JPS5817065Y2 - 鎖樋用重錘 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鎖樋の揺動を防止するための鎖樋用重錘に関す
る。

鎖樋は、筒状竪樋と異なり、風等の影響を受けて揺動し
て充分な機能が発揮され難いものである。

本考案は樋としての機能に支障を生じさせることのない
ようにするために、重錘体の下部に開口した空洞部を形
成し、該重錘体の上部に鎖樋吊下部を有する上部係止体
を設けるとともに、空洞部内に固定用止部を有する下部
固定体をその固定用止部が空洞部の開口より外方に突出
することなく設け、該固定用正体には連結材を介して接
地用正体を連結し、かつ上記空洞部は接地用正体の接地
面上突出部分と連結材を収納し得る太きさとしてなる鎖
樋用重錘を提供する。

以下一実施例として示した図によって本考案を更に説明
する。

第１図は本考案に係る重錘を示している。

１は重錘体であり、下部に空洞部２を有している。

この空洞部２は下方に開口３し、重錘体１の下面はこの
開口３を含んで平坦な形となっている。

この重錘体１の頂部中央には、鎖樋に係着できるような
鎖樋吊下部５を上端部に有した上部係止体４が螺着しで
ある。

鎖樋吊下部５は図で示しであるようにフック状であると
施工性が良いが、この形にかぎるものではない。

又、上部係止体４は、図で示しであるように重錘体に螺
着しであると、上部係止体４の突出長さが適宜調整する
ことができることや該上部係止体４自体を取替えること
ができるので好適であるが、取外しできないように固着
してあってもよい。

一方、重錘体１の空洞部２は後述する下部固定体６及び
接地用正体９と連結材１０を収納し得る大きさとし、こ
の空洞部２内には重錘体１を地面側に連結固定できるよ
うな固定用止部７を下端部に有した下部固定体６が螺着
しである。

この固定用止部７は、空洞部２内に位置し、開口３から
外方に大きく突出することのないように設定することが
肝要である。

図においては固定用止部７をフック状とし、下部固定体
６は重錘体２に対し螺着して示しであるが、これは前記
上部係止体４の場合と同様にこれにかぎるものでなくそ
の変更は可能である。

上記構成の重錘は、第２図、第３図に示しであるように
、上部係止体４を鎖樋８の下端に係止して重錘を吊下す
るとともに、下部固定体６を地面側（コンクリート部そ
の他任意個所）に固着しである接地用正体９に連結して
用いるものである。

この際、下部固定体６と接地用正体９との連結は鎖樋の
長さや接地面の状況等に応じ、ワイヤ等の連結材１０を
介して行うのが好筐しい○第２図は重錘が宙釣り状に固
定された場合、第３図は重錘が接地した場合を夫々示し
である。

尚、本考案の重錘において、その空洞部を重錘体の一側
面下部若しくは一側面下部から下面に亘って開口させる
と共に下部固定体を該開口に向って空洞内に側方に突設
するようにすれば、その重錘は地面側の突出部等の側面
に固定することができ一層適用範囲が広がり好適である
。

本考案は重錘を上記のように横取してなるのであるから
、重錘は鎖樋下端部にも地面側にも簡単に取付けること
ができる。

しかも、取付けた重錘は熱論のとと鎖樋自体のぶらつき
や移動を防止しうるものである。

また、空洞部を設け、その空洞部内に下部固定体を外方
に突出することなく設けたものであるので、重錘の接地
性が良く安定するものである。

その上、重錘は接地用正体が接地側に固着されることに
より、接地面の状況に係わりなく又鎖樋の長短に制約さ
れることなく固定することができる。

同時に重錘を接地側に固定している部分やたるみをもっ
た連結材がは望見えなくなり、この部分の外観を好ｔＬ
＜Ｌ、更に雨水が下部固定体に当りにくいので錆を発生
しにくクシ、重錘の有効な長期使用を可能にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る重錘の一例縦断面図、第２図、第
３図はいずれも第１図重錘の使用状態を示す一部断面図
。 符号１は重錘体、２は空洞部、３は開口、４は上部係止
体、６は下部固定体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 重錘体の下部に開口した空洞部を形成し、該重錘体の上
   部に鎖樋吊下部を有する上部係止体を設けるとともに、
   空洞部内に固定用止部を有する下部固定体をその固定用
   止部が空洞部の開口より外方に突出することなく設け、
   該固定用正体には連結材を介して接地用正体を連結し、
   かつ上記空洞部は接地用正体の接地面上突出部分と連結
   材を収納し得る太きさとしてなる鎖樋用重錘。