JPS5816322Y2

JPS5816322Y2 - 美容装置

Info

Publication number: JPS5816322Y2
Application number: JP1978125235U
Authority: JP
Inventors: 淳西見
Original assignee: ハラ株式会社
Priority date: 1978-09-11
Filing date: 1978-09-11
Publication date: 1983-04-02
Also published as: JPS5541146U

Description

【考案の詳細な説明】本案は美容装置に関する。

従来の霧発生装置は水を沸騰させて熱い水蒸気をボンネ
ット中に噴出させるもので、時に火傷をおこすほか、コ
ールドパーマネントウェーブにおいては、第１液、第２
液等の塗布にスポイト等の別の器具を要して行なうため
に、均一に塗布できず、しかも作業が煩雑という問題が
あった。

またボンネットを装着したスタンドとは別体にワゴン等
の移動車を用意しこれにブロワ−を搭載した噴霧器も提
案されているが、これも粗大な霧を供給するに止まり、
セット、カット等の整髪作業においてやはり問題があっ
た。

本考案は、叙述のような問題点を解決すると共に、薬液
の冷い微細な霧の発生により美顔器としても利用出来る
ものを提供することを目的とする。

以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図は一部切欠正面図であって、符号１で示す霧発生
装置が、脚兼用の筒状柱２を有した移動可能台３に搭載
された状態を示す。

符号３ａは載置板、４は他の脚、５は車輪である。

前記の霧発生装置は吸気口６を除いて気密の箱体１６の
中に、送風機７が設けであると共に、超音波発生器１２
の超音波振動子８を槽底の一部とする水槽９に薬液槽１
０が着脱自在に密嵌合されている。

符号１１は金属薄板のダイヤフラムであり薬液槽底部の
一部をなしている。

前記薬液槽の蓋１３に開設した人口１７と箱体１６の天
井部分の間には送風機１４が、また、鉄蓋１３に開設し
た出口１８より上方へ可撓性の送霧管１５が突出状に、
それぞれ設けられている。

第１図の実施例について使用方法を説明する。

筒状柱２に、ヘアースチーマ−Ｂを止着した支柱Ｓを嵌
着し、該ヘアースチーマ−と送霧管１５を、適宜の継手
Ｔと導管りを介して連結し、送風機７と超音波振動子８
を作動させると、水槽９の水Ｍ上に浮遊した状態に嵌合
された薬液槽１０の中の所要の薬液Ｙはその液表面より
霧状に飛散（矢印Ｈ）シ、送風機による風（矢印Ｋ、
Ｋ’、Ｋ”、Ｋ”’）に帯同されてヘアースチー
マ−内の頭髪に散布される。

別の使用方法としては、送霧管１５の先端を直接頭髪あ
るいは顔面に臨ませて薬液の霧を散布することができる
。

前記の所要の薬液とは、例えば、２浴式コールドパーマ
ネントにおける第１液（例、チオグリコール酸アンモニ
ウム塩４〜７％水溶液）、中間リンス液（例、酢酸３〜
５％）、第２液（例、ブロム酸カリ５〜１０％）、およ
びペアーコンディショナー液（例、ステアリン酸水溶液
）であり、また例えば、１浴式コールドパーマネントに
おけるチオグリコール酸アンモニウムの稀薄水溶液、さ
らに例えば常温式コールドパーマネントにおける亜硫酸
塩水溶液である。

あるいはこの他に洗顔料や化粧水を美顔の目的で、また
、香水を室内に散布するため、あるいは真水を室内加湿
の目的で、種々随意に選択できる。

特に、多種の薬液を関連して相前後して使用する２浴式
のコールドパーマネントの場合には、霧発生装置１に装
着されるべき超音波振動子８とこれに対応した水槽９の
数を充分に多くしておけば好都合である。

また該霧発生装置を収容した箱形容器の中に紫外線ラン
プを設けることによって霧を運ぶべき空気の中のオゾン
含有量を高め種々の美容効果を附加することもできる。

以上の如く本考案は、送風機を内設した箱体の一部に超
音波発生器を付設した水槽を設けると共に、該水槽に送
風用の人出口を開設した薬液槽を着脱自在に密嵌合し、
該入口と上記箱体を送風管で接続し、かつ該出口に送霧
管を設けて、上記超音波発生器による振動により薬液槽
の液表面から発生する霧を送風により送霧管より散布す
るようにした霧発生装置を形成し、かつ該霧発生装置を
筒状柱を有した移動可能台に付設した構成であるから、
種々の薬液を入れた薬液槽１０の水槽９に任意に取り替
えできると共に、超音波を利用して常温の任意の薬液の
微細な霧を大量に発生させることができて、頭髪等に向
けて均一かつ迅速に散布することができる。

しかも従来のように水を沸騰さ１せるための立上り時間
を必要とせずスイッチを入れると同時に上記の霧が得ら
れ、従来の装置において薬液の霧を直接発生できなかっ
たという欠点を解消し所期目的を有効達成したものであ
る。

さらに、頭髪を被覆するヘアースチーマ−を止着しまた
支柱を移動可能台の筒状柱に嵌着すれば、そのままコー
ルドパーマネント用の装置とすることができるなど、本
案の実用上の効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

図は本案の実施例を示すもので、第１図は第１の実施例
の一部切欠正面図。１・・・・・・霧発生装置、２・・・・・・筒状柱、３
・・・・・・移動可能台、７・・・・・・送風機、９・
・・・・・水槽、１０・・・・・・薬液槽、１２・・・
・・・超音波発生器、１４・・・・・・送風管、１５・
・・・・・送霧管、１６・・・・・・箱体、１７・・・
・・・入口、１８・・・・・・出口。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

送風機７を内設した箱体１６の一部に超音波発生器１２
を付設した水槽９を設けると共に、該水槽９に送風用の
人出口１７．１８を開設した薬液槽１０を着脱自在に密
嵌合し、該入口１７と上記箱体１６を送風管４で数続し
、かつ該出口１８に送霧管１５を設けて、上記超音波発
生器１２による振動により薬液槽１０の液表面から発生
する霧を送風により送霧管１５より散布するようにした
露見装置１を形成し、かつ該霧発生装置１を筒状柱２を
有した移動可能台３に付設したことを特徴とする美容装
置。