JPS5816662Y2

JPS5816662Y2 - 電動歯ブラシ

Info

Publication number: JPS5816662Y2
Application number: JP1979118892U
Authority: JP
Inventors: 昇白金
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1979-08-28
Filing date: 1979-08-28
Publication date: 1983-04-04
Also published as: JPS5636229U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は一対のブラシ体べよって歯を両側より押圧し、
歯の表裏を同時にみがく電動歯ブラシに関する。

・従来、電動歯ブラシは単一のブラシ体の往復
揺動によって歯を清掃していた。

しかし往復揺動では歯と歯の間にはさまったものを除去
する場合、ブラシ体の清掃方向が交換するため、同一方
向にブラシ体で清掃する場合と比較するとかなり効率が
悪いという欠点が生じる。

そこで、本考案は上記問題点を考慮し、ブラシ体の回転
を一定方向とし、しかも一対のブラシ体により歯の表裏
を同時に清掃する効率の良いものを提供するものであり
、その特徴とするところは握り部本体と、該本体に一端
が固定された筒状固定アームと、該固定アームに対して
略平行状に配置され、かつ間隔調整自在に一端が握り部
本体に支持された筒状可動アームと、固定アーム及び可
動アームの各々に内通されたシャフトと、各シャフトの
一端に設けられ、かつ両アームの対向方向側が夫々露出
したブラシ体と、握り部本体内部に設けられ、かつ各シ
ャフトを互いに逆回転させる駆動機構とを備えた電動歯
ブラシであって、前記可動アーム側のシャフトの一端が
フレキシブルジヨイント部材により駆動機構に連動連結
され、前記両アームのブラシ体側を互いに離反する方向
に常時付勢する付勢部材が設けられた点にある。

以下、図示の実施例について本考案を詳細に説明すると
、第１図乃至第３図において、１は合成樹脂等より形成
された握り部本体で、細長の箱型形状をしており、その
長手方向の一方にテーパ部２を形成している。

３は円筒状の固定アームで、テーバ部２一端より、握り
部本体１の長手方向に延設さね握り部本体１と共に一体
的に成形されている。

また、固定アーム３内にはシャフト４が挿通されており
、該シャフト４は固定アーム３及び握り部本体１によっ
て回転自在に支持されている。

またシャフト４の一端は握り部本体１の中央部分普で延
設さｔ′ＬＸ２つの歯車５，６が固着されている。

一方の歯車５は握り部本体１に固定されたモータ１の歯
車８と噛合し、他方の歯車６はシャフト４と平行して握
り部本体１に回転自在に支持されたシャフト９に固着さ
れた歯車１０と噛合している。

尚、歯車６と歯車１０とは同径である。従って、前記モ
ータ７、歯車５，６，８，１０、シャフト９によって駆
動機構を構成している。

オた前記シャフト４の他端は固定アーム３より適宜長さ
突出して、第３図に示す如く断面長方形の角柱保合部１
２を形成している。

１３はブラシ体で、円柱体１４０周表面に径方向放射状
に多数のブラシを植毛したもので、円柱体１４の中心部
に設けられた前記保合部１２と対応する保合孔部１５に
よって、シャフト４の保合部１２に嵌合されており、シ
ャフト４と共に一体回転するよう装着されている。

１６は円筒状の可動アームで、前記固定アーム３と略同
長さを有し、固定アーム３と略平行に配置され可動アー
ム１６の一端は握り部本体１のテーパ部２端の開口部１
７を挿通し、可動アーム１６の両側に突出する突部１８
を握り部本体１０案内溝１９に係合させ、可動アーム１
６が開口部１７及び案内溝１９に沿って、第１図の仮想
線で示す如く固定アーム３方向に摺動移動可能に支持さ
れている。

また可動アーム１６内にはシャフト２０が挿通されてお
り、該シャフト２０は可動アーム１６によって回転自在
に支持されている。

このシャフト２０の一端は握り部本体１内に適宜長さ突
出し前記シャフト９の可動アーム１６側の一端とフレキ
シブルジヨイント１１によって連結されている。

前記ジヨイント１１は中央部がスプリングで、両端にネ
ジにより軸を固定する固定具を備えたフレキシブルジヨ
イント部材を構成シている。

また前記シャフト２０の他端は、固定アーム３と同じ構
成で角柱保合部１２にブラシ体１３を嵌合している。

さらに前記両ブラシ体１３．１３を覆うべくカバ一体２
１．２１が固定アーム３及び可動アーム１６に着脱自在
に嵌着されている。

前記カバ一体２１はブラシ体１３の自由端側か閉塞され
た有底円筒状とされ、かつカバ一体２１０周面−側に軸
方、向の開口部２２が設けられ、第３図に示す如くその
カゴく一体２１の径方向断面が半円より太・なる円弧状
、所謂Ｃ字状に形成されており、その開口部２２よりブ
ラシ体１３の一側のブラシを突出させている。

そしてブラシ体１３０回転を介してそのブラシが前記開
口部２２より連続的に出没自在に突出するよう構成され
ている。

また前記各カバ一体２１．２１は第３図に示す如く、互
いの開口部２２．２２を対向して配置されている。

２３はゴムカバー（付勢部材）で、その一方は開孔部２
４．２５に両アーム３，１６が挿通され、他方は握り部
本体１のテーパ部２で密着し、握り部本体１への水の浸
入を防止している。

また、ゴムの弾性作用によって、両アーム３，１６のブ
ラシ体１３，１３ｉ［ＩＪを互いに離反する方向に付勢
している。

本考案の実施例は以上のように構成されているので、使
用する場合は、電源によってモータ７が回転し、駆動機
構によりブラシ体１３．１３がシャツ）４．２０と共に
回転する。

そこで歯２６の両側にブラシ体１３を位置し、固定アー
ム３側に可動アーム１６を移動させ、歯２６の表裏両側
をブラシ体１３で第３図に示す如く押圧しながら清掃す
る。

従って、歯２６の表裏を同時に清掃できるため、従来の
半分の時間で歯２６をみがくことができる。

また、第３図に矢印で示す如く、歯２６の根元から先端
方向に互いのブラシ体１３が逆回転しているので、歯２
６と歯２６の間にはさ１ったものでも、両側よりブラシ
体１３でかき出されるため効率よく除去される。

またブラシ体１３の交換もカバ一体２１を取外すだけで
簡単に行なうことができる。

さらに、歯に対向したブラシ体１３のブラシ部分を除い
て、一定方向に回転しているブラシ体１３，１３の他の
部分やシャツ）４．２０が、カバ一体２１．２１及び各
アーム３，１６によって完全に覆われているので、皮膚
の弱い口内内壁□等を傷めるおそれがなく、安全性が大
である。

またブラシ体１３の自由端側もカバ一体２１で閉塞され
ているので、ブラシ体１３を口内に出し入れする際にお
いても口内を傷めるトそれがない。

また、押圧する強さは適宜、指で調整すればよへさらに
上側の歯２６及び下側め歯２６の清掃或は左右の歯２６
の清掃に際し、握り部本体１の上下を逆に持ち換えるだ
けでよく、“何等ブラシ体１３の回転方向を換える切り
換えスイッチ等の機構がいらず、構成が簡素化できる。

□尚、本考案の実施例において、フレキシブルジヨイン
ト１１にスプリング式のものを使用しているが、ゴムパ
イプ或は可撓性樹脂パイプでもよく、実施例のものに限
定されない。

またブラシ体１３のシャツ）４．２０への固着方法もネ
ジの締結による着脱方法であってもよい。

さらに電源は電池でも電気でもよく、電池を握り部本体
１に内蔵する構成としてもよい。

また両アーム３，１６０ブラシ体１３．１３側を互いに
離反方向に付勢するのにバネ材を用いてもよい。

また水の浸入防止もシール部材を利用してもよい。

鵞た握り部本体１、固定アーム３、可動アーム１６、カ
バ一体２１等の形状も実施例のものに限定されない。

さらに各アーム３，１６とカッ・一体２１とが一体であ
ってもよい。

本考案は以上のように固定アーム及び可動アームの各々
に内通されたシャフトに設けられたブラシ体を駆動機構
によって互いに逆回転させ、固定アーム側に可動アーム
を移動させ、両ブラシ体によって歯の表裏を押圧しなが
ら清掃する構成であるので、歯の表裏を同時に清掃でき
るため、短時間で歯をみがくことが可能であり、しかも
歯間にはさ渣ったものの除去に対しても歯の両側より同
方向にかき出すので効率よく清掃できる。

また、押圧する強さは適宜、指で調整すればよい。

さらに上側の歯及び下惧１１の歯の清掃或は左右の歯の
清掃に際し、握り部本体の上下を逆に持ち換えるだけで
よく、伺等、ブラシ体の回転方向を換える切り換えスイ
ッチ等の機構がいらず、構成が簡素化できる。

ｌたシャフト等の回転部分がアーム等で覆われているの
で、皮膚の弱い口内内壁等を傷めるおそれがなく、安全
性が犬である。

さらに両アームのブラシ体側を互いに離反する方向に常
時付勢する付勢部材が設けられているので、固定アーム
側に可動アームを押圧移動させて歯をみがき、押圧を解
除すれば、ブラシ体間が自動的に開き、歯の清掃解除状
態となり、次の歯に移動して同様の操作を繰返せばよく
、歯みがき作業が容易化される。

１九駆動機構よりフレキシブルジヨイント部材を介して
、可動アームのシャフトを駆動する構成としているため
、可動アームの移動に際して例等支障を生じず、常に安
定した回転が得られ、また構成も簡単であるという利点
を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は横断面平面図、
第２図は側面図、第３図は本考案の実施例によって歯を
みがいている状態を示す説明図である。１・・・・・・握り部本体、３・・・・−・固定アーム
、４・・・・・・シャフト、５，６・・・・・・歯車、
７・・・・・・モータ、８・・・・・・歯車、９・・・
・・・シャフト、１０・・・・・・歯車、１１・・・・
・・フレキシブルジヨイント、１３・・・・・・ブラシ
体、１６・・・・・・可動アーム、２０・・−・・シャ
フト、２１・・・・・・カバ一体、２３・・・・・・ゴ
ムカバー、２６・・・・・・歯。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

握り部本体１と、該本体１に一端が固定された筒状固定
アーム３と、該固定アーム３に対して略平行状に配置さ
ねかつ間隔調整自在に一端が握り部本体１に支持された
筒状可動アーム１６と、固定アーム３及び可動アーム１
６の各々に内通されたシャツ）４，２０と、各シャツ）
４，２０の一端に設けられ、かつ両アーム３，１６の対
向方向側が夫々露出したブラシ体１３．１３と、握り部
本体１内部に設けられ、かつ各シャフト４，２０を互い
に逆回転させる駆動機構５，６，７，８゜９．１０とを
備えた電動歯ブラシであって、前記可動アーム１６側の
シャフト２０の一端がフレキシブルジヨイント部材１１
により駆動機構５，６７、．８，９．１０に連動連結さ
れ、前記両アーム３．１６のブラシ体１３．１３側を互
いに離反する方向に常時付勢する付勢部材２３が設けら
れたことを特徴とする電動歯ブラシ。