とを一つにまとめて減圧乾固し
、白色粉末0.6?を得た。
、この粉末を4Qmlの無水酢酸−ピリジン混合液(容
量比1,1)に浴解し、室温で12時間攪拌した。この
反応液を氷水400 mlに注入し30分間攪拌したの
ちこれにクロロホルム150m1を添加した。ついでク
ロロホルム層を分取し、該層を水900ml、  0.
05規定希塩酸9ooml及び水900m1で順次洗浄
したのち、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られたク
ロロホルム溶液を減圧乾固したところ残留物1,12を
得た。この残留物をトルエン10m1K溶解し、これを
固定相として1202の7す力ゲル(70〜230メツ
/コ)を用いたカラムに通し、固定相に吸着した物質を
トルエン−酢酸エチルエステル混合液(容量比2:1)
で溶出した。得られた溶出液を減圧乾固し、NSOのヘ
キサアセテート490Tn:iを得た。この化合物を過
剰量のアンモニア飽和メタノール溶液に溶解し、30分
間攪拌することにより脱アセチル化した。この反応液を
減圧乾固し、得られた残留物を005規定希塩酸10m
1に溶解し、これをダウエックス50W−X2(H+型
)のカラム(直径20×20cm)に通し、固定相を十
分水洗したのち吸着物質を1規定アンモニア水溶液で溶
出した。この溶出液を減圧乾固し、真空下で一昼夜乾燥
したところ250m1のNSOを白色粉末として得た。
元素分析(C□3■ち□NO8として):理論値部) 
 c、  48.90  H,6,63N、  4.3
9実測値(彌   48.88   6,78   4
.38分子量;319 Eエマススベクトル m/2  319  M” F Dマススペクトル m/z  320  (M + 1.()”Rt値(R
t値測定法条件B)、2.6公比旋光度:〔α〕罫−十
62°(C=0.5.水)紫外線吸収スペクトル(水溶
液); 末端吸収を示す。
赤外線吸収スペクトル(KBr錠、ν  crn−’ 
) iaX 3400、 2930. 1080 溶剤に対する溶解性 水、メタノールに易溶、エタノール、ジメチルスルホキ
ンドに可!、ベンゼン、ノルマルヘキサンに不溶 塩基性、酸性、中性の区別 塩基性 NSOのヘキサアセテートの融点: 2045〜206C N S Oのヘキサアセテートの核磁気共鳴スペクト 
ル (200λ4Hz、   CDCl3.   pp
m  )   ;1.39 3H,a  、r=6.3
4203〜2.10 18H 3.33  LH,a、a  J、=8.30.J2=
4.643.50  1H,d  J=2.443.7
4 1H,d、d  J、=8.05.J2=2.44
3.84 1H,d  J=11.964.33 1H
,d、  d  J□=8.05.  J2=7,32
4.43 1H,d  J=11.964.94 1H
,d、  d  J、=6.34.  J2=4.64
5.02  LH,d  J=3.915.30 1H
,d、  d  J、=6.84.  J2=3.91
5.32 1)(、d、d  J、=9.77、J2=
7.325.57 1H,d、d  J、=8.30.
J2=6.84出願人 東京田辺製薬株式会社 代理人 久高将信(外−名) 手 続 補 正 書(方式) 昭オロ57年8月26日 特許庁長官 若 杉 和 夫   殿 1、事件の表示 特 願  昭、7− 55,487号 2発明の名称 新規なアミノオリゴ糖誘導体 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京田辺製薬株式会社 4代理人 6、補正の対象 願書及び明細書全文 7、補正の内容 別紙のように願書及び明細書の浄書(
内容に変更なし)を提出します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (式中mは0−12の整数を、nは1〜13の整数を表
    わし、且つm−)nが1〜13の整数である仁とを表わ
    す。)で示されるアミノオリゴ糖誘導体。
JP57055487A 1982-04-05 1982-04-05 新規なアミノオリゴ糖誘導体 Granted JPS58172400A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4990500A (en) * 1986-08-13 1991-02-05 Hoechst Aktiengesellschaft Oxirane pseudooligosaccharides, a process for their preparation, their use and pharmaceutical preparations
WO1996020945A1 (en) * 1994-12-30 1996-07-11 Chong Kun Dang Corporation Novel aminooligosaccharide derivative and process for preparing the same
CN104082320A (zh) * 2014-07-18 2014-10-08 江苏省绿盾植保农药实验有限公司 一种含有氨基寡糖素和苯噻菌胺复配的杀菌组合物及其应用

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